グ・モーーニン。つかのまの朝焼け。
ツルボ。
もうずーっと前からここにいて、ヒガンバナが咲く頃にひっそり咲いている。
背丈も低く色も淡いので、花が終わったあとに気づいてシマッタと思うことも多く、今年は久しぶりに会えました。
図鑑ではヒアシンスの隣にのっていて、よくよく見ると、なるほどと思う。
下から順に咲き上がっていくところも似ている。
掘ってみたことはないけれど、地中には小さい鱗茎があって、でんぷん質を含み、むかし飢饉のときには煮たり餅にして食べた…とか。
しかし草丈が30センチもないのだから、可食部分だって知れている。相当たくさんあつめなければ食べた気がしないだろいう。
ヒガンバナでもドングリでも、手間ひまかけて毒や渋を抜けば食べられるというけれど、「食べられる」と「食べる」の間には距離がある。多少手間がかかっても、栃餅のように美味しければ、飢饉でなくても人は食べるだろうし、積極的に栽培や加工をして、いまでも食べているだろう。
食料がいよいよ底をつき、もうだめだというときに、土を掘って小さな球根を集めてきて、砕いたりすりつぶしたりさらしたり濾したり煮たり乾燥させたり搗いたり…という気力や体力はあんまり残っていないんじゃないかと思う。労働で消費するエネルギーを考えれば、コスパがあまりにも悪すぎる。
昔はわたしも山菜料理の本をたよりに、このへんのいろんな植物(キノコは除く)を試してみたけれど、大半が「食べられる」の域を出ず、いざというときにはこれを食べよう!と思えるようなものはなかった。
いま、ずいぶん久しぶりにその古い本をぱらぱらめくっていたら、ツルボの食べ方は載っていなかったけれど、「カラスウリのそぼろあんかけ」なんていうのが出てきて、ひえぇ…と驚いたところ。
ツリフネソウ。
秋の花もほぼ出揃ったが、気温が下がらない!
午後、車の温度計を見たら36℃だった。この数字はこれまで記憶にない。峠のてっぺんでやっと29℃、ひんやりといえる気温ではなく、下ってきたらたちまち34℃に。
今年の猛暑の、これが最後の悪あがき、でありますように。
えーと、たしか、ほら、あのへんに…
あったあった。鬼くるみ。
この(鬼のように硬い)くるみを割るための道具を前に買ったのだけど、それをどこにしまったか、思い出せないまま数年たってしまった。
実の殻は硬いが、成長の早い材は柔らかい。
キンカンの花が咲いている。
柑橘類の花はいい香りだ。いつまでも木のそばにいたくなる。
(いたら蚊にいっぱい刺されました…)
おやおや? キンカンにもアゲハベビーちゃんが。
ビアフランカレモンのアゲハっ子は、すでに終齢ちゃん。
柑橘類なら何でも良い、というわけではなく、生まれたときから食べ慣れた種類でないと食べない、という話をきいた。
レモンを食べ尽くしたから、隣のキンカンにお引越し…ということはないらしい。
もしかしたら、レモン育ちの子は、アゲハになるとレモンの木に産卵しに戻ってくる、のかな?
(苦手と言いつつ、次から次へといろいろ気になるンです)
本日のにゃんズ。
手を取り合って~♪ではなくて(笑)、寝返りしたらたまたまこうなったのよ。
まあ、だいたい仲は悪くないのですが、先日、デッキで本気の取っ組み合いになり、クレのほうが珍しく強気で積極的にとびかかっていき、コマちゃんかなり圧倒されまして…耳ひっかかれたりして、あとちょっとしょんぼりしている。
一緒にゴハンのときなど、今までどおり年長のクレを立てつつ、コマもいじけないようにと気を使うので、なかなか難しいです。