閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

2019年のおしごと

2019-12-31 21:50:29 | 日々

○出版したもの

絵本
『なまえのないねこ』(絵・町田尚子 小峰書店)

『なんでもモッテルさん』(絵・アヤ井アキコ あかね書房)

童話
『まじょのむすめワンナ・ビー』(絵・種村有希子 偕成社)

紙芝居
『たいふうがやってきた』(絵・相野谷由起 教育画劇)

○これからの予定

Mが絵を描いていて、もうじき完成する絵本が2冊あります。
セットではないですが、2冊で一対になるような内容なので、たぶん同時発売になる予定。

今年は前半に「黒ねこサンゴロウ」シリーズが一挙重版で奇跡の復活。後半には『なまえのないねこ』が書店さんの賞を4つもいただくなど、収穫の多かった年でした。お世話になった方々、ありがとうございました。
猫もまずまず元気でよかった。
来年は落ち着いてちゃんと仕事しようと思います。

来年も閑猫堂をよろしくおねがいいたします。 
みなさま、よいお年を!
 
 

そして人気の安楽椅子は3時間待ち。
(猫が好きな場所で寝る権利は憲法で保障されているため、わたしはほとんど座れません。来年は座りたい)
 
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大晦日

2019-12-31 16:17:16 | 日々

真ん中のてっぺん近くにネコヅメの月がひっかかっている。
(写真に撮ったら見えなくなってしまった…)

朝から20℃近くあって変な大晦日。
でも風が強く、それだけでじゅうぶん気ぜわしい感じがする。洗濯物を干したら、竿ごと吹き飛ばされた。
昨年のブログを見たら、わたしは大晦日に風邪ひいて寝込んでいたらしい。
今年は無事でよかったです。

お昼に年越しそばを食べに東シティに出かける。
これはかろうじて残っているわが家の伝統行事である。
元旦に親族が集合することもなくなったし、お年玉をあげる年齢の子どももいなくなった。
自家用おせちも年々縮小し、ついに今年は黒豆も脱落、残るはお煮しめと紅白なますのみ。
大掃除もしないし、パウンドケーキも焼かない。いや、じつは、ケーキは焼きたくなるかもしれないと思って、いちおう粉とバターは買ったのだけど、がんばっていろいろ作っても、そんなに食べられないからなあ。寄る年波には勝てぬ。

…と、どうにも盛り上がらない年越し風景ですが(笑)
ふつうに静かなのが一番だと思います。
夜は、金目鯛と白菜と水菜でお鍋にしました。冷たいビールが美味しい。勿論ノンアルコール♪

 

本日の「いいね!」

シェパード犬、ネコ追って木に登るも下りられず救助

そこまで登った犬もすごいし、助けた消防士さんも偉い。にゃんこも無事で何よりでした。

 

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暖冬

2019-12-30 12:04:18 | 日々

ニガイチゴの紅葉。

12月にこれほどストーブを焚かない年はなかったような気がする。
膝掛けの上に猫を1匹のせるくらいでじゅうぶんだ。
寒いより暖かいほうが身体は楽でいいけれど、畑の大根がちっとも太らないので困っている。どれもこれも曲がったり二又になったり。切ってもごりごりと硬く、大根らしいみずみずしさが足りない。
普通なら完全に冬眠中のはずのカメキチが、水面から顔を出していたり、ときには池の周りをのこのこ歩いていたりするのもなんとなく心配だ。

 

オカトラノオ。

 

モミジイチゴ。

 

これは何でしたっけ?

 

ほとんど霜が降りないので、まだいろんな植物が枯れずに残っている。

 

家の裏の、斜面の陰になった一帯は、特に暖かいのか、いつまでもいつまでも野菊が咲いている。

 

他の場所ではロゼットのハハコグサも、ここだけすくすく伸びて春のようだ。

 

え、ヒメジョオンも?
なんだろう、ここ、掘ったら温泉でも出るのかな。

 

イヌホオズキ。まだまだ元気。

 

畑の苺。紅葉しながら花もちらほら。

 

Mは恒例の年末餅つきに出かけました。
置いてったメモは、ティラノサウルス餅をつくの図。
(おみやげの「パイナップル大福」なかなか美味だった)

 

本日のにゃんこ。

ヤマガラの抗議の声がやかましいので、外を見たら、餌台の下に2匹もいるではないですか。

きななは、一時階下に拠点を移したと思ったら、いつのまにか舞い戻ってきて、また2階住まい。
でも日に2度くらいは自発的に(とてもこっそりと)お外に出ていくようになり、家のまわりだけではあるけれど、それなりにくつろいだり楽しんだりしている様子。

 

あー、こらこらこらっ! そこで爪をとがない!

