閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

梅雨明けた

2024-07-19 09:24:59 | 日々

レインリリー、おはよう。

例年より短い梅雨に、例年よりたくさん雨が降ったそうだ。
明けたと言われても、それがどうした、な感じのぼんやりした曇り空に洗濯物を干す。

 

こちらのオシロイバナは、オレンジのかかったピンクと、ストレートの黄色の2本立て。
オシロイバナって、放っておくとだんだん黄色が優勢になる、のかな? 以前いちばん多かった紫っぽいピンクをこのごろあまり見ない。 


A3におさまらないクレボー・シンブンスキー。

 

くうすう。

 

おそといくのォ? ふーん。いってらっしゃァい。

 

夏はあんまり律儀についてこないコマチキ。

 

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ほおずきなど

2024-07-16 16:52:33 | 日々

今年も、ほおずき。
草むらの中から、ひとつふたつと色づいたのをみつけては採ってくる。
一か所におとなしくしていられない植物で、地下茎であちこち広がっていくので管理が難しい。これはミョウガも同じで、広がっていったフロンティアがいちばん元気なのだ。
無理に管理しようとしなければいいんだけど、ほうっておくとカオスになるし、何よりも草刈り担当者に協力してもらうのが一番難しい。

 

ヤマユリ咲いた。
黒い大きなアゲハ蝶がたくさん来る。うっとりしたようにまとわりついて離れない。
蜜の味の好み、というより、どうしようもなくひきつけられる媚薬のような成分が含まれているのかもしれない。
白や黄色の蝶は、ユリよりもキャットニップやオレガノが好きで、小雨の中でも、いつも数匹はたはた、はたはたしている。
蝶のサイズと色、訪れる花のサイズと色には、関係がありそうだ。紋白蝶にはヤマユリは威圧感がありすぎて近寄りがたいとか…羽に花粉がつくのがヤダ、とか…。

 

野良かぼちゃ1号。早くも誰かつついた痕跡がある。
かぼちゃは特に好きというわけではないし、勝手に生えた奴だから味も期待していないけれど、つつかれていると、なんとなくくやしい。


2号候補は、どうでしょうか。

 

渋い色になってきた姫アジサイ。

 

こちらはお隣の…何でしたっけ? 紅てまり? 白からピンク紅混じりになり、現在は緑っぽく変化しているところ。
この時期は、いつもはさみを持ち歩き、咲き終えたアジサイをぱちぱち切ってまわっている。「アジサイは威張らせよ」と言うそうで、伸びたがるものをこちらの都合でこぢんまり育てるのは至難の技。

隣町の川沿いの桜並木の足元がアジサイの植栽になっていて、いつも色とりどりの花がぎっしり並ぶ。かなりの距離にわたってみごとに背丈が揃っていて、乱れがなく、花付きも非常に良い。あれはどうやっているのかなあ。剪定しているところを一度見学してみたい。

梅雨どきはアジサイの挿し芽をするのに良いけれど、降れば土砂降り、晴れれば猛暑という変な梅雨では、なかなかうまくいかない。
青紫の星形の八重がく咲きが2本だけ、なんとか根付いたようなので、鉢を日陰に置いて大事にしている。

 

本日のにゃんズ。

近ごろわりと甘えっ子。ふと気がつくと膝でべったり寝ていて、いつのまに?と驚く。

 

晴れたら晴れたで暑いのだ。

 

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雨のあと

2024-07-13 22:59:51 | 日々

グ・モーニン。アラビア文字のようなへろへろ雲。

 

たっぷりと雨が降り、草も木も生き生きとしている。
ホースでまいても、じょうろでまいても、こうはならない。

 

おはよう、ヒマワリ。


おはよう、さんしょの木。


水玉いっぱいのナンキンハゼ。

 

左ちゃんはアナベルの主(ぬし)になったようだ。また少し大きくなったかな。

 

