半地下


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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出先で地震があった。
知り合いのお店にいた。
ほとんど揺れなかった。
地震だ・・と、お店の人に言われて初めて気付いたくらいだ。

そのお店は半地下になっている。
窓から外を歩く人の足が見える。
坂の多い地域なので、普通に建てても半地下になってしまう。
地面自体が斜めになっているのだ。

この店がこれだけ揺れたら、けっこう大きいと思うと、お店の人が言った。
多分震度3から4くらいでは・・と言いながらスマホで調べると、すぐに千葉が震源で最大震度は4と表示された。
店内で立っていた僕の感触では、震度2くらいの揺れであった。

地下はこんなに地震に強いのか・・と思った。
ほとんど揺れを感じなかった。
自宅のマンションで、床に横になっている時に地震に遭遇すると、そのエネルギーをまともに体験することになる。
床が前後左右に回り、まるで暴れ馬の背にかじりついているような気分になる。

半地下の場合、周りをぎっしりと土に囲まれているから、部屋が見かけ上頑丈になるのだろう。
地震波は地下を伝わってくるから、地下は地震の直撃を受けて盛大に揺れるように感じるが、実際は逆である。
背の高い建物の中など、揺れの発生源である地面から離れた場所にいることで、かえって揺れが増幅されているのだ。

帰宅しようと思ったら、地震の影響で電車に遅れが出ていた。
やはりけっこうな揺れであったようだ。
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