閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

花の月

2019-03-29 22:24:31 | 日々

 
毎年、この季節はどっと写真の量が増える。
外に出るたびにぱしゃぱしゃと撮って、帰ってから下手なのを消すと、2割も残らないけれど。
デジタルカメラって素晴らしい発明品だなあ。
 

 
雑草のようにどこにでも咲いているハナニラ。
これもヒガンバナと同じで、球根だから種が飛ぶわけではないのに、とんでもなく離れた場所にいきなり出現するのが謎。
 

 
 

 
葉っぱの色が複雑なアジュガと…
 

 
キランソウ。ネジバナの芽も出てきた。
 
 
つくしんぼ、みーつけ。
今夜のおかずにするには、ちょっと量が足りない。
ゆっくりつくし摘みをするには、ちょっと肌寒い。
 
 
わお。拡大したらいきなりキノコっぽくなった。
 

 
今年はなぜか猫柳のときに見るタイミングを逃し、あっというまに新緑となってしまいました。
柳緑花紅というけれど、ヤナギのグリーンはほんとうに美しい。
 

 
そして、花は紅のフリージア。
 
 
本日のにゃんこ。
 

 
くつろいでいるけれど、何かあれば瞬時にダッシュできる「待機中」のポーズ。
 

 
あ、クレ兄ちゃんだ!
 


と、すっとんでいって、どたばた、ぎゃうぎゃう。
 

 
これは兄弟げんかというよりは「たたかいごっこ」みたいなもので、まあ仲はいいんじゃないかな。
シャイ猫のクレと、べた甘猫のコマ吉。見た目も性格も対照的な2匹。


本日の「いいね!」
 
 
ご本人の動画があるとは思わなかったのでびっくりした。
なんとなく、もうひと時代昔の人のような気がしていたので…

(goo blog の編集画面がリニューアルして、画像やリンクの貼付けが思うようにいかなくなり、やり直しが非常に多く…見づらかったら申し訳ありません…)
 
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サンゴロウ重版できました(5・6・7・8巻)

2019-03-26 11:12:50 | サンゴロウ&テール
第二弾「霧の灯台」「ケンとミリ」「青いジョーカー」「ほのおをこえて」の重版ができました。
これでめでたく10巻すべてそろいました!

オンライン書店では(店によってだいぶ差がありますが)そろそろ出回り始めているようです。(3月26日現在)
ただ、前にも書いたように、新刊書ではありませんから、よほどマニアックな児童書専門店でない限り、実店舗の棚に並ぶということはめったにないでしょう。
実際に手に取って買いたい方、何軒も回ったけど置いてなかったという方には、大変申し訳ないのですが、たぶんいつまで待ってても来ないと思いますので…
オンライン書店でも、もしかしたら永遠に「在庫あり」表示にはならないかもしれませんので、ちょっと日数はかかりますが、取り寄せ注文でのご購入をお願いいたします。

実は、わたしも見本をもらって初めて知りましたが、今回の重版からカバーの紙が変わりました。
25年前の紙は(その当時でも、児童書に使うには「ちょっと変わった紙」だったのですが)すでに製造中止で入手できなくなっていたのです。
似た感じの紙をいっしょうけんめい探してくださったそうですが、そっくり同じというわけにはいかず、前と比べるとすこし白っぽく、手触りのなめらかな紙になっています。
変わったのはカバーの紙だけで、あとは何も変わっておりません。
現在、巻によって価格(税抜き)1000円と1200円が混在しており、基本的に1000円のが旧カバー、1200円のが新カバー…だと思うのですが…
気になる方はそのあたりもチェックしてみていただければと思います。
 
偕成社の「今週のおすすめ」に書いていただきました。
(プロモーション部のM沢さんありがとうございます♪)
 
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花冷え

2019-03-25 18:14:39 | 日々

仲いいじゃないか。さんちゃんとコマ。
この2匹の組み合わせはちょっと珍しいけど、それにしても…

 

さんちゃんが甘えすぎ(笑)
コマ吉はふわふわで柔らかいので、抱き枕には最適。

 

こだまじいちゃんを思い出すね。
(黒猫ズ生後4か月くらいのとき)
 

本日のきにゃにゃ。

だ・る・ま・さ・ん・が・こ・ろ・ん…

 

だ! きなこちゃんうごいたッ。
(「だ」で反射的に一歩出ちゃう子っているよねー)

 

