日曜始まり


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

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未だにシステム手帳を愛用している。
昨年差し替えた月間カレンダーは、期末である今年の3月が最後になっている。
そろそろその続きが必要になり、近くのホームセンターに買いに行った。

お店のシステム手帳のコーナーは、昔と比べて本当に小さい。
以前もここに書いたが、それだけユーザーが減っているのだろう。
しかしいくらスマートフォンが普及しても、手で書き込むという作業を完全に無くすのは難しい。
電源が無くても使える手帳は、やはりどうしても必要である。

ところがいざ売り場に行ってみると、これぞというものが無い。
使いやすそうなレイアウトのカレンダーは、年が変わる頃に早々に売れてしまうのだろう。
残っているのは、こちらの要求から外れた特殊なものばかりである。
恐らく需要期に一気に売れて、それ以降は購入者が激減するために、新たに仕入れることをしないのだと思う。
考えてみれば、期限のある商品であるし、売れ残ってしまったものは処分するしかないのだ。

仕方なくアマゾンで注文することにした。
探せば種類はいくらでも出てくるし、それぞれが自分の製品の利点を謳っている。
あまり候補ばかりあげても選別が大変なので、一店舗で扱っている数種類の中から選ぶことにした。

一ヶ月が左右見開きになっている月間カレンダーが欲しいのだが、このタイプの手帳には日曜始まりと月曜始まりの2種類がある。
つまり行の最初の日がが日曜日であるか、月曜日であるかの違いである。
壁掛けのカレンダーのほとんどが日曜始まりなのに対し、手帳は月曜始まりが主流のようだ。

しかし、以前月曜始まりのカレンダーを使用したら、何とも使いにくくて困った経験がある。
ではと次の年に日曜始まりにしたら、そちらはそちらでまた違う欠点があった。
結局どちらでも不満が出て、その反省から翌年は違うタイプを選ぶ・・というように、交互に買っていることがわかった。

そもそも一週間というのは、一般的には月曜日が初日である。
週の終わり即ちウィークエンドとは、土曜と日曜の連続した二日間の事を指すのが普通であろう。
そのため土日が行の右端にくるレイアウトが、実情に合っているはずだ。

ところが壁掛けのカレンダーの多くは、なぜか日曜日が一番左端に来るように作られている。
調べてみたら、キリスト教の安息日が関係しているのだそうだ。
もっともヨーロッパの企業からもらった週番号が表示されているカレンダーは、しっかり月曜始まりになっているが・・・

手帳としてはどちらも一長一短である。
例えば月曜始まりのものは、壁掛けのカレンダーと一日ずれるために、重大なミスにつながりかねないという欠点がある。
最初に壁のカレンダーに書き込み、それをシステム手帳のカレンダーに写すことがあるのだが、その際に書き間違えてヒヤリとさせられたことが何度かある。
一マスだけずれた表を写すのは意外に難しい作業なのだ。

その点日曜日始まりのものは、そのまま写せばいいだけなのでミスが少ない。
しかし土曜日と日曜日が2行に分割されてしまうという欠点がある。
土日の休日を利用して、旅行などに行く人には使いづらいだろう。

いろいろ考えたが、結局今回は日曜始まりのものを採用することにした。
僕の場合土曜日も仕事をする場合がほとんどで、一般の人のように5日働いて2日休むという生活サイクルではない。
そのため必ずしも土日が繋がって表示される必要はない。
ただその場合も、左端が日曜日であることが一目で分かるように、明確に色分けされている事が重要ではある。

もうひとつ、絶対に必要なのはインデックスだ。
ページの縁にインデックスのタブが付いていて、必要な月に直接飛べることは外せない条件である。
これが無いと本当に不便なのだ。

以上のような条件を考えた結果、アマゾンで「インデックス付き日曜始まり月間カレンダー」を注文した。
またも翌日に届いた。
早速システム手帳のバインダーに差し込んだ。
さて、来年の今頃何と言っているか・・・
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