閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

りこちゃん・その2

2017-09-30 10:53:00 | 日々

壊れたカメラが捨てにくくて困る、とMに言ったら「置いときゃいいじゃん!」と言われたので、そうします。
カードに残っている写真をアップしてしまおう。

 

 

 

 

池の金魚と、ちび金魚と、アメンボ。

 

カラスザンショウの樹脂。

この木はかなり大きいのだが、昨年、鹿が来て、一晩のうちに樹皮をたたみ一枚分くらいはがして食ってしまった。
(目撃したわけではないけれど、はがれた樹皮がそのへんに見あたらないということは、食べたんでしょう)
夏の終わりに、ふと見たら、幹のあちこちから大量の樹脂が噴き出していた。
家の裏の花桃の木も、樹脂が目立つようになってから次第に衰えていったので、この木も弱ってきたのかなあと思う。
それが鹿のせいかどうかはわからない。
コハクかべっこう飴のようで、夕日があたるとキラキラして美しい。
実際は見た目より柔らかく、さわるとべたべた指につく。
見上げると、幹のずっと上のほうにも、そこからわかれた枝にもキラキラ光るのが見える。
無数の蟻が、列をなして黙々と上り下りしている。
近くに巨大な巣を構えている大型の黒い蟻だ。
カラスザンショウの花は地味なクリーム色の小花の集合だけれど、蜜蜂には夏場の良い蜜源になるそうだ。
樹脂も甘いかと、こっそりなめてみたが、人の舌でわかるような甘さは感じられなかった。
蟻たちは何しに上るのだろう。

 

本日のにゃんズ。

世話焼き真鈴は、クレがそばに来ると、せっせとなめる。
クレちゃんも、子猫になって、おとなしくなめてもらっている。

 



「真鈴おばちゃんの舌は、どうしてそんなに長いの?」
「おまえをべろりんとなめるためだよ。まーったく顔の洗い方が雑なんだから、この子は」

 


色もピントもだいぶ変になっていて、このあと、りこちゃんの写真はもうありません。

 

 

さて、保護鳩さんの、その後。
アトリエの吹き抜けの天井近くまで飛ぶようになり、足もしっかり「鳩歩き」できるようになったので、お天気のよさそうな日を見計らって放鳥してきました。
うちの近くで放すと、仲間の鳩が1羽もいないし、うっかり舞い戻ってくると猫がいて危険!なので、最初に拾った場所から遠くない見晴らしの良い高台に連れていって放しました。
20日あまりお世話したMは、軽い「ポポちゃんロス」状態かと。
(だーから、名前なんかつけるもんじゃないって)

 

本日の「いいね!」


ロボットは文章を読めない では子どもたちは「読めて」いるのか?

はい、じーっくり読みましょう。

 

おまけ 

Angels in Heaven - Chris Rodrigues & the Spoon Lady

スプーンねえさんが、いいね。

 

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りこちゃん

2017-09-27 23:06:07 | 日々

デジタルカメラの「りこちゃん」(本名 RICHO CX6)が壊れました。
このところ、バッテリーがもたなくなったり、ちょいちょい不具合があったのですが、とうとう写真を撮ることができなくなってしまいました。
電源は入るけど、どこにもピントが合わず、ぼーっとしているだけ。
シャッターは切れたり、切れなかったり。
ぼーっとした画像の切れ端みたいなものが保存されたり、されなかったり。
5年と…10か月くらいかな。よく使いました。
水玉写真のストックだけで何百枚もあると思う。
こんなカメラは、もうないかな。
残念だ。

というわけで、本日は水玉特集です。
在庫から、ランダムにチョイス。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

りこちゃん、一緒に遊んでくれて、ありがとう。

(しかし、カメラに名前なんかつけるもんじゃないですね。
情が移るというのか…壊れても捨てにくい感じで…)

 

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金木犀など・つづき

2017-09-24 23:42:18 | 日々

もうすっかり開いた。

 

水玉つき!