本日の「いいね!」

日本初のテレビCM 精工舎の時計

ぜんまいを巻く!
そうそう、そうでした。忘れてた。

ちなみに、このCMのとき閑猫はまだ生まれておりませんよ。
記憶にある一番古いCMは「カステラ一番、電話は二番」と「パルナスピロシキ」です。
この2つだけが繰り返し流れていたような気がするんだけど、そんなはずはない。歌が入らないのは覚えてないんだと思う。

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編笠百合

2019-03-23 18:47:55 | 日々

今年も咲いたアミガサユリ(バイモ)。
去年より花の数が増えたかな。



バイモ(貝母)の名は、つぼみの形からだと思っていたら、生薬にする鱗茎が二枚貝の形をしていて、そっちが由来だそうだ。
そうか、植物は、まず有用な部分から名前がつくんですね。
天蓋百合という別名もあるとか。
すわりこんで、地面にほっぺたをつけるようにして、天蓋をのぞく。
これがこの植物のいちばんいいところ。

 

そして、すわりこんだまま上を見れば、ほわほわの雲が流れていく。

 

木々の枝先が、ぽちぽち、ぽちぽちと、にぎやかになってきた。
これはもう少しあとで咲く山桜。

いろんな種類の桜が、これから順々にリレーで咲いていくけれど、まずトップに咲いた河津桜はとっくに散って葉桜になり、次にバトンを渡すには間隔があきすぎて、うまくつながらない。
桜が咲いてようやく本格的な春になる、というのが日本古来の季節感で、だからこそみんなこんなに開花宣言を待ちわび、それッとばかりに花見に繰り出すのだ。
河津桜はピンクでほんとうに華やかだが、桜は桜でも冬に咲く花だから、早い春を期待して見に来た人たちは「やっぱりまだ寒いわァ」と身をすくめる。

突然変異種(ミュータント)というのは、他にはない特質を持っていて、それが人に喜ばれることもあるけれど、同時に自然の秩序をかき乱す存在でもある。
かき乱されたものは、一時的に不安定な状態になるものの、時間がたつにつれて次第に静まり、あらたな秩序ができる。そこが「壊す」と「かき乱す」の違いだ。
染井吉野だってミュータントだから、もしかしたら、江戸時代の人々は「桜にしてはちょっと変」と感じたかもしれない。でも、現代人にはもうわからない。あれこそが日本の桜だと誰もが思っている。
河津桜の「やっぱりまだ寒いじゃないか」という違和感、「次までの間隔があきすぎる」という違和感も、あと何十年かたてばすっかり消え、冬と春、趣の異なる二種類の花見が、自然な季節感として脳内に組み込まれているのかもしれない。

 

挿し木して、鉢植えで大事に育てていたあじさいを、新しい庭に植えて4か月。
紅がくも、天城甘茶も、山あじさいも、みんな無事に新芽が出てきました。よしよし。

 

本日の黒猫。

すっかりシニアになったとはいえ、

 

まだまだかっこいいさんちゃんだ。

 

この日、ようやく出窓デビュー。
(あまり高いところに上がりたがらなくなった)

 

さんちゃんとクレ。

 

これくらい距離をおくという礼儀は忘れない。

 

お散歩行くよー、と言うとついてくる。

 

おまけ。

1匹用のベッドに無理やり2匹入っております。

 

本日の「いいね!」

Turkey Halts Traffic on New Hampshire Road

みんなが渡り終えるまで車を止めてる七面鳥のお父さんが素晴らしい。
アメリカ、ニューハンプシャー。

 

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よそ猫オズワルド・その2

2019-03-20 23:55:31 | 日々

この場所は日あたりも見晴らしも良いので、みんな好きらしい。

 

見てる見てる。

 

この日は夕方まで長くここにいた。
(でも、翌朝はナベゾーが来て、マーキングをせっせと「上書き保存」しておりました・笑)


そしてまた別の日。
「ほよん…ほよよん…」と声がするので、2階のベランダからのぞくと、

西側の川沿いを、鳴きながらゆっくり歩いていくオズ。

 

ん? 立ち止まったと思ったら、

 

ややや、草むらから出て来たキャラメル色は、うちのコマ吉!
ためらいもなく、するすると近づいていくじゃないですか。
オズのほうも、警戒する様子はなく、すんなり鼻先を寄せて、あいさつ。
そして…

 

オズが歩き出すと、すぐあとからコマも。

 

おいおい、なんなの、きみたち。どこ行くの?

