閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

2013年のおしごと

2013-12-31 15:09:37 | 日々

 

○出版したもの

絵本
『はなねこちゃん』(いしいつとむ/絵 小峰書店)
『でんしゃがきた』(鈴木まもる/絵 偕成社)

絵本(翻訳)
『ビリーのすてきなともだち』(ブランチ・ボウシンスキー/原作 山田花菜/絵 教育画劇)


○これからの予定

春に出る予定の絵本が1冊あります。
これから描いてもらう予定の絵本も1冊。
今年完成できなかった「読み物」はすべて来年以降に持ち越しです。

今年はなぜか途中で「妖怪」と「古典」にはまり、
寄り道、道草、面白い発見がたくさんありました。
来年もこのジャンルでもう少し遊んでみようかと思います。
遊んでいるうちに、調子もだいぶ戻ってきたので、
おしごとも、しっかり、しよう。(←決意表明?)

来年は「黒ねこサンゴロウ」発刊から20年という
「節目」の年でもあり、何かささやかに記念イベント的なことを
ひとつくらい、できたら、いいなと、妄想中。

この1年、ありがとうございました。
ひきつづき、おつきあいいただけましたら幸せです。
みなさま、よいお年を。

  

 

 

本日の「いいね!」

にゃんことハイタッチ! (動画)

うちの嬢さんは、目の前に手を出すと
迷わず「あぎっ!」と噛みつくんですが。

ほらねー。 

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水玉・実

2013-12-30 14:28:47 | 日々


この時期、まだ野山にはきれいな実が残っている。
雨あがりのお供はニコ。
すこしはピント合うようになってきた、かな。
でも、まだまだ、使いこなすにはほど遠い。
額にシワ寄せてがんばっていたら、Mが
「お。カメラマンのひとみたい」と言って通り過ぎた。

 

ノイバラの実。

 

 

ガマズミ。

 

 

ヒサカキ。

 

 

おっと! 二つ狙ったら片方落ちました。

 

 

スイカズラは常緑。
つる草、と思うけれど、分類としては「木」に入るらしい。
アケビも木。クズは草。

 

 

なんだっけ? マルバウツギ?

 

 

これはワイヤー君。

 

 

こちらはノイバラさん。

 

 

 

レモン。

 

 

シュウメイギクの綿毛の種。

 

Mはご近所に恒例の餅つきに出かけた。
わたしは、大根を切って干しながら、黒豆を火にかけながら、
昨日にひきつづきフルーツパウンドの2本目を焼きながら、
柚子の皮を冷凍し、実のほうはざく切りにして柚子ジャムをこしらえる。
冬至を過ぎると急に安くなる柚子は、ちびちび使っていると
途中でしなびてしまうので、まとめて処理したほうがあとで便利。
焚きつけの小枝は、逆に、まとめてしばると腰が痛くなるため、
晴れた日に2~3回分ずつ拾ってくることにした。

 

 

銀色のパラシュートはテイカカズラの種。
芝生に3つかたまって落ちていた。
よく見ると、絹糸のような毛が真ん中でしっかり手をつないでいる。
仲良しなんだ。
空飛ぶ三銃士だね。

花のサイズから考えると、不釣り合いなほど大きな種だ。
実がつくのは年数を経た株で、たいてい高い場所に這いのぼっている。
双眼鏡で見ると、山桜の木の、電柱のてっぺんくらいの高さに、
裂けたばかりの実のさやがリボンのようにひらひらしている。
間近で観察するのはかなり難しい。

 

本日の「いいね!」

みかんの「開き方」

日本の温州みかんでやっても、時間がかかるだけで意味ないんですが、
これを見て以来、ついつい癖になってしまい・・(笑

 

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中国版セット

2013-12-28 14:37:40 | お知らせ(いろいろ)


のりもの絵本シリーズの中国語(簡体)版。
7冊セットケースできました。

「汽車」と大きく書いてあるので、おや?と思いましたが、
「汽車」(車の字が違う)は、中国では「自動車」の意味なのでした。
(線路を走る汽車は「火車」だそうです)
口へんに都の字は擬音。
つまり、「じどうしゃブッブーシリーズ」というわけですね。

