閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

ハロウィン

2013-10-31 11:14:50 | 日々

 
「・・って、何?」

というわけで、うちの黒猫は協力してくれませんし、
他にそれらしい画像の持ち合わせもないので、
いつもの水玉で。

 

 

 

 

 

ちょいと大粒のを選んでみました♪

 

「ハッピー・ハロウィ~ン!」
という挨拶が正しいのかどうかよくわからないけれど、
妖怪オバケの類も人間側にとりこんで「ハッピー」にしちゃえば
怖くない・・というのは、なかなかうまいやりかたで、
オバケの側からすれば非常に口惜しいのではないだろうか。
対ハロウィン作戦をひそかに練ってたり・・は、しないか。

先日から、少々わけあって、江戸時代に書かれた
(実話だということになっている)妖怪話をとりよせて読んでいる。
和風のモンスターやらポルターガイスト現象やら、
いろんなのが日替わりでぞくぞくと出てくるが、
これがどうもいまひとつ怖くない。
どうして怖くないか(=どうしたら怖くなるか)を考えている。
わたしはホラー系の映画とか小説とか、お化け屋敷的なアトラクションとか、
その手のものは苦手であまり近寄りたくないのだけれど、
自分で書けばけっこう書けると思うし、読むにしても
怖いものは怖いように書かれていなければつまらないじゃないですか。
(なんか言ってることが矛盾してますね?)

たぶん、江戸時代のたたみと障子とふすまでできた家というものが
自分の中に実感としてないせいだろう。
思い浮かぶのは「大岡越前」か何か典型的な時代劇のセットくらい。
舞台装置が木と紙だから、出てくる妖怪が巨大で重々しくても、
そのアンバランスさだけが目立ってしまう。
つまり、怖いと思う前に、ヘンなのだ。
注文しないのにやってくるお化け屋敷の出前みたいな感じ。
しかも季節は夏。
どこもあけっぱなしですかすかしているから、入るのも楽だし、
入られたってほうきで掃き出してしまえばすむような感じがする。
それと、意外性が足りない。
存在するはずのないものが出るから怖いのであって、江戸時代なら
そんなのもいたんだろうと納得してしまうから駄目なのでしょう。

妖怪変化の中に、数人の虚無僧が尺八を吹きながらやってきて
蚊帳の内まで入ってくる・・というのがある。
これが、本によって「音がしない」と書かれているのと、
逆に「音がものすごくうるさい」と書かれているのがあって、
本当に怖いのはどっちだろうか、などと考えるのは、なかなか楽しい。
無音の尺八に取り囲まれるというのは、うまく書けば怖いかもしれない。
でも映画化するなら、やっぱり音がないともたないだろう、とかね。

 

ま、いちおう、魔女さんたち用のステージ作っておこう。
今年はこのへんでどうかしら。



本日の「いいね!」

またまた音夢鈴さんち経由でシェア。
かわいいです。

ウマイウマイとかぼちゃを食うヤマアラシ (動画)

 

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ヒメジョオンなど

2013-10-30 09:20:08 | 日々


いまごろの季節にも咲く花だったかなあ。
今年はヒメジョオンが野菊のように咲いている。

 

 

アスパラガスの花。小さくて綺麗。

 

 

イヌタデ。
ピンクは花びらではなく萼だそうです。
いっせいに開くとか、下から順にとかいうことがなく、
いつもあっちこっちぱらぱら咲いている。



 

 

 

本日のにゃんこ。

 

 

 

秋は影がくっきりする。
落ち葉が似合う黒猫さんちゃん。

 

本日の「いいね!」

世界の美しい廃墟33選

朽ちてゆく建造物はもの悲しいけれど、どこかほっとする。
ああやっと静かになったね、と呟く声が聞こえる。
奈良ドリームランド・・小さいときに行きました。

 

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光の子どもたち

2013-10-28 21:06:58 | 日々

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気温が13℃くらいに下がった朝。
カリフラワーとブロッコリの苗が2本ずつ。
それと、お日さまさえあれば、かなり楽しめる。

 

本日の「いいね!」

無重力空間でタオルを絞るとどうなるか (動画)

水玉がいっぱいできるんだよね♪
と期待した閑猫でしたが、なんと、なんと!

