閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

「あらいぐまのアリス」

2008-05-30 13:50:56 | お知らせ(新刊)

可愛い絵本ができました。
「あらいぐまのアリス」(童心社)
絵は、こみねゆらさんが描いてくださいました。

あらいぐまのアリスは のんびりや。
なにをするのも のんびり ゆっくり。
そんなアリスちゃんがピクニックに行くおはなし。

さて、どれくらい可愛いかっていいますと…
まず、ゆらさんにラフを描いていただいた時点で、
編集担当のマキコさんとわたしと合わせて50回くらい
「かわいい~!」と言いましたね。
原画ができたときには100回くらい言いましたよ。
届いた本をめくりながら、ページごとに、
ひとりで、心の中で、何回言ったでしょう。

それで、どんなふうに可愛いかっていいますと…
これはもう実際に見ていただくのが一番だと思いますが、
わたしとしては、
「あんまり可愛いので、心配でほうっておけなくて、
思わずおうちに連れて帰りたくなっちゃうくらい!」です。

ドールハウスみたいなお部屋の中も見どころのひとつ。
ぜひぜひゆっくりごらんください。
(アリスの持ってるお人形がまた可愛いのですよ)


あらいぐまのアリス (絵本・こどものひろば)竹下文子/作 こみねゆら/絵童心社このアイテムの詳細を見る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ふくろう

2008-05-28 11:15:54 | 日々

「柚の木窯」の杉浦健司さん作。
身長18センチの陶器のふくろうさんです。
置物ですが、ひっくり返すとしっぽが吹き口になっていて、
ホーホーと鳴きます。

「本物が鳴き返しますよ」って奥様がおっしゃっていた。
早速ためしてみようとして、ふとためらう。
むこうには、この音、どう言ってるように聞こえるんだろう。
知らずに何か悪態ついてるようだったら困る。


ところで先日の「猫の楽団」ですが、
「ラテンジャズ」ではないか、ってRさんに教えていただきました。
な・る・ほ・ど。
じゃあわたしはカウベルでも叩いてればいいですね?


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

聞きなし(オオルリ)

2008-05-27 22:45:43 | 日々

さびしいのー
そうかそうか
きびしいよー
チヨチヨリドルジー

…というふうに聞こえたので、
よし、これだ!と思って書きとめたのですが、
2日後に聞いたらぜーんぜん違ってました。
かなり気分屋なのかもしれない、オオルリ君は。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

猫の楽団

2008-05-25 14:05:50 | 日々

Mのおみやげ。
上野の路上で売っていたそうです。

身長5センチくらいの陶器の猫さんたち。
国籍不明。縞模様があまり日本的ではない。
ヴァイオリンもいるし、ボンゴもいるので、
演奏している曲のジャンルは見当がつきません。


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

しまった×2

2008-05-24 20:49:06 | 日々

その1。
お店で売っている苺が盛りを過ぎ、
替わってさくらんぼが並ぶようになるころ、
うちの苺はようやく赤く色づいてきます。
しかし、今年は、ちょっと大変で…。

「売っているような苺」を作ろうと思わなければ、
苺はほんとに世話のいらない植物です。
雑草混じりで植えっぱなしで、肥料もやらず、
野苺に近い酸味のある小粒の実がとれます。
実のあとで、株からランナーと呼ばれる蔓が出て、
その先が根付いて次々と増えていきます。

昨秋、いつまでも暑かったりしたせいもあり、
畑仕事をさぼって、あちこち伸びたランナーを、
まあいいか、と放置していたら、
みんな勝手に畝と畝の間に根をおろしてしまいました。
文字通り足の踏み場もない。
つまり苺を踏まないように収穫するのが非常に難しい。

昔はやったゲーム、なんていったかな、
ピクニックシートみたいなのに色の丸が描いてあり、
サイコロか何かで「右手・青」とか「左足・黄」とか
出るとおりに手や足を置いていって、
ころばなかった人が勝ち、という…。

今年の苺畑は、まさにそういう感じです。
右足ここ。つぎ左足そこ。つぎ右足あっち、って無理!


その2。
髪を切りました。
わたしにしてはちょっと珍しいくらい短くなりました。
「これなら洗いっぱなしでも大丈夫ですよ」と
美容師さんが言うので安心していたら、
大丈夫じゃなかった!
朝起きたら、髪の毛、あっちこっち跳ね回ってますよ。
どうも「洗いっぱなし」の定義が違ったらしい…。

Mが後ろから見て「ウランちゃんみたい」と笑います。
ウランちゃん?
(自分で見えないのでわからないのよー)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゴマダラの謎

2008-05-23 10:44:47 | 

「クワゴマダラヒトリ」というんだそうです。
けむけむさんの…えーと、つまり、その親御さんの名前。
ヒトリといっても決して「ひとり」ではありません。
相変わらずおおぜいいます。
漢字で書くと…

(苦手な人は、この先読まないほうが!)

「桑胡麻斑灯蛾」になるそうです。
表意文字というのはじつにすばらしい。

トップに「桑」がつくとおり、桑の害虫。
でも桑じゃない植物も150種以上食べる。
と図鑑には書いてある。
すなわちいたるところに分散しているから、
どこで出くわすかまったく予測できない。
豆畑へ行っても、草苺を摘みに行っても、そこにいる。
何に気をつければ良い、という対策が立てられない。
これはけっこうストレスになります。

気になるのは「桑」につづく「胡麻斑」のほう。
つまりちっちゃい点々があるという意味だけど、
これ、普通に読むと「ごままだら」でしょ?
「ま」がひとつ抜けてる。
あ、抜けたんじゃなくて、合併したのか。
でも、なんとなく気分的にひっかかる省略だ。

ゴマダラ何々という名前は虫に多く、鳥にもある。
でも手元の植物図鑑にはひとつも見当たらない。
ゴマフアザラシを「ゴマダラアザラシ」とは呼ばない。
なぜだ!?と文句を言いたくなる。
誰に向かって言いたいのかはよくわからない。
けむストレスのせいでしょうね、きっと。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小田原の謎

2008-05-21 14:50:59 | 

東海道の小田原といえば、カマボコと梅干が名物なのですが、
これをわたしは長いあいだ不思議に思っていました。
梅干はともかくとして、カマボコ。
どうして山の中でカマボコを作ってるのかなあ…って。

東海道線の電車に乗ると小田原駅を通ります。
線路の東側は平地、西側はずうっと山が連なって見える。
わたしはその山のほうを眺めて、
そっちが小田原だ、と思っていたのです。

あるとき(じつはわりあい最近のこと)
神奈川県の地図を開いてよくよく見たところ、
小田原は海辺の町、つまり東にひろがる平たい部分でした。
こんな海のそばならカマボコができても不思議はありません。
そして小田原だと信じて見ていた(梅の木が生えている?)山は、
なんと、箱根でありました。

そもそもの勘違いのもとは何かと考えると、
あれですよ、昔の童謡の「おさるのかごや」。
わたしが子どもの頃にはもうすでに古い歌でしたが、
エーッサエーッサエッサホイサッサ…って、
歌える人は歌ってみてくださいな。
「日暮れの山道」を駕籠かついで行くんですよ。
「小田原ちょうちんぶらさげて」、ね?

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大雨

2008-05-20 08:29:46 | 日々

きょうは珍しくお出かけの予定だったのですが、
昨夜からの大雨で警報が出ています。
それでも天気予報だと午後にはやみそうなので、
がんばって駅まで行ったら、電車が動いていなかった。
うにゃーっ。
雨にきわめて弱いローカル線は困ったものだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

聞きなし

2008-05-17 09:17:36 | 日々

川筋でオオルリが鳴いている。
少しずつ場所を移動しながら、はっきりした声で鳴いている。
木々を見上げても眩しいだけで、姿はいっこうに見えない。
オオルリのオスは名前のとおり青い鳥なのだが、
この青は光の加減でほとんど黒に見えることが多いし、
たいていは逆光でシルエットしか見せてくれない。

鳥のさえずりを日本語におきかえて表現するのを
「聞きなし」といいます。
ウグイスの「法~法華経」とか、
ツバメの「土食って虫食って口渋~い」とか、
ホトトギスの「特許許可局」「てっぺんかけたか」とか。
そう思って聞けばだいたいそのように聞こえます。

ヒバリは「日一分、日一分、利ィ取る、利ィ取る」
お日様に金を貸して催促しているという昔話つき。
メジロは「長兵衛、忠兵衛、長忠兵衛」
早口言葉で3回くらい言うと雰囲気が出ます。

コジュケイは大声で「ちょっと来い! ちょっと来い!」
これは初めて聞いてすぐコジュケイとわかりました。
(いばって呼びつける奴の顔を見てやろうと行ってみたら、
やぶの中でたいそう難儀しましたが…)
「ピープルプレイ!」という英語版もあります。
プレイは「遊べ」じゃなくて「祈れ」のほうだとか。
うーん、あれはLじゃなくてRの発音なのか。
わたしの耳では聞き分けられません。

ホオジロは「一筆啓上仕り候」が有名ですが、
最近では「サッポロラーメン味噌ラーメン」とも。
同じ個体でもバリエーションが多いです。
同じのをしばらく繰り返すと飽きるのかな。
ある年、うちでオリジナルの聞きなしを書きとめてみたら、
「ちょっぴりスケッチ」から始まって、
「備中備前月見好き」「一品一枚ずつのベスト」
などなど、意味のあるようなないようなフレーズが並び、
最後は「ちょっぴりつまんなくなっちゃったわよ」に至る
ずいぶん長いリストが出来上がりました。

さて、それで、オオルリ。
オオルリの聞きなしは、調べてもあまり見当たりません。
特徴ある節回しの、よく響く声で、聞けばすぐわかるのですが、
どういうわけか日本語にならない…だけでなく、
「コケコッコー」のようにカタカナでも書けないし、
こんな感じ、と口真似することすら困難。
何度聞いても聞くはしからすり抜けていってしまう、
なんとも不思議な声です。

メモの用意をして出直すと、オオルリはどこかへ行ってしまい、
かわりにイカルがのんびり鳴いている。
「お菊かァ? お千代来ーい。お千代と千代も来ーい」
それが突然「さんちゃん来ーい」と聞こえだす。

さんちゃん?
そういえば…
いませんよ。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うどんの名前

2008-05-15 20:09:27 | 日々

油揚げと天かすののったうどんのことを「むじなうどん」と呼ぶ。
ということをRさんちの日記で知って、驚いた。
きつねとたぬきの間だから、って…。

「実物を知らないで名前つけたんだなー」とM。
「うんうん、絶対そうだよね」とわたし。

ムジナ(=アナグマ)という動物をある程度知っていたら、
メニュー名に採用しようとはまず思わないだろうし、
誰もそんなもの注文しないに決まっている。
わたしはタヌキも知っているので、やや抵抗感がある。
キツネは知らないから、平気ですけどね。
(油揚げと卵をのせたうどんのことを、
うちでは「きつねのお月見」といいます)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする