酔生夢死浪人日記

 日々、思いついたさまざまなことを気ままに綴っていく

夢の話と天皇賞

2009-05-02 05:34:26 | 戯れ言
 草剛ではないが、素っ裸で街を歩いたことがある。現実ではなく、夢の中で……。今回は俺が見た夢の類型について記したい。

 類型Aは<裸で街を歩く>。正確に言えば、裸に近い格好で……。タオルケット、毛布、バスタオルだけを纏い、羞恥に身を刺されながら雑踏を歩くのだ。

 類型Bは<出発できない>。鉛のように重い体を引きずりながら、発車のベルが鳴るプラットホームを行き来する。乗ろうとした瞬間、鼻先でドアが閉まり、同じことを繰り返す。

 類型Cは<江古田を彷徨う>。江古田で2度引っ越しし、三つの部屋で四半世紀を過ごしたが、中野に引っ越してから見るようになった。複数の部屋に家具があり、いずれにも俺の生活臭が漂う。俺の本拠は何処? 混乱しているうちに目が覚めた。

 昨年後半からラインアップに加わったのは類型D<汚れたトイレ>だ。汚れの極致というべきトイレで、用を足すべきか躊躇している。俺が夢で見ているのは、自らの醜い心的風景に違いない。

 類型というほどではないが、リアルな競馬の夢を何度も見た。20年ほど前だが、ナナサワという名の馬が7枠で勝ち、枠連⑦⑦で大波乱になる夢を見た。すると週末、ナナサワは7枠に入る。もちろん⑦⑦に大賭けしたが、JRAに高額寄付して終わった。

 ギャロップダイナが勝ち、喝采を浴びる夢を見たのは85年の初夏である。これぞ正夢と信じて流し馬券を購入したが、たった1秒で紙くずになる。ゲートが開いた瞬間、騎手を振り落とした同馬は、空馬ながら1位で入線する。“絶対に買ってはいけない馬”と俺の脳にインプットされた同馬は同年秋、人気薄で天皇賞を制し、“シンボリルドルフを差した唯一の馬”として歴史に名を刻んだ。

 さて、あしたの天皇賞。閃きもお告げもないが、一筋縄では収まらない予感がする。有力馬にはそれぞれ気になる点があり、展開ひとつで何が勝っても不思議はない。

 本命は平凡に⑯スクリーンヒーロー。父グラスワンダー、母父サンデーサイレンスは、ダービーに出走するPOG馬セイウンワンダーと同じで、ここは応援するしかない。鞍上の横山典にとって、1番人気ロジユニヴァースで惨敗(14着)した皐月賞の借りを返すチャンスでもある。

 ギャロップダイナの再来を狙って、対抗は⑩ゼンノグッドウッド。ギャロップはノーザンテーストの直仔だが、ゼンノの血統表にノーザンテーストの名前が2度出て来る(4×3のインブリード)。ギャロップ同様、ゼンノも遅咲きだし、人気薄で怖い“穴男”武幸とのコンビもいい。

 馬券は馬連とワイドで⑩⑯、3連単は⑯1頭軸で<⑯・⑩・③><⑯・⑩・③・⑰><⑯・⑩・③・⑰>の14点。どうせ外れるのなら、遊び心で馬券を買いたい。
 
 今日から妹の見舞いがてら帰省する。次回の更新は遅れるかもしれない。
コメント (2)
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