荷室


FUJIFILM X100V

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新しい住居に寝具が無かったので、会社にあったマットレスを320dに積んで自宅まで運ぼうと考えた。
数日とは言え、床に直に寝るのでは身体に応える。
幅1メートル、長さは 2メートル近くあるが、厚みは大したことないので、車のリアシートを倒せば何とか乗るのではないだろうか。

しかし基本的にセダンをベースとしたエステートなので、ハイエースのように何でも入るわけではない。
まずはメジャーで測ってみたが、車の荷室のスペースより荷物の方が少し大きい。
リアシートを片側だけ倒して、斜めに入れれば何とかなるかと甘く見ていたが、それだと高さがつっかえて入らない。
ベタに置くとシートを両方倒しても幅はギリギリである。
室内の左右にでっぱりがあり、意外に荷室の幅は狭いのである。

長さ方向に関しては、正式に測ってみると、理論上は入らない(笑)
マットレスの方が10センチ近く長い。
フロントシートをなるべく前に出したが、運転に支障が出るので限度がある。
やってみないと分からないが、入るか入らないかギリギリのところである。

車のリアシートの後ろにはバーが2本横に通っている。
1本にはトランクの荷物の上に被せるカバー、もう1本にはは天井に向けて延びるメッシュが、それぞれロール状に巻かれて入っている。
それらのバーを取り外して足元に置き、リアシートも両方倒した。
荷室を目一杯広げた状態である。

シングルサイズのマットレスを持ってきて、二人がかりでリアゲートから入れてみた。
計算した通りで、そのままだと長さ方向は少し飛び出す。
しかしマットレスを斜掛けの状態で押し込んで、無理矢理リアゲートを閉じた(笑)
フロントシートも、許せるギリギリのところまで前に出したが、マットレスを入れてから後ろに下げてみると、元の位置まで戻すことが出来た。
柔らかい荷物なので多少の融通は利く。

3人乗って帰るつもりであったが、リアシートに人が乗れなくなったので、ひとりは電車で帰ってもらった。
その状態で走り出したが、荷物が邪魔で後方が見にくい。
高速道路は自動運転なので特に問題なかったが、一般道では慎重に走らなければならなかった。
よりによって雨が降っており、だいぶ気を遣って運転した。

駐車場に到着して、荷物を降ろすのを手伝ってもらおうと思い、スマホでMrs.COLKIDを呼んだが、何度電話しても出ない。
あれほど言っておいたのに・・・
仕方がないので、ひとりでマットレスを車から引きずり出した。
それを担いで駐車場を出た。

小雨がぱらついてはいたが、幸い荷物が思ったほど重くはなく、何とか運ぶことが出来た。
しかし大きなマットレスを担いだ男が道を歩いているので、通行人からはじろじろ見られた(笑)

引越しをするとなると、こういう大きな荷物を運ぶ機会も出てくる。
数日前にもダイニングの椅子を2脚、母親のマンションから自宅まで運んだ。
過去に何台かエステートを買っているが、荷物を運ぶという本来の機能を活かせているのは、今回が初めてかもしれない。
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