でもちょっと引っ込み思案な性格。
コンパクトに収納できて携帯に便利。(…携帯してません)

 

次々と咲き始めるヤマユリ。
つぼみは、ぱかっと開くと思ったら、先から少しずつめくれるように咲いていく。

***

畑のほうでカラスの声が騒がしいので行ってみたら、電線にずらり4羽並んでいた。
大きさはほとんど同じに見えるけれど、なんとなく輪郭の甘い2羽が巣立ちっ子で、ぴしっとしているのが親鳥だろう。
キュウリはネット越しにしつこくつついた形跡がある。ナスは小さいのも全部やられた。
いんげんを採っていると、「ほう、それも食えるのか?」というようにみんなこっちを見ている。
「こら!」と言って手をぱんぱんと叩いたら、親鳥の1羽がおもむろに飛び立って、上空を旋回し始めた。これは偵察なのか、警戒なのか、威嚇なのか。
カラスは頭が良く、記憶力もすぐれている。人の見分けもつくだろう。このオバサン、たいしたことない、と判断されているような気がする。
しかし、相手はしょせんただの鳥ではないか。ここでなめられてはいかん。と思うものの、飛べる分、むこうが圧倒的に有利だ。2羽で交互に頭上をぐるぐるされると、さすがにたじろぐ。

ナスの畑全体を、Mがワイヤーメッシュですっぽり箱のように囲んでくれた。猫はくぐれるサイズのワイヤーメッシュ。今朝はガビチョウが2羽、平気で、むしろ楽しそうに出入りしているのを見た。小鳥にとっては止まり木が増えたようなもの。カラスはどうだろう。地面に降りて徒歩でくぐることは、もしかしたら可能かもしれない。
やっと猪鹿を締め出したのに、こんどはカラス相手に苦戦するとは。しばらく知恵比べが続きそうです。


本日のにゃんズ。

また雨降ってきた。

 

しゅつどうしません。

 

本日の「なるほど!」

カッコよく見える外国企業の名前を日本的に例を出すとこんな感じになる(笑)

そういえば「ハーパー&ロウ」って出版社なかったっけ?…と思い出して調べてみたら、いつのまにか合併して「ハーパーコリンズ」になっていた。
名前が2つくらいならいいけれど、銀行や保険会社によくあるパターンで、合併すると「東京海上日動あんしん生命」「プルデンシャルジブラルタファイナンシャル生命」みたいに雪だるま式に増えていく社名は、どうにかならないのでしょうか。

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記録更新

2024-07-08 21:27:31 | 日々

夏の読書。ラングの『夢と幽霊の書』をぱらぱら拾い読み。
涼しくなるほど怖い話…は書かれていません。ほぼジャケ買いね(笑)。
ボトルの中は、冷水にアールグレイのティーバッグ。朝食後に冷蔵庫に入れておくと、午後にはちょうど飲み頃に。
これ、中国茶用のだと思うけど、飲み口に茶こしがついているので、お茶の葉やミントの葉っぱをそのまま入れることもでき、少なくなったら上から水を足して飲んでいる。

県内で最高気温が40℃に達したとか。こういう記録は更新されても嬉しくない。
うちは山間部で風もあり、そこまでは上がらないけれど、扇風機は夕方まで回りっぱなし。
素麺を茹でるのに、外の水道から汲むと、けっこうお湯が出るので、沸かす時間の節約になる。
日が翳るのを待って、水まきに出る。長いホースの届かないところがあり、大きいじょうろで3杯運ぶのがなかなかたいへん。

