地面の草の上にふわりと落ちていた。
まだ落ちて間もないように新しかった。
こういうものを見つけるのは奇跡に近い偶然。
とてもうれしい。
かすかにグレイがかった白で、先がレモン色。
長さは3センチ足らず。
何の鳥だろう。
Mに資料棚にある羽図鑑を調べてもらう。
キセキレイ。カワラヒワ。アオジ。
このあたりで見かける鳥のうち、黄色いところのある鳥を
つぎつぎあたってみるが、どれも違う。
形からみて翼ではなく胸のあたりの羽?
それが3センチあるということは・・もう少し大きい鳥?
図鑑では、アオバトという鳥の羽が非常に似ている。
見たことのない鳥だけれど、いないとは言い切れない。
いるのかな。
アオバトという鳥は、生きている姿はなかなか見られないのに、
羽はなぜかよく見つかる・・と、この図鑑には書いてある。
ちなみに、アオバトの「アオ」もブルーではなく
オリーブグリーンから黄緑、そして胸は黄色い。
リュウノウギク。
白花の野菊の一種。
玄関前の芝とススキの斜面に、1株だけひっそり生えて、
25年間、増えもしなければ減りもしないでいた。
垂直に近い崖の石のわずかな隙間の土に根をおろしている。
こんなので大丈夫なのかと思うような細い細い茎だ。
毎年、地味な白い花をさがしては、ああいたね、
よしよし、と無事なことを確認していた。
野草は採ってこないで、自生する場所で観賞するのが基本だが、
この夏、大雨のあとに、根ごと抜けて下に落ちてしまっていたので、
緊急保護した。
平地では他の植物に負けて、生きのびるのはむずかしいと思う。
どこかに引越しさせようと見回しても、猪が掘り返さない場所で、
鹿に食われない場所で、草刈りのとき間違って刈られない場所が
思いつかなかったので、とりあえず、庭に仮植えしておいた。
環境がかなり違うので駄目かなと思っていたら、
いったん葉が枯れたあとから新芽が出て、小さいながら花もついた。
平らな地面に植えても、直立せず、枝分れして下へ横へと伸びたがる。
あまり花壇向きの植物とはいえない。
さし芽でふやして、あらたな永住の地をみつけてあげましょう。
本日のにゃんこ・・
じゃなくて、わんこ!
(ですが、閑猫式分類ではネコ科に入る・・笑)
ミニチュアちりめん細工。
鎌倉のおみやげにいただきました。
ありがとうございます~♪