閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

霧の朝

2019-10-31 16:21:28 | 日々

とても山奥のようですが、実際はそうでもありません。

 

息をすると霧が肺の奥まで流れこんでくる。
ポタージュスープのように濃い霧。
だけどかしこいカメラは、霧を5割引きしてクリアに写してくれている。気を利かせすぎ。

 

霧が晴れると、いろんなものがきらきらしているよ。

 

また別の日のお昼過ぎ。
北の空にひろがるうろこ雲に見とれていると、Mが「すごいよ、あっちがすごいよ!」と叫ぶので、南西に目を向けたら、

 

すごいアーチが!

 

太陽を中心にして、コンパスでぐるーっと3分の2くらい線をひいたような雲。
雲、なのかな?
(太陽にまともにレンズを向けられないので、全体を撮ることができない)

飛行機雲にしてはカーブしすぎだし、いわゆるハロウ現象(日暈=ひがさ、にちうん)でもないし…
10分もたたないうちに流れて消えてしまったけれど、あれはいったい何だったのでしょうか。

 

久しぶりに聴き慣れた声がすると思ったら、ことしもジョウビタキが渡ってきた。
木のてっぺんでしきりと鳴いている。

 

ここです。
(遠すぎて何だかわからないですね…)
これが来たということは、家の窓や車のミラーに、気をつけなくちゃ。

 

ならべる。ヒノキの葉。

 

ならべる。サンシュユの赤い実。

 

本体は高い枝の先。ちょっと遠い。

 

本日のおやつ。

Mの熊本みやげ、山江村の「栗(くり)んとう」。
特産の栗が入った素朴なお菓子ですが、これがビックリな美味しさ!

 

本日のきにゃにゃ。

きょうも椅子とられてる。

見回すと、猫5匹とヒト2名。
まだストーブ焚いてるわけでもないのに、1階の居間にこの家の全人口が集中するという謎の現象がときどき起こっています。


おまけ。

とりっく・おあ・とりーと!
とれたてネコヅメつきで。 
(コンデジるみちゃんの「夕焼けを幻想的に撮るモード」で撮ったらこうなった。う~む)

鳥関係のサイトを見ていたら、ハロウィンがらみで Vampire Ground-Finch と Elegant Mourner が紹介されていて、笑いました。
片や吸血鳥。片や毒毛虫のコスプレ。こんな鳥がいるのか~。すっごいマニアック。

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「なんでもモッテルさん」

2019-10-25 10:31:07 | お知らせ(新刊)

新しい絵本ができました。
『なんでもモッテルさん』(あかね書房 2019年10月刊)
絵はアヤ井アキコさんです。

カッテル・モッテルさんは大金持ち。
立派なお屋敷には、世界中から買い集めたお宝がいっぱい。
車庫には高級車がずらーり。金庫の中にはお金がぎっしり。
奥さんのマーダさんも、子どものテルルちゃんとモットくんも、欲しいものは何でも、いくらでも手に入るのです。
うらやましい、でしょ?
だけど、表紙に並んだこの家族、むすーっとして、ぜんぜん幸せそうじゃないんだなあ。

わたしとしては珍しいタイプのお話かもしれません。
2年ほど前、編集のKTさんと、とりとめのない雑談をしていて(ということ自体かなり珍しい)、いろんなモノがい~っぱい描きこんである絵本って楽しいですよね、という話から、家族全員がそれぞれ何かのコレクターで、集めたモノで家がいっぱいになってしまう…という設定が浮上し、「それ面白いですよ!」ってKTさんがおっしゃるもんだから、帰りの電車でメモ帳に書きとめたのが、この話のもとになっています。

わたし自身、ビー玉とか貝殻みたいなこまごましたものを集めてためこんでしまうパックラット体質なので(パックラットという動物については、以前こちらに書きました)、コレクター心理はよくわかるのですが、問題は、集めたあと、どうするかです。
大事にしまいこんで、それっきり…では、どうにもならない。おはなしには「転」と「結」がなくちゃ。
集めたものでお店やさんを始めるとか、どこかに寄付するとか…そういう現実にありそうな話だったら、わざわざ書く必要もないし。
だいたい、モノに対する執着の強い人が、どうしたらあっさり手放す気になるかっていうと、たぶんそれは無理。絶対無理。
そうすると、やっぱりこれしかないだろう、ということで、こうなったのが、このお話。

