色とりどりの大粒のぶどうをたくさんいただいた。
残念ながら、いちばん果物を食べる住人が、今年はいない。
ふたり暮らしでは新鮮なうちに食べきれないのでは…
と心配になってきた。
ジャムにしてみようか。
ぶどうのジャムは作ったことがない。
生食で美味しい高級品種だから煮るのはもったいないけれど、
このままいたんでしまったら、よけいもったいないので…
2房だけ、ばらばらにしてよく洗い、1粒ずつつぶして鍋にいれる。
少し水を足し、しばらく煮てから、裏ごしして皮と種をとる。
ぶどうジャムを作らなかったのは、
この裏ごしという作業がなんとなくおっくうだったから。
もっと楽な方法はないものか、と考えるけれど、
最初に皮をむくほうが楽だ、とは、やっぱり思えない。
白砂糖を入れ、ぶどうが甘いので、レモンで酸味を補う。
あとは強火で手早く煮詰める。
鍋を傾ければすーっと流れる柔らかさ。
でもきっと冷えたらゼリー状に固まるでしょう。
と信じて早めに火を止める。
(あ、でも思ったほどは固まりませんでした…)
甲斐路という赤いマスカットのジャム。
レアチーズケーキに合いそうな色に出来上がりました。
ところで、呼夜。
(某シティで爪とぎ修行中のKは、
近ごろ《黒音呼夜=くろね・こよ》と名乗っているので、
こっちでもこう呼ぶことにしますが)
安全装置のレベルは、もっとあげといたほうがいいぞ。