キンモクセイは中国原産で、江戸時代に渡来したのが雄株だけだったので、日本のキンモクセイはすべて雄株である。したがって花が咲いても種子はできない。
…という説明をよく見かけるけれど、これが前から気になっていた。
中国は近いんだし、雌株が象みたいに大きいとかものすごく凶暴とかなら別として、ふつうの苗木なら運ぶのはそんなに難しくない。
江戸時代以降、現在に至るまで、誰も、一度も、一本も持ってこないというのは、なんとなく変ではないだろうか。

どうも納得いかず、あれこれ調べていたら、そもそもキンモクセイは中国から渡来したのではなく、日本に自生するモクセイ属の変種である…という説を見つけた。
ソメイヨシノと同じで、突然変異によるものだから種子ができず、挿し木や接ぎ木で増やすしかない。
だとすれば、日本じゅうのキンモクセイはすべてクローンということになり、元が雄株ならクローンも雄株ばかりになるわけだ。
江戸時代の植木屋が、唐渡りというふれこみで売り出したのが広まった、とか、ありそうな話ではある。

また別のところでは、「雌雄異株の場合、一般的に雄株のほうが花が多いからではないか」ということも書かれていた。
なるほど。キンモクセイを植える目的は「花」に決まっているから、花つきの良い雄株だけ持ってきた、という理由なら、それなりに納得できるような…できないような…。
誰かDNAを調べるとか何とかして、この疑問をすっきり解決していただけないでしょうか。

秋の花。ツリフネソウ。

 

カラスノゴマ。

 

ツーショット。オトコエシとミズヒキ。

 

オシロイバナとヒガンバナ。

 

アサガオさんと穴あきバケツさん(笑 

 

これは2週間ほど前。家の前。
遠景を撮ってワイヤーメッシュとか雑多な人工物が写らないのはここだけ。
二歩下がるともうだめ。

 

本日のクレ。

秋なので、ちょっと「きりっ」としてみた。 

 

あるときは木登り小僧。

 

またあるときは崖のぼり小僧。

 

本日の「いいね!」

"Shape of You" Walk off the Earth (Ed Sheeran Cover)

元歌は知らないけど、この人たちすごく楽しそう。
うしろで遊んでる子が可愛い。

 

おまけ

ねこじゃすり

クラウドファンディングで300%超えを初めて見た!
(マイナーなのしか見てないということですね)
うちの猫どもは洋服ブラシでも軍手(滑り止め付き)でも喜んでますが。

 

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金木犀など

2017-09-22 16:17:16 | 日々

つぼみがまだ開かないうちから香りはじめる。
今年の金木犀は9月21日の午後から。

 

ユーパトリウム・チョコラータ。
こういう葉色なら雑草と間違えて抜くこともないだろうと(笑)
ためしに4株植えてみたら大きく育ち、豪華な眺め。
西洋フジバカマは、日本のフジバカマのような香りはないことがわかった。


ツーショット。日日草と朝顔。

 

ブルーサルビアとルコウソウ。


ブルーサルビアと朝顔。
つまり何にでも蔓植物がついてくるバリューセット。

 

ピーマンの花のような顔をして澄まして咲いてるけど、違うよね?

 

ヌスビトハギは、くっつく実になった。

 

「今年は、あたしたち出番がなかったじゃない」
「ぷんぷんだわー」
「ぷんぷんのぷんよ」

 

本日の鳩さん

心配だった足もずいぶんしっかりしてきました。

 

羽のお手入れに余念がない。

 

本日のおやつ

うめさんの梅干しプリン。
梅干し?
味が想像つきません。どきどき。

 

本日の「いいね!」


NIPPON COLORS

「からくれない」ってこういう色だとは知らなかった!
(右側にあるMUNSELLボタンをONにしても楽しいですよ)

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2017-09-19 23:29:59 | 日々

 

真鈴さんが興味津々で見つめる先には…

 

鳩さん?!

10日あまり前に、Mが町で拾ってきた鳩の子。
最初はぐったりしていて、ほとんど目も開かず、片足が折れているのかぶらぶらの状態で、色もドバトだかキジバトだかはっきりしないくらいだった。
こりゃだめかなーと思いながらも、強制給餌をしていたら、だんだん元気になり、日に日に羽ものびてきた。
発見したとき、車道の脇にころがっていたというので、巣立ってまもない雛が飛んでいて車にぶつかったのかと思っていたら、どうもそうではないらしい。
調べたら、ドバトは孵化してから巣立つまでに平均35日ほどかかるそうだ。
ネットで雛の画像を見てみると、この子を拾ったとき(9月8日)の羽毛の様子は15~20日齢くらいに見える。
ということは、巣立ち雛ではなく、飛べないうちに巣から落ちた、ということですね。
ドバトのご先祖は乾燥地帯の岩山のような環境に住んでいたので、巣は樹木ではなく、崖の穴のような「高くて屋根があって平らな場所」に作る。
ごちゃごちゃと物が置いてあるマンションのベランダの隅っこなどは、絶好の「崖の穴」に見えるらしい。
しかし、発見場所の真上にそれらしき建造物等はなく、どこから落ちてきたのかは、謎のまま。


頭にうぶ毛が残っていて、顔つきはまだまだ雛っぽいけれど、羽はもうかなり立派。羽づくろいも一人前。
ケージから出すと、さかんに大きなはばたきを繰り返す。
きょうは一瞬5センチくらい浮いたり、ホーヴァークラフトみたいに床すれすれを滑空したりしていた。
初めのうちは立てなかったけれど、いまは動かないほうの足を杖がわりにバランスをとって直立できるし、トテン、トテンとゆっくり歩くこともできる。
じつはそこのところがいちばん心配だった。
ハトの主食は穀類や草の種なので、ハトはいつも地面をせわしなく歩き回って餌を探している。
歩けなかったら、自分で餌をとることもできないから、一生うちでお世話するしかないだろうなあ…と思っていた。
猫が入れない唯一の場所はMのアトリエなので、飼うならここしかないけれど、水張りしたばかりの真っ白い画用紙がそこらじゅうに置いてあったり、貴重な標本や資料もあったりするから、自由に飛び回ってもらうというわけにはいかないし。
餌はもう自分でついばむことを覚えたから、しっかり飛べて、なんとか歩けるようなら、野生に戻せる(市街地に住んでいてもドバトは「野鳥」なので!)かもしれない。
ふつうなら、早ければ今週末、遅くても今月末には「巣立って」いるはずの雛。
しかし、飛ぶ姿を見せて巣立ちを促す親鳥が、ここにはいない。
そして、飛べない人間の仮親に、この子はすっかり馴れてしまった様子で「ピーピー」と甘え声を出しているのです。
さてさて、このあと、どうなりますか。

 

 

赤い彼岸花と、

 

白い彼岸花。

彼岸花を摘んではいけないと言われた。
持って帰ると家が火事になる、とか。
わたしは迷信を信じるほうではないけれど、迷信そのものは嫌いではない。
もともとは、有毒植物だから危ない、ということなのだろう。
食べなければ大丈夫、と摘んだ本人は思っていても、持ち帰れば幼い弟妹が口にするかもしれない。
火事になる、と言えば、真っ赤な花火のような花のイメージとも重なり、心理的により強い禁忌となる。
そんなふうに考えると、どんな迷信にも非科学的だといって否定しきれないものがあり、興味は尽きない。
白花のほうは、火事になると言っても説得力が薄そうだけど、彼岸花は彼岸花。
このあいだ、柵の外の、ほっとくとぜったい鹿が食ってしまうに違いない花を1本だけ切ってきたけれど、やっぱりちょっとどきどきしました。



ミズヒキに水玉。

 



トレニアに水玉。 

 

本日の「いいね!」

Tuscany Italy

旅先で偶然こんなのに出会えたら素敵だろうな。
終わりのほうに出てくる人たちが、突然タイムスリップしたようで、びっくり。
(コメントから察するに、トスカーナ地方は競走馬の産地で、このいでたちは何かのフェスティバルに行くところか帰るところ?)


もうひとつ、これは「いいね」という類のものではありませんが…

日本の学校から「いじめ」が絶対なくならないシンプルな理由

少し極端な例もあげられているけれど、基本的にこれは真実だと思う。
学校に居づらいと感じている子は読むといいかもしれない。
居づらくて当然だ、ということがわかるだけでも、いくらか救われるんじゃないかと思うので。

 

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本日のきのこ・その2

2017-09-17 22:14:20 | 日々

そうそう、きのこは、こうでなくちゃ。
(食べません。見るだけ)


ひらいたばかりの銀色の傘がきれいで、うっとりする。

 

古い杉材が朽ちてほとんど土になりかけたような場所。
遠目にはちょっと椎茸っぽくも見える色と大きさ。
椎茸だったら軸は白いし、地面に生えることはない。

 

やあやあ、また会えたね。
(毒だよね?)

 

草刈り中にみつけたナンバンギセル。
気をつけて見回すと、1メートル以内に5本あった。
去年出た場所に今年も出るとは限らないのが、きのこと似ている。
ススキなどの根に寄生する植物だから、適当な宿主のないところには生えない。
かといって、どこにでもススキを茂らせておくわけにはいかないのが、悩ましいところ。
小さめのイネ科の植物と寄せ植えで盆栽のようにしたものを売っているそうだ。
こういう不思議植物、育てるのはさぞ難しいのでは…と思ったら、意外とそうでもなく、宿主さえ育てていればいいんだそうで、なるほど。
(しかし、ススキを鉢に植えて水やったり肥料やったりという発想が出てこないよね、ふつうは)

銀杏ではない、エゴノキの実。

 

猪はついに柵のセキュリティーホールを探し当てたらしい。
「栗の拾い放題」はあっけなく終了となりました。
でも、いいや、今年はいっぱい拾ったから!
と言いながら、見つければ1個2個と拾ってしまう閑猫。
猪はいくら大食いでも、おなかいっぱい食べてしまえばそれ以上は食べられない。
人間は「保存する」ということを知った途端に欲張りになったのだな。

はい、本日の収穫、4個。

 

ハナショウブがいつのまにか実になっていた。
3つにわかれた仕切りの中に、たくさんの種がきっちり積み重なって入っている。
シードポッドはよくできたパッケージだ。

 花はこういうのです。

種をまいて育てると原種に戻ってしまうので、増やすなら株分けで増やすようにと、園芸書には書いてある。
わたしは原種のほうが好きだな。
(だけど、なんとなく以前より色が白っぽく地味になった気がするのは、すでに「原種に戻ってる」のでしょうか?)

 

本日のにゃんこ

旅のおみやげいただきました。ありがとうございます~♪

 

本日の「いいね!」


「夕飯何食べたい?」が持つ理不尽さと、ベストな返答の考察

正解がない地雷の質問…素晴らしい(笑

 

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本日のきのこ

2017-09-15 17:58:47 | 日々

今年の牡丹は良い牡丹…ではない、今年のきのこは、いまいちです。
なにしろ「大物」が全然出てこない。ちっちゃいのばっかり。
まだこれからなのかなあ。

みーつけた、と思ったら、すでに占拠されていた。

 

肉厚で大きいけど不味そうな奴。

 

ここには直径1メートルくらいの蟻の巣があって、3秒以上立ち止まると大きな黒い蟻がわ~っとのぼってくるので大変。

 

あ、ちょっと可愛く撮れたかな。

 

そして、本日のきなこ(笑)

「お天気だからお外で遊んどいで」と言われたのですが、

 

お外は落ち着かないので、

 

あのー、もう帰ってもいいでしょうか。

 

 

 

 

きなちゃんって、小さい頃のわたしにそっくり。
わたしもすぐおうちに帰っちゃう子でした。
窓から外を見ているのがいちばん好きだったな。

本日の「いいね!」

木への手紙

メルボルン市は2013年に、市街地の主要な木のIDナンバーとメールアドレスを公開しました。
目的は、市民から「枯れ枝が落ちそうで危ないよ」といった情報を提供してもらうため、だったのですが…
やがて、お気に入りの木に宛てた感謝の言葉やラブレター、市民だけでなく旅行者や海外からのメッセージも続々と届き始めたそうです。

 

もうひとつ

扇田克也 HOUSE

シーグラスのような…錦玉糖のような…なぜか心ひかれる質感とかたち。

 

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ツーショット

2017-09-12 22:26:00 | 日々

ツユクサとゲンノショウコ。
つゆ子ちゃんと、しょう子ちゃん。

 

交差点。
ピンクのヌスビトハギと、赤のミズヒキ。

 

…インターチェンジ?

 

ブルーサルビア+ルコウソウの葉。

 

ニチニチソウ+コスモスの葉。

 

切らなかったアジサイは、こんなきれいな色になった。
毎年、期待して残しても、早々に枯れ落ちてしまうこともあり、なかなか思うようにはいかない。

 

早生の栗。初物。

今年はMががんばって周辺の鹿除け柵を拡張中で、それでもどこからか鹿はしつこく入ってくるんだけれど、猪が入らなくなったようで、栗が拾い放題だ。
25年くらい前まではこうだった。大きなバケツを持って拾いに行っていた。
その後、猪の取り分がどんどん増えていき、ここ数年は、お余りを拾わせていただくという感じ、バケツの出番はなく、ポケット2つで間に合うくらいになっていた。
それが今年は、ざるで1キロ2キロと拾えるのです。
独り占めは、嬉しいというよりなんとなく後ろめたい。
久しぶりにまとまった量の栗を煮た。
裏ごしはせず、つぶつぶを残して練り上げ、ブランデーとバニラエッセンスをほんのちょっと。
これはアイスクリームと合わせると「モンブランもどき」でたいそう美味しいんだけど、さすがにもうわざわざアイスを買ってくるほどの気力はないので(笑)ふつうに朝のトーストにぺたぺた塗って食べております。

 

本日のにゃんズ。

朝のくつろぎタイムに3匹そろった。

 

逆から見たところ。微妙な距離のとりかた。

 

本日の「いいね!」


永山裕子 水彩画展 「水を食む。」

この方の水彩画が大好きなのですが、絵の雰囲気からは想像もつかないエッセイがまた面白くて面白くて…!

 

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白露

2017-09-10 15:26:45 | 日々

新刊のお知らせが重なり、しばらくばたばたしておりましたが、またしばらくは通常営業の閑猫堂です。

 

季節は秋へと移っていく。
朝のひんやりしっとりした空気がうれしい。
いまが盛りの朝顔。

 

キバナコスモス。
ピンクのコスモスはまだ咲き出す気配がない。

 

朝晩気温が下がると、水玉の輪郭がくっきりする。

 

イヌビワの実は、ビー玉大のミニいちじくで、熟すと黒くなる。
高いので届かないけど、たぶん甘いのだろう、スズメバチがよく来ている。
スズメバチ、今年は多いらしい。
近隣の養蜂場では、毎日駆除しても追いつかず、ミツバチたちが怯えて蜜を集めに出られない状態になっているとか。
蜂が多ければ刺される人も多いということになるので、気をつけねば。

 

鹿の食わぬもの・その1

何でしょうか、この木は。
とくに変わった匂い等は感じられないけれど、背が低いのにこれだけ葉っぱが青々としているということは、鹿が避ける理由が何かあるはず。

花が咲くか実がなるかしてくれないと、葉っぱだけでは、なかなかわからないですよ。


鹿の食わぬもの・その2

マツカゼソウ。
毒もトゲもないが、この青白いなよなよした感じが食欲をそそらないのは、わかる気がする。
残していただいても、こちらとして特にありがたいものではないけれど。
水辺の日陰に群生しているとなかなか幻想的。

 

隠れている野良かぼちゃ発見!
まだ大きめのトマトくらいの大きさ。

 

 

 

この夏うまれたちびちび金魚は、早くも金魚すくいサイズに育った。
赤黒ぶちの子が2尾ほど混じっている。
大きくなったらどんな模様になるのかな。
一方、先日またメダカサイズのちびさんを複数目撃した。
二期生が孵化したらしい。
年長組と年少組は、混じることなく、それぞれ離れてかたまっている。
泳ぎ回れる広さ(深さも?)と酸素と餌が十分にあれば、金魚は大きくなるそうだ。

金魚に餌をやると、金魚より先にアメンボがいそいそと集まってくる。
水面に浮く餌を一粒ずつくわえて(肢で抱えて、かな?)、仲間に横取りされないように、急いで後ろを向く。
大きいのも小さいのもみんなそうやっている。
英名を Water strider とか、Pond skater とかいうそうで、和名の「飴ん棒」よりずっとわかりやすい。
わたしは長いこと「雨んぼ」だと思っていた。
水面のあちらこちらで、つい、つい、と動く様子は、池のおもてにぽつぽつと雨が降ってきた、ように、見えなくもないでしょう?

 

本日のおやつ

のらやの焼き菓子。
大きいので、猫というより、熊の手みたいな…(笑)

 

本日のゲスト

来てますねえ、ジャッキー。

こういうヤマネコっぽいキジトラ模様は、猫の原種にいちばん近いんだとか。
江戸時代の絵など見ると、白、ぶち、三毛、短尾が多く描かれているので、そういうのが本来の和猫みたいに見えるけれど、人間に飼われ始めた最初の頃の猫は、みんな迷彩柄のキジトラだったようです。 
とはいえ、何百年もの間にすっかり家畜化したので、今やキジトラだからって野性的とは言えないけれど。

「イメージが大切なんだぜ」

って、コラ、よそんちのベランダで威張るんじゃないよ。
まあ、しょせん猫は猫なので、こわもてジャッキーも、自宅ではゴロニャンしているかもしれず。


本日の「いいね!」


Life 2.0 TRAVEL 未来履歴書

「あなたに合う仕事は…」ということで、
アクセサリーブランドスタッフ
ブックセレクター
髪結い師
図案家
焼酎職人
アンティーク雑貨店店員
陶芸家
仏壇塗師
…をおすすめされた閑猫。
「特にあなたに合う仕事は…」
眼鏡職人
だそうです。
いいかも。

 

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「ぜんまいじかけのトリュフ」

2017-09-08 22:30:49 | お知らせ(新刊)

新刊絵本です。
『ぜんまいじかけのトリュフ
 エピソード1 トリュフがトリュフになったわけ』
(長いタイトルだ…)

これは何かというと、

あれ?

 

あららら…?

 

というわけで、「ぬいぐるみが絵本になった」のですよ。

もともと「ぜんまいじかけのトリュフ」はカミオジャパンさんというファンシーグッズの会社のキャラクターのひとつ。
数年前から文房具やぬいぐるみなどが販売されており、今回はじめて絵本化の企画ということで、お手伝いさせていただきました。
絵は、この会社でトリュフを担当するイラストレーターの「あゆみ」さんです。

グッズ開発の過程で、この世界の設定はすでに出来上がっていて、舞台となる玩具店「カトルカール」の見取り図から、登場するおもちゃたち動物たちの名前や性格、エピソードのアウトラインまで用意されており、それをこちらで場面割りして文章化する…というおしごと。
こういうのは初めてなので、できるのかなあ?と思いましたが、やってみたら楽しかったです。
わたし自身は、何か書くときに「設定から入る」タイプではないですから、「へえ~、こうやるんだ」と興味深い点もいろいろ(笑)

トリュフくんは、濃淡カラーに目立つステッチ、それと背中の大きな「ねじ」がトレードマークで、どうしてねじがついてるのか、ということは、

この絵本を読めばわかります。
(ちなみに、トリュフの名は、キノコじゃなくてチョコのほう)

 

てのひらサイズのマスコットにも、ちゃんとねじついてるよ。

 

ねじ巻くと空飛ぶ!
というのは嘘だけど。

いちばん大きい子は高さ約30センチ。
この毛皮(というか生地?)は、とっても手触りが良いですよ。
どこかで出会えたら、ラッキー。

ぜんまいじかけのトリュフ
エピソード1 トリュフがトリュフになったわけ
原案・絵/あゆみ 文/竹下文子
デジタルパブリッシングサービス 2017年9月 

 

<おまけ>

6月の「謎のおでかけ」で東京ビッグサイトに行った用事は、じつはこれでした。

カミオジャパンさんのブース。
このときまだ絵本はできてなかったのですが、カバー見本だけ、ちらっと。

そして、着ぐるみトリュフ!

 

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