閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

山桜・その3

2018-03-31 16:53:36 | 日々

ソメイヨシノはもうどんどん散ってくる。
木のてっぺんに花びらがふわふわと浮きあがり、かすかな風に流れていくのが遠くから見える。
歩いていると、おや?と思うような場所で、空から降ってくる花びらに出会う。
桜のバトンは、すべての山桜に渡り、いま八重桜のひとつ手前で止まっているらしい。

 

 

 

新芽のいちばん赤い種類。

 

 

 

こちらは花がほんのりピンクに見える。
花びらそのものでなく、花の芯とがく片が赤いのかもしれない。

 

本日の鳥さん。

いるんですけど、見えますか?

 

ほらね。縞シャツのコゲラちゃん、グレイの後ろあたま!

 

山桜の幹を点検中です。

 

こちらはホオジロさん。(遠い遠い!)
鹿の侵攻で川岸が荒れ、やぶや草むらが激減したため、ホオジロも数少なくなった。

 

本日の「いいね!」


ビッグ・サーの鳥の巣おじさん 

カリフォルニアのJayson Fann氏。ユーカリと柳の枝が良いそうです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山桜・その2

2018-03-30 17:46:24 | 日々

 

きれいに見えるものが、きれいに写るとは限らない。
桜がその最たるもので、毎年しょうもない写真を大量に撮っている。

 

左と右、種類が違う。どちらも山桜。

 

すうすうと箒のように上に伸びる、いちばん山桜らしいタイプ。
花が開くのは一番遅い。

 

これは逆に、枝が長ーく伸びて横に張り出すタイプ。
花はお団子状にまとまってつき、ここだけ見るとあまり桜らしくない。
南隣に大きなクヌギの木があるため、枝が片側ばかり伸び、よけい変な樹形になっている。

 

花は純白、新芽は褐色。
家の近くで、花を低い位置で見られる山桜はこれ1本だけ。

 

枝の分かれ目が約60度なので、下から見上げると正三角形がたくさん見える。

 

これはまた別の山桜。
花が大きめで、新芽が赤っぽいので、山桜にしてはにぎやかな印象。

 

 

本日のクレ。 

木陰でのんびり。

 

のーんびり。 

 

ナナメでも問題なし。

 

多少つぶされても…問題なし!

写真ではコマがずいぶん大きく見えるけど、体重はクレのほうがまだ1キロ重いです。
毎日、うるさいコマ吉に辛抱強く付き合ってくれる。
クレちゃんは、ほんっとに、いい子だ。

 

本日の「いいね!」 (メモ)


The Beauty And Biology Of Egg Color

卵の色と模様のひみつ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

すたんぷ

2018-03-29 17:32:20 | サンゴロウ&テール

黒ねこサンゴロウのファンなのですが、LINEスタンプとか出されないんでしょうか。欲しいです!

…というおたずねをいただきましたが、「描く人」は「ラインスタンプって何?」と言っており、わたしも「これだよ」って見せることができないため、当分無理なんじゃないかと思います。すみません。

かわりにこれ描いてくれた。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山桜・その1

2018-03-29 11:42:26 | 日々

山の桜は1本ずつ性格が違う。
ああ、この子はこうだなあ…と見るたびに思う。

 

これは家のまわりでは一番大きい木。
山桜の中では早めに開花し、長く咲いている。
花は白、新芽は金色がかった緑。
オオシマザクラほどは花も葉も大きくない。
花のあと実がたくさんつき、熟すと黒くなる。

 

 

 

 

 

本日のコマ吉。

カワイイ手が出る。

 

かくれてる、かくれてる。

 

へへッ。

 

本日の「いいね!」


Audi Ski quattro | Candide Thovex

いやあ、最初に見た動画は画質が粗かったせいもあって、CGじゃない?って思ってしまったけど、この人(キャンディッド・トベック)はフランスの天才スキーヤーだそうだから、インクレディブルだけど本当らしい。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桜リレー

2018-03-28 17:56:20 | 日々

ソメイヨシノはあっというまに満開の満開で…

 

バトンをうけとり、山桜が次々に咲き始める。



大きすぎてカメラにおさまらない。

 

 

モクレンは開ききって、どんどん散っていく。これは3日前の。

 

ヤマガラさん、ツーピーツーピー。

 

ツーピーツー。

 

下では張り込み中。

 

知ってるけどそしらぬ顔。

 

見てるだけだもん。

 

それにしても、水仙の葉っぱ、多すぎない?

