条件


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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eBayを開くと、最初の画面で、「あなたへのお勧めアイテム」がズラッと表示される。
まあ、興味を惹かないものが大半ではある。
しかし時折琴線に触れるものも混ざる。

僕の場合、当然のことながら、表示されるのは靴とアンティークの時計がほとんどである。
それもどういうわけか、靴はアレン・エドモンズ、時計はコルトベルトに集中している。
どちらも嫌いではないから、つい見てしまうし、たまに「おっ」というものもある。
思わずそのページを見に行ってしまうが、恐らくその実績が加わって、僕の嗜好データがさらに強化されるのだろう。
たしかにお勧めアイテムが表示されることで、その分野への興味が復活したり、忘れていたアイテムを思い出したるするので、これは効果的な方法と言えるのだろう。

しかしなぜコルトベルトなのだろう。
以前時計をよく購入していた頃は、コルトベルト以外のブランドも満遍なくチェックしていた。
そもそもコルトベルトなんて、普通の人が知っているブランドではないから、その時点でかなり偏った選択だと言える。
日本でこのブランドに固執する人は、僕以外にいないのではないか?
もしかすると世界的に見ても少ないかもしれない(笑)

表示するアイテムの選別は、eBayでの過去の検索履歴や落札履歴に基づいて行われているのだろう。
と言うか、それ以外に方法は無い。
この結果を見ると、単純な集計ではなく、少しAI的なロジックが付加されているようにも思える。
まあ表示される速度を考えると、それほど複雑なロジックではないだろうが・・・

靴に関しても、なぜアレン・エドモンズに集中するのかがわからない。
オールデンを検索することの方が多いのだ。
ただオールデンは出品数がエドモンズに比べてずっと少ないので、その辺が選別ロジックに組み込まれている可能性はある。
エドモンズは中古も混ざって大量に表示されるので、僕にとってはあまり役に立たない情報である。

以前僕が毎日のように行っていた検索では、それなりに入り組んだ検索条件を付加していた。
靴であればまず何よりもサイズ(幅と長さの組み合わせ)、時計であれば価格帯、年代、形状などを細かく指定し、ブランド毎に何通りかの検索を行っていた。
そうしないと余計なものが大量に出てしまい、閲覧作業に時間がかかってしまうのだ。

その時の検索条件をベースに、システム内部のプログラムが、僕の嗜好を予想しているわけだ。
当時コルトベルトばかり検索していたわけではないのだが、何故か今はそれが中心に表示される。
コルトベルトの時計は、実際には2個しか購入していないのに・・・
しかしよくよく考えてみると、コルトベルトだけ、他のブランドとは少し違う検索を行っていたのを思い出した。

あの頃、ロンジンやグルーエン、ブローバ、ハミルトン、ベンラス、ジラール・ペルゴ、ユリス・ナルダン・・といったアンティーク時計を、毎日のようにチェックしていた。
ブランド毎にeBayの検索条件を駆使して、細かく条件を設定していた。
年代、ムーブメント、文字盤の形状など、時計ならではの様々な項目を指定できるのだ。

ところがその時点では、まだコルトベルトがブランドの選択肢になかった。
ブランド一覧はもう少しメジャーなところばかりで、知名度の低いコルトベルトは入っていなかったのだ。(現在は入っている)
そのためコルトベルトの社名を、単語として検索条件に加えていた。
恐らくそれが影響して、コルトベルトばかりが表示されるようになったのだと思う。
検索エリアに直接入力されたワードが、重視されるロジックになっているのだろう。

最近また時計に興味を持ち、いろいろ検索している。
50年代、60年代のマイナーな時計メーカーが中心である。
するとさすがにコルトベルト以外の時計も、お勧めアイテムの表示に加わるようになった。
やはり日々の検索が反映されている。

また、それとは別に、どういうわけか中国製の紙幣やグッズが表示されるようになった。
こちらは全然身に覚えが無い。
もしかするとお勧めアイテムの表示には、裏でお金が絡んでいるのかもしれない。
出来れば非表示を選べるフィルター機能をつけて欲しいところだ。
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