閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

「おやつのケーキはひとつだけ?」

2006-11-30 08:50:52 | お知らせ(新刊)

〈こねこの き・も・ち〉シリーズ2冊目ができました。
『おやつのケーキは ひとつだけ?』(ポプラ社)

サンちゃんとココちゃん、子猫のきょうだい。
おやつの時間になったけど、
あれれ? ケーキはひとつだけ。
どうする? ようし、勝負だ!
…というおはなし。画像は →こちら

1冊目の『ちょっとまって ねるまえに』は、
思ったより年齢の低いお子さんから
おとなの猫好きさんまで、
それぞれに楽しんでいただくことができました。
(さんごさん、ふあふあさん、tactさん、銀さん、にゃあさん、
他の皆様、ありがとうございます!)

2冊目は、どうかな。
うちの子どもは、歩ける(走れる)ようになったころ、
「ようい、どん!」と言ってやると、きゃーきゃー喜んで
走りましたので、そういう感じでつくってみました。

今回の、わたしのお気に入りは、ゲストのねずみさんです。
それと、このケーキ。上にのってる飾りは何だろう。
なんとなく美味しそうで、気になります。

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まっくろ

2006-11-29 07:59:59 | 日々

夜、猫の真鈴が、ほいっ、と膝に乗って甘えました。
よしよし、と、いつものようになでて、
ふと見たら、

わああああ、まっくろだ!

黒猫だからまっくろなのはあたりまえ…
じゃないんです。
真鈴にさわったところがまっくろになってるの。
手も、服も、何もかも。

なでてみると、頭から、背中、尻尾までまっくろです。
匂いはなく、油でもペンキでもタールでもありません。
煤か木炭か鉛筆の粉みたいなものをまぶした感じ。
こんなの、見たことない。それに、とれない。
いくらふいても、ふいても、ふいても、まっくろ。
さわった手で、さわると、そこもまっくろ。
本人、ふいてもらって嬉しくて、ごろごろご機嫌ですが。

ま~り~ん~、いったいどこで何してきたんだっ!?

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アナグマジック

2006-11-28 09:37:30 | 日々

昨日のことがあったので、
コンテナのふたをしっかり閉めました。
2つついている大きな留め具を、ばちんばちんととめて。
よし、これで絶対開かないはず。

…なのに、今朝見たら、開いてるじゃありませんか。
両方の留め具にひっかいたような痕跡があります。
開け方、わかってるんだ。けっこう力もいるのに。
こういうことは犬にも猫にもできません。
ムジタロウ、頭いいぞ…。

コンテナの中には、今日は誰もいませんでした。
マジシャンはみごと箱抜けに成功したようです。

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びっくり箱

2006-11-27 08:36:37 | 日々

納屋のドッグフードをいれてあるバケツが
たびたびムジタロウくんにひっくり返されるので、
かなり大きめのふたつきコンテナにかえました。

今朝、Mが早くに出かけたため、
わたしが犬の散歩をして、ごはんをあげようと
そのコンテナを開けましたら、その中に、

まるまると太ったアナグマが1ぴき
寝ていました。

…びーっくりしたぁ。

反射的にふたを閉め、
しばらくひとりで笑っちゃった。

もう一度開けると、まだいます。
(マジックの箱じゃないですからね)
「こら、出なさい」と言ったら、
ああ、はいはい、というように寝ぼけ顔で出て行きました。
後ろ姿が可愛かったです。

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絵本のつくりかた・10

2006-11-26 13:28:07 | 絵本のつくりかた

パトカーの絵本の原画ができました。
夕食後に、テーブルにひろげて、みんなで見ました。

この絵本、途中でMが海外に行ったりしてちょっと中断しましたが、
帰ってきてからは集中してばりばりと描いていました。
このところ、夜10時11時までアトリエにいる毎日でした。
おつかれさま。

「ピン・ポン・バス」や「はしれ!たくはいびん」と同じ
乗り物シリーズの1冊です。
本文(15見開きと半分)+扉+表紙+裏表紙で19枚かな。

いやあ…すごい。
何がすごいって、描いてある車の数が。
なにしろ主役のパトカーだけでも1台や2台じゃなく…。
それがみんなとてもカラフルでキレイです。
後半、なかなか迫力ある展開になったりもしますので、
乗り物大好きな小さい読者さんたちに
わくわく楽しんでいただけるといいなあ。

例によって、原画の流れを見ながら文章の手直しをしました。
絵も、小さいところですが、2か所だけ修正。
いすの絵本と同じアクリル絵具を、今回は濃く不透明に
使っているので、あるていど塗り重ね修正が可能とのこと。

明日、出版社にお渡しします。
本になるのは来春です。


ところで、
前にいったん却下された「サンドイッチの絵本」ですが、
ダミーを大幅に手直しして、再挑戦中。
こんどはなんとか通りそうな気配になってきました。
(通りますよね? 通してくださいよぉ、某K社のOさん…)

わたしは、うまくいかないことがあると、すぐあきらめるほう。
というより、「もうやだっ」と放り出して、丸まって、何もしなくなっちゃう。
ええ、ヒトにあるまじきアルマジロのような性質なんですが、
Mは正反対、つねにポジティヴで、現実的で、めげない人。
今回も、Mがどうしてもやりたいとがんばってくれた結果です。
どんなサンドイッチになりますか、こちらもお楽しみに。

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Nightwalker

2006-11-25 10:58:07 | 日々

夜10時ごろだったかな。
庭に面した窓のすぐ外に、猫みたいな、猫じゃないヤツ。
アナグマです。ムジタロウくん。夜歩き中。

たまたま外を見てたKと、
「ん? おまえ、だれ?」
「は? アンタ、だれ?」
そんな感じで目が合っちゃったって、大笑い。

相変わらず、地下室にいるようです。
夜行性なので、昼間は寝ているか、ボーッとしています。
納屋でかじられると困るものは全部天井から吊るしました。
先日、また別の猟犬が近くまで来てました。
みつからないといいけど。
そのへん、あきらかにケモノっぽいにおいがするんだもの。

もうひとつの心配は、ムジタロウくん、ひょっとして
窓の猫穴をくぐれるんじゃないか、ということ。
おでぶのこだまちゃんがぎりぎりクリアの幅だから、
たぶん無理だとは思うけど、室内は立ち入り禁止だよー。

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おまもりケータイ

2006-11-24 08:58:54 | 日々

先日、Kの携帯でこのブログを見せてもらいました。
へえー。読めるんだ。こんなちっちゃいのに。

携帯、うちはいつまでたっても「圏外」なので、
家にいる限り通話もメールもできません。
高校生って、友だちどうし、電話なんてほとんど使わず、
なんでもメールでやりとりするみたい。
学校内でも(ほんとは禁止ですが)「いまどこ?」なんて
やってるみたい。
Kはときどき休みの日に「ちょっと電波拾ってくる」と言って
携帯を持って出て行きます。
道を少し下っていくと受信できる場所があるんだって。
なんだか昆虫採集に行く子どもみたいだなあ。
虫とり網は持ってかなくていいの?

じつは、わたしも自分用の携帯、持っています。
持ってますが、使う機会が少ないので、うまく使えません。
せっかく持って出ても、肝心なときに電源が入ってなかったり。
メールは文字変換のしかたをいつまでたっても覚えられず、
さんざん手こずったあげく平仮名しか送信できなかったり。

使わないのにどうして持ってるかというと…
事故にあって身動きできなくなった人が、
携帯で助けを求めて救出された、というニュースをみて、
そうだ、必要だっ! と思ってしまったのですね。
持ってると少し安心な、おまもりみたいなもの。
でも、いざというとき使える自信がないので、
事故には、あわないのが、いちばん。

おまもりといえば、机の横の壁には
京都の晴明神社のおまもり袋がぶらさがっています。
わたしはとくに信心深くないですが、
桔梗紋と晴明さまの名前にひかれて。
パソコンのウィルス&雷よけに…効かないかな?

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竜田姫

2006-11-22 08:23:15 | 日々

まだ昼間はそれほど冷え込まないのですが、
山の木々がだいぶ色づいてきました。
もともとシイなど常緑の照葉樹が混じっている上に、
杉やヒノキの植林された部分も多いので、
一面のあざやかな紅葉というわけにはいかないけれど、
それなりに穏やかな「秋の錦」が織られていきます。

桜、山桜が早々と散ってしまったあと、
ツタの赤、ハゼノキの赤、ケヤキの落着いたオレンジ色。
ハート形で陽に透けるあかるい黄色はヤマイモの葉っぱ。
しゃらしゃらとぶらさがる実もきれい。
枝にからんだつるをとってきて、くるっとまるめて
ごく簡単なリースにして壁に飾ったりします。

シベリアから渡ってきたジョウビタキ。冬鳥です。
玩具の小鳥のように、ぴょこ、ぴょこと頭を下げて、
「ピッ、ピッ、カッカッ」とはっきりした声で鳴きます。
「火ッ、火ッ」といって火打石をうつようだから「火焚き」。
ジョウは「尉」で、お能の「翁」のことだそうです。
オスの頭が銀白色なのを、白髪のおじいさんに見立てて。
でも、翁というより、長めのロマンスグレイの紳士ですよ。
この紳士はとても好奇心旺盛で、畑に竹でもスコップでも立てて
ちょっとその場を離れると、必ず飛んできてとまります。
シーズン初めに1~2週間ほど、しきりと鳴いて
テリトリーを確保すると、あとは静かになります。

風で倒れた小鳥用の餌台を立て直してもらったら、
すぐシジュウカラが2羽きて、ゴハン?というように
こっちを見ていました。おぼえているのかな。
毎年、冬場には、ひまわりの種を出してあげます。

カエデも少しずつステンドグラスのように染まっていきます。
20年前に鉢植えでもらったのがすっかり大きくなりました。
小さい実生苗の、数枚しかない葉っぱまで色づくのが可愛い。
そうして一番最後にどんぐり(コナラ)の葉が黄金色になり、
12月半ばまで景色を彩ってくれます。
雪の降らない山のゴールデンクリスマス。


アカネちゃんのブログがハロウィンから通常に戻った
と思ったらクリスマス仕様になって、素敵。
つられて、わたしもデザイン変えてみました。
まえの三毛猫さんの絵もよかったんですけどね。

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魔術師の弟子

2006-11-21 09:17:27 | 日々

「薪が来た」(10/15)の項でも書きましたが、
薪ストーブ用の燃料が、今年はとても豊富です。
道路工事や防災工事がよっぽど多いのか、
あとからあとから木がやってくる。
きょうなんか10トンダンプが来てしまいました。
それはたいへんありがたいことなのですが…

もうじゅうぶんだ、と思っても、薪がとまらない。
とめる呪文がわからない。
どうしたってこんなには使えませんよ。
困ったね。

どなたか、欲しい方、いらっしゃいます?
木の種類はいろいろ、いわゆる雑木です。
だいたい直径10センチから40センチ、
長さ1メートル前後のぶつ切り丸太。
もちろん薪以外にも、木工とか彫刻とか、何にでも。
えーと、椅子とか…輪切りにして鍋敷き、とか…?
車で取りにきてくださるなら、いくらでもさしあげます。
重いので、トラック(クレーン付き)がおすすめです。

この件についてのお問い合わせは、
(たぶん、ないと思うんですが、いちおう…)
左のブックマークから「鳥の巣研究所」へ飛んで、
「TOP]→「ABOUT」の下のほうのメールフォームから
メールでどうぞ。

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インタビュー

2006-11-19 08:09:57 | 日々

アナグマのムジタロウくんにインタビューしてみようと、
アトリエの地下室をのぞきに行きました。

通風のため、扉はいつも少し開いているのです。
そーっと静かに入っていって、電灯をつけると、
さささっと足音がして…隠れちゃった。

古いベビーバスが置いてあってぼろ布なども入ってて、
そこをちゃっかり寝床にしているみたいです。
さわってみると、ほんのりあったかい。
そのもっと奥のごちゃごちゃした暗い陰から、
かかかっ…と耳をかく音(たぶん)や
くふぅ…とためいき(たぶん)が聞こえてきます。
隠れているけど、息をひそめている、という感じでは
ないようですね。
早くアッチ行ってくれえ、と思っている(たぶん)。

どこから来たのですか。
年はおいくつですか。
家族はいますか。
ここは居心地いいですか。
アナグマって冬眠するのでしたっけ。
なにか欲しいものはありますか。

しばらく待ってみましたが、
どうしても顔を見せてくれないので、帰ってきました。

餌付けはしません、とキッパリ言ったはずなのに、
お皿に入ったドッグフードが置いてあります。
あーあー、誰でしょうねえ、こういうことするのは。

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