 

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どんぐり

2013-10-27 23:13:58 | 日々

 

今年はどんぐりが多い。とても多い。
全体に豊作の年なのか、家のそばにある木が育って
ちょうど実つきの良い時期なのか、両方かもしれない。

どこを歩いても、どんぐりをぱりぱりと踏んでしまう。
コンクリの上に落ちたのは目立つけれど、
土の上や草むらに落ちたのはどれくらいあるかわからない。
つまむと大粒でふっくらとしていかにも美味しそうだ。
栗のように食べられるものならいいのに。
閑猫は、閑栗鼠になり、ついつい拾ってしまいます。

 

「こんなに集めてどうするのよ~」と真鈴さんにおこられました。

庭の柵の内側に落ちたものは、猪も食べに来られないから、
ときどき掃き集めては、柵の外に持って行って、ざざっとあけてくる。
もうバケツ一杯分くらいは運んだ。
猪に餌をやるつもりはさらさらないけれど、人間が柵をつくったのは
決してどんぐりを独占するためではないから、
これは義務というか当然のことでしょう。

 

さんちゃんや、そこで寝てると、どんぐりが「コン!」と落ちてくるよ!

 

小菊が咲き始めました。

 

本日のおやつ。

サチ子さんお手製のマロングラッセ。
出来上がるまでに1週間かかるとか・・とても真似できません。
もったいなくて食べられない~と言いつついただきました。
柏水堂より美味しい。感激。

 

本日の「いいね!」

電車がくるよ! (動画)

アメイジングなタイの市場。
(ロングバージョンです。電車、日に何回通るのだろう??)

 

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MD

2013-10-26 14:27:04 | 日々

 
音楽CDをMDにダビングする・・
ということは、みんなもうしなくなったのでしょうか。
「MDって何?」っていう人も、いるかもしれない。

(今回もだらだらと長いので、「MDって何?」の方は
どうぞスルーしてくださいませ)

買って10年ほどになるうちの車のオーディオは
CDとMD(とラジオ)が聴けるもので、
初代の車の「カセットテープ」と比べれば格段の進歩だった。
CD機能はだいぶ前から壊れており、ラジオは電波状況が悪く、
現在使えるのはMDだけ。
で、使うのはわたしだけ。
アップテンポの明るめの曲をメインに5~6枚、
ダッシュボードの物入れにがちゃがちゃと入れっぱなしにしてある。

先日、ちょっと久しぶりにCDを買って、
(あ、音楽をCDで買う人も少なくなったのかな? みんなダウンロード?)
車で聴くのに向いていそうだからMDにいれときましょうと・・
思ってもそれが簡単にはいかないのでした。

うちにあるポータブル(とはいえ幅40センチもあって重い!)
CD/MD再生機はだいぶ古いもので、ふたを閉めても閉めても
ぱかっと開いちゃったり、止めても止めてもくるくる回ってたり、
録音がたまに音飛びしたり、機嫌が悪いときは何を入れても
「No disc」の表示しか出なかったりする。
スピーカーの音が良くないため、いまはダビングにしか使わないが、
その手順がもーのすごくややこしくて・・

CDを入れて、空のMDを入れて、ボタンを押せばいいのだけど、
まず押すべきボタンがどれだかわからない。
ボタンは15個あり、形は3種類、サイズはほぼ同じで、
きれいに等間隔で整列している。
端っこの電源ボタンはまあわかるとして、それ以外の区別がつかない。
銀色の地に、銀色のボタンと濃グレーのボタン、薄グレーの英文字。
一見、オシャレなデザインではある。
でも、ちょっと角度が変わると光が反射して文字が判読できない。
等間隔の2つのボタンの間にある文字が、どっちのボタンの説明なのか、
いちいち周りを見て確かめねばならない。
そのボタンを、正しい順序で5つか6つ押さねばならないのだが、
それを各「5秒以内に」やらないと、ふりだしに戻ってしまう!

