閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

やまねこ

2018-04-30 23:28:53 | 日々

猫連れて(というか、勝手についてきた)お山の散歩。
これは4月初旬の写真なので、まだ緑が少ない。
タイミングがずれたけど、のせてしまおう。
いまはもっとわさわさしています。

ここはいつも尾根から鹿が下りてくる場所。
地表がひどく荒れていて、ずるずる滑って歩きづらい。
クレは、途中までひとりで上ってから、わたしがもたついているのを見て「なんだ、しょうがないなァ」という顔で下りてきて、迂回コースに付き合ってくれる。

 

こっちもあんまり歩きやすくはないけどね。

 

このへんでちょっと休憩する?

 

あ、さんちゃんも来た。

 

外ではつかず離れずのこの2匹。

 

こっちだよ。

 

ミニミニ松林。
何十本も生えた中の1本だけが大きくなるんだと思う。

 

てっぺんの木の下は瞑想するのに良いらしい。

 

よし、帰るぞ。

と、さんちゃんが先に下り、次にわたしが(大いに道に迷いながら)帰り、クレは残ってしばらく遊んでいました。

 

本日の「いいね!」 

ベーカー街221Bのドア

いいけど…やっぱり、ドアだけじゃあなあ…

(kiraraさん情報ありがとうございます!
ちなみに「シャーロック」で閑猫の一番好きなキャラは「ハドソン夫人」) 

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柳絮

2018-04-27 22:10:55 | 日々

柳の花が、白いほわほわの綿毛になっていた。
これが生えている崖の手前の柵が撤去されたので、手に取れるほど近くで見ることができる。

柳の綿毛を柳絮(りゅうじょ)と呼ぶことは、ずいぶん前から知っていたが、一度も実物を見たことがなかった。
よく通る道沿いなのだが、これまで見えなかっただけだろうか、それとも今年初めて花が咲いたのだろうか。
「名前は知っているけど見たことがないもの」はとても多い。
「見たことがあるけど名前を知らないもの」よりはるかに多いだろう。
つくづくわたしは言葉の世界の住人なんだなあと思う。
白いほわほわが風に飛ぶところもぜひ見たい。

 

この子は居ついてくれたかな。春にも秋にも咲く姫小菊@はるでぃん。良い色だ。
(原産地はオーストラリアだそうです。耐寒性は実証ずみ。夏越しは、どうでしょうか)
昨年買った昼咲月見草とブルーサルビアも、雲南月光花もユーパトリウムもヒヨドリバナも、みんな元気に葉っぱがのびてきた。よしよし。 

 

いま池の囲い(アオサギ対策)をはずしてあるので、とてもきれいに写る。
赤いのも白いのもぜんぶ金魚。三世代います。
白はオス、あとは不明。

 

本日のクレコマ。

写真うつりが良いので、ついついこの2匹の組み合わせになっちゃいます。

 

しかし、動きが速くて…

 

うまく写らないのが問題なのだ。

 

ちょっと止まれ。

 

ふつーの猫の遊びもしてみましょう。ほれほれ。

 

ぱふっ!

 

オマケ。

コマ吉の…

 

あくび。

コマは相変わらず鳴かない。
おねだりをするとき、本人はいっしょうけんめい口を開けて鳴いてるらしいが、がんばっても「ひ…」とか「や…」とか、かすかな音しか出ていない。
「サイレント鳴き」でもゴハンもらえているので、特に不自由はないみたいだけど、ほっといてもいつかはちゃんと鳴けるようになるのでしょうか。
そういえば、「うあいっ!」というユニークな鳴き方をしていたきなちゃんは、家の中で道に迷うことがなくなったからか、最近はおねだりの「にゃー」だけになってしまった。
現在うちじゅうでいちばん「口数が多い」のは真鈴だけど、スリちゃんの声が真鈴にそっくりで、ますますまぎらわしいったらない。

 

