閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

ビーチコウマー・番外編

2014-11-30 22:05:05 | 日々


また別の小さい入り江。
磯もあり、砂浜もあり、拾い物もできそうな気がする。
しかし、本日の目的地はここではなく・・

 

 

この入り江の右側です。
ぴしっと護岸が整備されていて、ベンチなんかもあり、
前回の海浜公園に似ているけれど、そのもうちょっと右が・・



こうなっている!

広ーい敷地に並べて置いてあるのは、すべて風車の部品。
ここからクレーンでトレーラーに積み込んで、夜遅くに
わが家の前を通って、建設現場まで運んで行くわけです。
手前右にある細長いのがブレード(羽根)。
ぶつ切りネギみたいな円筒形はタワーを4つに分割したもの。

 

 

ヒトの大きさと比べてみてください。
(本日は珍しく連れがいるので、モデルさんになってもらってます)

 

 



ブレード。素材はヨットなどと同じFRP。
真っ白でなめらかで継ぎ目がなくてマットな質感。

 

 

とにかく長いので、全体像を伝えることが非常にむずかしい。
ガードレールのトラちゃんが可愛い・・(笑

 

 

こちら側がブレードの付け根部分。
ここと、もう一か所を金属枠で支えて、
あとは地面から浮いた状態で置かれている。 


 

 

 

上から見ると微妙な曲面。

 



ブレードの下側に、英語と(なぜか)中国語で、
保管と運搬の際の注意事項が貼ってありました。
重心の位置とか、クレーンで持ち上げるときの吊り方とか。
これによると、長さは37メートル、重さは5.9トンほどらしい。 

 

 

丸い頭は羽根をとりつけるハブ。
後部はナセルといってギアや発電機を収納するところ。
扇風機だったらモーターが入っている部分です。
長さは10メートルくらい。でも重さはブレードよりはるかに重く、
60トン以上になるとか。
(先日の夜にライブカメラがとらえた「大物」はこれですね)

この他に、アンカーリングという基礎部分があるらしいのですが、
それはすでに全部運ばれていったあと。 

 

 

これだけあるということは、まだまだ通るんだ、深夜トレーラー。

 

 

この港は水深があるので大型貨物船が横づけできる。

 

 

 

昨夜はタワーが通りました。

 

 

本日の「いいね!」

Lagrimas Negras (動画)

どういう人達でどういう状況なのかサッパリわかりませんが・・
なんとなく、良い雰囲気の、キューバの町。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もみじ

2014-11-29 14:27:44 | 日々


♪ 秋の夕日に照る山もみじ・・

という唱歌を、あまり考えずに「てるやま・もみじ」と歌っていた。
「てる・やまもみじ」 ですよね。
歌えば同じだけれど、頭に浮かぶ風景が微妙に違う。
さらに、タイトルの「もみじ」=「かえで」と思っていたら、
そうではなかった。

♪ 濃いも薄いも数ある中に  松をいろどる楓や蔦は

数ある紅葉、黄葉の総称を「やまもみじ」といい、その中で、
楓や蔦の赤と、松の緑の取り合わせを「裾模様」と位置づけている。
ということは、山の上のほうには、他の木々もあり、また柄が違うのだな。
二番の歌詞には「川の流れ」も出てくる。
そうか、川もあるんだ。
と、あらためて歌ってみれば、風景はぐっと広がりと奥行きを増し、
色彩もますます豊かに、複雑になるではありませんか。
昔の歌というのは、よくできている。
面白い。

 

庭のもみじを下から見たところと・・ 

 

 

2階から見たところ。
28年前には鉢植えだったとは信じられないほど大きくなった。

 

 

ああ、こら、石段の途中で寝るなって。
踏んじゃうよー。

 

 

 

 

印税の支払通知書が2通きた。
1通は支払額が270円。もう1通は38円。
・・さんじゅうはちえん?

