COLKIDが日々の出来事を気軽に書き込む小さな日記です。
COLKID プチ日記
情報源
Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S
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叔母が自宅の近くを歩いていると、同年配の近所の人から呼び止められた。
話したくてうずうずしているようだ。
話題は当然のように新型コロナのワクチンのことである。
聞いていないのにその話をしてくる。
ご存じの通り、ワクチン接種ではあちこちで混乱が起きている。
自治体によってだいぶ差があるようで、この前書いた通り、僕の母親は案外簡単に予約が取れてしまった。(2021年5月7日の日記)
意外に区のトップが有能で、予約の仕組みを使いやすく(要はセキュリティを低く)設計したようだ。
Mrs.COLKIDの実家でも、システム開発の専門家の義兄が、両親二人分の予約をあっさり取ってしまった。
人口の少ない自治体では、それほど苦労せずに予約が取れるようだ。
また高齢者が何十万人もいて、予約が困難な地域に住む親戚の家では、やはりIT企業に勤める家族がパソコンを何台か並べてゲットしたという。
早い時点で成功した人たちに共通しているのは、ネットを使って予約していることである。
中には電話で取った運のいい人もいるが、基本はインターネット経由である。
通常は高齢者には技術的にそれが出来ないわけで、自分のためにそれを代行してくれる人が必要になる。
結局は自分の家族、特に子供や孫と関係がうまくいっていることが重要な要素になってくるのだ。
こういう緊急事態の時には、インターネットが使えないと遅れを取ることになる。
しかもどうやら情報弱者はあっさり「切り捨てられる」という事も分かった。
インターネットなんて私には関係ない・・などと嘯いている人は、現実には生きていけない時代なのだ。
で、最初の叔母の話であるが、その住宅街は高齢化が進んで、70代以上の人たちばかりの町になっている。
話しかけてきた人は、恐らく子供に協力してもらってワクチン接種の予約を取ったのであろう。
まずはそのことを自慢したくて話しかけてくるのだ。
あの人はまだ予約が取れていないらしい、接種を受けたら二日後に微熱が出た・・など、そういう噂話をしたがる。
情報は基本的にテレビと新聞から得ているが、それを上回る情報源がご近所さんとの会話なのだ。
叔母が話しかけられたのは、まずは叔母が予約を取れたのかどうか、が知りたいのだろう。
その情報はご近所さんのデータベースに登録される事となる(笑)
噂話から情報を得るのは、現代の情報弱者の典型的な特徴なのかもしれない。
そのためお年寄りが集まると会話が止まらなくなる。
ネットから大量の情報を得ている若い人は、普段は無口で大人しいのに、実はすべて知っている・・というタイプの人が多い。
もっともネット上では意外に饒舌だったりするのだが・・・
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