酔生夢死浪人日記

 日々、思いついたさまざまなことを気ままに綴っていく

天皇賞で女帝誕生?~節操なき世相予想

2005-04-30 07:34:09 | 競馬

 ♪これこそはと信じれるものがこの世にあるだろうか……。「イメージの詩」の歌い出しを、天皇賞の枠順を見て口ずさんでしまった。「もの」を「馬」に替えてである。天皇賞春の二大公式は、「前年の菊花賞上位馬を狙え」「牝馬は切れ」だったが、一つ目は、ザッツザプレンティ、リンカーン、ネオユニヴァースの惨敗で前回崩れた。二つ目は? が、今回のテーマである。

 ここ20年、牝馬は天皇賞春に9頭出走しているが、最高は9着と冴えない。最も充実した布陣は、イクノディクタス、タケノベルベットが挑戦した93年である。終わってみれば、ライスシャワー、メジロマックイーン、メジロパーマーのGⅠ馬が上位を占め、マチカネタンホイザ、アイルトンシンボリ、ムッシュシュクル(3頭で重賞9勝)が続いた。イクノ9着、タケノ10着も順当な結果といえるだろう。

 マカイビーディーヴァ、アドマイヤグルーヴは同じ轍を踏むのか、それともジンクス破り? 俺は女帝誕生に賭ける。鳴り物入りの外国馬はコケる傾向にある。エイプリルSで7着に負けたマカイビーだが、59㌔→56㌔は有利だし、当時はフケ気味だった。一方のアドマイヤは、天皇賞秋の3着はあるものの、牡馬混合戦での実績が問われている。負けたレースのうち、2度の大阪杯は+18㌔、+22㌔と重め残り、京都大賞典はゼンノロブロイら牡馬と同じ57㌔だった。

 昨年の菊花賞上位が出走しないことも、混戦に拍車を掛けている。出走組では人気になりそうなハーツクライ(7着)だが、「サンデーサイレンスは母系を生かす」の鉄則からも、2000㍍前後がベストではないか。母アイリッシュダンスはマイル前後やローカルで切れを生かすタイプだった。スズカマンボ(6着)、ハイアーゲーム(11着)の巻き返しも難しそうだ。

 ザッツとリンカーンも切る。昨年の凡走もあるが、サンデー系は齢を重ねると短い距離にシフトチェンジする傾向がある。サンライズペガサスは京都が苦手らしく、絶好調で臨んだ3年前でも5着だった。ヒシミラクルは調整過程が気になる。前々日とはいえ単勝4・2倍というのも消しの理由だ。トウショウナイト、マイソールサウンド、ビッグゴールドら好調馬も、掲示板がぎりぎりではないだろうか。

 結論。◎⑫マカイビーディーヴァ、○③アドマイヤグルーヴ。サッカーボーイの血に期待して▲⑬アイポッパー、安定感と好調教で△⑦シルクフェイマス。馬連③⑫、⑫⑬、③⑬、⑦⑫、③⑦の5点。3連複は4頭ボックスの4点。3連単は<⑫・③><⑫・③・⑬><⑫・③・⑬・⑦>の計8点。能書きは垂れたが、詰まるところミーハーな世相馬券である。

 話はコロッと変わるが、テレビを見ていて驚いた。為末大が出ているビールのCMに、マニック・ストリート・プリーチャーズの“Everything must go”が使われている。すべては過ぎ去り、忘却の河に沈んでいく。だからこそ、俺みたいに同じ過ちを繰り返すのだろうが……。
コメント (1)
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