火花


NIKON 1 V1 + 1 NIKKOR 10mm f/2.8

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展示会で、業界ナンバーワンのネットショップの社長から話しかけられた。
お宅の製品に興味があり、ぜひ扱いたいという。
一度工場を見に行きたいというので、ぜひと答えた。

ところがその社長と別れた直後、どこからともなく、得意先のやり手の社長が現れた。
こういうことを言える立場でないのは承知しているが・・と前置きしながら、先ほどの会社には散々な目に遭わされており、もしお宅があの会社に製品を納入するなら、ウチとしてはお宅の会社との取引は出来なくなる・・と言われた。
どこかで話しているのを見ていたようだ。

ネットショップの運営で生きていくのは非常に厳しい。
特にトップクラスの売り上げをあげているところは、熾烈な競争にさらされている。
常に新しい形態への変化が求められ、ちょっと油断して感覚面で遅れたら、あっという間に脱落する。
最先端のセンスを長年維持していくのは難しく、そのため数年でトップの会社が入れ替わるのが普通だ。

会場でにこやかな顔で歩いていても、裏では激しく火花を散らしているのを感じた。



今日の時計ベルト。
アクアテラに独MEYHOFER社のタラゴナのグレイを付けた。

頑丈に作られた水牛の革のベルトで、表面はしっとりとした感触のベルベット調。
裏面も触り心地のいいヌバック。
根元にアビエーター風のリベットが打たれている。
少し変り種の時計ベルトといえるだろう。



かっちりと丁寧に作られた厚みのあるベルト。
こういう起毛系の表面仕上げのベルトは何故か少ない。
以前より探していたが、ドイツのサイトでやっと見つけた。

グレイを選んだので、色合いはアクアテラによく合っている。
一方でデザインは少々子供っぽく見え、品質感を売りにしているこの時計には似合わないかもしれない。
まあ、こういうくだけた感じのベルトと、たまには組み合わてみるのも面白いだろう。

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