閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

ただいま洗浄中

2007-04-30 10:01:36 | 日々

そういうわけで、
家がまるごと洗車機に入っているような状態。

窓をぜんぶ閉めて鍵も閉めて、と言われたので
そうしています。
中にいるか外にいるか、すこし迷いましたが、
結局、中にいて、見ています。というか、もう出るに出られず。
モーターも含めて音がかなり大きいです。
ぶわああああっ…
これ、何時間くらいつづくのだろう。

業者さんたちはふつうの防水服の上下にヘルメットだけど、
ノズルの先から高圧で水が噴き出し飛び散るので、
ウエットスーツか何かのほうが良さそう。
スパイダーマンみたいにマスクもついてるほうが…。
(いや、そういう人が家のまわりに何人もとりついてたら
ちょっと怖いかもしれませんが)

猫たちは、いち早く危険を察知したらしく、
家の中には1匹もいません。
こういうとき、飼い主のそばが安全だとは
絶対に思わないのが猫で、各自、猫的に考えて
安全だと思える場所に避難してしまったみたいです。
畑のむこう側、キャットニップの葉っぱが出ているあたりで
ひなたぼっこしているかな。
お天気でよかった。

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ジャングルジム

2007-04-29 10:55:07 | 日々

外壁の塗装を業者さんに頼むことになり、
半日がかりで足場が組まれました。
家を下から上までぐるっと囲み、
まるで巨大なジャングルジムのよう。

さて、足場ですが、これはよくできています。
誰もいないとき、そろりそろりと歩いてみました。
頑丈なのはもちろんのこと、職人さんが動きやすいように、
要所要所にちゃんと手がかり足がかりが作ってある。
この家は川岸に建っているため、上から見おろすと
部分的には3階建て以上の高さがあります。
高所恐怖症の人にはできないお仕事だ。
あんまり上までのぼって、おりられなくなるとはずかしいので
引き返してきました。

ジャングルジムって、好きでした、子どものとき。
だいたい外遊びはあまり好まず、
シーソーは足がはさまったら嫌だとか…
ブランコはいきなり鎖が切れたらどうしようとか…
そういうつまらぬ心配ばかりする子でしたが、
なぜかジャングルジムはわりと平気だった。
とてもシンプル、なのに、非現実空間。
三次元、なのに、ときどき四次元。
てのひらに握った錆っぽい鉄の感触をよく覚えている。

深夜、家の周囲で怪しい物音がします。
ととととと…
ててててて…
みいい~

あー、と思って窓をあける。
やっぱり、やると思ったよ。
好奇心猫の真鈴ちゃんです。
キャットウォークで迷子になっておりました。

明日は、高圧洗浄というので汚れを一気に洗い落とし、
連休明けから本格的に塗装がはじまる、という段取りです。
終わっても足場はおいといてくれないかな、
面白いから、とKが言っています。

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PCレッスン・その後

2007-04-27 08:54:10 | 日々

Mのパソコン、三日坊主でなく、つづいております。
「原始人が現代人になった」とKもビックリ。

マウスもだいたい思ったところへいくようになったし、
文字入力のスピードも徐々に上がり、
「切り取り・コピー」「貼り付け」「元に戻す」もマスターしました。
昨日はメールの「返信」もできたではありませんか。

急激に進化したせいか、本人、ときおり
「あーっ頭がペチュニア・ヘルツェゴビナだっ!」
とかなんとか意味不明なことを口走ったりしますが
…大丈夫でしょうか?

慣れるまで、ということで、PCデスクは別棟のアトリエでなく
階下にあり、ときどき「せんせ~え」とお呼びがかかります。
椅子の隣に、もうひとつ椅子が置いてあり、
たいてい猫が1匹か2匹まるまって寝ています。
わたしのところで膝とりゲームに負けた子が
かわるがわるそっちへいっているみたい。
猫ってパソコンが好きなのか、それとも
じっとすわってる人のそばが好きなのかな。

右手にマウス。左手に猫。
かちかちクリック。

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自分にごほうび

2007-04-26 09:30:03 | 日々

桜さんは本をお買いになったとか。
そういうのって、いいな、と思います。
わたしの場合、本はすべて、画集だろうとコミックだろうと
ライトノベルだろうと「仕事上必要」てことになっていますので、
どうも「ごほうび」という感じにはならなくて…。

10数年前、サンゴロウのシリーズを集中的に書いてたとき、
自分へのごほうびはいつもチョコバーでした。
アメリカでキャンディーバーっていう、ナッツやヌガーや
マシュマロの入ったものすごく甘くて重たいやつ。
1作仕上げるたびに、それを1本買ってくる。
いま思えば精神状態はめちゃくちゃひどかった。
ええ、あのころだったからできたことです。
いまじゃとても無理。
ミルキィウェイのミニサイズがやっと。

いまだったら、何だろう。
飢餓感ははるか遠くにかすんでいる。
慣れてしまったから、それとも、
もうたくさんごほうびをいただいているから?
ほら、今朝は遅咲きの八重桜がこんなにきれい。
おかえしをしなくてはね。

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グリーンアスパラ

2007-04-24 10:06:38 | 日々

春のおたのしみ。
この時期、一日おきくらいに収穫できます。
いちどに5~6本ずつ。
太くて柔らかい元気のいい芽をぽきんと折ってきて、
すぐにゆでると、甘みがあってほんとにおいしい。
あれこれ料理する以前に、ゆでたそのまんま、
ちょいちょいとつまんで食べてしまいます。
ふふ、お料理番の特権。

じつに手のかからない野菜で、畑の端に植えっぱなし。
食べられる太さになるまで2~3年かかりますが、
あとは毎年ひとりでにょきにょき出てきてくれる。
5月いっぱい、ぽきんぽきんと折っては食べて、
あとはわさわさと葉っぱが茂るにまかせて、
秋になったら枯れるにまかせて、ほうりっぱなし。
こういう野菜が好きです、わたしは。


ところで、今朝、Mがドッグフードのコンテナをあけたら、
中にアナグマがいたそうです。
帰ってきてくれたのはうれしいけど、
ぜんぜんこりてないぞ、ムジタくん。

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合言葉は「とりあえず」

2007-04-23 10:18:58 | 日々

A4で77ページ分をプリントアウトしてしまう。
これで雷が落ちても大丈夫…かな。

数年前ですが、尊敬している作家さんが、パソコンの
盗難被害にあわれ、原稿すべてを失ってしまいました。
その話をきいて以来、バックアップにすこしだけ気をつかっています。
結局のところ、たよれるのはデータじゃなく「紙」だと思う。
まあ落雷で火事になったらどっちも駄目だけど。

個展のたびにほとんどの絵を売ってしまうという画家さんが、
「すこしでも分散させておけば、地震で家がつぶれても、
自分の絵がどこかに残るかもしれないから」
とおっしゃっていました。
わたしも、本にしておけば、すこしは残りますよね。
古本屋とか図書館の書庫のすみっことかにね。

プリントアウトしたといっても、これは車でいえば
「仮免」のような状態です。
いつもここまでの過程はとっても楽しい。
ここから先はいわゆる実務レベルで楽しくない。
しばらくは天国と地獄をいったりきたり。
あああ、せっかくよい季節なのにねえ。

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PCレッスン

2007-04-22 13:43:17 | 日々

Mがパソコンのおけいこをしています。
これはなかなか画期的なできごと。

じつは以前にもノートパソで練習をしたことがありますが、
原因不明の誤作動が頻発し、
「えええ、どこをどうさわったらこうなるのっ?」って、
そのつどフォローも大変だったのでした。
それに、目も疲れるということで、数日で断念。

今回、2度目の挑戦は、わたしのお古のデスクトップ。
いずれ処分するつもりで押入れにつっこんであったもの。
OSが古いし、いろいろ問題があるのですが、
ワープロソフトだけだったら十分使える。
キーボードも画面も、これのほうが相性がいいみたいです。
昨夜はKがインストラクターを買って出てくれて、
(このヒトはマニュアル完全無視の自己流早打ち名人)
「ほらあ、やればできるじゃん」という雰囲気になりつつある…。

きょう見たら、厚さ5センチ近い天然木の一枚板を使って
立派なPCデスクをこしらえていました。
まずそこから入る、というのが、いかにもMらしい。
(さあ、もうここに書いてしまったからね、
三日坊主ではだめだよー)


そういえば、
かつてわたしが「手書き」からワープロに切り替えたとき、
そのきっかけになったことを、いま思い出した。
夢をみたのです。
ワープロを打っている、という夢を。
その「ワープロ」は全体が木でできていて、
ちょうど玩具のピアノくらいの大きさで、
キーは「かこんかこん」と可愛い音がしました。
あ、こういうのなら使えるんじゃないかな、と、
夢の中のわたしは嬉しく思ったのでした。

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ムジタの帰還

2007-04-19 08:39:42 | 日々

階下で、かちゃかちゃという爪音がするので、
まーた真鈴が何かとってきたかな、と思ってのぞいたら、
猫ではない色あいのモノが部屋をななめに横切り、
のこのこと窓のほうへ逃げていく。

アナグマのムジタロウくん。
おひさしぶりです。

しかし、きみはやっぱり猫穴をくぐれるのだね。
しかも猫3匹の目の前、白昼堂々と。
夜行性じゃなかったのか?

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あと2週間が限界かなあ

2007-04-18 08:44:20 | 日々

タケノコは立派なのが1本、小さいの2本。
タケノコご飯を炊いて、
残りはかつおぶしのおだしで薄味に煮て、
そのまま食したり、スライスしてラーメンの具にしたり、
ピーマンと中華風にいためたり、
さらにそれを卵焼きにいれたり、
いろいろ、しています。

学生の頃だったか、出てすぐだったか、編集者の人に
「結婚するんだったら商社マンがいい」と言われました。
ダンナが海外出張で留守の間に
好きなだけ自分の作品が書けるから、って。
なるほど。そういう人もいるんだ。
うちのダンナさんは基本的に家にいる人です。
結婚して数年の頃にも、別の編集者さん(既婚女性)に、
「お昼とか、めんどくさいでしょ?」と言われました。
そうかなあ?
いなかったら、全部ひとりでやらなきゃいけないじゃない。

頭が「あっち側」にいってることの多いとき、
家族がいてよかったなーと思います。
ひとりで暮らしていたら、たぶん、食べない、寝ない、
顔も洗わないで、幽鬼のようになっているでしょう。

窓の外は、わいわいがやがやざわざわと、
にぎやかな新緑のグラデーション。
川沿いの林でオオルリがさえずりはじめた。
ヤマガラ、シジュウカラは猫の抜け毛を拾いにくる。
巣の中にふかふかのおふとんを敷きつめている様子。

インスタントコーヒーの消費量が倍になっている。
それとリカルデントのシトラスミント。
歯は悪くならないかわり味覚が駄目になる。

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ちょっと息をしに浮上

2007-04-14 11:23:53 | 日々

友だちの家に遊びに行くKを車で送っていく。
バスを乗り継いで1時間半くらいかけて通学している子のおうち。
毎日よく通えるなあ、と感心するような場所。
ついでにぐるっと海のほうをまわって
気分転換を兼ねてお仕事のイメージづくりをする。
雨のあとの新緑がきらきらまぶしいまぶしい。
1時間半くらい走ってきました。

帰ってきたら、Mが密猟(?)してきたタケノコを
外のかまどで茹でていました。
わあい、今夜はタケノコご飯だ。

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