 

本日の「いいね!」

Cigani Ljubiat Pesnji

Barcelona Gipsy Klezmer Orchestra
こういう音楽が好きで、CD注文しちゃった。



と、こちらは季節柄シェアしておきましょう。

幼児を厚着のままチャイルドシートに乗せると危険な訳

小さい子を脱がせたり着せたり、手間が大変だと思いますが、できるだけ安全第一で。

 

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「なまえのないねこ」原画展

2019-12-27 20:07:50 | お知らせ(いろいろ)

絵本『なまえのないねこ』原画展が開催中です。

日時:2019年12月27日(金)~2020年1月26日(日)
   10時~18時 火曜定休
会場:絵本の店あっぷっぷ(福岡県大宰府市大佐野1-6-30)

<追記>
原画展はこのあと熊本市・福岡市・松本市でも予定されています。
 

名前のある猫の、どことなく猫らしくない寝姿。

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モビール

2019-12-25 17:27:19 | 日々

クリスマスの朝。
とても大きな袋の底に、カードが1枚だけ。

 

「箱にもはいらない、枕もとにもおけないものなので」?
階下に降りたら、居間の天井に…

 

これ…が…

 

えーと、「これ」と言ってもわかりにくいんですが、羽のモビール。
なにしろふわふわくるくる動き回るので写真うまく撮れない。
サンタさん、持ってくるの大変だったでしょう。ありがとうございます。

 

庭でみつけたちっこいベゴニア、放置するのもかわいそうになり、まわりの落ち葉ごと鉢に移して室内に入れた。
あっちの窓こっちの窓と、日ざしを求めて移動しながら様子をみているところ。
もともと鉢植えの管理は苦手な閑猫、春までちゃんとお世話できるでしょうか。

 

本日の「いいね!」

Kaylee Rodgers Singing Hallelujah

天使の歌声。
ケイリー・ロジャースとキラードハウス・スクールの子どもたち。アイルランド。


もうひとつ、こちらも大好きなクリスマスソング。

We Three Kings

Rod Stewart & Mary J. Blige


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Merry Christmas

2019-12-24 13:30:58 | 日々

にぎやかなクリスマス。静かなクリスマス。
それぞれの場所で、それぞれに、良い時間を!

シュトレンはお正月までもつから、クリスマスにはこの素敵なお菓子の家(いただき物です)をばらして齧ろう!
と思ったけれど、いざとなると解体するのがためらわれ、うーん、もうちょっと飾っておこうかなあ…。

というわけで、久しぶりに林檎のお菓子を焼きました。省エネ省カロリー(バター不使用)、これ以上簡単なケーキはないという究極の閑猫レシピ(笑)。
お菓子には紅玉でなきゃ、というこだわりも今はあまりなくなり、どんな品種のりんごでも(バナナでも何でも)それなりに美味しくできると思います。

愛想のない写真でスミマセン。


まだ暖かくて、木の葉も残っています。

 

本日の「いいね!」

サンタさんから

プレゼント!!
テキサス州のメソジスト小児病院では、50年以上前から、12月生まれの赤ちゃんをこのラッピングで送り出しているそうです。

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MOE絵本屋さん大賞

2019-12-20 14:43:40 | お知らせ(いろいろ)

絵本『なまえのないねこ』が、第12回MOE絵本屋さん大賞の第1位に選ばれました。

全国の書店の児童書担当者さんたちのアンケートで決まる賞だそうです。
今年はすでに本屋さんの賞を3つもいただいているので、店頭で目にされた方も少なくないと思いますが、なんと4つめ!
猫ブームとはいえ、猫なら何でもいいということはないはずで、この本の絵やおはなしに共感してくださる方がそれだけ多いんだなあと、びっくりしつつ、嬉しいです。ありがとうございました。

オビが派手で、キジトラちゃんもびっくり。

・今月28日発売の月刊「MOE」2月号にインタビュー記事がのっています。

・日本児童出版協会の月刊「こどもの本」12月号に短い文章を書きました。
こちら
(公式写真はこれになったらしいよ…笑)

かこさとしさんの遺作で、Mが絵を描いた『みずとはなんじゃ?』も6位に入賞しました。
『なまえのないねこ』と同じ小峰書店で、担当編集者さんも同じという偶然!

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椅子

2019-12-19 18:42:34 | 日々

椅子をひとつ買った。
ひとり掛けの安楽椅子。アームチェア。
といっても、どっしりと立派なものではなく、自力で2階に運び上げられるくらいの大きさと軽さ。
本を読むための椅子だ。

以前から机の前に椅子はある。キャスター付きの回転椅子で、オフィス用のちょいと上等なやつ。買ったのは30年くらい前かな。ガス圧だか何だかで無段階で高さ調節ができるというのが、当時は新しかった。
机の真ん中にはパソコンがのっていて、椅子の高さも、照明も、すべてパソコン仕事がしやすい環境になっている。そのため、字を書いたり本を読んだりするにはあまり適していない。
部屋には、収納を兼ねた低いスツールも2つあるけれど、これは「収納もできるスツール」というよりは「腰かけても壊れない収納箱」なので、長くは座っていられない。
手紙を書くときは別室の小さいデスクを使うことにしている。本はもっぱらベッドに持ち込んで、ナイトランプでちびちび読む。しかし、寝ながら読めるのは文庫本くらいで、ハードカバーは無理だ。
最近、資料本がなかなか読めず、ぶあついのが何冊か積んだままになっているのをちらちら見ているうちに、そうだ、椅子を買おう、と思いついた。
うちには、ソファのようなものはひとつもない。どうせ猫どもが泥足で乗ったり爪といだりするに決まっている。きれいな状態を保つのが大変そうだから、これまで欲しいと思ったことがなかった。
だけど、そうか、自室に置く自分用のだったら、毛だらけでも、ぼろぼろでもいいんだ。誰が見るわけでもないし。
背もたれがあって、ひじ掛けがあって、ゆったりくつろげるような椅子がいいな。たまにはお昼寝もできたら、もっといいな。

ということで、仕事用でも食事用でもない椅子を、初めて買ってみたわけです。
ほんとは家具は通販で買いたくない。特に椅子は、自分で座ってみなきゃわからないものだけど、田舎の端っこのほうに住んでいると家具屋が遠い。というか、どこまで行けばそれに「座ってみる」ことができるのか、まったく見当がつかない。おそらく交通費でもうひとつ椅子が買えてしまうだろう。
迷ったあげく注文して届いたのは、大きめの座椅子に脚が生えたようなもので、お値段以上ではなく、高級感のカケラもないけれど、座り心地は意外とわるくないので、ほっとした。
硬すぎず、柔らかすぎず、すっぽり身体が沈んで、沈みすぎず、腰もちゃんと支えてくれ、背もたれは飛行機のファーストクラス(乗ったことないけどね)みたいに高く、頭を預けると、たちまちふわぁーっと心地良い眠りに誘われる。

あ…寝ちゃ駄目だ! 本読むんだ!



そして、たちまち椅子とられる。


落ち葉の中に、小さいピンクの花を発見。背丈はやっと5センチくらい。
ベゴニア??
うちではこれまで植えたことが一度もなく、いったいどこから来たのか…春にキャットニップをもらったとき、元のお家からついてきたか、買った花の土に種子が混ざっていたのかな。
調べたら、ベゴニアは南米出身で寒さには弱いそうで、冬は室内に入れよと書いてある。どうしよ。


ぶれた、のではありません。窓ガラスにうつっているところ。
二重ガラスだとこうなるのか。

 

びわの花。

 

あれは誰かな。ジョウビタキ君かな。

 

玄関リースをバージョンアップ。杉とヒイラギをプラス。

 

本日の「いいね」…じゃない。

サンタユニオン、クリスマス自主休業を発表

現場はどこも厳しいよね。

 

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天然ステンドグラス・その2

2019-12-16 23:43:18 | 日々

遠目にひときわあざやかな赤はハゼノキ。

 