印税は印税、たとえ1円だってありがたくいただく。
しかし、この通知書を郵送するのに82円。
銀行の振込手数料だってかかるはず。
とくに38円のほうは、四半期ごとに報告が来るもので、
支払額が0円のときでも82円の封書で通知がくる。
それを配達に郵便局のバイクがわざわざこの坂を上って来てくれるのだ。
それらの経費を払うのはこちらではないとはいえ、なにか釈然としない。
もう、3年分くらいまとめて送ってもらえないでしょうか。

以前、古本を一箱処分したら、買取価格が全部で百何十円で、
(稀覯本などはないから、送料を引いたらそんなものなんだろう)
受け取りますか寄付しますか、と聞かれたので寄付にした。
その方式、もっといろんなところに適用してもいいんじゃないかと思う。

 

夕方のロケット1号と・・

 

ロケット2号。

 

 

本日のにゃんこ。

おもかじいっぱ~い。がんばれ、船長。

 

本日の「いいね!」


ワシに乗ってロンドン見物

夢で飛んだのを思い出す。前世は鳥だったかな。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビーチコウマー・その5

2014-11-28 15:33:55 | 日々

 

駐車場に車はそこそこ停まっているが、人の姿はほとんどない。
よく整備された海浜公園だ。
どこまでもどこまでも手すりに囲まれている。

  

巡視船、PM-30。やっほう。

 

 

冬は風の強い日が多く、車のドアもうっかり開けられないほどだ。
こんなに穏やかなのは今のうちかな。

 

 

ぐるりと柵に囲まれた桟橋。これでは桟橋の用をなさない。
超芸術トマソン的な物件かと、一瞬首をかしげる。
これはどうやら「桟橋釣りをしたい人」用にわざわざ作られたもので、
柵があるからお子様連れでも安心です、ということらしい。
その他、バリアフリーだとか、「足湯にペットを入れないでください」とか、
あるいは、ここにいるはずのない有名人の像がつっ立ってるとか、
「公園」としての配慮や努力があちこちに垣間見え、微笑ましい。

小さい頃に、よくハゼ釣りに連れて行ってもらった。
裏庭でミミズを掘っていって、リールも何もない竹の竿で釣るのだ。
港の岸壁だから、もちろん柵なんかどこにもない。
子どもはよくカニに餌をとられ、下手をすると針まで失くしてしまう。
いまでも覚えているのは、7歳のとき、親から離れたところに行って
ひとりで釣っていたら(餌をつけるのも、針をはずすのも自分でできた)
ハゼじゃなくてカレイが釣れたことだ。
わたしが7歳なら弟は4歳か5歳で、岸壁から落ちたら危ないけれど、
危ないということは幼児にだってわかるから、そのへんを駆け回っていても
そう簡単に落ちたりはしないし、親だって心配しなかった。
カレイはハゼと一緒に唐揚げにしてもらって食べた。
小さくて骨ばっかりでも美味しかった。
そのときのカレイがピークで、いまはまったく釣りに興味がない。
たぶん、7歳までに、必要なだけ釣ってしまったのだろう。
母は、わたしがおなかにいるとき、よく岸壁で小アジを釣ったという。
サンゴロウの「旅のはじまり」のはじまりは、じつはそのあたりにある。

 

この「海中ストーンヘンジ」のようなものは何だろう。
どうやらここも人工的に作られた磯であるらしい。
自然に見せようと、ランダムに配置した結果、
妙な芸術作品のような、あるいは何か悪だくみをしているような・・
意図とは違う雰囲気が出てしまった例。 

 

 

ビーチには小砂利が敷きつめてある。
風で飛散しない、手足にくっつかない、という点で、多くの人工浜で
この手の砂利が導入されているらしい。
砂利は砂利で、きれいだと思うけれど、ビーチコウマーとしては、
貝殻どころかごみひとつ落ちていない「クリーンな」浜では、
することがぜんぜんないのだった。

小さい男の子がひとり、しゃがみこんで、砂利遊びに余念がない。
にぎっては離し、すくっては落とし、手触りに夢中になっている様子。
お父さんだろうか、男性がそばに立っている。 
子どもの世話を焼くでもなく、話しかけるでもなく、ただ見守っている。
遠くを遊覧船が通る。
波間に浮いていた黒い鵜が、ついともぐる。
ふたりとも、それぞれに良い時間を過ごしているように見える。
他には見渡すかぎり誰もいない午前11時半。 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2014-11-26 11:56:54 | 日々


