閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

すみれ

2022-03-31 21:33:16 | 日々

どこにでもたくさん咲いているタチツボスミレ。
条件の良い場所では大株になり、色もきれい。

 

そして、こちらは特定の場所にしかないスミレ(本スミレ)。
数がとても少ないので、今年はちゃんと咲くだろうかと、いつもハラハラする。
増えもせず、絶えもせず。




斜面に1メートルほどの間隔でぽつぽつと4株咲いているのをみつけた。
上から下に、種子が飛んだのだろうか。
軽トラックのわだちの間。なるほど、ここならタイヤに踏まれることもない。


踏まないでね。(キミは重いんだからね!)

***

桜は、もうあっちもこっちも、染井吉野も山桜も混ぜこぜに咲いている。朝、カーテンを開けるたびに、白い花の枝がふわっとまた一段持ち上がったように見える。
毎年、桜の写真を撮ろうとして、うろうろ、じたばたするので、今年はあきらめ、ぼんやり眺めるだけにしようと思う。春の心はのどけからまし。

 

モミジイチゴ。
実は美味しいけれど、とげが鋭いので管理が難しい。

 

自家製シイタケ。立派。
だんだん消費が追いつかなくなってきたので、昼夜とわず何にでもシイタケが入る状態に。

 

 

本日のクレ坊。

半野良ヒアシンス。

 

ときどきすごく変な場所にいるよね。

 

御簾の向こう側。

 

 

本日の「いいね!」

Mongolian cat walk

すごいなー、モンゴルの猫さん。

 

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野菜の花など

2022-03-28 15:47:10 | 日々

桜は五分咲きかな。満開よりこれくらいが静かで良い。
でも暖かいので、一日で満開になってしまいそう。
この木にはヤマガラの巣箱があるので、近寄ると家主におこられます。

 

左から、青梗菜、小松菜、ターサイ、水菜、ルッコラ。

青梗菜と小松菜は、根元の葉を見なければ区別がつかない。あとの2つも、花だけを見ればほとんど同じ。ここにはないけれど、白菜もカブも、みんなよく似た黄色い花だ。
これらは全員アブラナ科のアブラナ属というグループで、「属」まで同じだから、まあ近い親戚みたいなもの(…というざっくりした認識)。
ルッコラだけ異色なのは、属が違うから、なのですが、ほんとはこの右に大根の花をもってくれば、ルッコラと大根が似ているのがわかったはず。
(しかし、大根の花はまだ咲いていなかった! いつも揃って咲くとは限らないのが難しいところ)

ルッコラは、たいていスプラウトかベビーリーフで、サラダにちらちらと混ざっているもので、成長した姿はあまり見ないし、わたしも知らなかった。
畑で放っておくと、だんだん伸びて大根の葉っぱみたいになってくる。大根よりは柔らかいけれど、大きくなってしまうとサラダ用には使いにくい。
これをざる一杯とってきて、ざくざくと刻み、生しいたけと一緒にオリーブオイルで炒めると美味しい、ということを発見したので、近頃はこればかり食べていた。
ルッコラ特有のピリッした辛味がマイルドになり、かさも減るのでたくさん食べられる。塩胡椒だけでもいいし、好みのドレッシングをかけてもいい。ハムなど入れてもよさそう。
(生しいたけ、というのは、たまたまうちではこれが同時期に採れるからで、なければエリンギでも、マッシュルームでも)
来年は、いろんな種の混ざった「ベビーリーフミックス」じゃなく、ルッコラだけ単独で作ってもいいかな。

アブラナ科は、昔は「十字花科」といって、わたしの子どもの頃の図鑑にはそう書かれていた。真上から見ると、4枚の花びらが十字に見える。かたちに結びつく名前は、覚えやすくてよかった。


いちばん遅咲きの、香りのいいほうのスイセン。今年はよく咲きました。


斜面にぽちぽちと咲くハルリンドウ。日がかげるとつぼんでしまう。

 

フリージア・ライヒトリニー。(おぼえた!)