使い慣れていないせいもあるけれど、そもそも使い慣れることが難しい。
デザインを重視して使い勝手を考えていないのだと思う。
携帯だってわたしは使いにくいが、わかんないなりに
あちこちいじっていれば「あ、これね!」とわかることもある。
このポー太郎(という名前にしよう)には、そういうところがない。
だから毎回マニュアルと首っぴきでないと使えないのだ。
頭の回転がゆっくりめで、反射神経も鈍いわたくしには
何度やってもついていけないシロモノであります。
(なんでそんなの買ったかって、当時それしか近所に売ってなかったのよ)

やれやれ、またこれを使うのかい・・と軽くため息をつき、
見回したところ、そうそう、あれがあるではないか。
呼夜が高校のときに買ったCDミニコンポ。
何度目かの引越しの際に、もう使わないからとうちに送ってきた。
そのまま手も触れず置いたままになっている。
新しいものではないけれど、ポー太郎よりはましに違いない。

ところが。
例によって、取り扱い説明書がない、んですよ。
しかも、よく見たら、ポー太郎と同じメーカーの製品ではないか。
なんとなく、やな予感がする。
試行錯誤の末、どうにかスピーカーを接続し、電源を入れ、
再生まではわかったけれど、ダビングのしかたはわからない。
このメーカーはすでにこの種のものを作るのをやめており、
古い機種はサポートされていないので、電子マニュアルも存在しない。
しつこくネットを探し回って、ようやく台湾かどこかのオークションで
同じ機種が出品されているのを探しあてた。
「取説はないけど近い機種のこれがだいたい同じだから使えるよ」
と書いてある(らしい?)リンク先から、
PDFファイルをおっかなびっくりダウンロードする。
(結果、だいたい同じだけど、けっこう違った)

そこまできて、空のMDの持ち合わせがないことに気づいた。
MDって今でも売っているんだろうか。
とりあえず、もう聴かなくなったのを1枚消去して使えばいいや。
と思ったら、全曲消去の操作は「リモコン」でせよと書いてある。
リモコンを探し出して、ピッと押したが反応しない。
電池切れかな。
大きさも薄さもおせんべくらいの軽量リモコンの
いったいどこに電池が入っているのか、なかなかわからず、
やっと見つけた隠し抽斗みたいなスロットを開けると
見慣れないコイン型の電池が1個。

えーっと。
電池、買いに行かなきゃ、だめですかね。
これって今でも売っているのかなあ。
電源ボタンを押すと、「See you!」という文字が出て、消えました。

 

本日の「いいね!」


叩く人々 (動画)

叩けば直る、古き良き時代。

 

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タコの謎

2013-10-25 10:49:09 | 

 

ロクダイさんがタコと大根の絵を描いておられましたので、
タコについて。

「梅にうぐいす」「旭日に鶴」「粟穂にうずら」などと並んで、
「大根に蛸」も、古伊万里の染付などによくある図柄です。
これは17世紀に中国から伝わった伝統的な吉祥文様のひとつで・・

・・なぁんていうのはまったくのデタラメですが、
「夜中にタコが海からあがってきて畑の大根を盗んでいく」
というのは有名な話。

有名・・ではないのかな?
昨年亡くなられた西丸震哉さんの「動物紳士録」という本の中に、
著者が三陸の釜石で目撃した一部始終が書かれております。

海岸の畑がよくタコに荒らされるという話を聞き、
夜中に提灯をぶらさげて行ってみたところ、
7、8キロはあろうかという大きなタコに遭遇。
そいつは大根におおいかぶさって、葉のあいだから八方に足を拡げ、
そろそろと背のびをしつつ、クキクキクキッと引っこ抜くと、
2本の足で小脇にかかえてずるずるとひきずって海へ帰って行った。
この話は、誰に話しても信じてもらえない、と。

40年以上前に出版された本ですが、タコの話は昭和20年代のこと。
この西丸サンという方は、怪しくて面白い話をいっぱい書いておられ、
幽霊とか超常現象もかなりお好きだったみたいで、
(浦島太郎の乗った「亀」はUFOだった!というマジメな説とかね)
それでも学者さんですから、動物の生態で嘘は書かないだろうと、
わたしは勝手に信じているのですが、どうでしょうか。

タコは水から出てもしばらくは平気で行動できて、
カニなどの餌を追って陸に上がることもあるといいますが、
大根は波打際に植えてあるものではないし。
海の生物がどうしてわざわざそのような行動を?
そもそもタコって野菜を食べるの?