 

川の浅いところを渡って、鹿除け柵を抜けて、どんどん行ってしまうオズ。
いっしょうけんめいついてくコマ吉。
やがてどちらも見えなくなった。
(なんだかさっぱりわかんない写真でスミマセン。実際遠くてよく見えないし、やぶと杉林でごちゃごちゃした場所なので説明もしにくいのです)

よそ猫についてっちゃうのを見たのは、これで3回目。
スリちゃんのときも、ジャッキーのときもまったく同じで、いきなり親しげに寄っていくコマに対し、相手も攻撃することはなく、フーもシャーもなく、むしろ不思議なほど友好的なのだ。
オズから見ると、1歳半のコマはまだ「守ってやるべき子猫」であり、逆にコマから見れば、オズは「経験豊かな頼りになるおじさん」で、ついていくと美味しいものにありつけたりするかも…と本能で感じるのかもしれない。

とっかえひっかえやってくるよそ猫が、この家を見下ろす場所を重要ポイントにしているのは、土地建物だけでなく、家の中にいる猫も含めて「占有」しているつもりなんじゃないだろうか。
自分も入れてほしい、ゴハンほしい、と妬ましく見ているわけではなく、「よしよし、みな暖かく幸せにしておるな」と、民の暮らしを眺める王のような気分でいるのかもしれない。
うちのコは全員ニュートラルで、オスでもメスでもない。これは猫の世界では「子猫」に相当する。子猫の世話をしているのはヒトだが、本来ならこれは成猫メスである。
その「女子供」たちを敵から守っている(つもりの!)傷だらけの顔をした成猫オスは、一時的にせよ、人が思うよりずっと幸せなのではないだろうか。
(…というのは、例によってあやしい「閑猫論」なので、気にしないで)

しかし、同じニュートラルでも、外でばったり出会ってしまうと、さんちゃんなら乱闘になるし、おとなしいクレだって確実に唸り合いになる。これはお互いに「オス猫=ライバル」と認識している証拠で、ニュートラル猫にも一応オスメスの区別や自覚はあるらしく、本能からくる行動も部分的に、あるいは形だけ残っていたりする。
どうしてコマだけ大きくなっても「子猫」なんだろう。この現象、いまのうちだけで、やがてコマ吉も「子猫パス」の期限が切れる日がくるのでしょうか。

ケンカするよりは仲良しのほうが安心ではあるけれど、あんまり遠くへ連れて行かれても困るので、こっち岸から「コマやー、コマちゃぁん、コマティキー、コマテケー、帰っといでー、おーい」とずーっと呼んでいたら、15分ほどして、ひょこっと帰ってきた。
ちょっと興奮気味にシッポをふくらませ、ゴロゴロ、ゴロゴロいって盛大に乳母やに甘え、「あのねー、あのねー、ボクねー」と、話したいことがたくさんあるみたいでした。

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春の黄色

2019-03-19 00:08:40 | 日々

だーれだ?

 

サンシュユ。

 

こっちは?

 

ヒュウガミズキ。

 



ウグイスの声がする。
もうすっかりウグイスらしい鳴き方になった。
コゲラが「トトトトトッ」と木の幹を叩いている。

 

ミツマタのまんまるい花。

 

あっちでもこっちでも、どっとあふれ出すように咲き始めた。

 

山椒の枝に、みのむしさん。

 

「あ、お月さんだ」「「あそぼう、あそぼう」

 

みんなお月さんが大好きだね。

 

本日の「いいね!」

大学生にノートPCはいらない。

マイクロソフト社のノートPCのコマーシャル。
でも、これ見て「あ、スマホでいいや」って思っちゃう人、意外と多いんじゃないかしら。
別にこちらが心配することではないですが。

最近は小説の原稿もスマホで書く人がいて、印刷はコンビニでできるからプリンターも要らないんだとか。
いまだにスマートフォンは「電話」としか思ってなくて、文字入力が雨だれ流(遅いってことですよ)の閑猫にはとても真似できない。
ノートPC大好きだし、コンビニ遠いからプリンターも必需品です。
いまあるプリンターは、奇跡的に8年以上もっているけれど(たいてい3、4年で壊れる)、さすがに限界のようで、ひんぱんに白紙を吐いたり、詰まってないのに「詰まってます」、カバーが閉まっているのに「開いてます」と言い張ったりするのを、なだめすかしながら一日一日使っている。
白紙はまだいいほうで、アタマの10行分くらい印刷したのを「べーっ」と出して停止されるのが非常に困る。
もうインクカートリッジは買い置きせず様子をうかがっているんだけど、5色のインクが均等には減らないわけで、現在1本は入れたばかり、3本はかなり残っていて、1本は空に近い状態。
インク買ったらとたんに壊れるという、やな予感がしてきた。

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よそ猫オズワルド

2019-03-17 11:47:01 | 日々

先日ジャッキーの旦那が座ってたあたりに…

 

あれえ? ジャッキーと色が違う。シッポ長い。
きみは誰だ??