おもてがこんなで・・

 

裏がこんなのです。

ケースといっても、箱ではなく、筒状ですけども、
この中にペーパーバックが7冊入って、そして・・

 

これ! シールのおまけつき!
台紙が絵本の表紙と同じサイズなので、けっこう大きめシールです。
一番下のトレーラーなんか幅が10センチ近くありますね。

台湾版のシールと、同じのもあり、違うのもあり・・
欲しい方はコッソリお知らせくださいませ。
(台湾版のほうも、まだ少しあります)

 

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挙動不審

2013-12-27 15:43:31 | 日々


きなこです。

雨のあと、すこし陽がさして、すこし暖かい。
カワラヒワやシジュウカラがちょっとさえずってみたりしている。
水玉拾いに外に出たら、きなちゃんもとことこ出てきた。
尻尾をさかんに振りながら、周囲をくるくる回って甘える。

黒猫ズならまったく珍しくないが、きななは珍しい。
なにしろ、お外で遊べるようになるまでに4年近くかかったのです。
ちょっと前までは、庭先で出会っても、飼い主だと認識できず、
一目散に逃げ帰ってしまう猫でした。
「いちもくさん」という単語に足と尻尾をつけると、きなちゃんになる、
と言われるくらい(・・笑)

 

しかし、相変わらず、挙動が不審。

 

 

どうも猫に見えんのだ。

 

 

保護色だし・・

 

目撃された珍しい野生動物、のような・・

 

 

アナグマかい?


 

 

 

 

や、やっぱり、おうちかえるっ!


 

スウェーデン?ドイツ?のスポンジワイプいただきました。
(ありがとうございます♪)
これがね・・

 

きなちゃんに似てるのよ。

 

これはMの描いたきなこ。

 

 

 

本日の「いいね!」

犬は通るな! (動画)

困惑する犬さんたちの表情が可愛い。

 

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さねかずら

2013-12-26 21:30:30 | 日々


夕方もう暗くなるころに、外から帰ってきたMが、
「これ、サルトリイバラ? なんか変?」と。

つる植物で、赤い実が丸くかたまっているところは
サルトリイバラのようだけれど、なんか変である。
よくよく見たら、サネカズラだった。

中心にサクランボくらいの赤い球体があり、
その表面に小さい水気の多い実がびっしりとついている。
ラズベリー、というよりは、和菓子の「京かのこ」に似ている。
真っ赤でつやつやした実は、「美味しそう」と「不気味」の境にある。
少し時期が遅いらしく、実は熟しきっていて、さわるとぼろぼろと落ちる。
落ちるまで残っているということは、鳥もあまり好んで食べないのだろうか。
調べたら、毒はないが味もない・・と書いてあった。

別名を「びなんかずら」という。
枝を切って水にさしておくと・・

ほらほら、とろーりと透明な粘液が出てきました。
昔はこれを整髪料に使ったというので「美男葛」と。

ここに住んでそろそろ28年になるけれど、
家の近くにサネカズラが生えていたなんて知らなかった。
まだまだ知らないことがたくさんあるに違いない。

 



実の構造はこっちの写真のほうがわかりやすい。
直径3~4センチくらいです。

 

名にし負はば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしもがな

百人一首にある「さねかづら」は、これですね。>ほのちゃん

(いや、しかし、「逢坂山」だけでなく、「実」と「小寝」、
「繰る」と「来る」までかけてある歌だったとは知らなんだ!
こんなつる植物が茂っているようなところをかきわけて
こっそり通うのはさぞ大変だろうな、と・・笑)

 

サルトリイバラは、こういうの。

中心がすかすかしている。
実も水っぽくなく乾いた感じ。
葉が丸く、枝には巻きひげと、鋭いトゲがある。
(サネカズラにはトゲがなく、枝そのものが巻きつくのも相違点)

 

 

本日の「いいね!」

顔がある

あはは。ありますねえ。
そして・・

顔がしゃべる! (動画)


 

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絵2点

2013-12-25 15:57:46 | サンゴロウ&テール

 

 

クリスマスにMが描いてくれました。
画用紙に透明水彩。
サイズは上が140×190mm、下が230×160mmくらい。

来年2014年は「黒ねこサンゴロウ」発刊20周年です!