調べると、大根の他に、芋、スイカなどの目撃談もあるようです。
でも、すべて伝聞か推測、「お年寄りに聞いた」的なものばかり。
ネットでざっと検索しただけなので、文献は調べていませんが、
これはつまり、インターネット、いやTVが普及した以降には、
実際に見た人が少ない、ということかもしれません。

(このへんがネット検索の限界というか、時代をさかのぼっていくと
情報量が突然すとんと薄くなるポイントがあるんですね。
情報がないからといって事実がなかったわけではなく、
そこより前では、書き残されたものの存在が俄然貴重になってくる)

いまなら、赤外線カメラとかセンサーとか各種機材もあることだし、
提灯で夜通し張り込みをするまでもなく、スクープ映像や、
証拠写真の1枚くらい、誰かが撮っていそうなもの。
環境または習性の変化で、タコは畑にあらわれなくなったのでしょうか。
それとも、やっぱり都市伝説・・じゃなくて田舎伝説?

春も近くなると、大根の葉の外側のほうは枯れて周囲にひろがり、
その中央から太い花芽がむくむくと持ち上がってくる。
夜にあかりで照らして見たら、タコが乗っているように見えなくもないと思う。
また、引っこ抜いて抱えて逃げるという行動は、サルっぽい気もする。

だけど、「クキクキクキッ」というところがね。
つくり話や見間違いにしてはあまりにもリアル。
と、思いません?


タコは大根と煮ると美味しいです。
一説によると、タコの足は大根でドンドンと叩くと柔らかくなり、
叩いたその大根を切って一緒に煮ればどちらも美味しいと。
あ、もしかしたら、それも何か関係が・・ないよね・・?

(以上、閑蛸堂でした。
画像は本文とはまったく関係ないミゾソバの花) 

 

本日の「いいね!」

ハロウィンも近いので・・

ジャンボカボチャ彫刻祭 

 

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大きさ

2013-10-23 21:35:27 | 日々


直径3センチはあろうかという特大キャベツ水玉。
ですが、大きいほどきれいというわけではないので。
これはほとんど「水たまり」ですね。

 

 

大きさだけでなく、中に入っているものも重要です。

 

 

 ネムノキの葉にはこまかい水玉がのっている。

 

 

 

 

 

 

 

 苺畑でみつけたウェブアート。

 

 

ロサンジェルスのおみやげ(いっぱい!)
ハロウィンなので魔女っぽいのもあり。

10日以上留守だったMは、マドリにすっかり忘れられてしまい、
顔見るなり逃げられました(・・笑)
どこ行って何してたかは、いずれ本人ブログにて。

 

本日の「いいね!」

ドレミの歌 (動画)

うわぁ、これは楽しいね。
ベルギーはアントワープのセントラルステーションにて。

スペインではこんなことも。

市場でオペラ (動画)

 

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オリオン座

2013-10-21 22:30:53 | 日々


流星群、どころか月さえ見えない曇り空(・・涙)。

しかたがないから、水玉の星座でも眺めよう。

オリオン座って、昔の映画館になかったっけ?
オデヲン座? 
オデヲンって・・何?