車で買い物に出て、お昼前に帰ってきたら、峠に向かう長い上り坂を自転車をこいでいく人がいた。荷物も何もないから、趣味のサイクリングではなさそう。たぶんトレーニング中の競輪選手だ。
道幅が狭いので、なるべく直線のところで対向車が来ないのを確認しながら慎重に追い越す。しばらく行くと、また同じような自転車がいて、全部で10人くらい追い越した。誰ひとり止まって休んだりしない。車でもしっかりアクセル踏まないと上がらないような坂を、ひたすら黙々とこいでいく。
立っているだけでもしんどい真昼の炎天下で、よくこういうことができるなあと、スポーツにまったく縁のない閑猫は、ただただ感心して見ているだけ。
根性や努力だけでは到底できるものではない。やっぱりこの人たちは、これが好きでやっているんだと思う。汗を流して上りきった人にしか、そのあとの下り坂の風の爽快さはわからないんだろうなと、ほんのちょっとだけ想像してみる。

 



バケツ栽培の青じそ。地面より管理しやすくて良い。できれば来年はホースの届くところで作りたい。

 

本日の収穫。
なす(やっと!)と、さやいんげん(ちょびっと!)。

先日、どうしても夏野菜が食べたくなり、採れるのを待ちきれずに、スーパーでなすとピーマンを一袋ずつ買ってきた。
まあまあ新鮮なように見えたのだけれど、包丁をいれるとみょうに手ごたえがなく、あれ?と思う。鶏肉と炒め煮にしたら、たちまちふにゃふにゃくちゅくちゅと縮んで、出来上がりはほんのちょっぴりになってしまったので驚いた。
うちの畑の野菜と、こうも違うとは。スーパーの野菜って、いったい何でできているのかしら。カニカマみたいに、見た目だけそっくりで、成分は違うものだったりして。

 

こちらも、収穫。
ワイルドストロベリーは、まだちょこちょこ採れているけれど、まとめて加工するほどではなく、どうしようかなーと考えながら、いつのまにかつまんで食べてしまっている。

 

庭のブルーベリーにはネットがかけられない(見た目に暑苦しいのでかけたくない)。どうせたいして採れないし、鳥さんにあげてもいいやと思っていたが、今年はわりと実がついている。
ヒヨドリくらいならまだしも、カラスが常連になると困るので、先回りして早めに摘むことにした。
カラスの巣立ちっ子は、まだそこらにいて、アーアーと甘え声で鳴いている。きょうだい2羽で一緒にいることが多い。

 

オレガノの花。
昨年は花が咲く前に短く切り詰めてしまって失敗したので、今年は咲くまで待ちました。
オレガノ、キャットニップ、ペンタス、ホスタには、よく虫が蜜を吸いに訪れる。それを目的に植えたわけではないけれど、お役に立てて何よりです。
クチナシの花は、香りが良いわりには蝶も蜂もそれほど集まらず、小さい小さい蟻が来ている。


本日のにゃんズ。



アオスジアゲハの観察。
(見るだけだよっ)

 

こう暑くっちゃあ、A4におさまってなんかいられねーや。

 

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おしろい花など

2024-07-05 19:09:51 | 日々

山アジサイのカレハナいろいろ。

 

いつのまにかずいぶん大きな木になってしまったデュランタ。花はちょっとしか咲かないけど。

 

セミが猛然と鳴き始め、おしろい花も咲き始めた。
セミはいったい何百匹いるんだか…どこかでうわーっと鳴き始めると、どんどん周囲を巻き込んで盛り上がり、TVの音声などまったく聴きとれなくなってしまう。

 

黄と赤の絞り。お祭りの屋台の水風船を思い出す。

***

朝、窓の内側に、小さい蛾がはたはたしていた。緑と茶色の模様がちょっと変わっていたので、そーっと写真を撮った。そのあと、外に出してやろうと、捕虫網を持って戻ったら、ほんの3分ほどの間に、下に落ちてもう動かなくなっていた。
虫は苦手だけれど嫌いではない。あまりにも違いすぎて理解できないけれど、それはお互い様だ。名前を調べたら、わかった。アシブトチズモンアオシャク。足太・地図紋・青尺。
なるほど、あれは地図か。地図を持っていたのに、迷ってしまったんだな。
画像は載せませんので、気になる方は検索してみてください。
名前の最後にシャクがつくものは、幼虫時代はいわゆる尺取り虫。

湿気でカレンダーの端が反ってしまう、と書いたら、カレンダークリップというものがあると教えていただいた。
早速入手。おお、これでばっちりです。(ばっちり、って古語?)