いつものことですが、
「とけいが100こ、ぼうしが100こ、ネクタイは なんと365ほん!」
などと、文章担当はさらさらと書くだけですみますが、大変なのはそれを絵に描く人です。
アヤ井さん、原稿を読んで「うえぇぇ~っ!」と思われたに違いない。しかも、それを実際に描いていただいたのは、あの記録的猛暑の最中。本当に申し訳ありません。。。

子ども部屋の散らかりっぷりを、ちらっと。

とにかくお屋敷じゅうモノがいっぱいで息苦しいという状況が前半ずっと続くのですが、アヤ井さんはそれを非常にていねいに、美しく描いてくださっています。
それぞれのモノが、いかにもふさわしい姿かたちで、あるべきところにあり、ひとつひとつ、まるで手に取るようにして眺める楽しみがたっぷり味わえる。
「目に嬉しい絵本」になりました。



まったく、この子どもたちのかわいくないことったら(笑)

今回、アヤ井さんには、特にお願いしたことがありました。
上の絵に出ている、この家の飼い犬の「ワンダ」。この子も、じつはひそかに何かを集めてためこんでいて、それが何かということは最後のほうになってわかるんだけど、それについて文章では一切書かず、絵だけで見せるようにしたい…と。
何をどんなふうに集めるか、アヤ井さんが考えてくださって、とても楽しいことになっていますので、ぜひごらんくださいね。ワンダ、かわいい。

もうひとつ。
これは実際に手にしていただかないとわかりにくいのですが、「みしみし めりめり ばきばきばきっ!」と大きく書かれたページが右側にありまして、そのページをめくろうとすると、まさに「ばきばき」と音を立ててはがれてくるような感じが…するんですよ、ほんとに。
次の場面は、見開きいっぱい大混乱になっているのですが、それをまためくると、紙のシュッというかすかな音とともに、すべてがはるかかなたに飛び去って、あとに清浄な空気と明るい光に満ちた世界があらわれる…
そう、これこそ「絵本にしかできないこと」!
わたしが絵本をつくりたいのは、アニメーションにも電子本にもない、この「紙をめくるシュッというかすかな音」があるからなんだと思います。

なんでもモッテルさん
竹下文子・文
アヤ井アキコ・絵
あかね書房 2019年
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秋の蝶・その2

2019-10-23 22:43:24 | 日々

(画像あります。虫キライ姫はご注意ください)

ツリフネソウとイヌタデ。

 

お隣のサキシマフヨウが花盛り。

 

成長が早く、見上げるほどの大きな木になるが、質が柔らかいので倒れやすい。

 

咲き終えた花は、こんな「おひねり」のような形で落ちている。

 

フジバカマに来たアサギマダラ。ステンドグラス風の羽が美しい。
蝶は昔から苦手だったのだが、今年はずいぶん積極的に観察しているので、Mに「どうしたの? 大丈夫?」と驚かれるほど。うーん、いったいどうしたのでしょうね。
この蝶はあまりこまかくはばたかず、飛び方に独特のリズムがあり、見ていて楽しい。
(苦手なお友達がいるので、写真はひかえめ。これくらいだったら平気?)

アサギマダラは、鳥のように長距離の「渡り」をする蝶として有名だ。
春から夏のあいだは、標高1000メートル以上の高原で過ごし、秋になると南へ移動する。海を越えて台湾や中国まで渡るものもいるとか。
わが家の周辺で見かけるのは、渡りの途中ということですね。
ヒヨドリバナやフジバカマの花を好んで集まる。これらの草に産卵するわけではなく、幼虫の食べる草は別にあるようだ。
春は、ワスレナグサやボリジの花にたくさん来ているのを見たことがある。ムラサキ科の植物にもこの蝶をひきつける成分があるらしい。

ね・ら・う・なッ!



一昨日、夕食の支度にとりかかろうと階下に降りたら、いきなり停電。
まだ外はわずかに明るさが残るくらいの時刻だったので、動くのに支障はなく、非常灯をぽんぽんと置いて、そこではたと困った。
電気が止まってもガスは使える。しかし、水が出ない。
台風でも何でもないときだったから、汲み置きがない。冷蔵庫に飲料水が1リットル弱と、外のバケツに雨水が1杯あるだけ。
調理をするには水が必要だ。材料としての水の他に、何かするごとに手を洗う、包丁を洗う、まな板を洗う。台所では、ほとんど意識せずに、ひんぱんに水を出したり止めたりしている。
それが一滴も出ないとなると、手順をよくよく考えて、できるだけ洗う回数を減らさないと。この際、キャベツは洗わない。玉ねぎは最後に切る。いや、長ねぎが最後?
停電が万一長く続くことを考えると、冷蔵庫もなるべく開閉したくない。一度にあれもこれもまとめて出すのと、ちょっと出してパッと閉めるのと、冷気を逃がさないのはどっちだろうか。
…などなど、頭の中で大忙しで考えているうちに、10分あまりで電気がついたので、やれやれ、とほっとした。
日頃の備えって、大事だなあと思う。思うけれど、喉元過ぎれば熱さを忘れるで、なんでもないときに家じゅうにバケツや大鍋を置いとくのもうっとうしく、なかなか実践ができない。
それより、停電なのに予定通りのおかずを作るつもりでいたのが、あとから考えると変だ。閑猫の辞書に臨機応変という言葉はないのか。

そのあと、真夜中近くに、お風呂からあがったところで、ふたたび停電。
今度は真っ暗になったが、さいわい日頃から暗がりで行動する訓練を積んでいるので(忍者?笑)、そこはあわてず手探りでドライヤーのスイッチを切りコンセントを抜く。
これも10分あまりで復旧したけれど、髪をちゃんと乾かさないまま寝たので、朝起きたら頭がむちゃくちゃになっていた。
シャンプーの最中に停電じゃなくて、よかった。
台風以来、あちこちでいろんなものが切れたり壊れたり崩れたりしやすくなっているのかもしれない。気をつけないと。

 

ある日のにぎやかな夕暮れ空。
右へ行く雲もあり、左へ行く雲もあり。

 

なんとなくシャガールっぽくなってきた。

 


本日のコマテケ。

テケ

 

テケ

 

テケ


本日の「いいね」

Consignes de sécurité  Air France

お洒落で、わかりやすい。さすがエア・フランス。(フランス語がわかるわけではありません)

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秋の蝶

2019-10-20 19:10:30 | 日々

雑木の山は楽しい。いちばん先に秋の色になるのは桜。

 

次の雨で、金木犀は散ってしまうだろう。

 

次々と咲くホトトギス。いつのまにかたくさん増えた。

ホトトギス、アザミ、フジバカマなど、秋の花に蝶がよく来ている。
(キンモクセイはこんなに甘い香りがするのに、虫は集まらないようだ)
ちらちら、ちらちらとめまぐるしいシジミチョウ。
ふわりふわりと優雅に飛ぶアサギマダラ。
こんなふわふわで生きていけるのかと心配になるほどだが、いざというとき逃げるのは素早い。
このごろふえたツマグロヒョウモンや、リュウキュウムラサキという珍しい南方の蝶も見かけた。

コマ吉は花壇に陣取って、蜜にやってくる蝶を狙っている。
うちでは「ハチドリさん」と呼ぶヒメクロホウジャク(漢字で書くと姫黒蜂雀!)が気になってしょうがないらしい。
これは蝶ではなく昼行性の蛾だけれど、蜂みたいに透明な羽でブンブン飛んで、長ーいくちばしで蜜を吸う。すばしっこいのでそう簡単にはつかまらない。
本物の蜂にはコマも絶対手を出さないので、違いはちゃんとわかっているのでしょう。

 

そういえば金魚もふえたなあ。
大きいのが12尾くらいと(正確に数えられない…)、中くらいのが5尾くらい。その下の金魚すくいサイズと、さらに小さいメダカサイズもちらほら。
メダカより小さいのは、まだ色が赤くなっていないから、いても見えない。
哺乳動物のこどもは小さいうちは親のそばにいるけれど、金魚は小さいほど離れたところにいる。間違ってパクッと食べられないくらい大きく育ってから群れに入ってくるらしい。

 

逆飛行機雲??

 

ウェブアーティスト佳境に入る。譜面できた。音符は?

 

本日のゲスト

芝生をのこのこ歩いておりました。

 

クワガタ虫って、冬はどうしているんだっけ。

 

本日のきにゃにゃ。

元気です。

 

おやあ?

 

ずいぶんリラ~ックスしてるじゃないですか(笑)

 

キジトラだけど…なんとなく前より縞がぼやけてきたような…。

先日の台風のあと、きなちゃんは、なぜか急に1階の居間の椅子で寝るようになった。
理由もきっかけもよくわからない。2階で真鈴との小競り合いが頻発していたので、すっぱり引っ越すことにしたのかもしれない。
オス猫同士のテリトリー争いと違って、女子のけんかは、テリトリー内のお気に入りの寝場所の取り合いとか、あるいは単に「なんとなく目ざわり」とかで、女王様気質の真鈴は、最初から圧倒的優位に立っている。
これまで引きこもりのイメージが強かったきなこ、居間に移ってからは、ふつうにみんなと同じゴハンを食べるし、ときどき外にも自主的に出るようになったのは、良い変化。
机に向かうとき、いつも必ず膝にいた子がいないので寂しいんですが。
そのかわり、食事中とTVを見ているときは、ばっちりお膝。というか、きなちゃんの椅子にこっちが「座らせていただいてる」状態。それ、もともとわたしの椅子なんですけど。

 

本日の「いいね!」

投資信託も売れ筋 ネコ向けネット広告登場

虚構の中にひそむ真理って大好き。
ネコのついでに、もうひとつね。

ネコ語文法、「命令形」のみ? 言語学者が研究

それは研究しなくても、猫飼いならみんな知ってる。


そして、こっちは「いいね」じゃない。

「暴れる猛暑、護摩で調伏」 五輪期間中、祈祷師3千人配置へ

台風はどうするの? おもてなし?

オリンピック、マラソンだけでなく馬術競技も涼しいところでやるべき。馬がかわいそう。(これはまじめな話よ)

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すずしい

2019-10-16 21:24:40 | 日々

すとんと気温が下がって、涼しい。
そういえば10月も半ばだったんだ。
昨日はコマ吉、きょうはさんちゃんが、珍しく膝に乗ってきた。
とりあえず猫用のハンモックを洗って片づけ、冬のベッドや敷物を出す。
うっかり買い過ぎたジュースが全然減らない。もう冷水ポットもいらないかな。

今年の夏は、ガスと電気の使用量がどちらも過去最低を記録した。
ガスはお風呂。シャワーですませる期間がそれだけ長かったということ。
Mが留守がちだったから、時間のかかる調理をしなかったせいもある。
電気は…わたしの部屋の扇風機の稼働時間は過去最高だったと思うけど?

ミツバアケビの実。
アケビのつるはたいてい高い木の枝によじのぼっているので、実が手に取れる場所にあることは珍しい。
ここは高さ1メートルのワイヤーメッシュに誘導し、数年前から花だけは咲くようになっていて、今年は初めて実が4個ついた。
メインのつるがかなり太くならないとだめなようだ。

甘いことはまあ甘いんだけど、とにかく種子が多くて食べにくいので、積極的に採ろうとは思わない。
手が届かないのを遠くから眺めるくらいがちょうどいいのかな。

 

アザミに…

 

ホトトギス。

 

これは…

 

ススキ(水玉つき)。

 

本日のコマテケ。

 

 

 

 

 

到着~。

 

本日の「いいね!」

Octo in a cup

プラスティックカップをかぶった Coconut octopus (和名メジロダコ)。
このままでは大きな魚に丸呑みされてしまうと心配したダイバーさんが、カップと貝殻を取り替えっこ。ほのぼのカワイイなあ。

 

こちらは、予告編。

Dolittle - Official Trailer

エディ・マーフィーのはひどかったからなあ。
(エディ・マーフィー、クリス・タッカー、あと2人くらい見分けがつかない…)
ロバート・ダウニーJr.好きだからちょっと見てもいいかなあ。
ところで Ginko-Who-Soars って何ですか?