 

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め・め・め

2013-12-25 13:19:24 | きなな日記


めりぃぃ・・くりすますぅ・・・

サンタさんのお手伝いしてたので今朝は眠いきなこです。

 


 

 

本日の「いいね!」

ムヒカ大統領(ウルグアイ)のスピーチ (動画)

「私たちは発展するために生まれてきているわけではありません。
幸せになるためにこの地球にやってきたのです」

 

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電気野菜

2013-12-24 14:11:12 | 日々


電器店に行ったら、レジの横で野菜が育っていた。
前回に見たときはまだちっちゃい葉が2枚くらいで、
何になるつもりかよくわからなかったが、
もうサニーレタスだとはっきりわかる。
10株ほど2列に並び、そろそろ食べてもいいくらいのサイズだ。

家庭用の水耕栽培器なのだそうだ。
熱帯魚を飼う水槽くらいの大きさのケースで、
内部は明るく照らされている。
水と液体肥料を入れ、スポンジに種をまき、
セットして、あとはボタンを押すだけ。
LEDライトとファンとエアポンプが備わっており、
日照も、面倒な水やりも不要である、と。

何年か前にSF映画で見たことがある。
宇宙船内の一区画に、食糧を自給するための
水耕栽培装置がずらっと並んでいる光景。
(「サンシャイン2057」だったかな?
ほとんどそこしか覚えてませんが・・笑)
SFの話だと思っていたら、その後まもなく実用化されて、
今やレストランなどでも使われるようになっているらしい。
家庭向きの商品も出ていたとは知らなかった。

簡単。たしかに。
清潔。「土=汚い」という感覚であれば、それも、たしかに。
室内なら虫もつかないし、有害物質も飛んでこない。
採れたて新鮮。まあ、そうですね。
市販の葉物野菜も、すでに多くがこのようにして作られている。
目の前で収穫できるなら、それだけ新鮮には違いない。

はて?と首をかしげるのは、次の部分。
メーカーの宣伝文から引用します。

<1粒の種から、かわいい芽が生まれ、毎日少しずつ育っていく野菜。
そのイキイキとした様子を観察したり、
 新鮮な野菜を収穫・調理して食べるといった体験は、
 子どもたちにとって命の力強さや尊さを感じるだけでなく、
 思いやりや感謝といった「心」の成長を促すよいきっかけとなります>

間違ってはいないと思う。
植物の色や形はどれも美しい。
種をまき、育つのを観察し、収穫するのは本当に楽しい。
野菜嫌いの子も喜んで食べるかもしれない。
場所を選ばず、季節や天候に左右されにくく、失敗も少ない。
教材としても理想的だろう。

だけど、その水はどこからくるのか。
その電気は何からどうやって作られるのか。
液肥っていったい何なのか。
「スイッチ押すだけ」の装置は、そういうことは教えてくれない。

もちろん、誰もが畑や庭を持っているわけではない。
都会の高層マンションなどでは、ベランダ園芸さえ難しいだろう。
だから、せめてこれで・・という気持ちもわかる。
でも、ここは(幸いにして、まだ)宇宙空間ではないんですから。
「土と雨とお日さま」をすっぱりあきらめるのは、
ちょっと早すぎるのではないかしら。

種まいたけど芽が出ない。
芽は出たけど日当たりが悪くて育たない。
栄養が足りなくてひょろひょろしている。
水をやり忘れて枯れてしまった。
どうにか大きくなったのに虫に食われてしまった。
野菜は植物。虫や人は動物。みんな生き物。
多様な生き物のまわりに、多様な自然環境があって、
お天気ひとつだってけっして人の思い通りにはならないのだ。
じゃあどうしたらいいのかと、考える。
食べたい一心で、いっしょうけんめい考える。
学ぶということは、そういうことではないかと思う。

 

箱の中では水玉もできませんし、ね。(←結局そこですか?)