 

本日のにゃんズ。

コマちゃんは、

 

ここ。

 

クレ坊は、ここ。

 

ヒトも含め、全員が居間のテーブルに集まっているのは、この右手で扇風機が回っているから!
本日の最高室温なんと31℃。いや~、暑かったです。

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7月

2024-07-02 14:43:36 | 日々

モネのカレンダーも後半に入る。
睡蓮が出てくるのはここまで。わたしは一年じゅう睡蓮づくしでも構わないけれど。
毎年いまごろになるとカレンダーの紙が湿気で反ってくる。

睡蓮というと、英国のキューガーデン(王立植物園)が思い出される…と言っても、そこには一度も行ったことがない。小説か何かで読んだのが、間違って自分の記憶に刷り込まれてしまったのかもしれない。本当に睡蓮池があるかどうかも知らないけれど、いかにもありそうな気がするでしょ?
それから、子どもの頃に通った図書館の前庭。コンクリート造りの長方形の池に、小さい睡蓮がひとつふたつ咲いていた。記憶の中の図書館は、夏の午後。水底をゆらゆら泳ぐ赤い金魚。

朝の4時半に、蚊に襲われる。
薄手のタオルを頭からかぶってやりすごそうとしたが、タオルくらいものともせず刺してくる猛者で、それも1匹ではない。すべての窓には網戸がついているのに、どこからか入ってきている。
どうやらこれを退治しなければ眠れないらしい。あきらめて読書灯をつけ、本を読みながら、わざと手を出して待っていたら、すぐふわふわと寄ってきた。しかし、ふわふわのくせに逃げ足は非常に早く、叩いてもなかなか当たらない。
ときどきうとうとしながら、6匹まで叩いたところで、7時になってしまったので、しかたなく起きる。どうも叩いた数より刺された数のほうが多い。
あとでよく見たら、寝室の窓の網戸でない側が15センチほど開いていた。これでは入ってくるわけだ。
それにしても、この家の2階の、たまたま開いていた15センチの隙間のずーっと奥にヒトがいるということが、どうしてわかるんだろう。1匹だけなら、たまたま迷い込んだとも思えるけれど、6匹(以上)だから、全員が特殊な高性能センサーを搭載しているとしか思えない。おそろしい。
時代劇を見ると、平安時代の寝殿造りなんて、あっちもこっちも開けっ放しで、庭には前栽や池などあり、夏にはさぞ蚊が多かっただろう。
「ねぶたしと思ひて臥したるに、蚊の細声にわびしげに名のりて、顔のほどに飛びありく。羽風さへ、その身のほどにあるこそ、いとにくけれ」(枕草子・にくきもの)
それを、どうしたか、については書かれていない。清少納言さんも、薄物をひきかぶって寝たふりしていたかしらね。
(眠いので文章がぐたぐたで、すみません)


ホスタ3号(ジューン)も咲きました。
いまのところ、この子がいちばん背が小さいけれど、雰囲気は昔ながらのギボウシにいちばん近い。

 

2号ちゃんはお花がいっぱい。

 

ジニア。珍しくふんわりした色のがあったので。
見切り処分みたいなのを買ってきて、ぱちぱち切り詰めてやったら、暑くなるにつれて調子が出てきた。

 

本日のにゃんズ。

つめとぎトギトギ。

 

さて、どこ行こっかなっと。

 

A4サイズにきちんとおさまる。

 

正しい折りたたみ方。

 

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キュウリの逆襲

2024-06-30 15:48:38 | 日々

キュウリが採れない!と愚痴った3日後の収穫。
(下の2本はそれほどトゲトゲでなく、品種が違う気がする)