本日は風車のではなく、鳥の羽。
「階段に落ちていました。何の鳥でしょうか」と、酔猫さんから。
クリップでとめてあるのは、こうしないと微風でも飛んでしまうから。

長さ約4センチ。
軸がしっかり太くて硬いので、あまり小さな鳥ではないと思う。
純白のふわふわの綿毛、幅広で軸が短いのが特徴。
毛先はグレイ、先端は日があたるとオリーブグリーン。
この「日があたると」という色がクセモノで、なかなか写らないんデス。
グリーンの部分の裏面は銀白色で、これも特徴。
何の鳥だとしても、「オリーブ色に見える部分がある」のは確か。 

 

 

同じ鳥と思われる羽を、これまでにも何度か拾っている。
図鑑をみると、どうもアオバトの羽のような気がする。
しかしアオバト、まだ一度も目撃していない。
(ということを、そういえば2年前にも書きましたね・・) 

 

 

むこうは霧で何も見えない。
雨が降って、木々の色づきが加速した。 

 

 

本日のにゃんこ。

橋の上で爪とぐすもも嬢さん。
あまり爪のひっかからない平らなところで、
時間をかけて優雅にカリカリなさってます。
(橋の向こう側は猪鹿が渡ってこないように柵をしてあり、
猫はすきまから通行可能)
 

 

はい、終わりました。
(おじょうず、おじょうず) 

 

 

では、ばあや、帰りましょう。
(はいはい) 

このお嬢さんが、夏にはずいぶん元気で食欲もあり、
お給仕をしなくてもひとりでサクサク召しあがるので
手間がかからずよかったのですが、このごろまた気難しくなられ、
一粒ずつつまんでお口にお運びする毎日。
しかも、

よくストーブの裏に入りこんで寝ているため、
あんよがいつも薄黒いです(笑)
 

 

本日の・・「は?」


プーさん禁止

わたしもディズニー版のプーは好きではないけれど、論点が変。 

こちらもかなり変ですが。

キティちゃんは猫ではない

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

またきた

2014-11-25 23:02:30 | 日々

ちょっと特大車マニアになっている閑猫です。

11時前に、「ごごごごご」という音がしたので、
何か通るかなあとライブカメラを見てみたら、

 

 

あ、交通整理の人が立っている。

 

 

そのあと峠のほうから明るいライトが近づいてきて・・

 

 

わあわあ、何なの、これ!

 

 

これは昼間の同じカメラ。
ふつうの車と比べると、ものすごく大きい、ということはわかる。

大きいけれど、あまり長くはないものでした。
そのあとしばらくして、いつもの「きゅうい~ん、ぽー」という
長いトレーラーも通過した様子。
今夜は二本立て。

 

☆参考サイト 風車の輸送 

すごい。とてもよくわかる。

(「大きなものを運ぶ技術」に興味があるわけです。
風力発電の是非はまた別次元の問題です)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ライム

2014-11-25 14:35:00 | 日々


お隣からたくさんいただいたライム。
お隣のご主人が15年くらい前に植えられた木です。
レモンよりやや小ぶりで丸みをおびた実。
ご主人は結実を見ることなくこの世を去られ、そのあと
これが何の木だかよくわからず、レモンの香りとはちょっと違うし
お味もイマイチ・・と首をかしげていたところ、ライムと判明しました。
ライムは緑のうちに収穫するものなのに、レモンと思って、
黄色くなるまで見ていたので、味も香りもとんでしまっていたのでした。

暖地とはいえ冬には霜もおりるし、鹿にもさんざんかじられたのに、
負けずに元気にたくさん実をつけています。
レモンほどきつくない酸味と、とても爽やかな香り。
すだちのように、料理にもいろいろ使えそう。

 


ジンライム、シェイクしたらギムレット。
などと、無駄知識だけはある閑猫。
ライムといえばモヒート。の、ラム抜きバージョン(笑)。
つまり、ミントの葉っぱの入ったほんのり甘いライムソーダ。
夏に某地元レストランでいただきました。あれ美味しかった。
でも、夏まではとっておけないな。

お酒のめない閑猫は、みんなで乾杯というシーンでは、
ジンジャーエールとかアップルタイザーを頼むのですが、
(ノンアルコールビールはプラセボ効果で酔う人・・笑)
まれに、カナダドライを瓶からそのままじゃなく、甘さ控えめの
ショウガがピリッと効いたジンジャーエールを出してくれる店があり、
そういうのはなかなか嬉しい。
居酒屋の評価はジンジャーエールで決まる・・なあんて、
通みたいだけどぜんぜん通じゃないね。

