神社巡り


Z7 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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連休はどこにも行かず、ずっと引越し準備に明け暮れていた・・わけではない。
実は前半は都内を少し散歩した。
天気が急変し途中から雨になった日もあったが、日中はそれなりに日が射してくれた。
都内で人の少ない場所ならいいだろうと思い、赤坂周辺を歩いてみることにした。

自分のブログの過去の写真を見ると、どうも同じような場所ばかり出てくる。
都心なら日本橋、銀座、秋葉原、新宿辺りに集中しており、郊外なら日光と那須ばかりである。
(那須には当分行けそうも無いが・・・)
このブログの趣旨のひとつに、日本という国の多様性、豊かさを発信しようという思いがある。
それならば、もう少し他の場所も回るべきではないか・・と考えた。

同じ都内でも、今回はいつもと違うところに行こうと思い、赤坂近辺を歩いてみた。
僕が最初に就職した会社のある辺りだ。
あの周辺には立派な神社仏閣が集中している。
ビジネス街なので、連休中は人も少ないだろう。

豊川稲荷東京別院、山王日枝神社、赤坂氷川神社を回った。
さすがに東京の中心部にある神社仏閣だけあり、どこも立派である。
何というか、別格のパワーを感じさせてくれる。
霊感の無い僕にも、その厳かな空気を感じ取ることが出来た。

驚いたのは、20歳代の若い人たちがお参りに来ている、という事だ。
それも観光で来るのではない。
ちゃんとお参りすることが目的なのだ。

サッと入ってきて、鳥居の前で一礼し、本殿前に進み深く頭を下げる。
お参りしている時は、何かを報告しているように見える。
そしてまた無言で帰っていく。
そういう人を何人か見た。

その間、誰かと話すわけではなく、ひとりでてきぱきと行動するところから、自分の意思で来ているのが分かる。
一連の動作が滑らかで、完全に身についている。
神社にお参りし感謝することが、生活の一部になっているのだ。

若い参拝者は、都内の他の神社でも見ている。
2012年11月19日の日記
若い人が来るのは御朱印のブームも関係している・・という話だ。
しかし彼らは純粋にお参りするために立ち寄ったように見える。
恐らくここを地元とする人たちで、子供の頃からこういう環境で育ってきたのだろうな・・と想像した。
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