カラスよけネット、効果あり。
しかし、ただでさえ緑の葉に隠れて見つけにくい緑のキュウリ。その上に緑のネットが(場所によっては二重に)かかって、さらに見えなくなっている。
そして…


こんどはナスだ。
現場を目撃したわけではないので、犯人はカラスと断定はできないけれど、この食痕の鋭さと深さからみて、凶器はくちばしで間違いない。
ちょっとつついて放り出してある。食べるんだったら残さず最後まで食べなさい。
(ナスにまでネットをかけるのは無理。巣立ちカラスは早くどっか行ってくれえ)

*****

雨風のあと。
折れたものを片付け、伸びすぎた枝を切り詰め、からんだつるをほどき、倒れたものを起こし、また倒れそうなものは支柱にくくって回る。
ピーマンはなぜか一列全員がバッタリ倒れていた。ゴーヤは細い巻きひげでもしっかり自力でつかまっていてセーフ。
畑でも庭でも、長いあいだ麻紐を愛用してきたけれど、目が悪くなったのと、指先の痺れもあって紐結びに時間がかかるようになったため、このごろは園芸用ビニタイ(というのかな?)をもっぱら使っている。
結びやすいだけでなく、はさみを一緒に持ち歩かなくてすむので、楽といえば楽。
ビニールもワイヤも、天然素材のように自然分解してくれない。そのぶん、こまめに回収して再利用する、ということで。


最近きゅうに目につくようになった、こういう葉っぱ(上の左)。
通常よりあかるい黄緑色で、葉脈が浮き上がって見える。
これって、ジェミニウイルス??

 

ブルーベリーの若い葉。

 

エノキグサ。右の2枚がノーマル。

 

ムラサキカタバミの、これはまた別のウイルス…なのかな?

色変わりや斑入りの葉は珍しいので、人が見ると「あらきれい」と思ったりするけれど、葉緑素が少ないぶん光合成の効率が悪いので、当の植物にとっては良いことではないらしい。
葉に白斑入りの御殿場錦が、他の山アジサイにくらべて弱いような気がするのも、もしかしたらそのせいなのか。

本日のにゃんズ。

ふだんは室内の植物にはまったく興味を示さないクレですが…

 

たまたまキャットニップが入っていたら、寄ってきて「くんくん…」そして「あむっ!」と。
でも、真鈴ちゃんほど執着はしない。味見をすれば満足の様子。
(コマはほとんど反応なしです)

花が薄紫のキャットニップはいつのまにか消えてしまい、白だけ残って大きくなっている。白花のほうが日陰に強いのかな。

 

コマちゃんは、数日前から突然ここで寝ることに決めたらしい。
ちょっと狭いんじゃないかと思うけど?
本来この箱は、母屋に届く郵便物等の中から、M宛てのものをまとめて入れておくための書類箱…だったはずなんですが、そういうわけで現在ほぼ機能停止しております。

 

本日の「なるほど!」

カタツムリがアジサイにいる本当の理由とは?

これはわたしも前から不思議に思っていたので、わかって嬉しい。
(だけど、こんなに身近な生物なのに、これまでわからなかったというのも不思議な話ですよね)

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停電

2024-06-28 17:42:42 | 日々

朝起きたら停電していた。
昨夜からだいぶ雨が降っている。このあたり一帯、電線と木との距離が非常に近い。雨を含んだ枝葉が重く垂れ下がってくるので、いつどこでひっかかったり切れたりしてもおかしくない。
幸いなことに、タイマー予約のホームベーカリーはぎりぎりセーフで焼き上がっていた。冷蔵庫を素早く開け閉めして果物や豆乳を出し、ふだんどおりパンを食べる。
TVがついていないので、雨音だけでとても静かだ。スマートフォンは使えるので、Mが知り合いに聞いたところ、近隣地区の500軒くらいが停電中らしいとわかった。
うちだけじゃない、ということは、すぐ直してもらえるということなので、ほっとする。(うちだけだったら、敷地内の引き込み線だから、こちらから依頼して来てもらわねばならない)
困るのは、水だけ。貯水タンクが家より低い位置にあるため、電動ポンプが動いてくれなければ、蛇口から水が出ない。
外のバケツを見たら、きれいな雨水がいっぱいたまっていたので、上澄みをすくってきて、ちゃちゃっと顔を洗ってしまう。(猫も飲む水だから問題ない、という閑猫的判断・笑)。

沢の上流からタンクまでつながっている塩ビ管に、Mが長いホースをつなぎ、道までひっぱってきてくれた。
この方式は、東日本大震災後の「計画停電」のとき以来かな。当時は裏の窓から台所まで引き込むことができた。その後タンクはそのまま家だけ移転したので、さすがにホースは届かなくなったが、玄関から片道50歩で水が汲める。段差もないし、片手にバケツ片手に傘でも歩ける道だ。これはすごく楽。
(川から直接汲もうとすると、かなり距離もあり、足元も危ないので!)
バケツに2杯汲んできたが、使う前に電気がついた。停電していたのは1時間半くらい。思わぬ「防災訓練」ができました。

能登半島の震災では、ずいぶん長く断水の続いた地域があった。山間部では一時孤立した集落もあったけれど、「水」に関してだけいえば、むしろ山間部のほうが町に比べて有利だったのではと思う。
古くから人が住み、農耕をしていた土地なら、必ず近くに水源はある。わが家のように沢から高低差を利用して水をひいていたり、湧き水があったり、昔からの井戸があったり。電気のない時代から、水を手に入れる手段が必ず(おそらく複数)あったと思うし、今もそれを知っている人がいるはずだ。
国や自治体単位の防災対策が重要なのはもちろんだけれど、個人レベルでもできることがあるなら、それに越したことはない。
田舎に住んでいて不便なことは数えきれないほどあるけれど、水をひっぱってくる、というのは、高級タワーマンションでは絶対できそうにないことなので、そこだけは都会より便利だと自信をもって言えます。

(ただし、今回は雨量がそれほどでなかったので。もしも豪雨で、上流の取水口が詰まるか壊れるかすると、この手は使えないから、どうするかなあ…)

 

収穫。キュウリ。
曲がっている…のは問題ありません。すごくトゲトゲで、さわると痛いので、端っこをつまんで持つしかない。

 

これ、「刺毛」というのだそうで、未熟なキュウリに特有のもの。
未熟というのは、中の種子が熟して固くなっていないという意味なので、ヒトからみれば食べ頃ということになる。
今年のキュウリは、そういう品種なのか、特にトゲトゲが多く、食べる前に念入りに包丁でこそげ落とさねばならない。
いや、それ以前に、キュウリが採れない!
いつもなら、キュウリ問題といえば「採れすぎて食べきれない」のが悩みでしたが、今シーズンは、まだやっと3本目。
実がつかないというわけではない。花は咲き、育ってきて、そろそろかなと思っているうちに、片っ端から横取りされているのです。カラスに。

カラスがキュウリを食うようになったのは数年前からで、その前はミニトマトだった。今年はトマトを作るのはやめたけど、畑はすっかり餌場としてあてにされているらしく、気のせいか巣作り場所もだんだん近づいてきたような…。
もっと以前は、繁殖期にこんなにカラスはいなかったと思う。畑を荒らすのはもっぱら猪と鹿だった。町なかでごみ集積場所のカラス対策が進んだ結果、山のほうに移動してきたのだろうか。
カラスが野菜を食べるというイメージがあまりなかったけれど、実際は雑食性で、木の実などもよく食べる。とまりにくい山椒の木などを除き、野鳥の好む木の実のほとんどはカラスも食べる。野菜は水気の多い木の実というくらいの認識かもしれない。

そういえば冬に、ちょっぴりだけ残ったご飯とか、そば茶や黒豆茶の出し殻とかを、ホオジロが食べないかと思って、こっそり裏にまいていた。ある朝見たら、大きなカラスが2羽、人が手を後ろに組むような恰好で下を向いて、そのへんをのこのこと歩き回っていたので、ギョッとした。しまったなあ、うっかり餌付けしちゃったよ。

キュウリは、採れすぎても困るけど、採れないのも悔しいので、目の細かいネットをかけてもらった。しつこいカラスを防ぎきれるかどうか、とりあえず早めに採ってきたのが、このトゲトゲ。ネットにぶつかってまっすぐ伸びられず曲がっている。
冷やして生でかじったら美味しかったです。

 

本日のクレ坊。

雨なので寝てます。

 

やむまで寝てる。

 

ちょっとやんだかな。
天気予報では、このあとまだもう少し降るらしいよ。

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梅雨入り

2024-06-24 16:20:23 | 日々

例年より遅い梅雨入り。
しかし「例年」って何なの?っていうくらい「異例」が多い。
降れば大雨、晴れれば猛暑の二択。「しとしと」も「梅雨寒」もメニューにないらしい。

 

雨の日のコマの居場所。家の外の薪置き場。
屋根がプラスティックの波板なので雨音がうるさいと思うけど、なぜか室内よりここがお気に入り。

 

 

ホスタ2号、咲きました。身長20センチ。可愛い。

 

エキナセア。
5種類(品種)が少しずつずれて、すこしずつ違う色味で咲くので、なかなか楽しい。
ちょうど他の花が途切れたときに咲いてくれるのでたすかります。秋になったら株分けして増やそうかな。

***

先日。病院で順番を待っていたら、突然うしろで「どこだよ!!」と大声がした。
振り返ると、廊下の真ん中に、格闘技でもやっていそうな体格の良いお兄さんが突っ立っている。何だろうと思ったら、天井を向いて「わかんねーよ!!」とまた吠えた。
見た目にはどこが悪いのかわからないけれど、受付で渡されるファイルを手にしているから、患者さんには違いない。
そこはCT室の前で、じつはひんぱんに人が迷って来るところなのだ。5分にひとりくらいは来るんじゃないかと思う。たいていはレントゲン室に行こうとしている人だ。
「この先を突き当たったら左に曲がって、まっすぐ行って、茶色の柱のところをまた左に曲がってください」
受付でそういうふうに言われて来るのだけれど、「左に曲がる」が二度ある上に、「茶色の柱」というのが柱というほど独立した柱ではないからか(「レントゲン室」への矢印がちゃんと目につく場所にあるにもかかわらず)、多くの人がそこを見過ごして直進してしまう。
直進すると「放射線受付」という表示が目に入るので、レントゲンって放射線の一種だっけ? となんとなくそのまま来てしまうのだが、お兄さんの立っているあたりまでくると、こんどは正面に「救急トリアージ」という大きな表示が見えてくるので、間違ったか?と気づくのだ。
わたしはヒマだったし、レントゲン室は知ってるので教えてあげたかったけれど、お兄さんは気短そうにくるっと向きを変えて、どすどすと戻って行ってしまった。

この話の教訓は…というほどでもないけれど、表示されている文字を読んで、正しい目的地まで行く、という訓練は、子どものうちにしておいたほうがいいと思う。どこでもスマホのナビが使えるとは限らないからね。
どうしてもわからなければ、そのへんの人に聞く。どの人なら知っていそうかを自分で判断し、礼儀正しくたずね、教えてもらったらちゃんとお礼を言う。それらもすべてサバイバル技術に含まれる。
学力テストの平均値が他県と比べてどうだとか言う前に、そういう大事なことをなぜ小学校で教えないのか。
(そのまま「わかんねーよ!」とわめき続けていれば、そのうち看護師さんか助手さんが通りかかって教えてくれたかもしれないけれど、それもサバイバル技術っていうのかどうかは、微妙)