「ドリトル先生」は「メアリー・ポピンズ」と並んで小学生の頃の愛読書で、シリーズ中の何冊かは買ってもらって繰り返し読んだ。
いま見ると訳語にひっかかる部分もあるけれど、子ども時代にこういう本をたくさん読めたのは幸せでした。

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また台風・その2

2019-10-13 11:32:27 | 日々

 

朝6時に外に出たら、もうクモの巣がきれいに張られていたので驚いた。
雨風に叩かれた草花も、何ごともなかったようにしゃんとして咲いている。
昨日の生ぬるく重たい空気が一掃され、すっきりと晴れて日ざしが強い。
木の葉や小枝が散らばっているけれど、前回のように大きな枝は落ちなかったし、水場もMが事前に念入りな対策をしておいてくれたので、それほど荒れていなかった。

台風の中心から遠い地域で逆に大きな被害が出たらしい。こういうとき、国の対策が悪いとか政府の対応が遅いとかいう話が必ず出るけれど、たとえば堤防のここが切れたらこうなる、ここが切れたらこう、と何百通りものハザードマップを用意してあったとしても、決して図面通りにはならないだろう。大臣が長靴はいて現地へ行ったって、何の役にも立たないだろう。
複雑で大きな自然の力を、人が完全に予測することは難しいし、完全に防ぐことはもっと難しい。起こってしまったことを教訓に、それぞれがすこしずつ賢く強くなっていくしかないんだと思う。

庭のミモザを起こす。揺れが少ないようにと、一番上の長く伸びた枝を切っておいたのに、それでもまた支柱をひきずって倒れてしまった。しょうがないなあ、この子は。水はけと風通しの良い場所に植えるように、というけれど、この場所は風通しを通り越して風当りが強すぎるんだろうか。
ふわっと風が香ったので、金木犀の枝を見たら、二番花のつぼみが開きかけていた。

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また台風

2019-10-12 20:05:53 | 日々

台風19号「ハギビス」(=フィリピン名で「素早い」)接近中。
警戒レベル4の避難勧告が出てますが、どう考えても避難所よりうちのほうが安全かつ快適なので、猫どもと籠城中です。
(地区の避難所は遠い上に、道幅が狭く車がすれ違えないようなところ。そこへ行く途中の道は川沿いで、前回の台風で2か所土砂崩れがあったし!)

過去最大級との前評判(とは言わないか)がすごいので、さすがに心配になり、閉められる雨戸は閉める。
出窓にはシャッターがないので、気休めにカーテンを閉める。
あるだけのバケツと大鍋に水の汲み置き。外にも大きいバケツを置いて雨水をためる。
前回倒れた物干し台は早々に片づけ、ミモザとナンキンハゼの支柱を補強し、デッキの靴の棚、傘立てやポストも玄関内に避難。コンポストのふたが飛ばないよう漬物石をのせておく。(いつも探しに行くのが大変なので!)
水場の取水パイプは流される前にはずしてしまった。タンクの水を使い切ったらおしまいだから、万事節水モード。

昨日、ぱらぱら降り出した午前中に買い物に行ったら、パンの棚だけが見事にからっぽだった。売れてしまったのか、そもそも入荷がなかったのかは不明。
(追記:スーパーに勤めている人の話では、パンは最初から1個も来てなかったそうです。それならそうとひとこと書いておいてくれれば、みんな焦らなくてすむと思うけどねえ)
レジで、前の人のカゴに色とりどりのカップ麺があふれているのを見て、そうか、そういうものを買うべきだったか、と思ったものの、戻って買うほど食べたくもなし。
ふだんはホームベーカリーで朝7時に焼き上がるようにタイマー設定してパンを焼いているけれど、万一途中で停電しちゃうと悲惨なことになると思い、昨日のうちに1斤焼いておいた。
閑猫の思いつく「備え」はそれくらい。
あとは…停電しないことを祈るだけ。
雨風の音に、川の音が混じってきた。絶え間なくゴーゴーいっているし、閉め切って暗いので、頭がボンヤリしてひたすら眠い。猫もみんな「寝るしかない」とあきらめた様子。
(12日午前11時) 