 

 

 

リュウキュウアサガオ、かな。
思いがけない場所でいまごろひとつだけ咲いていた。

 

 

 

 

 

なにやら乱れ飛んでおりまする。

 

 

ひゅるひゅるひゅる~。

 

 

まるで海のような空。

 

 

本日のにゃんこ。

どした、さんちゃん、そんな道端で。
 

 

 

ものすごくローカルな道端なんだけど・・(笑)
右の草むらに真鈴もいます。ここが気持ちいいらしい。
ちなみに、この一輪車は通称「ネコ」といいます。
猫みたいに細い橋なんかも渡れちゃうスグレモノ。
アタマ(先端)さえ通れば全部通れるのも猫と同じ。 

 

本日の「いいね!」


Le chant des oiseaux 鳥の歌(動画)

クレマン・ジャヌカン。16世紀フランスの音楽家。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カレハナ・カレハ

2014-11-23 10:38:48 | 日々

どの季節にもきれいなものがたくさんあって、
見るのが追いつかない。
北国はもう雪だけれど、このあたりの風景はまだ秋だ。
青空、緑から金茶に変わる木の葉、日の光。 
アンティークレースのようなアナベルの枯れ花。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある日の夕暮れの空。

 

 

また別の日。
「けむとれいる」ではない飛行機雲。
なにか気になるちっちゃい雲がひとつ。

 

 

なんでしょう、このバツじるしは。

 

本日の「いいね!」

蜂蜜とり

クマのプーさんではありません。
ヒマラヤの崖で野生の蜂の巣を採取するネパールの山岳民族。
(虫キライ姫は閲覧警戒度4です) 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブレード

2014-11-21 23:44:27 | 日々

先日の「深夜貨物の謎」に書いた「羽根を運ぶトレーラー」を、
道路沿いにある県土木事務所のライブカメラがとらえた。
 

えーと、たぶんこれは、トレーラーの最後尾あたりだと思うのですが・・
(画面下が進行方向。追い越す車が反対車線を走っています) 




大型バスがこれくらいなので、どんだけ大きい(背も高い)か、
なんとなく、ご想像いただけるでしょうか?

ライブカメラっていうから、24時間動画で見られるのかと思ったら、
10秒おきの静止画なので、なかなか「見たい瞬間」というのは
写ってくれない。(←だーかーらー用途が違うって・・笑) 
やっぱり実物見なきゃね。 

風力発電は来春から稼働する予定になっているそうです。 
計画では高さ100メートル級のを21基とか聞いたけど。
あと何枚通るの、羽根は。 


<追記>

上の記事をアップした後、11時にまた音が聞こえたので、
よーし!と懐中電灯持って、走って見に行った。
緑と赤のランプに飾られた長い長いトレーラー!
暗くて写真は撮れなかったけど、たとえ撮れたとしても、
横に3枚つなげないと頭からシッポまで入らないくらい長い。
そして、先日の「路肩にはみ出したタイヤの跡」は、車の幅が大きいから
横にはみ出すのではなく、長すぎるので、曲がるとき、最後部が
反対車線の外までぐいーんと振れてしまうのだ、ということがわかった。

「特大車注意」という電光看板のついたぴかぴかトラックが
前と後ろにいて、トレーラーがゆっくり曲がるときは、
光る棒を持った人が降りて、無線マイクで連絡を取り合いながら、
他の車を止めたり、通したりする。
このあたりは街路灯もほとんどないし、見通しもきかないから、
下調べをして綿密に計画を立ててあるのだろう。
カーブを無事クリアして、トレーラーのあとから電光トラック、
その後ろを、誘導係の人が走って追いかけていった。
トレーラーの運転も大変だけど、棒を振る人も大変だ。
たぶん、道中の半分くらいは走っているのではないかしら。

風力発電の是非は別として、こうやって夜中に働く人たちがいることと、
神ワザに近い運転を目の当たりにして、なんだか感動的でした。
また見に行こうっと。


 

 

本日の「いいね!」・・ではない。

静電気にご注意

 

馬鹿なんじゃない?