 

毎年同じ場所に、大きな株になっているたんぽぽ一家。
気の早いお兄ちゃんは、ひとりだけもう綿毛になってるよ。

 

カレンジュラ。お日さまのほうを向いていっせいに咲き始める。
花の正面から撮ろうとすると、黄色がぴかあと反射してしまって、どうしてもうまく撮れない。

 

本日のコマティキ。

雨のあと山水がちろちろ流れてくる排水口が、何やらとっても気になるらしく…

 

ずーーっと見ています。
根気よく何時間も見張っている。何かいるのかなあ。

 

刑事コマ吉、ただいま張り込み中。

 

本日の「いいね!」

Sting - Russians (Guitar / Cello Version)

この曲が発表された1985年当時は、まだソビエト連邦という国があって、いわゆる東西冷戦の真最中だったわけですね。

以前のPVは→こちら 

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ちらっと・初校その2

2022-03-26 10:17:32 | サンゴロウ&テール

2巻目。
この絵は今回の描きおろし。

<三日月島のテール>のシリーズ名で、3巻、4巻(6月発売)までの表紙画像は こちら に出ております。
5巻は7月になる予定。

 


そしてこちらは、新しい眼鏡…ではなく、ルーペ。
今回のリニューアルで本のサイズが小さくなり、それに合わせて文字も小さくなったため、さらに小さいルビがちょっとばかり読みづらい。シニア世代には(笑)。
ただ「読む」だけなら、ルビはとばしていいんだけど、校正の場合、これは濁点か半濁点か、とか、一文字一文字ちゃんと「見る」ことが大事なのです。
このルーペ、べつに眼鏡の形をしている必然性はなく、昔ながらのまるい虫眼鏡、シャーロック・ホームズや手相見が持ってるようなあれでもいいのですが、あまり高倍率だと目が疲れてかえって使いにくいので、これくらい(1.75倍)で正解でした。
役に立つだけでなく、ちょっとした遊びゴゴロっていうか、持ってるだけで気分が上がるのが、何より。

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ヘルメット

2022-03-25 09:59:24 | 日々

グッモ~ニン。
庭の中まで霧でいっぱいの朝。

 

ミモザはそろそろ終わりかな。

 

ヒマラヤユキノシタ。
外で見ると大きな葉に隠れてあまり目立たない。切ってきたら意外に華やか。
(あ、後ろの方々のことは気にしないでください)


それではと、ボリジも切ってみる。
ふむ。きれいではあるけれど、ボリジらしさが減りすぎだろうか。
太い茎はフキのように中空で水分を多く含み、これが早く成長する秘訣であるらしい。本体すでに直径60センチ余の大株になってしまっている。

 

先日、枝が頭にあたってたんこぶができたヒトは、ようやくヘルメットを着用することにしたらしい。

 

これまでは「気をつけるようにわざとかぶらないんだ」なんて、わけのわからんことを言ってたのですが。
ヘルメットには知らない建設会社の名前が入っている。遠目には(近くでも)作業員さんにしか見えない。

 

 

本日のクレボーイ。

縁側サンダルスキーの季節がやってきた。

 

きもちいいよねー。

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本日のクレコマ

2022-03-23 16:54:14 | 日々

このへんだけ、ちょっとだけ花壇みたいだよね。

 

お花の中で、ちゅっ!

…という美しいシーンではありません。
クレにカメラを向けていたら、やきもち焼きのコマ吉が来て、さっそくケンカを売っているところ。




ねらって…

 

ばびゅん!

 

みーぎゃー、どたばた。


いつでもどこでも、ちょっかい出すのはコマのほうで…

 

ばびゅーん!

 

おりてこいよー。

 

やだよー。

 

…と、こういう光景がたびたび見られます。
コマ吉は、感情表現がストレートで、遠慮がない。人から見ればピュアでイノセントな甘猫なのですが、猫から見ると、わりと迷惑な奴なのかもしれないなあ。

本日の「いいね!」

A day in the life of a panda caretaker.

パンダの飼育員さんは毎日たいへん。

上野動物園の双子のパンダのニュースを見たMが、「べつに双子じゃなくても、パンダなんてどれも同じじゃん」と言っていた。そりゃあ、たいていの野生動物は、シマウマだってペンギンだって、どれも同じといえば同じだけれど…パンダがとりわけ「同じ」に見えるのは、どうしてなんだろう。

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ブルージュの馬車

2022-03-21 22:15:47 | 日々

過日、某所にて。
壁にかかっていた絵がふと気になり、近づいてよくよく見たら…

 

馬車をひいている、これは、えーと、馬? じゃないですよね??
御者もスケアクロウっぽくて怖いんですけど。

(このあと、隙をみてこっそり額の裏をのぞいた好奇心の閑猫は、銀座のギャラリーの名前を見て仰天したのでした)