 

 

 

 

本日の「いいね!」


ドアを開けると・・ (動画)

どこでもドア? フランス国有鉄道の楽しいCM。

 

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猫のおみやげ

2013-12-21 12:31:37 | 日々


ときどき床に落ちている木の葉は猫のおみやげ。
外に出れば何千何万枚もあるけれど、
こんなふうに1枚をじっと見る機会はなかなかないもの。

 

影が面白いので写真を撮ってみた。

 

 

 

枯れ枝についていたキノコ(・・たぶん)。
ひだの模様が美しい。
陸の茸と海の珊瑚は何か似ているような気がする。



 

今年のリースはこんな感じで。
台はアケビのつる(・・たぶん)。


 

 

今年はなぜかサルトリイバラの赤い実があまりみつからず。
こういうオーナメントも、まあ、いいかと。

 

 

 

 

車、点検から戻ってきたばかりなのでピカピカです(一時的に・・笑)
20年来の「かかりつけ」だった整備士Yさんが
定年退職してしまったので寂しい。
次に買い替えるときは軽自動車にしちゃおうか、な。


 

 

かわいい金平糖のブックマーカーをいただきました。
柴さん、ありがとう。

 

本日の「いいね!」

TIME LAPSE FLOWER (動画)

きれ~い!

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ひいらぎ・パン

2013-12-19 21:46:07 | 日々


日本のひいらぎなので赤い実はつかない。
かわりに水玉つきで♪

 

気温が低くて風があると、水玉の表面にこまかいさざなみができる。
それが「リップル水玉」(閑猫造語)。

 

 

こちらは無風です。

 

 

 

なんでもない苔が綺麗。

 

 

なーんでもない葉っぱも綺麗。

 

ドウダンツツジの紅葉も、残りわずかに。

 

 

 

ホームベーカリーでパンを焼くようになって以来、
パン屋さんには2週に1回くらいしか行かなくなった。
きょう、たまにはと立ち寄ったら、並んでいるパンの向こうに
貼り紙が見える。

「そのパン あなたは 買いますか?」

は? と、トレイに乗せたものに目をやる。
きのこのピザパン。メープルメロンパン。
ごく単純に考えれば「はい」と答えればすむところだけれど、
この場でわざわざ問われるというのが変だ。
このパン、買うと、何かまずいことがあるのかしらん?

10秒くらいかかって、意味が理解できた。
この貼り紙は、従業員に向けたものですね。
売り場と厨房の仕切りのドアの内側に貼ってある。
開店前はドアが完全に閉まっていて、中でパンを作っているのでしょう。
いまはそのドアが開いているので、外から見えてしまったわけ。

自分が買いたくないようなパンを作ったり売ったりしてはいけませんよ、と。
いや、それ、どんなパンなのか、想像するのが怖いけど。
従業員教育が行き届いている、というふうにも思える。
一方、そういう貼り紙をしなきゃいけないような現状である、ともとれる。
パン屋さんで働いているのはパンの好きな人ばかりではないのだ。
どっちにしても、貼り紙の場所は変えたほうがいいんじゃないかなあ。

このパン屋さんは、カウンターの後ろに食パンのスライサーが置いてあり、
扱いを誤ると指を切って大出血して病院行きになって大変です、という
やけに詳しくて具体的な注意書きが壁に貼ってあって、
レジを待ってる間に見ているとそれも怖いんですが。
そんなとこじっと見てるのはわたしだけでしょうか。

 

 

本日のにゃんこ。

池で水飲むマドリ。
波紋がひろがっていきます。

 

私信 >さんごさん

「クレール・ドゥ・リュンヌ」ですが、
ベートーヴェンのピアノソナタ第14番を
フランス語ではそういうみたい、ですよ。

 

本日の「いいね!」

放電横丁

田中六大さんのマンガ連載中です。
「村雨妖怪センター」がおすすめ。
初めての方は「輪入道編」のほうを先にごらんください。
「あははは」じゃなくて、「ふ、ふ、へへ」って笑う感じ。
六大さん、だいじょうぶ、こういう漫画なら80歳になっても描ける!
(・・ほめてます)

 

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