閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

ギャオギャオ

2020-05-31 17:24:38 | 日々

黒姫、いまが見ごろ。

 

その名のとおり、茎が黒っぽくなってきた。
昨年はまだ小さい苗で、雨が降るとはねかえった泥をかぶってしまうので、根元をカバーするなどいちいち気を使ったけれど、もう大丈夫。
山紫陽花の中でも、葉っぱが丸いタイプは成長が早いのかな。

 

葉っぱ細いタイプの藍姫さんは、ゆっくりかな。
それでも、昨年3つだった花が、今年は10に増えました。

 

こちらは紅ちゃん。
たった一枝から挿し木をして、いまでは花の咲く木が3本に。
中央の小さいつぶつぶ(真花)が花火のように開くころ、白い装飾花はほんのりピンクに変わっていく。

 

ヒメアジサイ(だと思っている)も色づき始めた。涼しげな水色。


ある日。
カラスの声がカアカアとやけに騒がしいので出てみたら、上空に2羽飛んでいる。
1羽はカラス。もう1羽は、よく見ると色が薄く、カラスよりやや大きいくらいの猛禽で、たぶんノスリ。
カラスのほうがノスリを攻撃しているらしい。翼がぶつかったり、もつれあったり、さかさまになったりの空中戦だ。
ノスリは、ときどき小さい声で「ピョオ~」といって、あきらかにイヤそうにしている。一方的に追いまくられて、すこしずつ遠ざかり、山の陰に消えていった。
同じ光景を、数日後にも見た。カラスは2羽で、相手はノスリ。あの下あたりに、カラスの巣があるのかな。ノスリの巣はどこだろう。



別の日。
「ピイッ! ピイッ!」と聞き慣れない鳥の声がする。同じ調子で、かなり長く続いている。
気になって探したら、川向こうの高い杉のてっぺんに、カラス。
その隣の杉のてっぺんに、セグロセキレイ。
白黒のセグロが、真っ黒のカラスに、何か文句をいっているようだ。自分の何倍も大きい相手にむかって、姿勢よく毅然とした態度で鳴き続けている。
その上空に、ツバメが数羽、チャーチャーいいながら飛び回っていて、まあこれは全然関係ないかもしれないけれど、白黒なかまとして、セグロを援護しているようにも見える。
先日とは逆に、抗議される立場のカラスは、横を向いて聞こえないふりをして、バツが悪そうにちょっと羽繕いをしたりしている。



またある日。
夕方になりかける頃、家の西側で「ギャオギャオギャオギャオ!」と、ただならぬ動物の声がした。
クレがよそ猫とけんかしているのではと、あわてて2階のベランダからのぞくと、Mが「こらこらこらっ!」と言いながら、川のほうへ降りていくところだ。
突然、焦げ茶とベージュ色のツートンカラーの生き物が2匹、川から駆け上がってきて、すごいスピードで道を走り抜けて視界から消えた。
あきらかに猫ではないので、いちおう安心。だけど、えーと、アレハ、ナンダ?
現場へ行ってみたが、もう何も見あたらない。どこ行ったのかなあ、としばらくうろうろしていたら、さっきと同じ川のほうから、同じ2匹が、まっすぐこっちへ向かって走ってくるじゃないですか。
思わず「わあ~、来た来た!」と叫んだら、むこうも気づいて、5メートルくらいのところでぱっと二手にわかれ、すごいスピードのまま、アッチとコッチに走って行ってしまった。
こういう場合、どっちを追うべきか、ヒトはどうしても頭で考えるので、その数秒の間にどっちにも逃げられてしまう。二兎を追う者…である。
アナグマって(ウサギじゃなくアナグマです)ふつう夜行性だし、動きものたのたしているイメージだったので、明るいときに全力疾走する姿を見たのは貴重だったかもしれない。
この季節、アナグマは地面に落ちた桑の実を大量に食べている。そら豆畑を荒らすのは、もしかしたらハクビシンではなく、アナグマかも。