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都忘れなど

2018-04-24 23:50:09 | 日々

今年は桜から始まって、どの花も例年より1週間か2週間早いような気がする。
もうホオノキの花も咲き始めているし、フキもじゅうぶん摘めるくらいになっている。
タケノコとフキと油揚げの炊き込みご飯。
味噌汁にはミツバの開きかけの新芽を刻んで。
畑から持ち帰ってすぐ茹でたスナップえんどうは、一番の春のごちそう。

 

イブキジャコウソウ。
無精者の花壇にはうってつけの植物で、ちょっとぐらい日陰でもきげんよくしているし、勝手にふえてくださるし、もうこればっかりにしようかなっと(笑)。

 

ひなげし畑のコマ吉は…

 

花に来る蜂さんが気になるようで…

 



拝み取りッ!
(「おがみどり」が、どうしても「尾が緑」に変換されるんですけど…コマの尻尾は緑じゃないよ)

 

 

コデマリ。きれいな時期が短い。

 

そして月も。 

 

にょきっとな。

 

そうだ!
せっかくだから春の絵本の宣伝をしておきましょう。
お弁当もって遊びに行こう。

こねこのえんそく はるののはら
竹下文子・文
さこ ももみ・絵
ハッピーオウル社 2015年

 

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ひかげ・その2

2018-04-23 23:07:15 | 日々

土用生まれで皮の薄いコマちゃんは、寒さだけでなく暑さにも弱いのかな。

あつあつ、ひかげひかげ~。

 

ぺたっ。

無理して出てこなくてもいいのに、どうしてもついてきちゃうコマティキです。

 

ぺたっ。

 

ばっちりひかげ。

 

木洩れ日。

 

ひかげ!

 

上はクレ兄ちゃん。

 

そして、おうち帰れば…

 

こんなんなって寝ておりまする。

 

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ひかげ・その1

2018-04-23 22:44:13 | 日々

暑い日のコマ吉。

ひかげ!

 

ひかげ!

 

これも?

 

砂のとこ。

 

コンクリのとこ。

 

タイルはひんやりだ。

 

苔プラス竹の葉。

(つづく)

 

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ひなげし・青い実

2018-04-22 21:04:07 | 日々

ナガミヒナゲシ。

 

畑にいっぱい。

 

 

 

プラムの青い実。

 

梅の実。ことしも梅シロップつくりましょう。

 

桑の実。

 

山桜にたくさん実がついている。
庭のソメイヨシノにも実がついているが、これをまいて育てても決してソメイヨシノにはならないそうだ。
もしかしたら新品種ができるかもしれないけど…大きくなって花が咲くまで待てるほど気が長くないので(笑)。
数年前から育てている千島桜の実生苗も、はたして千島桜になるのかどうか。
まあ生きているうちにひとつでもふたつでも花を見ることができたらバンザイですね。

 

庭のエビネも咲きそろいました。

 

花のむこうにいるのは…

 

さんちゃんだね。
夏には猫用の「納涼床」になるアトリエの外廊下。 

 

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ジャッキーとコマ

2018-04-21 16:58:07 | 日々

夕方、2階のベランダからふと下を見たら、とことこ歩いているのは、

 

ジャッキー。
ふだんは暗いところで座っている姿しか見ないけど、全体像はこんな猫。
(設定を間違えたコンパクトカメラで、かなり遠くから撮ったため、画像不鮮明ですが…)

 

「ジャッキー・タン」の名の由来は、この中途半端に短い尻尾。

 

おやあ? 道の真ん中でくつろいでしまったぞ。

 

と、そこへ…

 

見るからに無防備なコマ吉がするするとやってきて…

 

あいさつ!

 

えー、きみたち、ずいぶん仲良しじゃないか。

 

コマがちょっとふざけても…

 

ジャッキー、泰然自若としております。

 

コマちゃん、くるくるまとわりついて…

 

背中なめてあげたり。しばらくすると、

 

やおら立ち上がったジャッキー。

 

ゆっくり歩き出すと、コマも三歩あとからついていく。
なんかボスと秘書みたいな感じ。

このあとどこへ行ったかわからなくなりましたが、暗くなるころにコマが帰ってきて、ジャッキーはベランダの定位置に座っていました。
猫っていうのは、基本的に群れをつくらず、親子以外は単独で暮らす動物ですが、よその猫と「縄張り争い」以外の「お友だちづきあい」みたいなものが、まったくないわけではないらしい。
明るい時間帯によそ猫を観察できることは少ないので、これはなかなか貴重な例ですね。
好奇心イッパイで人見知りをしないコマ吉は、ニュートラルで未成年だから、ジャッキーとしても縄張り争いの対象外ということで、このフシギな友好関係が成り立っているのでしょう。
いまのうちだけ、かな。

 

本日の「いいね!」

Dance in Trinidad: Moko Jumbie On 9-Foot Stilts

トリニダッド・トバゴの竹馬ダンサー。
高いところから村を見下ろして守ってくれる神様の姿をあらわしているとか。

 

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幼稚園のころ

2018-04-21 14:16:36 | お知らせ(いろいろ)

童心社の小冊子「母のひろば」に短文ひとつ書かせていただきました。

日ごろ閑猫堂ではいろんなことを書き散らしておりますが、まじめにエッセイを書くということはめったにないもので、これくらいかなあと文字カウントを見たら3倍くらいの長さになっているのに気づき、縮めるのが大変で…(笑)
イラストはMの描いたキジの羽根。本文の内容とは関係ありません。

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ハルジオンなど

2018-04-19 17:41:43 | 日々

春は早めに、姫はごゆっくり。
ということで、これは春ちゃん。
「ぐー」のつぼみが可愛い。

 

 

 

トウカイタンポポ(たぶん)。

 

横顔すっきり。

 

家の周囲に2か所ある群生地のひとつ。

 

スイバの花がきらきら。

 

花…かな、実かな。

 

アケビの花。これはミツバアケビ。
大きい2つが雌花で、房になったのが雄花。

 

イズセンリョウ。
見慣れないものが生えたなあと思っていたら、もう高さ1メートルくらいになっている。

 

ちょっとアセビに似た花だが、アセビの仲間というわけではないし、センリョウの仲間でもない。
特徴といえば「鹿が食わない」の一言に尽きる。
(でも絶対食わないという保証はない。有毒といわれるエンジェルトランペットだって、ずっと手つかずだったのに、一昨年からは引きちぎって味見した痕跡があるので)
秋につく実は薄黄色で粒が小さく目立たない。
あっちこっちに生えているということは、鳥が食べて種子を落とすのかもしれない。

 

本日のゲスト

安定のジャッキー。
真正面から光をあててローアングルで撮ると、どんな猫でもふてぶてしい感じに写るものですが…

 

ちょっとした角度やタイミング次第で、やけにしおらしく見えるときもあり。
こないだ雨の晩に、まさかいないだろうとのぞいたら、隅っこにびしょぬれで座ってたもんですから、ついつい気の毒になって、ゴハンあげちゃったんですよね。

泣かんでもええ、泣かんでも!(笑)

間近で見ると、頭とか傷だらけで、かなり闘争的な生活をしている様子がうかがえ、あのしおらしさは何だったのか、やっぱりゴハンあげたのはまずかったなあと思う。
だけどもう毎晩きっちり期待顔で待ってらっしゃるので、あげないわけにはいかない。
まんまと猫の罠にはまってしまいました。
この子はスリちゃんと違って、お皿をカラッポにせず、数粒残すのが癖らしい。
ゴチソウサマかな?と思ってお皿をさげると、まだじーっと待っているので、おかわりをあげると、食べてまた数粒残す。
それほどおなかすいてるというわけでもないのか。
わかりにくいぞ、ジャッキー。

ちょっと絵画調にしてみた。

わからないといえば、コマ吉もわからない。
するするとベランダに出て、ジャッキーのそばへ平気で寄っていき、くんくんにおいをかいだりして、妙に親しげな様子。
きなちゃんと間違えてるんじゃないよね?

 

本日の「いいね!」

マイケル・ジャクソン スーダラ節

ファンの方ごめんなさい。だけど面白すぎるわ、これ。

 

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釣鐘と半鐘

2018-04-17 10:01:54 | 日々

毎年この時期だけ、この場所だけが「なんちゃってイングリッシュガーデン」になる。
(実際に見れば驚くほど狭いです)
 

 

 

あんまり世話をすると葉っぱばかりたくましくなってしまう。
ほったらかしがちょうどよい感じ。

日本名は「釣鐘水仙」になるけれど、日本でいう「鐘」のイメージと西洋のそれとではだいぶ違う気がする。
「ごお~~~ん」と柔らかく余韻を長く引く日本の鐘。
がらんがらんとにぎやかに鳴る西洋のベル。
大きさや重量の違いだけではなさそうだ。
たとえばロンドン名物のビッグ・ベンなんか、相当にどっしりしていそうだけれど、音色は「があぁぁぁん」と大鍋でも叩いたように聞こえる。
そもそも鐘の音に何を求めるかが根本的に違うのだろう。

 

野生のシロバナハンショウヅル。
以前は川向こうにあったのが絶えてしまい、残念に思っていたら、今年は知らないうちにこちら側のフェンスにからんで咲いていた。
完全に開く前の花は、ごく薄い和紙でできた風船のようで、ぷらぷらと下がって咲くのが可愛らしい。
ハンショウヅル(小さい赤紫の花が咲く)やボタンヅル(白い小花がたくさんまとまって咲く)の葉と似ているので、花が咲くまでなかなか見分けられない。
だいたいつる植物を管理するのは難しいけれど、同属のセンニンソウが憎たらしいほど丈夫なのに比べ、この子はとてもおとなしく、巻きつく力も弱いので、「えーと、どこにつかまろうかな」と迷っているうちに、遠慮のないアケビやスイカズラにどんどん場所をとられてしまっている。

 

西洋の鐘は、日本でいうと「釣鐘」よりも「半鐘」のほうに近いのかもしれない。
そういえば、揺らして鳴らすか、外から叩いて鳴らすか、という違いもある。
弥生時代の銅鐸は、長いあいだ用途が不明とされてきた。鐘のようだが鐘ではない、と。
わたしはそれがすごーく不満で…祭祀に使ったというならなおのこと、わざわざこの素材でこの形に作っておいて、ここぞというときに音を出さないなんてありえないでしょう、と思っていたところ、近年の研究で、中に舌(ぜつ)という棒を吊り下げた痕跡がみつかったという。つまり揺らして鳴らす、西洋の鐘と同じだ。
しかし、銅鐸の遺伝子はなぜかそこでぱったり途絶えてしまった。
お寺の釣鐘や半鐘は、どれも舌を持たない、外側から「撞く」あるいは「打つ」ように作られた鐘だ。発想が違う。おそらく先祖が別なのだろう。
なんとなく恐竜の絶滅の話のように謎めいている。

いや、本当は絶滅したわけではなく、形を変えて今もちゃんとあるのだ。恐竜が鳥になったみたいに。
銅鐸は、そののちに小さく小さくなり、やがて二種類に分かれ、一方は軒にぶらさがって風鈴と呼ばれるようになり、もう一方は口を閉じて鈴と呼ばれるようになったのよ、ね?
(…というのは何の根拠もない閑猫説なので、むやみに信じないでください)
 
 
 
ナルコユリか、アマドコロ。どっちか。(もう覚えるのをあきらめた!)
「鐘」「半鐘」ときて「鈴」…じゃなくて「鳴子」です。
すうっと長い茎の下側に等間隔で2こずつぶら下がる花を、鳴子に見立てた昔の人のセンスが素晴らしい。
この花が咲く頃には、谷にオオルリのさえずりが響くようになる。
 
 
本日の「いいね!」
 

銚子沖に海底醤油田

朗報ですよね。「銚子沖」ってとこが妙にリアルだなあ(笑)

 
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