Best Offer


D4 + AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G

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先日eBayで出品者不在のアイテムがあったことを書いた。
そのセラーが帰宅したらしく、いつの間にか不在の表示が消えていた。
スイスの無名メーカーの古い時計なのだが、少し時間が経ったこともあり、入札する意欲がそがれてしまった。

実はもっと欲しいアイテムが他に出て、そちらに注目していた。
入札するかどうか悩んでいた矢先、誰かがMake Offerのボタンを押したようで、突然オークションが終了してしまった。

Best Offerという制度があって、出品者に価格交渉が出来る仕組みになっているのだ。
要するに、この開始価格は高過ぎるからもう少しまけてくれれば買いますよ、という入札側の意思表示で、Make Offerのボタンを押して希望金額を入力できるようになっている。

もちろん、提示した金額を受けてくれるかどうかは相手次第だ。
セラー側は、Buy It Nowの金額を高めに設定しておいて、その額で買ってくれれば儲けもの、値引き交渉があれば多少なら応じますよ・・という使い方をするのだろう。
一方買う側の知識として、このセラーは経験からこのくらいなら値引いてくれる・・という情報を持つことも重要になる。

その欲しかったアイテムは、驚くほど安く落札されていた。
終了すると、セラーが了承した値引き後の金額が表示されるのだ。
これなら早く入札しておくべきだったと悔やんだ。

そこで僕もこの制度を使ってみることにした。
先日の出品者不在だった時計に対し、Make Offerのボタンを押して、3割引くらいの価格を入れてみた。
もちろん相手が受けてくれるかどうかはわからない。
正規の額で入札する人が後から現れる可能性もあると見たのか、そのまま何の返答もなくオークションは続行された。

こちらもオファーしたことをすっかり忘れていたのだが、オークションが入札者なしで終了すると、出品者からこちらの希望額を承諾するメールが入り、続いて送料を含んだインボイスが送られてきた。
早速Paypalで支払って取引は成立した。

何だか値引きを要求したことに気まずさを感じ、理由も無く+1ドルを発展途上国に寄付するボタンも押してしまった。
値引きの交渉はどうも苦手で、つい弱気になる。
関東の人間は、こういうことには向いていないのだ(笑)
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