雨滴


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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雨の日に運転していると、フロントウインドウに雨粒が付く。
ワイパーを作動させて、その雨滴を払う。
雨の強さに応じて、ワイパーの動きを速くする。

それはいいのだが、昔から僕はこの雨滴が気になって仕方がなかった。
目の前のガラスに雨粒が付いて、視界が妨げられるのが嫌なのだ。
とにかく払いのけたくて仕方がなくなる。

ワイパーを激しく動かせば、もちろん雨滴をどんどん払いのけてくれる。
しかしそれほどの雨量でないのに、ワイパーをシャカシャカ動かすのもおかしい。
周りの車を見ても、意外にワイパーを激しく動かしている人は少ない。
気にしているのは僕だけなのだろうか・・・

そもそも運転するためには、常に目の前はクリアにして、視界を良好にしておかないといけないはずだ。
そこに水滴が大量にがボツボツとくっついて邪魔をするのだ。
平気でいられる方がどうかしている(笑)

車にはワイパーを動かす速度や頻度を変えるスイッチがある。
昔乗っていた車は、スイッチでワイパーの速度を連続的に調節できた。
スイッチを微妙に回すことで、自分の欲する速度に合わせることが出来た。
ところが最近の車は、どこかに雨滴センサーが付いていて、雨の降る量に応じて自動的にワイパーを動かすようになっている。

BMWも当然自動ではあるが、反応の感度を変えられるスイッチはある。
しかし一番敏感に反応するポジションにしても、かなりゆっくりめで、自分の欲している速度とは隔たりがある。
窓全体に雨滴がくっついて、視界がだいぶ妨げられてから、やっと動く感じだ。
我慢できずに途中でレバーを倒して、手動で動かしてしまうことも多い。

これなら下手にセンサーなどで自動化せずに、自分でスイッチを回して欲しい速度に調整する原始的な仕組みの方がいい。
ワイパーを動かす頻度はドライバーの好みの問題であるし、実際に視界が妨げられるのだから危険である。
メーカーもそのあたりを考えて欲しい。

・・・と思っていた。
ところがこの数年、不思議なことに、雨滴があまり気にならなくなってきたのだ。
目の前のガラスに雨の粒が沢山くっついても、以前ほど邪魔に感じない。
どうしてだろうと考えたのだが、もしかして老眼で近くにピントが合わなくなったのが理由だろうか・・・
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