閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

シダ

2023-07-30 15:18:36 | 日々

連日の猛暑で、木陰のアジサイまでぐったりする中、元気なのはシダ類。切っても抜いても掘ってもすぐ生えてくる。
このあたり、ざっと見まわしただけでも10種類以上のシダがあるけれど、名前を呼べるのは、ウラジロ、カニクサ、イノモトソウくらいで、ゼンマイ、ヤブソテツ、タチシノブあたりは自信なく、その他は「シダのなかま」としか言えない。
はっきりした花や実のつかない植物は調べにくい。特にシダとコケは、一見似たようなものが多く、わからないからいいや、と長年あきらめていたが、ふと気が向いて図鑑を買ってみた。


その名も「シダハンドブック」という、80ページの薄い図鑑です。
マニアには物足りないかもしれないけれど、初心者には十分。なにより著者のシダ愛が感じられるところが良い。

 



これまで見分けがつかなかったのは、葉のおもてからしか見ていなかったからで…

 

特徴は裏にあるのだということがわかりました。
左は、ミゾシダ、かなあ。右は…なんだろ。
(やっぱりわからないわ・笑)

 

ハゼラン、ひっそりと、ぱちぱち。

 

2年目のペチュニア。
最初は「ナイトスカイ」の名のとおり濃い色(右のほう)だったのに、だんだん違う色になってきた。

 

うつせみツインズ。

 

本日の収穫。

ブルーベリーの囲いの中で羽化してしまったセミがいて、どこにいるかわからないのだが、ときどきばたばた飛びまわるので、怖くて入るに入れず。
ようやく隙間から出て行ったのを見届けて、ほっとする。
隣のモクレンの根で育った幼虫が、何年かたって地上に出てみたら、囲いの中だった、というわけで、気の毒だけれど、こちらとしても防ぐすべがない。
ブルーベリーは、伸びすぎて手の届かない枝が多くなった。今年こそ切ってもらわねば。

 

本日のにゃんズ。

おはよう、クレちゃん。

 

きょうも暑くなるよ。

 

上と下。

 

本日の「いいね」じゃない。

圧縮ファイル、熱波で自然解凍 焦げる被害も

デクストップに置きっぱなしは危険。

 

ついでに、こちらも「困ったね」。

数学教科書から“x”消える 米起業家が独占使用権獲得

 

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イカ玉

2023-07-29 14:49:39 | サンゴロウ&テール

黒ねこサンゴロウシリーズ(1~5)の中国語版の校正をしております。本文横組みです。

中国語版は2016年にいちど出ているのですが、その続きではなく、別の出版社で、あらたな訳で、とのこと。
前回の校正は、プリントアウトがどさっと送られてきて、読めないのでしかたなく「見た」だけでした。
今回はPDFだから読める…と思ったら、これがなんとコピーのできないPDFで(そんなものがあるとは知らなかった!)、翻訳ソフトに貼りつけるという手が使えない。
しかたなくOCRで文字起こししたところ、ところどころテキストがとんだり、別の箇所に入っていたりで、思わぬ大苦戦。しかも、5冊分を1週間以内に読まねばならないという…。

サンゴロウは「珊瑚郎」です。シャンフーラン、と読むのかな?
翻訳ソフトは、たいていぐちゃぐちゃの日本語になって気持ちが悪いので、ふだんはなるべく英語にして読むのですが(英語だって変かもしれないけど、それはいちいち気にならないというだけのこと)、今回は時間がないのでやむをえず日本語にしたところ、イカマル(鱿鱼丸)が「イカ玉」とか「イカボール」になる。これを翻訳ソフトが「食品」と判断するらしく、そのあとの動詞も自動的に「注文する」とかになってしまう。
そのイカ玉君が、サンゴロウのことを「コーラルにいさん」とか「社長」などと呼ぶもんだから、笑っちゃって仕事が進みません。
カジキじいさんは「パパ・バショウカジキ」だし、カイはなぜか「安倍さん」だし、サンゴロウの荷物は「機内持ち込み手荷物」にされちゃうし…。
「私はフォロワーではありません」「認識できないスクリプトです」「カジュアルに対応させていただきました」「うみねこのなく頃に」などなど、予測変換機能なのか何なのか、読んでいるとどんどん頭が混乱してきます。

ちなみに「やみねこ」は「暗影猫魔」でした。これはわりとかっこよかったな。

 

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居場所

2023-07-23 16:10:14 | 日々

夏は涼しいところ。冬は暖かいところ。
自分だけの静かで居心地の良い場所。

 

あじさいの葉の間に白いものがちらちら見えるので、おや? とのぞいたら…

 

クレ坊、熟睡中。


朝のウッドデッキと、

 

夕方のコンクリート。最小規模集会。
黒猫たちがいたときは、3匹並ぶ光景がよく見られたけれど、いまはこのふたりです。

 

本日の収穫。

苗を植えたMは「普通のナスを買った」と言うのですが、これはどう見ても長ナスなのでは?

 

そして、キュウリ。
わたしが一口かじったのではありませんよ。
今年もカラスに狙われている野菜畑。

 

うつせみ。梅雨明け。

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恐竜絵本・中国版

2023-07-22 16:02:52 | お知らせ(海外版)

『ティラノサウルスのはらぺこないちにち』『トリケラトプスのなんでもないいちにち』(偕成社)の中国簡体字版ができました。
『霸王龙肚子饿得咕咕叫都一天』と『三角龙什么事也没发生的一天』…日本語のタイトルも長いけど、中国語タイトルも長~い!
のりもの絵本シリーズなどたくさん出していただいている北京の接力出版社です。

 

昨年、台湾繁体字版も出ていますが、恐竜の名前など、同じのもあり、違うのもあり。
ぱらぱら見ていたら、「蛇髪女怪龍」というのが出てきてギョッとする。
ゴルゴサウルスは、ギリシア語で「恐ろしいトカゲ」の意味だそうで、ギリシア神話でゴルゴンといえば髪の毛が蛇になってる三姉妹の妖怪だから、うーん、そうなるのか…。

裏表紙のQRコードから、版元サイトの解説ページに飛べるようになっていて、これが本文の10倍くらい詳しいので、興味ある方はどうぞ。

ティラノ篇

トリケラ篇

 

Amazon.co.jp

 

今年秋ごろには、シリーズ3冊目が出る予定です。こんどは翼竜プテラノドン。おたのしみに。

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2023-07-19 15:03:37 | 日々

Mが家のそばで拾った羽。長さ約160ミリ。大物です。
特徴は先端の白と茶色の模様。根元の黒っぽい色。そして、ふわっふわ。

 

左右対称なので、風切羽(翼の羽)ではないことはわかる。
横から見ると、軸の根元に近いほうが反っていて、あまり見かけない形だ。
これは、下尾筒(under tail-coverts)といって、尾羽を下側から支える羽だそうです。

下尾筒が160ミリということは、尾羽は当然もっと長いはずで、かなり大きめの鳥だということ。
最近ノスリの声を聴いたから、ノスリか、トビかとも思うが、この長いふわっふわの毛は、やっぱり、あれかな。フクロウ。
羽の落ちていたあたりは、よくコマ吉が夜にじーっと何かを待ち伏せしているところ。猫の狩り場は、もしかしたらフクロウにとっても狩り場なのかもしれない。

 

 

 

多少暑くても、山は風があるから楽だよねえ…と呑気に構えていたら、ぴたりと風がやみ、2日連続室温30℃。多少どころではない、猛暑。
おしろい花が咲く夕方になっても、まだまだ熱気が去らない。

 

思いがけないところにひょっこり咲いているヤブカンゾウ。
中国では、この花を見ると憂いを忘れるといい、忘れ草の別名がある。この大きな花は目立つけれど、一日でしぼんでしまうので見逃しやすい。
八重咲きの3倍体で種子はできないと図鑑にある。そのわりに場所がぽんと移動していたりするのが謎。

ユリ科に入っていたときは、なんとなくユリの仲間だなあと、わかりやすかったが、その後ススキノキ科という耳慣れない科に分類され、さらにツルボラン科というところに移されたらしく、もう何が何だかわかりません。
ちなみに、漢方でカンゾウ(甘草)というのは、日本には自生しないマメ科の植物で、このカンゾウ(萱草)とはまったく関係がないそうです。
(そうなんだ…知らなかった!)

 

本日のにゃんズ。

クレの巣みーつけた。

 

ご機嫌で、何より。

 

コマちゃんは倉庫の階段に。

 

川に近くて、いい風が通るのを、よく知ってる。

 

本日の「え~?」

「運転下手なドライバーは右腕伸びる」 

あるある。(いや、さすがに83センチは、ないない・笑)

自他ともに認める下手ドライバーの閑猫は、有料道路の料金所でいつもドキドキする。
20センチくらい伸縮自在の腕だといいのになあ。
このあいだなんか、無事通過してほっとしたのはいいけれど、そのすぐ先の出口をうっかり通り越し、なんだかいつもよりトンネルの数多くない? と思いながら、2つ先まで行ってしまい、あわてて戻ったら1つ手前で下りてしまって大混乱…。
(これは、運転の上手下手の問題ではない、ですね)

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ヤマユリなど

2023-07-16 16:12:08 | 日々

今年も一斉に咲きだしたヤマユリ。

 

垂直に近い崖に多い。
頭の重すぎるこの形は、垂れ下がって咲くようにできているらしい。

 

花の数は1つ2つから始まり、年々ふえていく。お隣のは10こ以上咲いていて、とても豪華。

ヤマユリは咲いたあとに種子がたくさんできるけれど、種子から芽生えるのに丸1年かかり、花がつくようになるまでさらに数年かかるそうだ。

 

これはアトリエ前のオニユリ。13段咲きが2本に増え、隣にもう1本小さめのも。

 

ほおずき。

 

 

 

種子まき成功のジニア。

 

今年はこの2色かな?
もともと好きな花というわけではなかったけれど、これくらいハッキリした色でないと、この暑さにはとても対抗できない気がして。

 

隠れてるつもりの、きみ。

 

ばれてるぞ。

 

 

西側の川向こう。
4月から5月にかけて紫の藤の花が滝のように咲く場所に、こんどは白い滝が出現した。

 

全部テイカカズラの花です。
以前はこれほど多くなく、花や実をみつけると嬉しいくらいだったテイカカズラも、ここ数年で爆発的に増えてしまい、ちょっとたじろぐ。
地面を這っている小さいうちは、ちょっと観葉植物のように見える斑入りの葉も、年がたつと斑が消え、まるで別の植物のようになっていく。
つる植物って、鉢植えのアサガオくらいならまだ可愛いけれど、へたをすると妖怪化するので要注意だ。定家葛という名の由来からして、みやびなものではなく怨念めいているし。

 

本日の収穫。

なかなかとれないなあと思っていると、突然どっととれるのでした。
緑の葉っぱに緑のピーマンは見分けにくい。

他に採れるものは、青じそ、みょうが。この2つは冷たい麺類の薬味に欠かせない。
緑のカーテンをめざすバケツ栽培のゴーヤは、スタートが遅く、ようやく窓から見える高さまでのぼってきたところ。がんばれー。

 

本日の「いいね!」(←発見した人にです)

Crows and Magpies Are Building Nests with Anti-Bird Spikes

鳥よけワイヤーで巣を作っちゃったカササギ。ロッテルダム、オランダ。

こちらはオランダのニュース。
すっごく嬉しそうにしゃべってる Auke-Florian Hiemstra 氏は、Mの知り合いです。5月に聞いた極秘プロジェクトってこれだったのね。

Eksters maken nestje van anti-vogelpinnen: 'Bizar, maar ook prachtig'

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町田尚子さん原画展(長崎)

2023-07-15 19:57:13 | お知らせ(いろいろ)

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本日のクレ坊

2023-07-14 16:04:02 | 日々

クレちゃん、おはよう。

 

きょうもごきげんだね。

 

上から見るとほぼ黒です。黒かまぼこ。

 

白いとこもあるよ。

 

すこし珍しい場所。

 

とても珍しい場所。
ここにいるのは初めて見たかも。

 

抱卵中?

 

これは、いつものやつ。

 

これも、いつものやつ。

クレちゃんの写真は、寝てるか、ころがってるのが多いので、なんだか怠惰な猫のようだけど、動くと素早くてうまく撮れない。
夕食時に外から帰ってきて、テーブルに飛び乗り、いろんなものを巧みによけながら縦断してきて、猛烈くれくれアタック…というようなアクティブなシーンも、じつは毎日のようにあるのですが。

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本日のコマ吉

2023-07-13 11:53:26 | 日々

すずしいところ。

 

すずしいところ。

 

すずしいところ。

 

おもて。

 

うら。

 

あらあら。

 

うしろ。

 

まえ。

うちの猫はだいたいお外で遊んでくるので、こういう室内遊びは珍しい。
これは猫用おもちゃではなく、Mが買ってきた紙だけど。
(絵を描く紙は、こんなところには置けません)

梱包用のボール紙や、展示に使う貼れパネを買っていた文具店が閉店してしまったので、なにかと不便。

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見納め

2023-07-10 21:39:50 | 日々

ひっそり薄青紫になった白いあじさい。
花は枯れても枯れたなりに美しいけれど、もう剪定をしないといけないので、これが見納めです。
今年は思いきってバッサリ切らねば、どんどん伸びて道にはみ出してしまう。

 

がくあじさい。

 

白から赤になって…こんどは緑になってきたよ?

 

紅子さん。
庭の中のあじさいは、わたしが管理責任者なので、通行の邪魔にならないかぎり大幅な剪定をせず、枯れ花を冬じゅうつけたままにしている。
山あじさい系は、ほうっておいてもあまり大きくならないのが良い。

通行の邪魔に…なってないとは言いきれないけれど、通るのはほとんどわたしと猫だけなので、「ちょっとごめんよー」とよけたり、くぐったりすれば済むこと。

 

青から赤紫に。

 

藍姫は、今年は花が一つきりで、ちょっと寂しかったけど、種子がたくさんできている。これをまくと、藍姫になる…のかな? それとも、謎の雑種になる?

そして、いただき物の「楊貴妃」と「雷光」、予約中の「御殿場錦」(前に枯らしてしまったので再挑戦)も、植え場所を準備中。

 

姫ちゃんも、いい感じに色あせてきましたねえ。

 

 

マートルの花。

 

ヒメヒオウギの種子。

 

バビアナ(ホザキアヤメ)の種子。

 

チリアヤメの種子。
とっておいて場所を決めて播こうと思っているうちに散らばってしまったので、来シーズンもびっくり箱的に咲くことになるでしょう。

 

ネリネの葉をさんざん食い荒らした犯人を発見。
見慣れない顔だと思ったら、「ハマオモトヨトウ」という蛾の幼虫だそうです。
ハマオモト(クリナム)をはじめ、ヒガンバナ科の植物が好みだという珍しい奴。「夜盗」の名を持つくせに、目立つ色柄で、昼間から堂々と葉の上に。そして、すごい食欲。

 

 

ボクの出番がすくない。

(はいはい、こんど特集してあげるから、ちょっと待ってねー)

 

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