午後3時前から急速に暗くなってきた。
2階の窓から、西側の川の流れが見える。ふだんはここからは見えないので、とんでもなく増水しているのがわかる。東の川も同じような状態だろう。
雨は斜めから降り、横から降る。ときどきふっと静まるような時間があり、おや、と思っていると、下からどーんと突き上げるように風のかたまりが来て、あたりの木々がめちゃくちゃ大騒ぎになる。
坂道は完全に水路になっているが、いまのところ何か飛んだり折れたりした様子は見えない。
ミモザはやっぱり横倒しになっている。ごめん、雨がやんだら助けるから。
しばらくTVのニュースを見ていたけれど、うんざりしてきたのでやめた。遠いところの心配をしたって何もできないから、とりあえず、いまは自分のまわりのことだけ考えよう。
日本気象協会の「tenki.jp」とNHKの「ニュース防災アプリ」がわかりやすいので(地域が設定できるし、うっとうしい広告が入らないのが何より!)、ときどきチェックしている。ハギビス君、まっすぐこっちへ向かっているらしい。
まだまだ、これから、ですね。通過まであと6時間?
(12日午後4時)

あ、ほーんのちょっとだけ進路がずれたかな。暴風雨域に変わりはないけれど。
川はどれだけ増水しても、家のほうが高いので、大丈夫です。
もう暗くて、揺れる木のシルエットがぼんやり見えるだけ。停電しないうちにご飯炊いてしまおう。
(12日午後5時)

台風は隣町に上陸し、うちの左斜め上のほうを通過して行った模様。
外は生暖かく、まだ強い風が吹いているけれど、雨のピークは過ぎたような感じ。
停電2回あり。でも数分でついた。突然の停電にもまったく動じることなく、暗闇の中でちゃんとご飯を炊いてくれたガスコンロ君と土鍋ちゃんは偉い。
市内では半数くらいの家が停電しているとのこと。
まだ何があるかわからないので、念のためポケットにLEDキャンドルを3個入れている。1箱20個入りのイベント用の安いやつ(電池交換できない)だけど、勝手知った家の中なら、要所要所にぽんぽんと置くだけで十分役に立ち、意外と便利。懐中電灯もランタンも、ずっと持ち歩くには大きいので。
窓をあけると、もう虫の音が聞こえる。遠くで鹿も鳴いている。
(12日午後8時)

 

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2019-10-10 16:01:13 | 日々

拾った羽。
長さ約30ミリ。白から薄いグレイ、先端はほんのりピンクがかったブラウン。
風が吹いているので、そろそろ山の栗が落ちているかと見に行ったら、栗はちょっぴりだったけれど、これが拾えたのでほくほく帰る。
落ちたばかりのように真新しい。

 

根元のふわふわは、ハトの特徴。
キジバト? 胸からおなかのあたり。幼鳥かも。

 

やっと咲いたシュウメイギク。嬉しい。
このなんともいえない紫がかったピンクが好き。
菊といってもキク科ではなく、キンポウゲ科。
いろんな植物に「桜」や「菊」がつくのは、魚に「鯛」がつくようなものですね。

 

鮮やかなツユクサ。

 

わいわいとイヌタデ。

 

フジバカマ。
これは白花。薄紫のもある。
大きく育っているけれど、期待したほど香りがないんだな、これが。
花は地味だから、葉に香りがなければ秋の七草には選ばれなかったと思う。
市販されているものは園芸種で、もしかしたら中国産なのかもしれない。

 

コミカンソウ。
一列に並んだ実は直径2~3ミリしかないけど、見ればなるほど「ちっちゃいみかん」です。


全体の姿はこんな感じ。畑の雑草。

 

Mのアラスカみやげ。駄菓子っぽいのもあり。
右上の丸いのは石鹸。すごく香りが良い。
狼耳はアンカレジ動物園から。

 

本日のきにゃにゃ。

こっそりおやつ中。
きなちゃんはほとんど下に降りてこないし、2階にはドライフードしか置いてないので、ときどき他の子がいないときに(いると食べないから)ウェットごはんの出前をしています。

 

かなり真剣! おいしかったね。

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本日のクレボーイ

2019-10-08 22:57:56 | 日々

写真がたまったのでまとめてUP。

 

白黒猫は写真うつりが良いなあ。

 

たまにだけど、すごく変なところで寝ていることがあってビックリする。
このあいだもお風呂に入ろうとしたらバスマットの上で寝ていて、そんなところにいると思わなかったから、あやうく踏むとこでした。



クレはオス猫にしてはおとなしい性格で、争いは回避したいタイプ。
最近ナマイキになってきたコマ吉は、遠慮なくちょっかいを出す。
軽くとっくみあいのあと、クレが逃げ出し、コマが追っかけ、庭じゅう駆け回るといういつものパターン。決して仲が悪いわけではありません。
畑に出そろった冬野菜の芽をさんざん蹴散らしてくれたのもこの子たち。よそんちの畑じゃなくてよかった。


お気に入りのすごい爪とぎ。

 

裏もね、こうやって…

 

使えるんだよ。

 

ね、いいでしょう!

 

10月にしては暑い日。
出窓で、きなちゃんと。

 

本日の「いいね」…じゃない

Millions of microscopic plastic particles are released from tea bags.

ティーバッグの多くは、接着や成型のためにポリプロピレンが含まれているそうです。
現代人の身体って、すでに何パーセントかはプラスティックで出来てるんじゃない?

 

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おりがみ

2019-10-07 17:38:24 | 日々

不思議な折り紙。
細長い長方形の紙一枚で、はさみを入れたり継いだりせず、ただただ折るだけで作ってあるそうです。

 

ほどいてみれば折り方がわかるかもしれないけど、元に戻せる自信がないので。 

 

折り紙って、建築とか設計とか、そういうものに近いのかもしれない。

幼稚園のとき、折り紙は苦手だった。
鶴など折っても、くちばしと尾の先がどうしてもぴんとそろわず、よじれてぐにゃっとなってしまう。字を書くのも下手で、わざとのように乱雑な汚い字を書いていた。
子どもなんだから不器用でもいいのに、と今だったら言えるけれど、頭は完璧なものをイメージしているのに、手足がついてこない。思うようにできない自分に苛々していた。
ゆきこちゃんという折り紙の上手な子がいて、よく代わりに折ってくれた。
ゆきこちゃんの家に遊びに行って、節分の豆を入れる「おさんぼう」を折ってもらったのを覚えている。ゆっくりていねいに楽しそうに折る指先をじっと見ていた。色白の可愛らしい子で、木目込人形のおひなさまの官女に似ていた。
卒園以来、会うこともなかったけれど、わたしが大学のとき、童話で賞をいただいて新聞に記事が出た。そのとき、「もしかして、幼稚園で一緒だったふみこちゃんですか?」と、ゆきこちゃんのお母さんが電話をかけてこられた。
うちは2度引っ越して、当時の知り合いとはつながりが切れていたから、きっと苦心して番号を調べて下さったのだと思う。
ゆきこちゃん母子の記憶の中のわたしは、いったいどんな子どもだったのだろう。
きれいに折られた紙を見ると思い出す。ゆきこちゃん、いまでも折り紙上手ですか?


本日のコマティキ。

 

 

階段の上が好き。階下で何か不審な物音がすると、ぱっとここに上がって様子をうかがう。ここは「コマの物見やぐら」かな。

 

下から見たところ。

 

こういうところ、猫は必ず歩くよね。

 

動物番組は、すっとんできて画面を叩きまくるので、絶対に落ち着いて見ることができない。
ロードランナー(地面を走る鳥)の動きを読み、待ち伏せする態勢!

 

栗がいっぱいとれたよー。

 

本日のゲスト・その1

花壇に…

 

トカゲさんです。

 

かなりデンジャラスな場所に生息しているんですけど。
見つかるなよ~。

 

本日のゲスト・その2

ちょっと遠くてブレブレで何だかわかりません。
このあいだのイソヒヨドリと同じ場所に、同じようにじっととまっている。でも、どうもイソピーよりは一回り小柄のような…。
モズではないことは確か。図鑑をみるとエゾビタキというのに似ているけれど、ぜんぜん違うかもしれない。

 

本日の「いいね」

King Gnu  飛行艇

映像の撮り方に興味があって見たけど、曲もなかなか良いです。
(これ、セット作ったのかなあと思ったら、某所の地下駐車場スロープとのこと)


…と、こっちは「いいね」じゃない

消費税増税で揺れる「駄菓子」

なに「一体資産」って。ややこしすぎる~。
 

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