 

 

コスモス。

 

 

ノコンギク。

 

 

ミズヒキと、

 

イヌタデ。どちらもタデのなかま。

 

 

チカラシバ。

 

トレニアは、まだいっぱい咲いてます。

 

 

このあたり・・にヒヨドリが数十羽いて、とてもにぎやかなのですが、
もちろん1羽も写っておりません。
こんなにヒヨドリが集まるのは初めてではないかしら。
タラノキの実、熟し柿などを食べているらしい。

 

本日のにゃんこ。

拙者は畑の見張り番である。

 

でも、もう飽きたので帰る。(おいおい)

 

 

本日の「いいね!」

振り子ウェーブ (動画)

きれいで不思議で、何度も見てしまいました。

 

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キャベツ水玉

2013-10-19 16:16:28 | 日々

 

そろそろシーズン到来。(わくわく)

 

 

 

そして雲もきれい。(わくわく)

 

 

 

本日のマドリ劇場。

ファッションに敏感なボクは、いち早く新作コートを着てみました。
もちろんリアルファーですよ。

 

んっ? あれは・・もしかして・・

 

うわーい、真鈴ちゃんだ! 真鈴ちゃん来た~。

おっと。
彼女にはいつも「子どもっぽい」って言われてるからなあ。
ここはぐっと落ち着いてオトナの対応を・・。

 

やあ、来てくれたんだね。うれしいよ。
じつはボクも、一度ゆっくり話をしたかったんだ。

 

あ、そう。じゃあね。

あ? え? もう行っちゃうの? なんでなんで?

 

本日の「いいね」

天国への階段 (動画あり)

何度聴いたかわからないレッド・ツェッペリンの名曲。

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十三夜

2013-10-17 23:22:10 | 日々

・・のはずですが、あいにく空は雲におおわれております。
雲の薄い部分がまだらにぼんやりと明るいものの、
お月さまの姿ははっきり確認できず。
まあ、無月も月、これも風流、ということで。

かわりに昨日の話を。
真夜中すぎに、家の外にひとりで立っていた。
西の空には青みがかった月。
満月にはまだ数日あるというのに、
眩しくてまともに見られないほどの明るさで、
あたりの木の葉や屋根瓦が光を白く照り返している。

古語でいう「影」は「光」そのものをさすこともある・・と、
このあいだ「竹取物語」の解説で読んだ。
そういえば、月影さやかに・・などというとき、
さやかなのはもちろんシャドウではなくムーンライトだ。
光源が「月」なら、そこからさす光が「月影」。
それによって照らされた木の裏側にできる暗い部分、それもまた影。
明るいものと、暗いもの。
正反対のように思えるものを、どちらも影という名で呼ぶのが不思議だ。
光と影とは、思っていたほど相反するものではないのだろうか。
光があるから影ができる、と考えるからいけないのだ。
同じひとつの光源から生まれる、明るさと、暗さ。
二通りの「影」は、きょうだいのようなもの、かもしれない。

・・というようなことを考えながら深夜おもてに立っているわたしは、
水を満たした大きめの深鉢を両手で抱えており、
そのあたりがどこもちょっとばかり傾斜になっているため、
こぼさないように地面に置くのに苦心している。
それは何のためか、という話はまたあらためて別に書きますが、

ふと振り向くと、東の山の上の、なんとなく意外な位置に、
意外な角度でオリオン座がきらめいていた。
月がこれほど明るいのに、星もまた負けないくらい明るい。
見慣れたオリオンの三つ星を右上にずーっとのばしていったあたりに、
星にしては小さすぎるけれどたしかに星に違いない点々が
小さく長方形にかたまっていて、プレアデス星団、
いわゆる「すばる星」だとわかる。

わたしは眼鏡をかけて視力が0.7くらいだと思うけれど、
(それくらいはないと運転が危うい・・)
双眼鏡なしで星団とわかるくらい鮮明に見えたのだから、
昨夜はよほど空気が澄んでいたのでしょう。
その「水」で実験したいことがあったので、今夜の曇りがじつに惜しい。
でも満月までまだチャンスはあるかも。
21日のオリオン座の流星群は、どうかな。見えるでしょうか。

 

日付変わって、ちょっとだけ、栗の木と山桜の木の隙間に
お顔をみせてくれたので、急いでぱちりと。

 

本日の「いいね!」


英語に翻訳できない11の言葉

「こもれび」って単語、ないんですか。知らなかった。

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