ミリタリー


D4 + AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G

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ミリタリー系の時計がひとつ欲しいと思っていた。
腕につけて歩きたいというよりも、ベルトの組み合わせを試す上で必要なのだ。
最新のルミノックスやトレーサーみたいなものではなく、もっとクラシカルなデザインのものが欲しい。
市販のミリタリー系デザインの時計を買ってみようかと思ったが、調べてみると意外に高い。
古いアンティークを狙うのも手かもしれない。

行きつけのアンテーィークショップで聞いてみたら、これはどうかと出してきたのが、第2次大戦中のドイツの時計。
歴史的な価値があるのはわかるのだが、手にとってみると、背負っているものが重くのしかかってくるのを感じる。
当時は時計は高級品なので、支給されたのは将校クラスでしょうか・・などとお店の人に言われると、余計に考えてしまう。
押入れの奥にしまっておくならまだいいが、身につける時計の場合ははちょっと・・・

現在売られているミリタリー系の時計は、軟弱ではあるがあくまでファッションであり、実戦に使われ血の染み込んだものではない。
形がミリタリーっぽいですよ・・というだけの時計である。
実用性も含めて、そういう方が気が楽だ。

eBayで調べてみると、ロシア製で手頃なものがけっこうある。
なかなか本格的な外観で、落札するとロシアから直接送られてくる。
もちろん現代の軍隊で機械式時計を使うとは思えず、実際には実用性の高いGショックなどを使うのだろうが・・・
しかしベルトと組み合わた写真をここに載せて、皆さんの参考になるかどうかを考えると、もっと一般的な機種の方が望ましいかもしれない。



というわけで、今日の時計ベルト。
シチズンのエコ・ドライブ電波時計オルタナVO10-6851Bにモレラートのエリートのグリーンをつけた。
ずっと以前に買った時計であるが、考えてみればこれもミリタリー系デザインである。

とりあえずベルトとの相性を見るだけなら、これがあれば十分なのではないか。
さらに言えば、このモデルには電波時計というアドバンスもある。
実用面でも非常に優れているのだ。

面白いもので、ミリタリーという観点でベルトを選ぶと、組み合わせる対象の製品がまったく変わってくる。
もともとミリタリー系のデザインは、どこか突拍子もないセンスに基づかれており、違和感が伴うものだ。
その不自然さがミリタリー系の魅力ともいえる。

モレラートのエリートは、上質なカーフに生成り系のステッチが入るベルトであるが、ラインナップには渋めの色が揃っている。
買った時は考えもしなかったのだが、このグリーンはミリタリー系にぴったりの色である。
時計とも実によく合うので、自分で驚いてしまった。
もっともそれはミリタリーという観点で見たときの話で、普通に考えればミスマッチの組み合わせに思えるが・・・

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