佃煮


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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以前佃島にある佃煮屋さんに行き、佃煮をいくつか買ってきたら、家族に大好評だった。
昔ながらの懐かしい東京の味がするという。
お店は隅田川沿いに数件あるのだが、その中の1件で買った。

もともとは徳川家康が、大阪の佃村から漁師を移住させたことが始まりだという。
その後佃煮を開発して、保存がきく食品という事もあり全国に広がった。
佃島には現在も江戸時代創業のお店が何店舗かあり、昔ながらの味の佃煮を作っている。

買ってみて、けっこう高価なものだなと思った。
母親に食べさせたらたいそう喜んだのだが、佃煮は高価なもので気楽には食べられなかったという。
自分で買うことは少なく、お客様が季節の挨拶に来た時などに、お土産としていただくものであった。

また佃島であの美味しい佃煮を買ってきて欲しいと言われていた。
今度はカツオの角煮と、アサリの佃煮がいい・・とリクエストが入った。
しかしこの二つは、佃煮の中でも高いものなのだという。

また親戚の叔母からも、イカの甘く煮たのが食べたいと言われた。
子供の頃あれをたくさん食べるのが夢だったという。
皆よほど佃煮が好きなのか、細かく品目を指定してくるほど詳しい。

ちょうど日本橋に車で行く機会があったので、その帰りに寄ってみた。
ナビで住所を入れると、同じ中央区内ですぐそばである。
海の方に向かって進み、大きな橋を渡ったところにあり、15分ほどで到着した。

頼まれた佃煮は、「かつを角煮」、「あさり」、「いかあられ」、「きゃらぶき」である。
この4種を合計で700gほど購入したが、5千円ほどかかった。
確かに高い・・のかな?

調べてみると「きゃらぶき」だけ半分くらいの値段で、残りの3種はほぼ同価格。
もっと高いものでは、「うなぎ」や「たら子」がある。

そこから車のマイクに「自宅」と告げて、ナビの指示通り走った。
橋を渡って箱崎から高速に乗ったが、30分ほどで帰宅できた。
コロナで都内の移動は自動車中心になっているが、道が空いてさえいれば、その方が楽だし早い。
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