***

ついでに、これまた過日、某所にて。
ひまを持て余した閑猫が捕獲した…

謎の生命体。

 

 

 

 

クリオネっぽくも見えるけど、これ、けっこう大きいですよ。全長30センチくらい。持ち帰るのは難しかったのでリリースしてきた(笑)

***

ついでのついでに、先日のボールペンの話のつづきをしましょう。
例によって、なかなか物を捨てられない閑猫は、コイルをなくして使えなくなったボールペンを未練がましくとっておいたのでした。
だって、飛んでったコイルが、ひょっこり見つかるかもしれないでしょ?
そうこうするうち、注文したボールペンその他(←さすがにペン1本だけは注文しにくい)が届き、それらを収納すべく引き出しを整理していたら、奥のほうから別メーカーのボールペンが1本出てきました。いつのものやら、インクが固まって書けなくなっています。
いったんごみ箱に放り込んだのだけれど、いや、待てよ。これもノック式、ということは、コイルが入ってるはず!
早速くるくるとはずして、ためしましたが、うーん、残念! このコイルでは長すぎる。
(つまり、「替え芯本体の長さ」と「コイルの長さ」がいろいろありすぎるから汎用の替え芯が作れないわけだ)
しかし、ここでまだあきらめない閑猫。長いなら短くすればいいのではと、ペンチを持ってきて、コイルを半分にぱちんと切ってみた。
そうしたら、なんと、嘘みたいにぴったり合って、かちかちとノック式が完全復活したではありませんか。
こうしてお気に入りのボールペンは、無事に戻ってきたのでありました。めでたし。

(そして、切った残り半分のコイルも、ちゃんととってあります。だって、またいつ飛んでっちゃうかわからないでしょ?)

まったく、なにやってんだかねえ。

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あたふた

2022-03-19 22:14:39 | 日々

季節はたちまち移ってゆく。
ふきのとうの雌花しかないと思っていたら、雄花ばかりまとまって咲いているところを見つけた…のはいつのことだっけ。
とりあえず、載せそびれた画像などを。

(「あたふた」って、何語? 「あわて・ふためく」の略?)


銀猫ちゃんも、あっというまに黄緑に。

 

いつもこの色が最後に咲くクロッカス。

 

むくむくと、野良ボリジ。
花はエディブルフラワーとしてサラダや砂糖漬けに…とあるが、使ったことがない。それより、このたくましすぎる葉っぱの利用法はないのか。

 

昨年伸びるだけ伸びてひとつも花が咲かなかったため、大幅につるを刈りこんでみたら、急に咲く気になったらしいツルニチニチソウ。(←どういうわけか、この名前がすんなり出てこず、名札を見ることたびたび)

 

本日のゲスト。

毎年この季節になると、うちの池めがけてやってくるヒキさんズ、推定数十匹。
こうやってボーッと路上に座り込んでおられたりするので、気が気でない。


お気に入りだったボールペン、です。過去形。
やや太めのクッション付きで持ちやすく、替え芯をまとめ買いして、もう何年もこればっかり使っていたのですが、そんなある日、というのはつい昨日のこと、インクがかすれてきたので取り換えようと、先端をくるくる回して外したら、ピン!とかすかな音がして、中に入っているコイルがどこかへすっ飛んでいってしまった。
これが探せども探せども出てこない。室内にあるのは確かだと思うけれど、なにしろ小さいものだから、どうしても見つからない。何週間か何か月後に、掃除機に吸い込まれるカラカラッという音で「あ!」と気づくのかもしれない。
替え芯はまだ何本も残っているので、ペン本体のほうを買い直そうと思ったら、なんと、この替え芯に合う型のボールペンは、ことごとく生産終了になっており、どこにも売ってないのです。
昔と比べれば格段の進化を遂げたボールペンは、もうじゅうぶん良くなっているのに、なぜそんなにモデルチェンジしなくちゃならないのか。どうせ安くて使い捨てのものだからと、メーカーでさえ思ってるのではないかしら。
SDGsとか何とか言うけれど、大事に長く使うということのできにくい時代であります。

(このあと、執念の閑猫は、ネットでしつこく探し回り、ついに在庫を探しあてたのでした。これでもう一生困らないでしょう)

