セミナー


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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人に頼まれて、ライブ配信のウエブセミナーを受けた。
毎年大きな会場を借りて開いていたが、コロナでそれが出来なくなった。
そこで今年はウエブを利用したセミナーに切り替わったという。
ウエブと言っても千人近い人が参加して聴講しているという。
僕は会社の応接室にひとりでノートパソコンを開いて受講した。

けっこう有意義なセミナーで、内容が充実しており受けて良かったと思った。
コロナ禍で急激に世の中が変化しており、どうしたらいいのか分からない事も多い。
今回のセミナーでは、今後どのようなことが起こり得るのか・・について、それぞれの分野の専門家が講義してくれた。
具体的に現場に携わる人たちの話が聞けたことは大きい。
それなりに方向性が見えてきた事もあった。

大きなセミナーなので、講師は素人ではなく、ちゃんと名の通った人たちであった。
政府の委員会にも名を連ねているので、恐らく日本政府の考えにもある程度沿っているはずだ。
しかし内容が多彩過ぎて時間が足らず、詰め込んだ情報量が多すぎて、ここに全部を書くのはちょっと難しい。
僕も途中で疲れてしまい、最後はあまり頭に入ってこなくなった(笑)

講師の一人は災害の専門家であったが、手元にある講義のメモから一部抜粋すると、以下のような内容になる。
(カッコ内は自分の考えを書いたもの)

・新型コロナの前にもSARSやMERS、エボラなど、数年おきにパンデミックが発生していたが、何とか抑え込んだのでここまで問題にならなかった。昔だったら大勢亡くなっていたはず。(まるで人類を減らすことが目的で次々に出てくるみたい)

・地球上の哺乳類に占める人類の比率は36%、家畜を入れると96%で野生動物は4%に過ぎない。COVID-19がコウモリが起源の可能性は高く、野生動物と人間が近すぎる事が感染拡大の原因になっている。(中国起源説はどうなった?)

・新たに計算したところ、85%-90%の人がワクチンを接種しないとコロナは抑えられないという結果が出た。(8割接種済みのシンガポールでまた感染が広がっているというニュースを聞いたばかり)

・集団免疫で新型コロナを抑え込むのはもう難しいので、インフルエンザと同じように毎年ワクチンを打つ形に落ち着き、コロナと人類が共存する時代になる。

・今後は人口はどんどん減少していくので、企業はそれを意識した製品開発が必要。(今まで国は人口を増やそうとしていたが、もう時代は変わっている?)

・今世紀末には東京の気温が45度近くになり台風の風速が90mになる。そのような映像がYoutubeに出ているが、これは予想の平均値で出しており大袈裟な数字では無い。四角い建築物はすべて破壊されるレベル。(家屋は新幹線のような流線型になるかも。あるいは地下への移住しかないか)

・これから大地震、噴火など多くの災害が控えているが、現時点で地震は北方領土の近辺が一番エネルギーが溜まっていて危険な状態。

・噴火の火山灰はガラスの成分が多く、目を手で擦っただけで失明することもある。非常に厄介なもので、粉塵用のマスクも持っていたほうがいい。

・基本的に災害による死亡は、焼死、溺死、圧死の3つにまとめられるので、学校ではこれらを避ける教育をしていくべきではないか。

・・といった感じである。
たとえ明日がないと分かっていても前進し、人類が手詰まりに陥るのを何とか防いでいく・・という考え方だった。
僕とほぼ同世代の方だったが、「これからの時代、正直なところ自分も天寿を全うできるか分からない」と語ったのが印象的であった。
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