ちなみに、わたしは方向音痴の上にエレベーターが苦手なので、「この先のAのエレベーターで2階に上がって…」と言われても階段を探しに行ってしまい、そのあげくずいぶん遠まわりをしたりするけれど、表示を読むのは好きだから、目的の場所にたどりつけなかったことは一度もないです。結果オーライ。

本日の収穫。

ブルーベリー(早生種)。
いつもこれの熟す時期を忘れていて、気がついたときには落ちそうになっていてあわてる。
春に花が咲いたところや、クマバチがぶんぶん来ているところを見なかったので、今年は裏年かと勝手に思っていたけれど、鳥よけネットのおかげで、これくらいは採れた。
ジャムには少ないので、デザートにつまんで食べてしまう。
このあと晩成種までにしばらく間があくので、また気がついてあわてることになりそう。

 

本日のにゃんズ。

 

 

 

 

催促がしつこいので「三分待て!」と言われたところ。

 

まだかー。

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アジサイの謎

2024-06-22 22:50:43 | 日々

ある日。市役所で用事を済ませ、出てきてふと見上げたら、すぐ前の歩道に植わっている大きなヤシだかシュロだかの高いところに、ピンク系の花が咲いていた。

 

よくよく見たら、アジサイだ。
つる性のツルアジサイというのがあるので、それかと一瞬思ったけれど、色も形も、庭に植えるような普通のガクアジサイ。
えー、どうしてこんなところに?

風に飛ぶ綿毛の種子や、鳥が食べる実なら、遠くまで運ばれて、思いがけない場所で芽を出すこともある。でも、アジサイはそのどちらでもない。
誰かが植えたとしても、とても手の届く高さではないし、そもそも個人の庭ではなく街路樹だし、わざわざ梯子をかけてまでそんなことをする人がいるとは思えない。
この木がうんと小さかったときに植えたのだ、ということを考えた。アジサイをのせたまま少しずつ伸びていったんじゃないかと。ところが、ここにアジサイが咲くようになったのは、そんなに古いことではなく、5年ほど前からなのだそうだ。
アジサイを種子から育てると、花が咲くまでに3~4年かかるという。それを計算にいれても、その当時からこの木はじゅうぶん大きかったはずだ。
アジサイはいったいどこから、どうやって来たのでしょう。

見たときはアジサイだけしか見ていなかったが、撮った画像を拡大してみたら、他にもいくつかの植物が生えていた。アジサイの左の濃い緑の葉はツタのようだし、右は何だろう、イヌビワかな?
どこかでイヌビワの実を食べた鳥が飛んできて、ここにとまって休む。その鳥の羽に、たまたまアジサイの種子がくっついていた…という偶然。その種子が、路上に落ちず、うまくここにとどまって発芽して、しっかり根を張り、花が咲くまでに育つ確率はどれくらいだろう。
植物だけでなく、どんな生き物も、もちろん人も、数々の偶然の重なりをくぐりぬけ、ほとんど奇跡に近いわずかな確率で、いまここにいるのかもしれない。

(追記:ヤシとシュロとソテツの区別がどうもよくわからん閑猫ですが、この木は「カナリーヤシ」というのだそうです)

 

ある朝。山の杉の木のてっぺんに、光るお皿のようなものが浮いている。

 

画像を拡大したところ。
くもの網、ですね。水玉がびっしりついて、日があたって白く光っている。
ほんとは網だけ浮いているわけではなく、支えの糸があるはずだけど、ここからでは見えない。というより、いったい「どこから・どこへ」張ってあるのか、まったく見当がつかない。まるでマジック。
このとんでもない高さに、ほぼ水平に網を張って、何をつかまえようとしているのだろう。ほとんど現代アート。

本日のコマ吉。(あまり意味のない連続写真)


 

 

 

 

シッポ長いね。リスザル?

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