中山金杯は完敗。京都で馬連をゲットした段階で回収率85%。キネティクスがアズマサンダースにハナ差及ばず、3連複は惜しくもアウト。JUDE(ユダ)はスカパーと決した。
昨日は午後から退職後の雑務。無免許無資格ゆえ、出張所で住民票の写しを請求した際、前住所を尋ねられた。何故か思い出せない。脳は既に腐り始めている。他の要件で確認を済ませ、徒歩でトボトボ向かった区役所、年金窓口でまたも愕然。28歳で就職するまで1年分しか納めていないらしいが、払った記憶が全くない。当時は猫と同棲中で、一食分300円を猫と人でいかに振り分けるかが、日々の悩みの種だったから。
区役所を出た頃、ダウンジャケットの下、汗に濡れたシャツも乾いていた。そこに冷たい雨。傘も差さず部屋に辿り着いた時、頭はズキズキ、悪寒がした。風邪薬を飲み、毛布を被って午後7時、MUSIC-ONにチャンネルを合わせる。JUDEの生中継が始まった。
浅井健一(通称ベンジー)のベクトルは、明らかに内側に向かっている。少年の感性を保ちつつ、不要なものを削ぎ落として磨いたナイフ……。こんな四十男、他にいるだろうか。熱に浮かされ、うつらうつら酔生夢死に陥っていく。あとで録画を見たが、期待通りの好演だった。
ここで、恐らく俺だけが抱く思い込みを。浅井はキュアーのロバート・スミスを強く意識している……。
根拠①…「尊敬するギタリスト」の問いに、浅井は「スージー&バンシーズ」のギタリストと答えていた。バンシーズ来日時、ギタリストはロバートだったし、浅井のギターはUKニューウエーブの薫りがする。
根拠②…ブランキー・ジェット・シティーの解散ライブを収録した「ラストダンス」はキュアーの曲名である。
根拠③…詩の共通点。浅井の世界はメルヘンチックかつサイケなイメージの連なりで、「少年の悪夢」みたいな詩を書くロバートと資質は近いと思うのだが。
さあ、10日はZEPP東京で新潟ベネフィットだ。JUDEだけでなく、硬骨おやじの清志郎も楽しみにしている。もちろん、寒い懐から小額にせよカンパするつもり。その前に風邪を治さないと。
私的にはすべてが観たいラインアップなのでうらやましいです。