長さ約30ミリ。薄グレイ。
アオサギ。
と、妙に自信ありげに書くのはなぜかというと、
池に浮いているのを網ですくってゲットしたからで、
その直前に、池のそばにいたアオサギを追い払ったからだ。
しかし、このへんはヒヨドリなども飛びまわっているので、
状況証拠だけで断定してはいけない。
アオサギはずいぶん大きな鳥なので、一番小さい羽でも
もうちょっと大きいのではないか、という気もする。
いや、だんだんそんな気がしてきました。
アオサギを追い払ったあとで池を見たら、水面にうっすらと
油っぽいものが浮いていた。
ガソリンや機械油の油膜とは違う。
白っぽいロウのようなものだ。
同じことが前にもあった。
カモのような水鳥には、脂を分泌する腺があるそうだ。
羽づくろいするたびに羽が脂でコーティングされ、水をはじく。
アオサギは水にもぐる鳥ではないけれど、
水辺の鳥だから多少脂っぽいのかもしれない。
えー、ということは、池に首つっこんだのかな?
いまはまだ水温が低く、金魚も鯉もじっと底にもぐっている。
池の縁に立って思いっきり首をのばしても、とれないと思うけど、
現場を見てみないとなんともいえない。
こうたびたびやってくるということは、とったことがあるか、
ねばればとれると判断したか、どちらかだ。
せっかくなら、大きい羽、風切りか尾羽でも落としていきなさい。
「ボクは? 撮らないの?」
というので、はい、撮りました。
花は光の容器。
多すぎもせず、少なすぎもせず、ちょうどいいだけ入る。
鳥はそろそろ本格的にさえずりを始めている。
これから、桜が咲いて、散って、葉がひらくころにヒナをかえす。
そこから逆算すると、いまから婚活をしないと間に合わない。
人気のある巣箱は早い者勝ちだ。
「ええお天気やなあ」と、なぜか関西なまりで言うので、
「ほんまやなあ」と返事をする。
そんなお天気。
本日の「いいね!」
Loving Vincent
ひとことで言えば「ゴッホの絵のアニメーション化」で、
「えーー」と思う人も多いかもしれない。
(リンク先の下のほうで予告編が見られます)
動かすなら、もうちょっとゆっくり動かして欲しいなあ。
そして、これ、10分くらいの短編なら面白そうだけれど、
あんまり長いと辛いんじゃないかと思う。
完成したら見てみたいですね。
(コンセプトはこちらのほうが素敵)
ゴッホは「耳切った人」と、子どものころに聞かされて、
すごく怖く、それだけで近寄りがたく思っていた。
だいたい油絵具がごってりした絵はあまり好みでなかったけれど、
10年くらい前だったか、美術館で初めて本物を見て、とても驚いた。
その多くが、想像したよりはるかに小さく、はるかに美しかったからだ。
絵に打ち込むあまり精神を病んだ、あるいは、
病んだ人が描いた絵だから凄い、という見方は適切でない。
彼の世界は絵の中にあり、きっとそこでは幸せだったと思う。
それでいいではないか。
わたしが怪盗だったら、ゴッホの絵だけ盗む。
ダヴィンチやピカソは置いてく(笑)