 

 

春の6連符。

 

本日のゲスト。

お久しぶり、ジャッキーの旦那。
冬の間は寒いから来なかったのか、それとも、こっちが寒いから窓を開けて見なかっただけか。
じーっとすわっていたけれど、1時間くらいしたら「うにょ…むにょ…」と小声で何か言って、帰ったようだ。
この子はクレと本気のケンカをしてしまうため、居つくと困るからゴハンはあげないことにしている。
それでも、なぜかたびたびやってくる。
うちのベランダは巡回コースの「お休み処」になっているのかも。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いそがしい

2018-03-26 15:24:54 | 日々

…というのは、閑猫ではなくて、鳥の話。
桜が咲けば、巣作りの季節です。

2月のうちにMがあちこちの木につけておいた巣箱(ヤマガラ・シジュウカラ用)は、もうほとんど入居者が決まっていて、早いペアはすでに巣作り作業を始めている。
まず底に緑の苔を厚く敷く。
その上に動物の毛をふかふかに敷き詰める。
苔はそこらにいくらでもあるし、山には鹿や狸の毛もあるだろうけど、わが家では1年分ためておいた極上の猫毛を、ここぞとばかり提供する。
そのまま置くと風でふわふわ飛んで散らばってしまうし、地面で拾っていると猫に狙われて危険なので(今年はコマ吉が熱心に張り込んでいるし!)、毎年あれこれ工夫をこらすが、なかなかうまくいかない。
昨年は、百円ショップのペン立てに詰めて柱にくくりつけることを思いついたが、底はメッシュでないので、雨が降ると水がたまってしまう欠点があった。
今年はさらに改良して、底に水抜きの穴を開けた上、小石をひとつかみ入れて安定を良くした。
上面は、空から見つけやすいようにふたはせず、紐で十文字におさえて、風で散らないようにしてある。
これでばっちりです。

来ました。ヤマガラさん。

 

えーっと、どの色にしようかなっと。

 

まずは、これだな。

薄い色から先に持って行く、ような気がするけど、ちゃんと調べたわけではないから、よくわからない。べつに色の問題ではないかもしれない。

 

数秒おきに周囲の安全確認もするので忙しい。 

 

 

 

だいぶ口いっぱいになってきた。 

 

もうそれくらいでいいんじゃないの? 前が見えなくなっちゃうよ?

 

いーえ、まだまだッ!

離れたすきに他の鳥に取られると思うのか、無理して持てるだけ持って行こうとする。
よくばりすぎて、途中で落としてしまうこともある。

行く先を見ていたら、家の南側のソメイヨシノの巣箱だとわかった。
この巣箱は一番人気があるようで、このあいだもヤマガラとシジュウカラがケンカしていたけれど、今年はヤマガラが勝ち取ったらしい。
人気の理由は、居ながらにして花見ができること…ではない。
これから卵を産み、ヒナが孵るころには、花は散って、緑の葉が出ている。
広葉樹の葉は、外敵からの目隠しになるだけでなく、日除けにも、雨風除けにも良い。
それに、桜の若葉にはよく毛虫などがつくし、すぐ下は畑(無農薬有機栽培!)だから、お買い物便利。忙しい子育て中の親鳥には何よりの環境だ。
ヒトの住まいからは「スープの冷めない距離」で、万一何かあったときには騒げば気づいてもらえ、セキュリュティも安心。
鳥もよく考えている。
と言いたいところだけど、ほんとうは鳥は何も考えていない。
すべて本能のまま、神様のプログラムのまま。
しょっちゅう考えすぎては裏目に出る閑猫は、考えない連中をうらやましく思ったりする。
桜の季節には、とくに。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

木に咲く、草に咲く

2018-03-25 22:34:45 | 日々

桜のつぼみは、ほどけだすと早い。
朝からどんどん開き始め、昼前にはもう倍くらいになった。
この木には小鳥の巣箱がつけてあるので、あんまりうろうろしていると頭の上から苦情が来る。

 

ソメイヨシノのむこうは紫モクレン。

 

紫モクレンのむこうは、プラムの花。

 

紫モクレン、下から。

 

プラムは雪のように真っ白に咲いている。
この木もだいぶ古くなったけれど、昨年はけっこう実がついた。
今年はどうでしょうか。

 

縞の着物、その2。
はて、クロッカスは、黄色の球根を買ったんじゃなかったっけ?

 

ぱっちりおめめのハルリンドウ。

 

これは庭の白モクレン。

 

山椒の新芽と、

 

もみじの新芽。

 

拾った羽。長さ40ミリ。
同じ長さのハトの羽にくらべると、幅が狭く、軸も細く、全体に華奢な感じだ。
先端はオリーブがかったグレイと黄褐色の微妙な2色混じりになっていて、斑のある胸のあたりの羽ではないか、という気がする。
サイズ的にはヒヨドリくらいか、もうすこし大きい鳥かもしれない。
(鳥類学者じゃないので、いいかげんなことを言っております)

 

本日のコマちゃん。

笑って寝ている。

 

本日の「いいね!」 メイキングシリーズ

どうやって作るの? ゴム風船の巻

風船は、独特なゴムっぽさと、いつ破裂するかわからない緊張感がやや苦手。
バルーンアートの人が細長い風船をきゅうきゅうとねじったりするのを見ると、じゅうぶん離れていてもどきどきしてしまう。
空に浮かぶ水素風船は、糸を持って連れて歩くと、なにか不思議な生物を飼っているようで楽しい。
持って帰って放すと天井にひっついてゆらゆらしている。
でも翌朝にはしぼんで床に落ちているのが、ほんとに悲しかったな。
昔は開店セールなどで子どもに風船を配ることがよくあったけど、最近はあまり見ない気がする。
わたしが見てないだけで、今でもあるのかしら。
さて、宣伝用の文字や絵の入った風船は、どうやって作るかというと…

風船プリンター

…というモノがあるとは知らなかった!
(最初の説明が長いので、お急ぎの方は3分半くらいからごらんください)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ふるふると

2018-03-25 17:26:17 | 木苺通信

いつまで歩いていても、誰にも行き会わない。
歩いていると、ときどきすいこまれるように眠くなる。
こんな午後はまたとないのに、花をみているのは私しかいない。

「花の下で」(『木苺通信』より)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コマとカメキチ

2018-03-24 15:37:50 | 日々

起きた。

 

さっそくみつけて興味しんしん。

 

えーっと…

 

ちょいちょい。

 

うわ、出た!

 

じいーっ。

 

好奇心の強い子猫は、必ず一度(か二度か三度!)はやりますね。
クレはわりと用心深くて逃げ腰だったけど、コマは遠慮なしに手を出す。
ちょいと叩くと沈み、またひょこっと出てくるのが、面白くてたまらないらしく、長いことパシャパシャして遊んでいる。
だけど、カメさんも大きくなってるし、冬眠明けでおなかすいてるから、あんまりちょっかい出すと噛まれるんじゃないかと気が気でない。

お外でいっぱい遊んで帰ってきて、クテクテ寝ております。

 

本日の「いいね!」

KUNSTBAR

ポロックで笑った方は最後までどうぞ。
カナダのアニメーターグループ The Petrie Lounge 2002年の作品。
ちなみに Kunst はドイツ語で「アート」のこと。

上の動画とは関係ない話ですが、じつはさっきグーグル翻訳で確認するまで、Kunst ってスウェーデンかどこかの言葉で「くもの巣」のことだと思っていました。
なぜかというと、子どものころ、うちに「クンストストリッケン」ていう編み物の本があって、それが他の編み物とは雰囲気の違う、くもの巣みたいなレースだったので…何かそう思い込んじゃったんでしょうね。
(たぶんその本の近くに「スウェーデン刺繍」の本もあったはず…)
生活する上で重要な単語だったら、どこかで間違いに気づく機会があるだろうけど、そうでないとそのまま育ってしまう。
半世紀もたつと、もうなかなか修正ができない。
こういう言葉に関する思い込み、思い違いが、わたしはわりと多い。いや、かなり多いような気がしてきた。
(Edvard Munch がなかなかムンクと読めなくて、いつも「エドワード・マンチって誰?」と言ってる閑猫)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ちいさい・きいろい

2018-03-22 17:14:21 | 日々

キブシ。

 

 

 

ヒュウガミズキ。

 

 

 

アブラチャン。

 

金平糖のように小さい花がぱらぱらたくさんつくものは、なかなかうまくピントが合わない。
アブラチャンが咲いているところは、たいてい川岸の足場の悪い場所だったり、鹿除け柵のむこうだったりするので、近づくのも容易じゃない。

 

春のアーチ。

 

15センチくらいで花の咲くミニ水仙を植えてみた。

 

これも「きいろ」に入るかなあ。
ひっそり咲くバイモ(アミガサユリ)。

 

ラテン名の Fritillaria は「サイコロを入れる筒」という意味だそうだ。
同じような形の花でも、ホタルブクロは Campanula で「小さな鐘」だ。
教会の鐘とサイコロ賭博ではずいぶん違う。
模様が内側にあるのがギャンブル的なのか?
花が終わると、本格的な夏を待たずにまた休眠に入ってしまう。

 

本日のにゃんこ。

遊んでほしいコマ吉と…

 

おかわりがほしいスリちゃん。
(この子の食べ方だとお皿がガコガコいってうるさいので、マットがわりにスポンジワイプ敷いてみた)

コマ・スリの組み合わせはあまり問題ないのですが、このあと深夜になってから、クレ・スリで大乱闘に…。
スリちゃんはニュートラル猫なので(…だよね?)闘争性は低く、いつも用心していて、何かあれば一目散に「逃げる」。
しかし、このときは雨風がひどくて2階の猫ドアを封鎖中だったため、室内に入っていたスリちゃんが、階段を上がってきたクレに逃げ道をふさがれる形となり、まともに目が合ってしまったようで。
とにかく、きみたち、午前2時にヒトが寝てる布団のまわりでケンカするのやめて。

 

本日の「いいね!」じゃない。

雁荡山沓屏峰铁索栈道

中国浙江省は雁蕩山にてロッククライミングを楽しむ人々。
た、たのしい…?
(お急ぎの方は1分30秒くらいからご覧くださいね)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする