客層


D800E + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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毎日のように得意先を回って説明会を開いている。
東京、神奈川、埼玉などの得意先だ。
片道2時間もかかる場所もあり、けっこう疲労の溜まるハードな仕事である。

面白いもので、回っていると地域によって客層に大きな差があることがわかる。
当然お店での売り方にも違いが出る。
そこを予め見極めておく必要があるので、1時間ほど早目に行って、現地の喫茶店などに入り、街を行きかう人たちの様子を観察するようにしている。

郊外にある歴史のある町などは、古くからのお金持ちの家が多い。
見ていると、洗練された服装の中年のご夫婦などが、得意先のお店に買い物に来る。
のんびりしているかと思うとさに非ず、目的意識を持って来ているので、目が輝いて生き生きとしている。
こういう積極性を持っているから、経済的に成功したのかもしれないと思った。

一方、先日訪問した郊外の新興住宅地は、のんびりとした人が多かった。
女性は若い人もナチュラル系のゆったりした服装が主流で、歩く速度が遅いのが特徴だ。
表情にも緊張感が希薄で、平和に暮らしているのが伝わってくる。
昼は友達同士でおしゃべりをしながら食事を楽しむのが日課らしく、ショッピングモールのレストランは開店前から長蛇の列が出来る。
時折初老の男性も交ざるが、平日の昼間に歩いているのはリタイアした人ばかりで、表情がうつろでボーッとしている人が多かった。

この後、都心部のお店にも出向く予定がある。
大きなお屋敷の並ぶ高級住宅地だ。
住民の半数は外国人で、喫茶店でも英語での会話ばかりが聞こえてくる。
そこでは客層にどういう傾向が見られるのか、今から楽しみである。



今日の時計ベルト。
グリュエンのカーベックスにmutaのアイスクロコのブラックをつけた。
Neroという色と思われる。
サイズは16-14。

多分いけるだろうと思っていたが、案の定なかなか個性的な組み合わせになった。
今まで試した中でも、よくマッチしているほうだろう。
真面目一本槍ではなく、少しくだけた感じの組み合わせとして面白い。

mutaのアイスのシリーズは何度か紹介している。
型押しカーフにエナメル処理を施したファッション系のベルトである。
正統から外れた路線だが、意外な伏兵になることもある。
このシリーズのベルトが、ベストの組み合わせになることも多いのだ。

表面の型押しは、クロコダイルをイメージした模様であろう。
しかし極めて人工的な仕上がりから、別のものを連想することが多い。
この黒いアイスクロコも、何かに似ているとずっと思っていたのだが、それが何だか急にわかった。

黒豆の甘納豆にそっくりなのだ(笑)
皺の寄った立体的な表面を持ち、しかもその山部分がとりわけ硬く感じられるところが、黒豆の甘納豆によく似ている。
そう考えると美味しそうに見えてきた(笑)

クロコ以外にもテジュー(イグアナ)をイメージしたシリーズもあり、色も豊富に揃っている。
オフの日の一本として活用すると、かなり面白いベルトである。

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