ハゼノキとヤマハゼの違いはよくわからないので、どっちか、ということにしておく。
ハゼやウルシの類は、うっかりさわるとかぶれるおそれがあるので、詳しく観察しにくい。
午後の日ざしであんまりきれいだったので、思わず近づいてしまったけど。
(紅葉した葉っぱよりも、樹皮や枝の切り口のほうがアブナイ気がします)

 



ススキの穂も、銀色。飛んでいく寸前。

 

ゴンズイの若木の、非常に個性的な色の紅葉(というのかな?)。

ゴンズイという名の由来は、この木が材としての利用価値がないため、海の魚のゴンズイと同じで役に立たないから…などと言われているが、この説はいまひとつしっくりこない。使いみちが「ない」なんてことを、わざわざ名前にするかしら。その例として海の魚をもってくるのも不自然に思える。
だって、魚のゴンズイといえば、役に立つ立たない以前に、まず「毒針があって危険」でしょ? 「マムシグサ」みたいに毒のある植物につけるならわかるけれど、この木はとげもなく、地方によっては新芽や若葉を食べるという。
もしかしたら、木のゴンズイと魚のゴンズイに関連はなく、それぞれ別の由来があって、たまたま同じ名前になっただけではないだろうか。
ゴンズイは別名ゴゼノキともいうそうで、瞽女さんといえば杖。この木は幹がまっすぐで横枝が少ない。杖にしやすそうだから、「ツエ」がなまって「ヅイ」になった、とか…。
あ、例によって怪しい閑猫説なので、信じないでください。

こちらは色が変わりかけの葉。ちょっと日本的でない感じの木だけれど、名前の由来がわからないくらい昔からあることだけは確か。
じーっと見ていると、細長くてちょっとくねった形といい、縁にちらっと見えるぎざぎざの黄緑といい、どことなく、なぁんとなく、魚のゴンズイがうようよ群れている様子に似ていなくもない…ね…。


お、鳥の巣みーつけた。

 

ヒヨドリさんかな。

 

花束、ではない。今夜のおかず。ごま油と塩でさっと炒める。

 

本日のコマちゃん。

足元で甘えるとき、シッポがすごく太くなるので、写真撮ろうと思ったけど、くるくる、くるくる動き回ってピント合わず。


ぼわわん!

 

本日の「いいね!」

「Main Tent」

東京・吉祥寺の古本屋さん。シャム猫ヨジゲン知ってる知ってる! 

 

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天然ステンドグラス

2019-12-15 18:40:06 | 日々

コナラ、クヌギなど、ドングリ類の黄葉が終盤に入る。

 

近年、「ナラ枯れ」と呼ばれる伝染病が広まり、このあたりでも大きな木が次々と枯れていく。
キクイムシの一種が媒介する病気で、幹の内部で進行する。根元にこまかいおがくずのようなものがたまっていたら、中はすかすかになっていて、もう救いようがない。
いきなり倒れると危険なので、倒れる前に伐ってしまうしかないが、伐れば周囲に拡散する。もちろん自然に倒れても拡散する。特効薬はなく、とても厄介な病気だ。
この黄金色のステンドグラスも、いつまで見られるのかな。
例年に比べてなんとなく勢いがないのは、病気とは関係なく、台風で葉が傷んだせいだと思いたい。


下はどこも落ち葉でいっぱいだね。

 

餌台の真下にいるので、鳥さんから苦情が。

 

机の前。猫に椅子を占領されて座れません。

 

上から見たところ。右上のブラックホールみたいなのは黒猫真鈴ちゃん(…たぶん)。

 

ナンキンハゼの実。
熟して黒い殻が割れて、白いロウにおおわれた種子がのぞくと、葉の落ちた枝先でよく目立つ。
紅葉といえば高山や寒い地方が美しいけれど、ナンキンハゼはもともと中国南部の出身なので、あまり北のほうでは育たない。気温が低すぎるときれいな色が出ないそうだ。
今年きれいだったのは、暖かかったから、ということかな。
畑の冬野菜もいまいちだ。とにかく虫が多くて、カブの葉はぼろぼろだし、アスパラ菜は伸びすぎ、シュンギクはぜんぜん芽が出ない。そして、いっこうに太る気のない大根はどうしたものか。

 

ただいまあ。

 

本日の「いいね!」

small MUJI

かわいい。
(釣りプロピレン…笑)

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