 

悠々とマーキングをしておられる。

体格もよく、見るからにケンカ強そうな顔つきのオズワルド。
(名前は例によって適当です。名前つけないと話題にしにくいため。オズワルドって、語感からして、いかにも「ワル」そうじゃない?)
どうやらナベゾーは、あとから来たコイツに追い払われたらしく、目下のところジャッキーとオズの一対一の抗争になっている模様。

うちは外猫にはゴハン出さないから、来ても無駄に思えるけれど、人家のまわりにはおねずもいるし、雨風をしのぐ場所もある。猫ドア突破は難しいけど、台所に侵入するチャンスもなくはない。
このあいだ、ジャッキーがうちの薪置き場を熱心に調べているところを見て、ああそうかと思った。
テリトリーというのは単純に面積だけの問題ではない。オス猫にとっては、「人が住んでいる建物つきの土地」を占有することがステイタスなのだ。ここなら妻子を「食わせて」いけるんじゃないかという、わずかな可能性に賭けてやってくる。
春のよそ猫は、真剣でワイルドでかっこいい。

そしてわが家のニュートラル猫。じーーっと見てる見てる。

 

あ、こっち来た。

 

なんとなく柄がウラシマに似てるなあ。親戚かも。

 

バイバイ。また来るぜ。

 

現場検証に来たコマ吉。

 

なんかヘンなニオイ。

 

本日の「いいね!」

St. Patrick's Day Session in Dublin

3月17日はギネスの日。じゃなくて、アイルランドの聖パトリックの祭日。
右端の人が持っている「すし桶」みたいなのはバウロンという太鼓だそうです。
飲みながら延々とこの調子でやってるんだ。いいなあ。

 

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上野紀子さんのこと

2019-03-15 10:05:37 | 日々

画家の上野紀子さんが亡くなられました。

上野さんといえば「ねずみくん」が代表作のようになっているけれど、ねずみくんとは画風の違う、油彩で描かれた黒い帽子の少女とか、ちょっと暗めのシュールな世界もわたしは好きでした。

むかしむかし、大学出てすぐの頃でしたが、雑誌のお仕事で、上野さんにインタビューをさせていただいたことがあります。
鉛筆画に使う紙は、ちょっとでも傷があったり、手の脂がついただけでもう駄目で、取り扱いにとても気をつかうのだということなど…今でもよく覚えています。

一度だけ、幼年童話の絵を描いていただく機会がありました。
エプロンのポケットにうさぎを飼っている女の子の話。
ひさしぶりに出して見たけれど、この絵が、ほんとうに可愛い。
上野さんって、お小さいときはこんな女の子だったんだろうな…としみじみ眺めました。

『ポケットのはらでかくれんぼ』(文研出版 1984年)

 

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あくびバトン

2019-03-14 22:40:14 | 日々

春は…

 

ねむいのだ。

 

まあ、いつだってねむいけど…

 

しょうがないだろ、猫なんだから。

 

でも、春はとくべつ…



くわあぁぁぁ。

 

はい、つぎ。

 

ほわあぁぁ。

 

はい、つぎ…って、だれ?

 

本日のゲスト

おやあ? むこうの崖の上でのんびりひなたぼっこしているのは…

 

ジャッキーの旦那じゃないですか。
冬用の毛皮が立派だなあ。

(ジャッキー、あくびしないかと、しばらくねばってみたけど、だめでした。ざんねん)

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サンゴロウ重版できました(3・4・10巻)

2019-03-10 17:33:46 | サンゴロウ&テール

大変お待たせいたしました。
まずは第一弾、「やまねこの島」「黒い海賊船」「最後の手紙」の重版。

オンライン書店では、まだ「在庫あり」表示にはなっていなくても、ぽつぽつ取り寄せ注文が可能になってきています。(3月10日現在)

出版書誌データベースBooks.or.jpでタイトルを入れて検索していただくと、

こういう感じで、左側に書店バナーがまとめて出ますので、どこで買えるか探すのに便利です。
(ちなみに、このサイトでは、絶版になった古い本は表示されないので、探している本があるとき、現在流通しているかどうかを知るおおよその目安にできると思います)

「霧の灯台」を含む第2弾は、3月18日以降になる予定です。もうしばらくお待ちください。

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