セリ科のこまかい白い花が、なぜか昔から好きで。これは野生のミツバ。

 

大きな株になっていて、腰くらいの高さがある。とてもミツバとは思えない。

 

本日のコマ吉。

新しいお昼寝場所を発見。
(ここに上がろうとして、積んである薪を崩すので困るんだけど)

 

正座してメジロさんのさえずりを聴いている。
(掛け算の七の段をうんと早口で言う感じです)

 

七の段、飽きた。

 

本日の「いいね!」

The Bowerbird's Grand Performance

Flame bowerbird(オウゴンフウチョウモドキ)の求愛行動。
ニワシドリとフウチョウのディスプレイを見るたびに、ほんと変な奴らだなあと思うけれど、むこうから見れば人間のほうがよっぽど理解しがたいだろうな。

ついでにこちらもどうぞ~。

若き音楽家はなぜ博物館の鳥300体を盗んだのか

 

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サンゴロウボックス

2020-05-28 14:24:29 | サンゴロウ&テール

黒ねこサンゴロウシリーズ10巻セットの「箱」が、この春リニューアルされました!
最終巻「最後の手紙」の表紙がメインで、なかなかかっこいいデザインになっております。

以前の箱は…



これです。
昔とくらべると、児童書の世界もだいぶおしゃれになったのだな。

 

この箱は、学校図書館向けセットのための「輸送箱」なので、積んだときにどこから見てもわかるよう、6面のうち底以外の5面すべてにタイトルが記載されています。

 

サイドにはキャラクター紹介と、

 

内容紹介。

 

1巻「旅のはじまり」の表紙と…

 

3巻「やまねこの島」の表紙。

 

箱だけ見ると小さく見えるので、10冊も入るかな?と思うんだけど、きれいに入ります。きっちり。

『黒ねこサンゴロウ』うみねこ島の船乗りの冒険(全10巻)

ISBN 978-4-03-528303-4

いちおう業務用ですが、一般の方も書店でご購入いただけます。
ご注文の際は、上記ISBNのナンバーを必ずご確認ください。
箱はこのセットにだけついているものです。単品で1~10巻を一括購入されても箱はつきませんのでご注意ください。
(追記・オンライン書店で品切れでも、版元に在庫ありますので、お近くの書店でお取り寄せできます。Am*zonさんの中古は、この箱かどうかわからないので要注意です)

ざんねんながら、箱だけの販売はありません。
こういうものは販売部が独自に作るので、著者は知らないことも多いです。
わたしは「宣伝するから、ください!」と言って、もらっちゃった(ので、これは宣伝)。

 

ぜんぜん協力的でない黒ねこさんちゃんと、微妙なツーショット。

<関連記事>

三日月島ボックス

コメント (4)
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キャットニップなど

2020-05-25 17:00:35 | 日々

キャットニップ(イヌハッカ)。
ミントの類は、種類によっては非常に繁殖力が旺盛で、地下茎でどんどん移動しながら増えるので、うっかり植えるとあとで困ることになる。
その点、キャットニップは比較的おとなしく、植えたところにいてくれるので助かります。

 

以前植えたキャットニップは、真鈴にさんざん食い荒らされて、3年ほどで絶滅してしまった。
いまあるものは、成分がマイルドな種類なのか、(あるいは真鈴さんのお年のせいか?)ほとんど被害なくすんでいる。コマ吉は、まったく興味なし。

 

アジサイ<黒姫>と…

 

<未来>。

 

アナベルのつぼみ。一見あまりアジサイらしくない。

和名を「アメリカノリノキ」という。では日本にノリノキという植物があるかというと、これはノリウツギの別名。建設用語で「のり面」というと土手の斜面の意味だから、傾斜地に生えるウツギかと、なんとなく思っていたら、違いました。
(この「なんとなくの思いこみ」が非常に多い)
ノリウツギの樹皮にはとろみ成分があり、紙漉きの糊として使われるから「糊の木」…だそうだ。
アナベルのほうは、根をアメリカ先住民が薬として腎臓や結石に用いた、とあるが、具体的にどうやって使ったのかは不明。紙漉きの話は出てこない。
木材パルプで工業化される以前の、日本の和紙にあたる欧米の紙は、何でどうやって作られていたのか。まさかぜんぶが「羊皮紙」ってことはないし。

引越して、アナベルをこちらの庭に移したとき、並びにもう1本細いのがあったのを、何だかよくわからないまま残してきた。先日、ふと見たら、ひょろひょろながらつぼみがついていて、やっぱりそれもアナベルだとわかった。
枝が風で折れたりするたびに、そのへんに適当に挿していたので、そのうちの1本が知らないうちに根づいて育っていたのだろう。
元の庭は、もう手入れが行き届かないし、周囲の木々が大きくなりすぎたので、日陰でじめじめしている。いま移植の時期ではないのは知っているけれど、このまま放っておくと枯れそうなので、えいやっとシャベルで掘って持ってきた。挿し木ができるくらいだから、たぶんなんとかなるでしょう。
ここは周囲が開けているぶん、風あたりが強いのが気がかりだ。台風シーズンまでにしっかり根を張れるといいけれど。

マルバウツギと交代するように、ウツギ(卯の花)のアーチ。
この花にはアオスジアゲハがよく来ている。

 



まあるいつぼみが可愛い。

 

そして、桑の実。

いつもこの季節は、豆を摘んだり、ベリーを摘んだり、草を抜いたり掘ったり、あっちこっちのアジサイを見て回ったり、うろうろ、うろうろ、落ち着かない閑猫。
つばの大きい日除け帽子をかぶったら、大きすぎて、足元しかよく見えない。そら豆がいっぱい入ったざるを両手で抱え、落とさないように、踏み外さないようにと気をつけながら斜面の段を上がってきたら、どこかで道を間違え、思いがけない場所に出てしまって、しばしボンヤリする。
鳴いている鳥、オオルリ、キビタキ、サンコウチョウ、カワラヒワ。
ここ数年、ホオジロはたまに見るけれど、さえずりは聞かない。ススキの草むらや低いやぶがなくなったからかもしれない。


本日のおやつ。

丹那牛乳プレミアムクッキー。
地元っ子はみんな知ってるだろうけど、これは「だんな」と読むのではありません。
1リットルの牛乳パックそっくりの箱に入っていて、見た目にとてもまぎらわしい。
(その箱を、うっかり捨てちゃって、写真とれないっ!)

本日のきにゃにゃ。

どうしてこういうゴチャゴチャした場所が好きなのかねえ。

 

ご機嫌みたいだから、まあいいか~。

 

本日の「ナルホド」

自粛生活に「幸福を感じた人」が口々に語る理由

自粛といっても、わが家は生活も仕事もほとんど変わらないのですが、そういえば、わたしはTVを見なくなったかな。
ドラマとかBSの映画とか、前はたまに録画して見ていたけれど、今は興味をひかれるものがまったくない。いちおうニュースだけ。それもだんだんどうでもよくなってきた。
まあこれはコロナのせいではないかもしれない。

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パタパタ

2020-05-21 23:24:41 | 日々

ミモザの枝に、何かぷらぷらしている。見たら、こんな実が3つほど。マメ科の植物だから、豆で不思議はないけれど、実がなると思っていなかったので、すこしびっくり。花からは想像しにくい実のかたち。

シジュウカラ、ヒヨドリがしきりと鳴いている。シジュウカラは2回目の繁殖、ヒヨさんはこれからだろうか。
連休のころ、巣立ったばかりのシジュウカラのひなを見かけた。山桜の幹に、キツツキか何かのように垂直にとまって、きょときょとしている。巣箱から飛び立ったものの、どこへ向かったらいいかわからず、とりあえずパタパタして、ぶつかったところにしがみついたという感じ。
そこからまた「えいっ」とばかりに飛ぶ。パタパタ、パタパタ、小さな翼に短い尾羽、見るからに心もとない。
左右の翼の力がそろわないのか、大きく弧を描いていく。その先を、親鳥が鋭くさえぎるように飛ぶ。「そっちじゃない」と言っているようだ。軌道修正、今度は5メートルほど離れたコナラの木をめざして、パタパタ。たどりついたが、枝を選ぶ余裕がなく、あ、どうしよ、どうしよ、と、葉っぱのあいだにはさまるような格好で不時着した。ふう。と見ている側も一息つく。
巣立ちの当日は、こんな初心者マークのちびさんたちが、あっちの枝、こっちの枝にいて、しばらくはピーピーとにぎやかだ。
あれから2週間。どうしているかな。ちゃんと自分で餌を採れるようになったかな。

夜、遠くでフクロウの声。フクロウ? アオバズク?
昨夜はホトトギスが、通りすがりに2声だけ鳴いていった。
歳時記を見ていたら、ホトトギスの声について、「田を作らば早や作れ、時すぎぬればみのらず」とも聞く…とある。これは、いわゆる「聞きなし」なのか、それとも、そう言って急かされている気がする、ということだろうか。
市内の田んぼは、ほとんど連休中に田植えをすませてしまうけれど、峠を越えた隣町ではこれからだ。

 

色づいてきた黒姫ちゃん。

 

去年はまだ小さくて、花も3つくらいだった。今年はもうこんなに。

 

こっちは黒猫まりんちゃん。

 

そして、紅子さん。咲いたばかりは真っ白なのです。これからゆっくり色が変わっていく。たのしみ。


先月から手に入らなくなっていた小麦粉が、すこしずつ出回り始めた。薄力粉と強力粉、とりあえず1袋ずつ確保できたので、しばらく安心。ハンドソープの棚は、もうずーっとからっぽのまま。みんなおうちでしっかり手を洗っているのでしょう。
そういえば、某通販サイトで、マスクゴムが「在庫あり」だったから買ったのに、「発送しました」から1か月以上すぎてもまだ届かない。どこかでひっかかっているらしい。アベノマスクもまだ来ない。もう来ないんじゃないかな。

 

本日の「いいね!」

歴代コロナ 11世代44年の歴史を振り返る

ウィルスじゃなくて、車の話です。
「名前変えといてよかった~」と思っているかな、トヨタさんは。

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読み聞かせいろいろ

2020-05-20 14:47:32 | お知らせ(いろいろ)

童話集『お月さまのさんぽ』(土田義晴・絵/あかね書房/2000年刊)から、「ねこのおしごと」と表題作「お月さまのさんぽ」の2篇を、元民放アナウンサーの村上裕子さんが朗読してくださいました。

https://www.youtube.com/watch?v=UUMWVglnMLk

『お月さまのさんぽ』は、短いお話が8篇入った「おはなし8つ」シリーズ3冊のうちの1冊です。
もともと読み聞かせを意識して書いたものですが、実際に子どもに読んでやったことはなく(もう高学年になっていたからね)、誰かに読んでもらったのも初めてなので、「耳で聴く」ということがとても新鮮でした。
幼稚園にあがる前だったか、NHKラジオで、午前中に子ども向きのおはなしの時間があって、昔の真空管ラジオのスピーカー部分をじーっと見つめながら聴いていたのを思い出しました。

ときどき、ラジオ局から、絵本の朗読をしたいという申請をいただきます。自作を取り上げていただくのは嬉しいのですが、なぜラジオで「絵本」を? 絵を見せることができないのに? といつも疑問に思ってしまうのです。
これは何度も書いていることですが、絵本というのは「文」と「絵」を合わせてひとつの作品になっているので、本来どちらか片方では成り立たないもの。ここは絵から読み取ってほしいと思ったら、文を省略することもあります。絵を見せない朗読では半分(以下)しか伝えられません。
大人だったら、文章だけ聴いて絵を想像する、ということも、面白いかもしれない。ふだん絵本などに縁のない人が、ふと耳にして興味を持ってくれれば、それだけでもいいかもしれない。でも、子ども向けの番組だったりすると、「なぜわざわざ絵抜きの絵本を子どもに?」と、疑問がますます大きくなります。
絵本は、短いからちょうどいい、のかな。それだったら、同じくらい短い「おはなし」を読んでくれればいいのになあ。
ということもあって作ったのが、この「おはなし8つ」シリーズと、そのあとの「よみきかせぶっく」シリーズだったのですが…
えーと、残念ながら、というか、例によって、すでに1冊を除いてすべて「品切れ・重版未定」になっておりますので、興味を持ってくださった方は、古書店か図書館などで探してみてくださいませ。


 

…と、もうひとつ。
こちらは金の星社の絵本をまとめて6冊、やはり元アナウンサーの青山祐子さんが読み聞かせしてくださっています。

https://www.youtube.com/channel/UCaYmZ_9DdkfbRFGB_r_Ssog/videos

うーん、個人的には、うしろの棚が気になって集中できない気がするけど(笑)
まあそれは人それぞれ、好みの問題ですから。

そして、これも前に書きましたが、「読み聞かせ」というのは「動画を見せること」ではありません。いまはまだ非常事態が続いていて、どこのおうちも大変だから、ちょっとお手伝いしましょうか、という形で、こうした動画が作成されており、場合によっては著者も出版社も許可していますが、これは一時的なものです。
暮らしが落ち着いたら、ぜひ動画ではなく実体のある本を、子どもと一緒にページをめくって、ゆっくり楽しんでいただきたいなあと願っています。

どちらの動画も、いちおう「休校期間中限定」ということになっておりますので、視聴される方はお早めにどうぞ。

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するする

2020-05-19 13:34:33 | 日々

マルバウツギ。

 

ここは特に日あたりが良いせいか、花がぎっしりで、見ているとまぶしくてくらくらしそう。

 

こちらは対照的に日陰が好きなガクウツギ。


秘密の蛇苺小路。

ヘビといえば、このあいだ草苺を摘んでいて、ふと目を上げたら、しゃがんでいる右肩から50センチほどのところにある切り株の上に、巨大なヤマカガシがとぐろを巻いていた。
「わあ」と言ったら、するすると音もなくほどけて、切り株をすべりおり、下の草むらにもぐっていく。よく見ると、もう1匹、半分くらいの太さのも一緒にいて、親子かしら、夫婦かしら、と思っているうちに、どちらも見失ってしまった。
この「するする」という静かな動きは、他の生物には真似のできない独特なもので、いつも息をのんで見とれてしまう。ただし、ヘビ本人はどう思っているかわからない。頭はものすごく慌てて逃げているのに、尻尾がなかなかついてこなくて、もどかしさを感じているかもしれない。
ヤマカガシは暗緑色に赤黒の模様があって、見るからに毒々しいし、実際に毒があるけれど、むこうから襲ってくることはないから別に危険ではない。日本の固有種にしては日本のものらしくない色彩だ。アオダイショウやシマヘビのほうがあっさりした色で圧迫感がない。
恐竜のティラノサウルスが、巨大化しつつ前脚を失くす方向に進化したというのが、手を使う人間としてはどうもいまひとつ理解できないところだけれど、ヘビなんか後脚もないのに何の不自由もなく暮らしていて、形と動きが一体となってバランスのとれた美しさになっている。ティラノだって、実物が生きて動いているところを見れば、ああこうなんだなとすんなり納得できるに違いない。


エノテラ・スペシオサ(昼咲月見草)。
この花は少しの風でもふわふわ、ふわふわ揺れて、うまく撮れない。
この一帯は先住民のアジュガと芝桜がつねに領土争いをしているし、水仙もがんばっているため、なかなか思うように勢力を広げられないのが悩みどころ。


なにかフシギ生物っぽいフレンチラベンダー。
昨年は1株が梅雨を越せずに枯れてしまったので、今年はどうかな。

 

さあて、どこまでひろがるか見てやろう、のタピアン。

 

このへんだけ「なんちゃってガーデン」だよねえ。

 

タピアンのピンク。紫とはすこし性質が違うらしい。


本日の「いいね!」

9月入学は本当に必要か?