 

と、余裕の真鈴さん、静電気対策は万全かな?
ときどき草の実がくっついてるけどね。

最近ふえたセルフガソリンスタンドでは、
静電気の「ぱちっ!」がガソリンに引火して
車が炎上することがあるそうで、人間も気をつけましょう。 
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビーチコウマー・その4(後篇)

2014-11-20 16:54:48 | 日々


分かれ道で思案していたら、向こうから来たおじさんが、
「あっち行くと海岸。眺めいいよ」と言うので、行くことにする。
「きょうは曇ってるから富士山は見えないけどね」
いや、富士山は、わたしはわりとどうでもいいんですが。
その「あっち」というのは、しかし、ずいぶん山の中のようだ。

 

 

 

よく整備された遊歩道ではあるけれど、はいてきた靴がまずい。
ジョギングシューズなので、靴底のかえりが良すぎるのか、
とくに下りでは、つんのめるようになって安定しない。
海辺に来たはずなのに、なぜ山歩きを?



 

 

でも、眺めは良い。すごく良い。隣の湾が見おろせる。
ときどき昔の玩具のような遊覧船がちょろちょろ走ってくる。 

 

 

鳩が一羽、ふいっと飛び立って、この岩の真下に入っていった。
洞窟のようになっているのかもしれない。

 

 

サメの背びれのような岩がすごく気になるんだけれど、
先端のぎりぎりはちょっと怖いので、ここらへんで。

「足元がすかすかした水際の崖っぷち」が大の苦手な閑猫。
下手をして動けなくなると困るし、なにしろここは携帯も圏外だし! 

 

 

 

と言いながら、じわじわと前進してみたり。 

 

 

イソギクの咲き残り。半ドライ状態。


 

 

あ、漁船きた。やっほう。

 

 

 

戻ってきたら、浜では海女さんたちが休憩していた。


 

 

旅のおみやげは、手の中にはいる小さいものを、ふたつだけ。 

 

 

本日の「いいね!」


スティーヴン・キング、キューブリック版「シャイニング」について語る

まあ、たしかに、そうね。
この人がずーっとこれを言ってる気持ちはわかる。
原作者みずから脚本製作総指揮のキング版「シャイニング」は
観てないのでなんともいえませんが。
(山の中の一軒家でひとりで観るのは嫌だ。4時間半て長すぎるし)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビーチコウマー・その4(前篇)

2014-11-19 13:26:00 | 日々


またある日、別の湾。
流木(とペットボトル)が大量に積み重なっているので歩きにくい。
そこをばりばりと乗り越えていくと、おばあちゃんがひとり、
ちんまりと座って焚火の番をしていた。

 

すこし曇り。きょうは風も穏やか。
かぼちゃ級の石、おにぎりみたいな石、粒の大きい砂利、小さい砂利。
水際に近づくにつれてだんだんこまかくなる。
どの石もすべすべしていて、手にとると気持ちがいい。

自然にできたものには、すべてこの気持ちよさがあると思う。
眺めてうれしい、さわって楽しい、飽きのこないかたち。
ヒトがあれこれ考えてデザインしても、なかなかこうはいかない。
これまでにないものを、誰も思いついていないものをと、
新奇さを追求すればするほど、本来の必然から遠ざかっていく。
無理して作ることないんじゃないか。
ほんものの「オリジナリティ」は、たとえばこんな浜辺にある。
おばあちゃんが火にくべている流木や、波に磨かれた貝殻。
こうなるべくしてこうなったかたち。
  

 


 

 

 

 

 

この岩が、どれだけたったら、てのひらに乗る丸石になる? 

 

 

ピンクのウエットスーツの海女さんがゆっくり戻ってくる。
トコブシを採っているのだそうだ。

 

 

 

 

波が寄せてくるところには、こまかい貝殻が帯状にある。
巻貝、ときどき宝貝、砕けたきれいな破片もたくさん。

ここは小さくて静かな湾で、座るのにいいような岩もあるし、
半日くらい腰を据えてじっくり貝拾いをしたい感じだけれど、
このあとまだ行くところがあるので、見るだけ、見るだけ。

後篇につづきます。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする