閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

テタテト

2024-02-29 23:30:44 | 日々

季節の進みが早い。
小さい黄色のスイセン、テタテト。つぼみがひとつふたつ出てきたなと思っていたら、たちまち開いてにぎやかになった。


クロッカスは、黄色が減って、紫が増えた。

 

ミズキに、ミノムシ。
晩秋に蓑を固定し、ひっそりとさなぎになって春を待つ。
ミズキの枝は、春先のいまごろがいちばん赤みが鮮やかだ。

 

遅ればせながら、大根を干します。
晴れが二日続けばかなり乾くので、あとはストーブのそばでカラカラに仕上げるだけ。1本切っても、干すとほんのちょっとになり、毎度驚く。

 

クレちゃんは、キャットニップの新芽を調べに来た。
枯れ枝に残った天然ドライリーフのほうが気になる様子。

 

調査完了。

 

いかがでした?

 

「こういう気分だよ」

 

本日のゲスト。

越冬インパチエンスに、てんとう虫。黒地に赤い二つ星のナミテントウ。

ナミテントウは、晩秋になるとやってきて、窓のサッシのわずかな隙間で冬越しをする。
そのまま春までおとなしくしていればいいけれど、冬でも変に暖かい日があったりすると、目を覚ましてしまった子が1匹2匹、日のあたる窓ガラスをうろうろ、うろうろしている。
外に出してやっても、まだ餌もないだろうし、また気温が下がれば動けなくなるだろう。
ちょっと思いついて、鉢植えのインパチエンスにお誘いしてみた。
せかせかと茎をのぼって飛んでいく子もいるが、しばらくあちこち探検したあと落ち着いている子もいる。
何をしているのか、小さすぎてよくわからないのだが、暖冬でハダニが出始めているから、退治してくれるとありがたいなあ。
それにしても、何か月も飲まず食わずでひからびたようになっていたのに、いきなりちょこちょこ歩いたり飛んだりできるのが不思議でしょうがない。熊のようにじゅうぶん皮下脂肪をたくわえて冬ごもりするならわかるけど、虫はそういうことができない…のよね?
いったいどういうしくみになっているのでしょう。

畑の害虫アブラムシの駆除に、天敵のテントウムシを使うという方法がある。薬品を使わずに済むのは良いけれど、問題はテントウムシが気まぐれで、すぐどこかへ飛んでいってしまうことだ。
そこで飛翔能力のない「飛ばないテントウムシ」というものが開発され、販売を開始した、という話を、だいぶ前に聞いたけれど、その後普及はしているのだろうか。
人間の役に立つように…とはいえ、なんだか気の毒な話である。
そういえば、うちの庭や畑でアブラムシが大発生して困ったことはほとんどないから、気まぐれな「飛ぶテントウムシ」たちが、ほどよく働いてくれているのかもしれない。


本日の「いいね!」

Desert Breath

東サハラ砂漠に存在する謎のオブジェ? インスタレーション?
1997年に制作された巨大アートプロジェクトだとか。
(10年前の記事なので、現在はどうなっているかわかりません)

メイキング動画

幼児が嬉々として砂遊びをするように、こういう場所を見ると何か作りたくなっちゃうのは、わかる気もする。

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神隠し

2024-02-27 17:02:02 | 日々

満開の沈丁花。
香りがかなり遠くまで届く。

 

ねこやなぎちゃんは、こっそり。

 

シイタケさんは、にょっきり。

 

バビアナの葉っぱの、きらきら。

 

紅梅。そして、

 

あんずの花。

あんずの花の写真を撮りに行って、レンズキャップを失くした。
失くすのはもう2度目だ。しかも、ほとんど同じ場所で。
キャップをはずしたときは、いつも左のポケットに入れる。家の中でも、外でも、必ずそうすることに決めている。
入れたつもりで入っていなかったのか。それとも帰り際にキャップをつけたつもりできちんとはまってなくて、ぽろりと落ちたのか。とにかく、帰ってきたらキャップがなかった。
あんずの木のところへまっすぐ行って、まっすぐ帰ったのだから、落とす場所は限られている。すぐ引き返して探したけれど、みつからなかった。
翌日も、翌々日も、上から見たり、斜めから見たり、方向を変え、角度を変え、何度探しても、みつからない。
まるで神隠しにでもあったようだ。

屋外で物を見失うと、ほんとにみつからないんですよ。白い砂とか、雪の上なら、黒いものを落とせば目立つだろうけど、このへんはどこも草が生えたり枯れ枝がごしゃごしゃしていたりする。
このあいだなんか、使っていたスコップを、ここなら大丈夫という場所に置いて、ちょっと目を離したら、たちまち消えてしまった。
さすがにスコップはかなりの大きさがあるので、そのうち見つかったけれど、レンズキャップは小さくて軽く、厚さも1センチしかないから、ちょっとした隙間に入ってしまったらお手上げだ。

前回失くしたとき(というのは→ここ)は、あわてて新しいキャップを買ったのだが、ひと月ほどしてひょっこり出てきた。だから予備のキャップが1個あるわけで、困りはしない。けれど、とても気になる。
おーい、どこいっちゃったのかね、キャップ君。

(そういえば、前回失くしたとき、レンズキャップホルダーというものをW先生に教えてもらったのですが、結局「ホルダーにとめたつもりできちんとはまっていない」と落としちゃうわけで…もうね、落とす人はどうしたって落とすんだから、しかたないですよ)

<追記>
キャップ君、3日後に無事みつかりました。
それが、失くしたと思っていた場所からとんでもなくかけ離れた、家の西側のコンポストの前にポツンと落ちていて、どうしてそこにあったのか、まったくわかりません。
カラスがイカ墨せんべいと間違えてくわえて行ったけど、食べられなかったので捨ててった、とか?

 

本日の収穫。

菜の花。おもに青梗菜。水菜もすこし。

 

と、カリフラワー!
ほらあ、やっぱりカリフラワーだったじゃないか~。
(これは白。あと黄色いのが2こある)

 

お? 何かみつけた?

 

本日の「いいね!」

小林賢太郎演劇作品『うるう』(2020年)

ああ、ひさしぶりに笑いました。笑って、いつのまにか泣いていた。
コバケンさん、やっぱりすごいな。
4年後のうるう年にも、また観よう。
(長いので…お時間のある方に)

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テールの名前について

2024-02-24 13:31:39 | Q&A

いるかさんからのご質問。

◆「テール」って英語で書こうとして、はたしてどんなスペル?と疑問に思いました。
ずっとフランス語で terre 大地や地球だと思っていたのですが。
英語の tail =しっぽって意味じゃないよなぁ~(長髪なので)とか。

うーん、しっぽ…ではないでしょうね。フェアリーテールの tale でもないと思います。
フランス語の Terre は、わりといい感じではありますが、海が舞台のシリーズにあえて土っぽい名前をもってくるというのも、いまひとつしっくりこない。わたしは r の発音がうまくできないし(笑)

新装版にするとき、カバーデザインの候補の中に、シリーズ名を英文字で入れた案がありました。デザインとしてはきれいだったのですが、作者自身、どう綴るのが正しいのかよくわからなかったため、文字はなしでお願いしたのでした。
英文字の綴りが不明だと、海外の人に説明するとき不便かもしれないですね。書くときはそんなことまで考えなかったけれど。

ためしに辞書ツールで調べてみたら、エストニア語の Teel (テール)が「途上」という意味だそうで、なんとなくテール君っぽいから、それでいこうかな。
英語読みでは「ティール」になって、teal =鴨とまぎらわしいけど、まあいいでしょう。

前にどこかに書いた気がしますが、テールという名前は、わたしが考えたのではありません。
当時小学生だった息子が、架空の猫の野球チームを作って、選手のプロフィールやデータをこまごまと絵入りで書いて遊んでおり、その中から「これ貸してね」と言って借りてきたのが、テールと、ヨク。
テールの首筋の毛が長い設定も、そうなっていたから。

 

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猫の日

2024-02-22 09:08:32 | 日々

Mにもらった額。
パピルス紙に描かれたバステト神。描いたのはMではありません。


ユーハイムの猫ケーキ。(あら、おヒゲが…)
どうやって切るべきか迷っていたら、「横から食べていけば」って言われました(笑)


最近いただいた猫っぽいもの。
右端は「書肆 猫に縁側」さんのオリジナルコーヒー。
(猫の日の朗読会では、わたくしの短編も読んでいただけるそうです)


 

そして、わが家のにゃんズは、365日すべて猫の日。

 

 

 

最近の写真だと、コマはアウトドア派、クレはインドア派のように見えるかもしれないけど、実際はそんなことはない。
わたしが外に出るたびに律儀についてくるコマは、写る機会が多いだけ。クレ坊は秘密主義で、お外ではなかなかみつからないのです。

 

あ、いた(笑) 

この40年の間に、うちに来てくれた猫たち、みんなありがとう。
世界中の猫と人が幸せでありますように。

 

本日の「いいね!

次の首相、1位は「ネコ」 9割超える支持 世論調査

「ネコなら失敗しても許せる」(笑)

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クロッカスなど

2024-02-19 16:29:20 | 日々

金色のクロッカスが春を連れてくる。

 

薄紫も、ふんわり。

 

ハルリンドウ。

 

きみたちはもう咲いちゃっていいの?

 

落ち葉の下からコンニチハ。

 

おなじみの小さいひとたち。

 

今年もまた会えたね。

 

拾った羽。長さ約70ミリ。
落ち葉の吹き溜まりの下で見つけたので、いつのものかは不明。
写真ではグレイにしか写らないが、光の加減でふちに明るい褐色が見える。ということは、翼に茶色いところがある小鳥、ということ。
ホオジロ。左翼の初列風切羽。(←鳥の巣博士の鑑定)

本日の収穫。

一見、立派な大根ですが、じつは…

 

小さいのだ!(笑)

畑の2列、すべてこれです。
品種のせいか、気候のせいか、種まきのタイミングが合わなかったのか、とにかくちっとも大きくならない。
もしかしたらこのまま花咲いちゃうのではと心配になって、1本抜いてきたところ。
まあ小さくても、いちおう大根ではある。食べよう。

 

本日の「いいね!」

なぜイヌにはヒト以上に癒されるのか

「ペットは話を遮ったり、返事をしたりしないので、偏見のない良き聞き手になる」
「ヒトと違って、イヌは問題を解決しようとしたりしません」
そして、イヌはいつだってヒトのことを信じている。

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てのり

2024-02-17 18:00:27 | サンゴロウ&テール

いただきもののミニ額のサンゴロウさんです。
ふふ、手乗りさんちゃんだ。かわいい。
いるかさん、ありがとう。

 

白い船のような雲が来るので待っていたけれど、着いたときにはもう船に見えなくなっていた。

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冬トレニア

2024-02-12 22:50:24 | 日々

先週、東京が雪だった日の、霧。
見ているまに庭先まで白くなり、この木の向こうは何も見えなくなった。

 

おやあ?
越冬インパチエンスの隣に、見おぼえのある葉っぱが出てきたと思ったら、なんとトレニア。
すくってきた土に種子が混じっていたのだろう。室内は(夜ストーブが消えたあとも)10℃を下回ることはほとんどない。これくらいの温度と窓越しの日照があれば、冬でも発芽して咲くということがわかった。
トレニアはあと4本ある。何色が咲くか、おたのしみ。
(夏になればそこらじゅうトレニアだらけになるので、わざわざ冬にまで咲かせなくてもいいんですが…)
下に見える羽状複葉はタネツケバナ属の何か。
この鉢には、いつのまにかテントウ虫(ナミテントウ)も1匹住み込んでいる。




夕焼けと呼ぶほどではない、ほんのりピンク混じりの雲。

 

 

本日のにゃんズ。

畑のコマ吉。

 

 

 

カーテンと窓の間に挟まっているクレ坊。

 

 

 

本日の「いいね!」

アイデム写真コンテスト「はたらくすがた」2023年度入選作品

小・中・高校生が撮影した「働く大人」たち。

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ちよだ猫まつり2024

2024-02-12 13:29:14 | お知らせ(いろいろ)

ちよだ猫まつり2024
2024年2月17日(土)・18日(日) 
千代田区役所1階・4階 

今年のメインビジュアルは、町田尚子さんの『どすこいみいちゃんパンやさん』です。
三毛猫みいちゃんは、『なまえのないねこ』でもパン屋さんの猫として登場していますが、この目の据わり方が、いかにも横綱の風格。

2月18日(日)12:00~12:30
<たゆたうさん&ぱくぱくさん おはなしおんがく会>
絵本『なまえのないねこ』をギター伴奏つきで読み聞かせしてくださるそうです。
他にもいろんなイベントがたくさん。詳しくは公式サイトをごらんください。

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サンゴロウQAまとめ(更新)

2024-02-07 16:48:22 | サンゴロウ&テール


ひとつの記事を複数のカテゴリーに入れることができないため、「Q&A」と「サンゴロウ」が混ざってややこしくなってきたので・・

ご質問のうち、サンゴロウ関連をまとめておきます。
新しいものが上です。ときどき更新します。

イルカ号について

切符の色について

なくした記憶について

カイとマーレについて

時間軸について・その2

衣装について・その2

イカマルについて 

ボトルシップについて 

つづきについて

さんちゃんについて

仕入れ先について

衣装について

トランプについて

踊るサンゴロウについて

時間軸について

サンゴ屋について

クルミ先生について

しっぽについて

存在について

真珠島について

おいしいものについて

名言について

かっこよさについて・その2(by 描いた人)

かっこよさについて・その1


ピザの作り方について

「黒ねこサンゴロウ」について・その2

名前について

目の色について

現在位置について

サンゴロウの絵について・その2(by 描いた人) 

サンゴロウの絵について・その1(by 描いた人)

やみねこについて

「黒ねこサンゴロウ」について・その1

 

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イルカ号について

2024-02-07 16:44:13 | Q&A

お久しぶりのQ&Aです。
サンゴロウシリーズについて、「灯台守ではない、かい」君(5年生)から質問いただきました。

◆『青いジョーカー』で、イカマルのイルカ号は操縦不能になってしまいましたが、修理できたのでしょうか。また、イカマルは、その後自分の船を持つことができたのでしょうか。教えてください。

「修理代は、いくらかかってもいいんだ。おれがはらう」
って、親分も言ってくれたので、ちゃんと修理はできたと思いますよ。安全な近距離用の船としてね。
でも、イカマルの夢は、「長旅のできる船で親分についていくこと」なんだから、あきらめずに、がんばれイカマル。

なにごともあきらめやすく、「がんばる」ということにまったく向いていない作者は、こういうまっすぐな子を書くとすごく気持ちが良いのです。イカマル、かわいいよね。
と言いつつ、何度もひどい目にあわせてごめん。
おわびの意味で、『ドルフィン・エクスプレス』にもちらっと登場してもらっています。

 

 

 

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