急の値上げ


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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昨日、今日で、資材の値上げの通知がいくつか届いた。
これまでも木材と金属はかなりの値上げがあったのだが、それ以外の資材にも急速に広まった。
しかもそれが何故か、この二日間に集中して、あちこちから一斉に通知があった。

細かい原価計算をしている最中だったのでたまらない。
全部ご破算で、いちからやり直しになってしまった。
製品を作るために多くの資材を使い、その作業工程も複雑なので、原価の計算は大変な作業なのだ。
しかも多品種少量生産で、製品の種類も非常に多い。

仕入先の中には、一気に価格が上がらないよう気を遣ってくれて、段階的に上げてくるところもある。
それは有難いのだが、原価の計算は滅茶苦茶になってしまう。
やっとの事で新しい価格を決めたら、翌月にまたドンと値上げがあって利益が無くなってしまう・・ということになる。

大まかな最終価格の予測を立てて、エイヤッで決めるしかないのだが、今回の値上げのやり方は今までにない極端なもので、どうも予測が外れる。
通常10%くらいの値上げ幅になる事が多いので、念のために20%で計算しておいたら、一気に30%も上がってしまった・・という具合だ。
ものによっては桁違いに上がった分野もあるという。
こんな値上げ幅は聞いたことが無いので、やはり現在は世界規模で異常事態なのだと思う。

このままでは大赤字になってしまうので、自社の製品価格も改定せざるを得ない。
しかし今のような経済の状況で、製品の価格を上げたらどうなるのだろう・・と心配している。
これからいろいろなものの価格が、すごい勢いで上がっていくだろうな・・・
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