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ショベルカーの謎

2022-03-18 12:06:40 | 

きょうは、『ざっくん!ショベルカー』という絵本のふしぎなおはなしです。
2008年に出たこの絵本、昨年5月には23刷になりました。

さて、絵本を本棚にいれたとき見えるこの部分を「背」といいます。
タイトル下に入っているちっちゃいカットを「背カット」といいます。
背カットはどの絵本にもあるわけではありませんが、この乗り物シリーズは、字の読めない小さいお子さんにもぱっとわかるように、すべて背カットが入っています。


スペースが狭いので、簡単にしか描けませんが、ショベルカーですね。

 

で、絵本のカバーをはずしたところにも、同じ背カットが入っているはず…なんだけど…

 

あれれ? ショベルカーじゃないぞ。コレハナンダ?

 

じつは、カバーの折り返し(「カバー袖」といいます。本の初めのほうが「前袖」で、反対側が「後ろ袖」ね)に入っている、おにいさんが自転車に乗っているカットの…

 

この後輪と足の一部分が、なぜか背カットと入れ替わってしまった!

ふつうはありえない「画像のバグ」という、ものすごく珍しい印刷ミスだそうです。
倉庫でカバーをかけかえる作業をしていた人が、偶然発見してくださったとか。

わたしも長年この仕事をしていますが、こんなのは見たことも聞いたこともありません。とてもふしぎ。
重版のたびに見本をいただくけれど、わざわざカバーをはずして見たりしないし…。
これは「23刷」だけに起こったことで、それ以前も、以降もありません。もしお手元にあれば、かなりレア、ということになるかしら。
出版社に連絡すれば取り換えてくれますが、大切にお持ちくださってもかまいません。エラー切手やコインのように高値はつかないと思いますけどね(笑)

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ちらっと・初校

2022-03-16 17:02:55 | サンゴロウ&テール

…しつこい(笑)

1巻カバーと、初校。
と、なぜかここから動かないクレ坊。

 

夜、すこしだけ明かりがあると、歩くクレちゃんの足先だけが白く見えるよ。

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「なまえのないねこ」シルバースター賞

2022-03-13 17:30:13 | お知らせ(いろいろ)



絵本『なまえのないねこ』のスウェーデン語版が、このほど2021年度ピーターパン賞の選考で、次点にあたるシルバースター賞に選ばれました。

ピーターパン賞というのは、IBBYスウェーデンによって2000年に設立され、毎年「スウェーデンの子どもと若者の本の世界を広げ、豊かにする翻訳本」に対して授与されるものだそうです。
『なまえのないねこ』は、「スウェーデンであまり知られていない著者」「あまり一般的でない国、言語、文化」という基準にあてはまって、候補10作にノミネートされました。
飼い主のいない猫が外をうろついているということ自体が、スウェーデンから見れば異文化かもしれませんし、背景の町並みは「東京風景」として読者の目に映ることでしょう。(←おおまかにトーキョーで間違いではないと思う。一部キョート系も混ざっているけれど…笑)
この絵本の「日本らしさ」をしっかり生かしつつ、スウェーデンの読者にも届きやすい形で翻訳してくださった高橋麻里子さん、ありがとうございました。

今回ピーターパン賞に選ばれた作品は中国の作家、もう1冊のシルバースター賞はドイツの作家、どちらも日本ではまだ翻訳されていないようですが、ぜひ読んでみたいです。
世界にはさまざまな国があり、言語があり、文化があり、物語がある。それは、誰もが子どものうちに、できれば学校の地理や歴史で教わる前に、知っておきたい大切なことのひとつ。
その国に一度も行ったことがなくても、たとえばスウェーデンと聞けば即座に「あのピッピの? カッレくんの? ロッタちゃんの?」と、なつかしいお友達の名前が次々と出てくる…そんな人は少なくないはず。子どものときに夢中で読んで楽しかったという、それだけのことで、その国の印象はぐっと身近なものになり、もっとよく知りたい、理解したいという気持ちにつながるのではないでしょうか。
(わたしは、ロシアや東欧の文学に接することなく育ってしまったのが、いまにして思えば残念でなりません)
日本でも、あまりなじみのない国々の児童書を紹介する機会が、たくさんあるといいなと思います。

*****

ついでに。
メロンちゃんのアクリルスタンドや、町田尚子さんのポストカードがあたるプレゼントキャンペーン、ご応募しめきりは3月31日(消印有効)です。
詳しくは →こちら

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