そもそも「学校でみんな一緒に同じ授業を受けなければならない」「人より遅れてはならない」という思い込みって何なのか。
未知のものごとに出会う機会は、いつでも、どこにでもあるし、学ぶよろこびというのはとても個人的なもので、学校という狭い枠の中だけで考えてはいけないと思う。
今回のコロナ休校が「またとない絶好のチャンス」だった子もたくさんいたのではないかしら。

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グリンピースの季節

2020-05-16 11:43:31 | 日々

そら豆、グリンピース、スナップえんどう。今年は豊作。
家の裏の空き地だったところを、Mが耕して第二の畑にしたのだが、谷間のわりに意外と日あたりもいいし、冬の強い東風がさえぎられるためか、秋にまいた豆類がびっくりするほどよく育った。
しかし、この3種がごちゃまぜに植えられていて、それがドミノ倒しのようになっており、しかも畑の西側はすとんと崖なので、採るのがなかなかたいへんだ。収穫期になって「あー、もっとちゃんとしておけばよかったっ!」と思うのは毎年のことで、経験がちっとも活かされていない。
肥料をもらって勢いづいたニガイチゴやヨモギ、アメリカフウロ、それにカラスノエンドウなども1メートルくらいに巨大化して混ざっている。
そら豆の地面に近い実は、ナニモノカにだいぶ食い荒らされている。野ネズミか、ハクビシンだろうか。
グリンピースと、さやごと食べるスナップは、豆がある程度育ってくるまで見分けがつきにくい。
上の写真は、グリンピース。ひとつかみは今夜の豆ご飯に。残りはさっとゆでて冷凍庫へ。

クレマチス、白も咲きました。
そうか、2色寄せ植えの鉢をもらったんだった。
先日移植してきたものも、枯れることなく、細々とつるを伸ばしはじめた。
来年こそは、ちゃんとしたお庭ふうの支柱を立ててあげよう。
(咲いたばかりの花を見ながら、冬の剪定はどうする、なんて考えるのだから、ガーデナーは怖いね)

誰ですか、きみは。

 

あじさいの季節が近づいてくる。
一番手は黒姫さん。
黒というのは花の色ではなく、茎が黒っぽくなるから、らしい。
庭に植えた山あじさい系はみんな元気。

 

アサツキの花。
株分けしてばらばらに植え直すと咲くらしい。ということがわかった。でも観賞用にするほど確率は高くない。薬味としては、密生した細い葉のほうが使いやすい。

 

ヨモギ。
ヨモギといえば、草餅。春先に出たばかりの新芽を摘んでつくるイメージがあるけれど、実際に和菓子店などで業務用に使われるのは5月のヨモギだ。この頃になればかなり大きく育っていて、摘むのも楽だし、収量も多い。

庭の東側にダンプで土を入れてもらったとき、正体不明の植物の根が大量に混ざっているのを見て、ちらっと不安に感じていたところ、5月に入って、ぼちぼちといろんな草が出てきた。
中でも、ヨモギ。地面から1センチのぞいただけでもヨモギとわかる。これが、掘ってみると深いのなんのって。20センチも下に埋まった太い根っこから、白い茎が何本も何本も、まっすぐ地表めざして伸びているのを見て、うわぁ…と。
ヨモギは決して嫌いではないけれど、とにかく頑健でよくふえるから、まずはこれをなんとかしないと、お花を植えるどころではありません。
ヨモギ、ススキ、カラムシ、ドクダミ。とりあえずこの4種は根から掘る!と決めて、毎日スコップ片手にうろついている。
よく「草の根運動」などというけれど、横に広がるだけではない。深くてしぶとくて、切られても切られても負けずに出てくるのが草の根の凄いところだから、安易に使ってはいけない。


拾った羽。
長さ約40ミリ。かすかにブラウンの混じるシルバーグレイ。はっきりしたカーブがある。

 

光の加減で、ちらっとオリーブグリーンが見えたので、「アオバト」と自信を持って言った。
しかし、なぜか写真には色がうつらないし、そのあとどうしてもグリーンに見えないので、違うかもしれない。

 

クレーの海で、船に見立てて遊ぶ。

 

本日のコマティキ。

どうやったらこういう寝方ができるのかね。

 

どっちから見ても猫らしく見えない。

 

猫よりドライヤーに似てない?(笑)

 

 

本日の「いいね!」

Delicate Art Installations Made of Patiently Arranged Dandelions

タンポポの綿毛。見る側も思わず息をとめてしまいそう。
パリ拠点の植物アーティスト  Duy Anh Nhan Duc の作品。

おまけ。

美味しい焼きタコの作り方

いろいろと驚きだけど、最後はすごく美味しそうです。

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「なまえのないねこ」読み聞かせ(NHK静岡)

2020-05-13 22:19:45 | お知らせ(いろいろ)

NHK静岡 
2020年5月19日(火)18:10~ 「たっぷり静岡」
番組内の(たぶん後半)「たっぷり絵本の時間」のコーナーで、アナウンサーさんによる全文朗読。

4月28日に放送されたものの再放送です。
前回は、日にちがわかったのがぎりぎりで、お知らせするひまがなかったので。
(ローカル局なので、視聴できる地域は限られてしまいますが…)


 

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水分補給

2020-05-13 21:36:23 | 日々

エリゲロンの群生地(というのは大げさだ)。
白とピンクが半々くらいになったときが可愛い。

 

ハゴロモジャスミンは、ふえてふえてしょうがないので、あちこちに進出した根っこを退治したあとでは、写真もついつい雑になってしまう。

 

どこにでも咲くニワゼキショウ。
草丈は小ぢんまりと、花は大きく咲くときれいなのだけれど、どうすればそうなるのか、いまいちよくわからない。

 

 

エビネを見に行くのが、今年はちょっと遅れました。

 

本日のきにゃにゃ。

あつい日は、「こまめなすいぶんほきゅう」をこころがけましょう。

 

猫がどうやって水を飲んでいるか、間近でじーっと見ていても、動きが速すぎてなかなかよくわからない。
舌でぺちゃぺちゃしているのは確かだけれど、出した舌がいつも水面に届いているとは限らないから、水をすくい上げる「ぺちゃ」と、その水を口の中に取り込む「ぺちゃぺちゃ」が交互に繰り返されているのかな。

これはデッキの外に置いてあるバケツ。水源は室内の水道と同じだけど、雨の日は雨水も入る。
以前はこの倍のサイズのバケツが置いてあり、満水だと重くて持ち上がらなかった。きなちゃんが、ここなら飲む(川まで降りていかなくて済む)ということがわかったので、水替えが楽なように、小さめのバケツを買ってきた。
ぴかぴかの新品バケツを、しばらく警戒していたけれど、もう慣れました。

 

本日の「いいね!」

J.S.Bach: CHACONNE  Andrea De Vitis

この曲はヴァイオリンも良いけれど、きょうはこんな気分で。イタリア出身のギタリスト、アンドレア・デ・ヴィティス。


おまけ。

世界が注目 お刺身アート

ひえぇ…

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木でつくる!「ピン・ポン・バス」のつくりかた

2020-05-11 13:59:15 | お知らせ(いろいろ)

木でつくる!「ピン・ポン・バス」のつくりかた(by鈴木まもる)#偕成社おはなしのへやオンライン *

 

角材を切って色を塗るだけの、とても簡単なバス。
乗り物のおもちゃを作るというと、まず「車輪をつける」ところがむずかしそうに思えるのですが、ただの直方体にタイヤを描いただけでも、子どもは「バスだ!」と認めてくれるもので、かえってこのほうが壊れにくいし、想像力で補って長く遊べます。
絵本の絵を描いたのと同じアクリル絵の具を使ったので、ざっくり塗っても「そっくり」な感じが出ました。

 

 

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