閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

居場所

2019-05-30 23:11:56 | 日々

どうしてこんなゴチャゴチャしたところで気持ちよさそうに寝られるのか。

季節によって、猫の好きな場所も変わる。
このところ気温の変動が大きかったからか、みんなあちこちヘンなところで寝ている。
うちの2階のトイレは洗面所と一体で妙に広く、居室や廊下と同じフローリングになっているせいもあって、あまりトイレらしく見えないけれど、このあいだ、かなり暑かった日に、そこの床にクレが長々とのびて寝ていたのには、かなりビックリした。
たまたま風が通って涼しかったのかもしれないけど…。
そこにいられると、きななが猫トイレ使えなくて困るので、そのままそーっと寝室に移動させてもらった。

サインをする本が40冊、大きいダンボール箱で届いた。
重くて2階には上げられないから、猫が入ったり爪といだりしないよう、ふたの上に別のダンボールをかぶせて、居間の隅に置いていたら、なぜかみんなその上で寝るのが大好き!
3匹乗るときゅうくつなので、場所の取り合いでたびたびケンカになっている。
位置なのか、高さなのか、面積なのか、ダンボールという材質そのものがいいのか、サッパリわからない。
本は送り返してしまったので、かわりの空のダンボール箱を同じところに置いてあり、ひきつづき謎の人気スポットになっている。

花壇の区切りにタイルを敷いたら、みんなここを歩くようになった。
20センチというこの幅は、猫ドアの枠の幅とも同じで、猫には「通路」と認識されるらしく、まじめーな顔で端から端までとことこ歩いていく。
これがほんとのキャットウォーク。
(ついでに草取りをしてくれたり…はしないか)

 

幅といえば、こういうところも、

 

なぜか落ち着くらしい。
何で読んだか忘れたが、猫は地磁気の流れを読むとかいう説があり、地面に座っているときは流れに沿って川上に頭を向けた体勢をとるという。
地磁気のことはわからないけれど、この幅だけコンクリートの色が違うのは、新たに建てた家に水をひくため、道を削ってパイプを通したからだ。画面右手に貯水タンクがあり、そこから電動ポンプで圧をかけ、道を渡って家まで水を送っている。
つまりさんちゃんは正しく水の流れに沿っているわけで…偶然かなあ、これは。

 

で、本日のコマ麩は…

 

絶賛ハンティング中!
酔猫さんちにオミヤゲ持って遊びにいくんだ!
(おとなりの酔猫さんちは、この急斜面の上にあり、ヒトは大回りして70段あまりの階段を上って行かねばならないのですが、猫は最短距離で行けるからすごく早いのです)

 

本日の「いいね!」

Liminal Air Space-Time

ふわふわが心地良い大巻伸嗣氏のインスタレーション。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

すずしい

2019-05-28 16:55:53 | 日々

真夏日から一転して気温が下がる。
曇り、ときおり小雨、風もあって涼しい。
これが普通ですよね。

先週はやばやと「衣替え」をして(…といっても、自分のはタートルネックをしまって半袖を出しただけ)猫の敷物も洗濯して片づけた。
マイクロフリースの薄茶とベージュのブランケットが水を含んでてろんと重くなった感触が、このあいだスナップえんどうと一緒に煮て食べた山形の板麩にそっくり。
食べながら、Mが「これはコマ吉だ、コマ吉!」と言っていた。
そう、へなへなぽってりした雰囲気も色も、コマちゃんにそっくりだった。
Mは麩という食品がいまいち理解できないみたいで、「小麦粉からわざわざでんぷんを抜くメリットって何かあるの?」とたずねる。
そう言われると、小麦粉のままでもじゅうぶん多様な使いみちがあるのに、なんでそんな手間をかけてまで麩を作ることを思いついたのか、わたしにもよくわからない。
もしかして、何か他のものを作ろうとした結果の副産物だったのかな、お麩って。
子どもの頃は「ほら、ふみこの『ふ』だよ」といちいち言われるので、あまり好きではなかった。
いまはわりと好きです。
植物性たんぱく質としては、大豆でできた乾燥肉みたいな製品もあるけど、お麩のほうが美味しい。

これは麩、じゃなくて、コマ。

 

こっちはオレオ、じゃなくて、さんちゃん。
普通に撮っても影絵になる。

 

こんな位置関係。
コンクリートは、アスファルトのように熱をもたない、と施工してくれたIさんが言ってたのは本当だった。
日陰になると、すぐ猫が来て、ごろごろしている。気持ちいいらしい。


そして、謎のこれは、やっぱりハコネウツギでした。
1本の木に白の花とピンクの花が咲く…のではなくて、咲いたとき真っ白の花が、翌日からほんのり色づき始め、しだいにピンクに変化していく。
庭に植えてしまったから、あまり大きくならず咲くように管理できるといいけれど。
(植物は「ほったらかし」が得意な閑猫は、剪定した切り口を見るのがイヤなので、常緑樹以外はなるべく切りたくないのですよ)

 

本日の「いいね!」

Les anamorphoses

3Dトリックアート。
フランスのアーティストBernard Prasの作品。
メイキング映像があったら完成品より面白そうだけど。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

紫陽花の謎

2019-05-27 17:54:48 | 日々

山紫陽花系の「黒姫」か「藍姫」…どっちか。
茎が褐色のこちらが「黒姫」かと思ったけれど、花の色が濃いから「藍姫」なのかも。
詳しいサイトを見ても、個体差や環境(土質、肥料など)による違いが大きいと書いてある。
このあいだピンクのシチダンカが欲しいとか書きましたが、珍しい色に咲かせるには何か企業ヒミツ(?)があるらしく、買ってくるとだんだん青くなってしまうことがあるとか…。
いずれにせよ、こう暑くなってしまっては、あらたな植物を買ってきて植えるのは危険。
注文しなくてよかった。

 

この子は毎年ちゃんと赤く咲く「未来」。カメキチ所有の2本のうちの1本。もうとても大きくなった。

 

そして、謎なのは、これ。
アジサイのつもりで鉢で2年育て、昨秋庭に下ろしたところ、だんだんアジサイらしくない形になっていく。
つぼみがついたのを見たら、全然アジサイではなかった。
このあたりの山によくあるタニウツギに似ているけれど、咲いた花が真っ白!
ニシキウツギか、ハコネウツギかなあ。
どこから来たんですか、きみは。

 

ふつうのタニウツギは、こんなのです。
これはこれできれいなんだけれど、とにかくどこにでもあり、高さ3メートルくらいになるし、切っても切っても生えてくるので、まったく重要視されない。

 

もうじき熟れる桑の実のアーチ。
「背伸びすると届きそうだけど、もうちょっとのところで届かない」という高さがいちばん厄介だ。
足元が斜めだから踏み台も置けないし。

キャットニップ。
元ジャンキーの真鈴さんも、お年のせいか、最近はあまりむしゃむしゃしなくなりました。
(若い頃は、酔っぱらってごろごろころげまわり、あげくはヒトに噛みつくという暴れようで、こういうものは植えられなかったのです)


そして、この目の覚めるようなキャンディーカラーは、うちの庭には全然合わない!ということがわかった。
やっぱり通りすがりによく考えないで買うものではないね。
でもまあ、雨にも日照りにも負けず、元気に咲いてくれているのはありがたい。

 

本日の「いいね!」

Changes To Your Favorite Childhood Book Show How Much Society Has Changed

このあいだ、TVをつけたらちょうどナントカ戦隊ナントカジャーという子ども番組をやっていて、ほう、今でもあるんだ…としばらく眺めていた。
正義の味方が5人いて、3人が男子で、2人が女子で、リーダーは男子。
(昔は女子はひとりだったが、いつのまにか2人に増えた)
奇数だから、どうしたって男女同数にはできないわけだけど、男子のうちひとりがやや中性っぽいキャラになっているところなんか、気をつかっているのかなあと思う。
一方、こちらもよく続いている「プリキュア」は、ちらっと見た範囲では、正しいのは全員女子で、蹴散らされる敵はすべて男。
これに対してはどこからも苦情は来ないのだろうか。男子はプリキュア見ないから、いいのか。
女の子の考える「正義」がどんなものか、男子も知っておいたほうがいいんじゃないかと思うけど。

<5月28日追記>

上の記事をアップしたあと、詳しい方(誰?/笑)から教えていただいたのですが、昨年度のプリキュアには男子メンバーが登場して話題になったんだそうです。
でもこれは、ジェンダーの平等云々というより、化粧品や洗剤のコマーシャルに若いアイドル男子が盛んに起用されるようになったのと同じ流れのような…。
つまり、女の子たちの敵は「可愛くない男」(と「陰険な年上の女」)ということか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「なまえのないねこ」サイン本とグッズ

2019-05-26 18:43:59 | お知らせ(いろいろ)

URESICAさんで、本日19時より、通販開始です。
町田さんのサイン入り絵本、ポストカード、クリアファイルなど、この機会に!

マグカップとクリアファイルで「仮想・喫茶白木」。

 

 なまえのないねこ
 竹下文子・文
 町田尚子・絵

小峰書店 2019年4月


(Amazonの著者プロフィール、わたしのところに「東京芸術大学」とあるのは間違いですから!)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏日

2019-05-25 23:18:36 | 日々


昨年11月に引越しをして、はじめての夏を迎える。
冬あたたかい家だということはわかった。夏はどうだろうか。
なにしろ今どきの住宅は、すべてエアコンを使うことを前提に作られている。
うちはエアコンいりませんと言ったら、「はッ…?」と絶句されたくらいだ。
必要になったときのために配線だけはしておいたほうが…とすすめられたのも断ってしまったけれど、住んでみたらちょっと驚くほど気密性が高い。こういう家は、もしかして、夏はうんと暑いのじゃないかしら?
期待と心配半々でいたところ、5月というのに、早くも真夏の暑さがやってきた。
さっそく、上も下も、表も裏も、窓を開ける。いい具合に風が通る。
外はあつあつ、ちょっと動くと汗びっしょりだが、一歩中に入るとひんやりしている。
決して大きな家ではないのに、何か「ふところが深い」ような感じがするのは、断熱が良いのかもしれない。
わたしの部屋が2階の東南の角なので、屋根とベランダからの熱もあり、いちばん温度が上がるけれど、最高で25℃くらい。
あ、これなら大丈夫そうかな。
ちょっと安心。いまのところは。

 




夕方になると、猫が次々に出てきて、そのへんで思い思いにのびたりころがったりしている。

 

 

 

このあたりはコマちゃんのトカゲ狩りエリア。

 

クレのお気に入りは、ここ。

 

すごい爪とぎ板。一点物だよ。

 

 

 

 

 

そして、ベンチ。
(指導してみた…笑)

 

ね、なかなか悪くないでしょ。
(でもやっぱりこの高さでは外は見えないな)

そして、真鈴さんだけ写真がないのは、いないからではなく、写真うつりがどれもいまいちで、本人の承諾が得られなかったためです。

 

本日の「いいね!」

Onomichi - Little Lovely Things -「Yama side」

尾道市の観光ビデオ。ちらっちらっと映る猫とか招き猫とか超気になるんですけど。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

紫陽花・ベンチ

2019-05-24 16:58:37 | 日々

季節をとばしていきなり真夏になりそうな勢いだけど、まずは紫陽花。
山紫陽花の「藍姫」か「黒姫」。
(例によってラベルをなくしちゃったので、どっちだかわからないのです)

 

そして、紅ちゃんも、ほーんのり。
夏に木陰になる場所には、大柄な西洋系でなく、山紫陽花の品種を選んで植えることにした。
年々、こういうのが好きになっていく。
次はピンクの「七段花」が欲しいけど、通販では送料のほうが高くつくので、思案中。

 

クレマチスのくるくる。
つる草は管理がややこしいので自分では買わない。これはいただき物。
ひらひらした大きな花は、露地植えではいたみが早いけれど、散ったあとのこれが長く楽しめることがわかった。
これからどうなるんだろう。飛んでいくの?

 

きななが、ときどきひとりで2階のベランダに出るので、ホームセンターで安いベンチを買ってきた。
このベランダはぐるっと壁で、猫には空しか見えない。
(手すりまで70センチのジャンプが、コマはできるけど、きにゃにゃはトライしない)
ベンチの上にのれば、少しは見晴らしがいいかと思って…

しかし、ヒトが思ったようにはならないのが猫です。
誰も「上にのる」ということを思いつかないのよ。

 

ま、いいか。そこで幸せなら。

 

本日のおやつ。

いただき物の「にゃんこチョコ」。
よくできてるなあ。
白いチョコボールが2個入ってるだけなのに、袋の絵柄で猫に見えるのです。


お、コマ吉発見!

 

「えー、ボク?」
そーだよ。そっくりだよ!


ついでに、業務連絡 >Tさんへ

うちのクレはこんな奴です。

・鼻とアゴが黒い。
・目は薄黄色。
・足先は4本とも白。
・しっぽはまっすぐ。
・真後ろから見るとほとんど黒猫に見える。
・呼んでも絶対来ない。

そっくりのを見かけたらご一報くださいませ。

昨夕、最寄り集落(約1km先?)のTさんから「クレみたいな猫がいるよ~」との目撃情報があり、ちょうど家の中にクレが見当たらなかったので、念のため車にキャリーケース積んで行ってみたけど、すでに姿はなく。
その直後、クレちゃんは何食わぬ顔で帰ってきたので、他ニャンの空似かもしれないけれど…。
またいつ「お出かけ」しちゃうかわからないので、よろしくおねがいシマス。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本日のコマ吉

2019-05-23 17:05:45 | 日々

こんな画像ばっかりでスミマセン。

 

ヨッ…

 

コラ…

 

セッと。

 

まだときどきテレビ見る。
小動物が出そうな雰囲気だと見に来るらしい。

 

きょうは海の中だよ。

 

大きなお魚さんだ。

 

ハンティング中。

 

なんかいた?

 

逃げられた?

 

本日の「いいね!」(というか、注意)


炭は自然に返りません…埋めないで!

1万年前の古代遺跡から見つかるくらいだから、木炭は分解されにくいんですね。
シーズンになると、このへんのスーパーでも、BBQ用の食材を大量に買う人たちをよく見るけれど、後片付けが面倒で道具一式捨てていくなどは言語道断。

 

と、「いいね」じゃない。

交差点

これ、どこなの? 現実なの? 信号ってものはないの??

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タイミング

2019-05-21 23:54:56 | 日々

カラタネオガタマ。紫花。
お隣からこっそり種子をもらってきて…もう2メートルの木になった。
これが咲き始めると、庭にふんわり良い香りが漂う。
バナナのような甘い香りで、英名もバナナツリーとか。
しかし、この香りはクチナシやキンモクセイよりも気まぐれで、遠くから気づくこともあれば、開いた花に顔を寄せてもぜんぜん香らないこともある。
このあいだから、どんなタイミングで香るのかをつきとめようとしているのだが、これがなかなかはっきりしない。
確かなのは、ぱっと大きく開いてしまったらもう遅いということ。咲きかけのちょっと隙間があいたくらいのときにいちばん香りがするようだ。
花は次々に咲くが、3日くらいでぱらぱらと散ってしまう。
香りは重いので、木から離れたやや低い場所から鑑賞するのが正しいかもしれない。

 

こちらは白花。いかがですか、バステト先生。

 

 

畑からとってきた春菊の花。
こうしてみると、花に対して葉っぱの比率が非常に高いことがわかる。
だって葉を食べる野菜ですからね。
もとは地中海原産のキク科の野草で、中国を経て日本にやってきて野菜になった。
でも、こんなに花咲いてしまったら、もう食用には向かない。
しかし、食用として葉も茎も柔らかく改良されているから、いたみやすく、ほんとは観賞にも向かない。
いけておくと、すごい勢いで水を吸い上げ、半日で花瓶がほとんどからになった。

 

キャットニップ。

 

ハハコグサにニワゼキショウ。
家の裏の砂っぽい地面には一面これが咲いている。

 

ヒメコバンソウ。
バンソウコではないわよ。

 

 

 

コゴメウツギ。小さい白い星。

 

本日のクレ。

「おうちでゆっくりしていましょう」
大雨の中を出かけて行ったMが置いてったメモ。

 

夕方やっと雨やんだ。

 

ブルーベリーに青い実たくさん。
しかし、熟す頃には鳥獣と取り合いになること必至。

 

本日の「いいね!」

猫専用アパートの猫も人も幸せに暮らすアイディア

わが家の場合、たまたま間取りの都合で2階のトイレが無駄に広かったのですが、おかげできななのトイレ(これまた無駄に大きい!)を楽に置くことができ、戸もドアじゃなく引き戸なので猫幅だけ開けておける、など、結果的に猫仕様みたいになりました。

 

もうひとつ。

Turning waste lobster shells into bioplastic

エビカニ類の殻を利用してプラスティックに代わるものを作る試み。
ロンドン市内だけで年間375トンものロブスターの殻が廃棄されているそうです。
日本人もカニとか好きだから、本気で集めたらかなりの量ではないかしら。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「なまえのないねこ」原画展(延長)

2019-05-20 22:18:51 | お知らせ(いろいろ)

町田尚子さんの個展は終了しましたが、『なまえのないねこ』絵本原画のみ、4日間の延長展示が決まりました。
西荻URESICAにて、2019年5月23日(木)~26日(日)12:00~19:00

絵本の原画は、絵本と同じ(文字が入っていないだけ)…ではあるのですが、実際にごらんになると、紙に絵の具と筆で描かれたものと、別の種類の紙にインクで印刷されたものは、こう違うのか! と驚かれることと思います。
どの場面をとっても、見ごたえのある1枚の絵。
画面に描かれていないものまで見えてくる、聞こえてくるような。
見逃した方は、ぜひ。
もう一度ゆっくり見たい方も、チャンス。


「なまえ」にまつわる裏話を、ちょっとだけ。

八百屋の猫「チビ」を演じてくれた子は「もやし」君といいます。
最初、もやしからの連想で、ラーメン屋の猫、という案も出しました。
(初期段階では、本気の案から冗談まで、とにかくいろいろ出すだけ出してみる。「コレジャナイ」がわかれば、だんだん「コレダ」もわかってくるので)
結局、ラーメン屋はやめて、もやし君は八百屋におさまったのですが、後半出てくる「ほうき持ったおじさん」は、もしかしたらラーメン屋のおじさんなのでは…とわたしは勝手に思っています。

本屋の「げんた」は、初期原稿では酒屋の猫で、鼻が黒いから「ハナコ」、という設定にしてありました。
ウレシカのびんすけ君の出演が決まったため、店も本屋にしました。
町田さんの最初の絵は、歩道を隔てて店を外から見た構図で、入り口の看板は「ビンスケ書店」です。
(念のため書いておきますが、この絵をボツにしたのは、ほかならぬ町田さんご自身です。わたしたち、思わず「え~、もったいない~」と言いましたよ)

お寺の猫の名前は、「じゅげむ」と「だいふく」と2つ用意していて、出来た絵を見たら、これは「じゅげむ」だ!と確信しました。
(なので、お寺を「大福寺」ということにしました)
ここはなんとなく「古老」っぽい猫を想定していたところ、意外に「ミステリアスなきれいなおねえさん」だったので、せりふのほうを変えました。
こういうふうに、絵と文のやりとりを重ねて作っていけるのは、本当に楽しい。

ちなみに、お寺だけでなく、店にも名前があります。蕎麦屋は「満月庵」で、パン屋は「アルプス」です。(独断で…笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キジトラ日和・その2

2019-05-20 17:06:46 | 日々

きなな、珍しくお外でゆっくりしている。

 

じつは知られざるキャットニップ評論家。

 

移動シマス。

 

次はここ。

 

じつは玄関マット研究家でもあるのよ。

 

おまけ。

「本屋のげんた」&本日休業クレボーイ。

絵本『なまえのないねこ』は予想外の売れ行きだそうで(ありがとうございます!)ただいま緊急増刷中。少々お待ちくださいませ。
ウチのコなまえ大賞のご応募受付は6月30日までです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする