閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

ジョウビタキ

2014-11-04 21:26:53 | 日々


裏の窓にたびたびやってくるジョウビタキ。
(写真・・遠すぎですが・・)
オレンジと黒とグレイの配色はオス。
「ピッ! ピッ! カッカッ!」 と特徴のある鳴き方をする。
そして・・ 

 

いきなり網戸に!

 

 

 

そしてまた倉庫の屋根に。

ジョウビタキは渡り鳥で、日本には越冬のためにやってくる。
縄張り性が強く、他のジョウビタキを見ると追い払う性質がある。
天気や時間帯によって、この窓は鏡のようになるので、
うつった自分の姿をライバルと間違えて攻撃しにくるらしい。

 

有名なヒチコックの映画「鳥」で、カモメやカラスが
人を襲うシーンがあるけれど、実際に鳥が攻撃をするとき、
空中ではばたきながらくちばしでつつくのは無理だろうと思う。
ツバメのように飛びながら餌をキャッチする鳥はいるけれど、
ホヴァリング状態でものを「つつく」ことのできる鳥はあまりいない。
いない・・ですよね?
つつくには、まずどこかに止まって身体を安定させる必要がある。
そうしないと首に力が入らない(んじゃないかな?)
空中戦は、はばたきながら足を出して蹴り合う。
蹴り合いは、翼での叩き合いともいえるが、つつき合いにはならない。

蹴った瞬間の証拠写真を撮ってやろうと、しばらくねばってみたが、
これがそう簡単には撮れないのですよ。
どこかで「ピッ! ピッ!」と声がするなあと思っていると、
いきなり「ぱっ」と目の前の窓に来る。
あ!とシャッターを押すひまもなく、消える。
その間、1秒あるかないか。速いのなんのって。
(だいたい、このカメラはしばらく操作しないでいると自動的に
スリープ状態になってしまい、そこからの回復に2秒はかかるので!) 

動物写真を撮るコツは、一にも二にも「待つこと」だそうだ。
わたしは、こういうことには根気がない。すぐ飽きる。
魚釣りなんかも、すぐ飽きます。
動く相手を待つのは苦手だ。

というわけで、

動かないもの。台所の窓ガラス。
外側に、蹴った足跡がついている。
うちに来てこれをやるのは、ジョウビタキと、キセキレイ。
車のミラーなんかもよくやられる。

 

 

かわいい。

いや、本人(鳥)はテリトリー保守に必死なので、
カワイイなんていっては失礼かもしれないけど、カワイイので、
拭かないでとってあります。 

 

<追記>

さらに観察。
ジョウビタキは窓(=映った姿)を意図的に「蹴りに来た」のか。
それとも、突進したらぶつかりそうになったため、直前で
急制動をかけた結果、水泳のターンのように蹴ることになったのか。 
動作としては同じでも、動機の違いは大きな違いだ。
どっちでしょうかね。
(とにかく速いので、見てても一瞬で、よくわかんないです。
高画質の動画でスロー再生して見てみたい) 

ちなみに、ジョウビタキは、オスもメスもなわばりを持つけれど、
しつこくうちのガラスにアタックしてくるのはたいていオスで、
メスがやってるのはまだ見たことがない。

 

このつづきは→「ジョウビタキ・つづき」


 

動く相手でも、雲は飽きない。
空一面に、砂丘にできる風紋のような雲がひろがった。

 

 

風紋が崩れてマーブル模様になっていく。

 

 

みじかい夕焼け、そして・・

 



月が出た。

 

 

 

あ、こら、つまんで遊ぶな。

 

 

ケン玉にして遊ぶなってば。

 

 

本日の「いいね!」


鳥の巣ソファ

鳥の巣博士に「これ、どうですか」って見せたら
「お姉さんはついていないのか」と。
いや、このお姉さんの正体は、ホトトギスのヒナだから。絶対。

 

コメント
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