閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

2014-03-30 14:06:14 | 日々


山桜はこれくらい。
ソメイヨシノのほうはちょっと遅れて、昨日やっと3分咲き、
今朝は5分くらいになったけれど、あいにくどしゃ降りで風も強い。
モクレンの大きな花びらもどんどん散ってくる。
せっかくきれいなのに、残念ねえ。

 

 

 

枝のてっぺんでさえずるカワラヒワ。

 

 

これは何かというと・・

 

エクトプラズム・・?

 

じゃなくて、ポリプロピレンですね。

床に近いところに置いてあったクリアフォルダーに
反射した光が天井に映っているところ。
素材が柔かいので、さわると形がいろいろ変わって面白い。
写真にとったあと、色をつけて遊んでみた。

 

 

本日の「いいね!」

NINJA AKASAKA (動画あり)

Mの知り合いがデザインしたというので
どんなのかなあと、好奇心でのぞいてみました。
デザートに「盆栽」って・・(笑)

 

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ヒヤシンスなど

2014-03-28 11:11:41 | 日々


いっせいに花が咲き始め、雨が降り、晴れた。
りこちゃん、水玉拾いに行くよー。

 

えーと、これは?

 

 

紫モクレンです。

 

 

そして、いつのまにか・・

 

 

プラムも満開に。

 

 

つくしと・・

 

 

芝桜。

 

 

アブラチャンの黄緑色の花。

 

 

タチツボではないスミレ。この場所にしかない。

 

 

ハルリンドウ。
30分ほどの朝のお散歩。

 

本日の「いいね!」

HONDA Accord (動画)

これぜーんぶ車の部品ですって。
5か月間で606回も撮り直したとか・・。

 

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スノーフレーク

2014-03-27 09:15:56 | 日々


スノードロップという花の名が出てくる好きな歌があるので、
スノードロップだ(ったらいいな!)と思っていたけれど、
これはスノーフレークです。
この花も好きです。

 

 

 

 

 

咲き終わる日本水仙からバトンタッチ。
白がきれいだし、背丈低めで、丈夫で、たいそうよくふえる。
ただ、香りがいまいちなのが残念なイマイチ水仙。
(という品種名ではありません)



 

 

 

 

木蓮の花もみんな開いた。
キリリリコロロロとカワラヒワがよくさえずっている。
ヤマガラ、シジュウカラが猫の毛をいっぱいくわえていく。
こういうのも、じょうずな子と、いくらやってもうまくまとめられず、
そこらじゅうに散らばしてしまう子がいるのでした。

 

 

ラティス。

 

上り普通電車。

 

 

下り特急マリン号通過します。

 

 

本日の「いいね!」

暗黒卿武者人形

まさかのコラボに違和感なさすぎ。
(もともとあちらが鎧武者を参考にしたのよね?)

追記:上の「いいね」は商品をおすすめするものではありません。
さきほどお値段をみて仰天した^^;

 

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「ならんでる ならんでる」

2014-03-24 09:06:01 | お知らせ(新刊)


絵本の新刊です。

「ならんでる ならんでる」
竹下文子・作 鈴木まもる・絵 偕成社 2014年3月刊


これはもう、タイトルそのまんま、あひるの子が並んでいたり・・

 

人間の子が並んでいたりする絵本です。

 


小さい頃、たぶん小学校にあがる前ですが、
「おさるの買い物」という遊びがありました。
ひとりがリーダーになり、他の子が一列に並んであとについて、
リーダーのするとおり真似をしながら、葉っぱを摘んだり、
小石を拾ったりしてくるのです。

単純ですが、前の子をよく見ていないとできない遊びです。
リーダーのほうも、みんながちゃんとついて来られるように、
飽きないように、工夫と気配りが欠かせません。

『ならんでる ならんでる』という絵本を思いついたのは、
その遊びが楽しかったのを覚えているからです。

並ぶって、なんだろう。
縦に並ぶ。横に並ぶ。ひとりでは並べない。ふたり、三人、四人…
「並びなさい!」と言われてしかたなく並ぶ?
そうとは限りませんよね。
おはじきを並べる。ミニカーを並べる。あひるの行列はかわいい。
並ぶこと、並べることには、幼い子をひきつける根源的な「何か」があると思います。

春に、初めて集団生活を経験する子どもたちは、
前を見て、後ろを見て、横を見て、自分の位置を知り、他人との距離を知り、
少しずつルールを覚え、ふるまい方を身につけていきます。
それは、あひるの子にも、人の子にも、同じように大事なこと、
自然なこと、そしてうれしいこと、ではないでしょうか。

(以上、プレスリリースの「著者メッセージ」)


 

 

以下、おまけ(舞台裏)。

じつは、最初は
「富士山の絵本をつくりませんか」
というお話をいただいたのでした。
それがどうしてこうなったかというと・・

あいにく、わたしは、地学にも地理にも詳しくない。
第一、うちから富士山はまったく見えない。
取材のために登る・・のは絶対無理!

といって、素早くお断りする気でいたのですが、たまたまそのとき、
いろんなカワイイものが並んでいる絵本をつくりたかったのです。
でも、並んでいるだけで、ぴたっとくるオチがまだできていなかった。
そしたらMが、「並んで富士山に登って、最後はご来光を見る!」と
ものすごく強引にまとめちゃった(・・笑)

で、その線で考え始めると、子どもに富士登山はハードすぎるだろうとか、
草木もなくて景色がつまらないとか、そもそもご来光を見るなら
深夜から登らなきゃ、とかとか、具体的な問題がいっぱい出てくるわけです。
じゃあもっと小さいお山でいいか? となって、「お山のてっぺん」から
逆算するかたちで、いろんなことが決まっていきました。

途中からテーマがはっきり見えてきたため、
じゃあ扉には何が並んでいたらいいかとか、
表紙のふちどりはファブリックで、タイトルは色画用紙っぽくとか、
イメージを絞っていくことができました。

こういうのを、「ヒョウタンからコマ絵本」といいます。
ラストに「富士山っぽいもの」が描いてあるのは、そのなごりです。

 

このあたりも「ならぶ」に関連する記事かも。

 

 

イタリアのボローニャで開催される児童書フェアの
偕成社のカタログの表紙にも使っていただきました♪

 

ならんでるならんでる
竹下文子・作 鈴木まもる・絵
偕成社 2014年

 

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ヒュウガミズキ

2014-03-22 21:23:31 | 日々


えーと、トサミズキだっけ、ヒュウガミズキだっけ・・?
毎年、見るたびに、どっちだったかと迷う。
よく似ているけれど、これはヒュウガミズキ(日向水木)。
天然ではなく、植えられたもの。

ヒメシャラとナツツバキ。
スノードロップとスノーフレーク。
フキノトウの雄花と雌花。
などなど、いったん逆に覚えてしまったものって、
なかなか正しく覚えられないのでした。


 

タチツボスミレ。
半日陰のほうが色が濃い。

 

 

ああ、こういうのも、毎年必ず今ごろに撮っているんだな。

 

 

屋根です。
瓦は半透明の強化ガラス。

と言えば、なんとなく、そのように見える。
(嘘です)


 

本日の「いいね!」

恋に落ちたベイダー卿

45秒くらいの、首をかしげるしぐさが、
うちの黒猫さんちゃんにそっくりだったので、思わずシェア。

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解凍

2014-03-19 11:38:10 | 日々


2月は短いけれど、3月も早く過ぎていく。
きょうはとても暖かい。
パピルス池のカメキチが目を覚ましていた。
自然環境で初めての冬眠だったので、心配だったけれど、
今年も無事「解凍」に成功したのはめでたい。
なんだか、冬眠前より一回り大きく、甲羅の模様もあざやかに見える。
急いで写真を撮ろうとしたら、またもぐってしまいました。


これも冬眠からさめたヒヤシンス。
 

 

 

相変わらずちびちびと、ちまちまと、古典を読んでいる。
読書百遍とはよく言ったもので、何か月かやっていたら
だいぶ文体に目が慣れて、読みやすくなってきた。
多少古いとはいえ、日本語ですからね。
昔の人が現代の小説を読むよりはずっと簡単ではないかしら。

古典といっても、源氏物語とか、みやびなものばかりではないので、
目から光線を出して妖怪を追い払う人が出てきたりする。
正義の味方5人組の鎧の色がそれぞれ違っていたりする。
ウルトラマンもなんとかレンジャーも、みんな元はここだったんだ。

<紺地の錦の鎧直垂に、金白檀の鎧着て、
大立物に日月を金銀にて打つたる五枚甲の緒を締め
金(こがね)作りの大太刀二振帯(は)いて、
栗毛の馬の三寸にあまりて見へたるに、白磨(す)りの銀覆輪の鞍置ひて、
側黒の弓に十四束三伏の矢、沓巻過ぎて引き絞り、
弦音(つるおと)高く切つて発(はな)つ>

ほとんど「ガンダム」みたいではないですか。
こういうの、300年前からあったんだ。
知らなかった。

それにしても、古文をパソコンで打ち込むのは手間がかかる。
「はべるべけれ」とか「のたまひけるは」とか入れても
絶対正しく変換してくれない。
「あのくたらさんみゃくさんぼだい」の「のく」と「みゃく」の字が
どうしてもみつからないので、検索して「コピペ」をする。
べつに博士論文等を書いてるわけではないので、どうでもいいんですが、
コピペって、できると、楽だよなあ、とつくづく思うのであります。


 

 

本日のにゃんこ。

なぜか突然あまったれ後追いモードになった真鈴さん。
背中を静電気でケバケバさせながらずんずん迫ってくるのでした。
(うーん、なんか妖怪っぽいな、この写真)

 

本日の「いいね!」

また!猫にベッドとられた(動画)

特集第二弾です。
「ベッド!」と言われてベッドに行こうと努力する犬って
つくづくえらいと思う。

 

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金のまりの謎

2014-03-18 09:56:01 | 

誰でも知っている、グリム童話の「蛙の王様」という話。
お姫様が泉に金のまりを落とし、蛙に拾ってもらうところから始まる。
しかし、考えてみれば、変だ。
まりというのは普通、水に浮くものではないだろうか。

・・というような疑問を、時鳥さんが提示されていたので、
そちらのコメントにも書かせていただいたのですが、
さらに熟考してみたく、あらためてここに書いておきます。

 

「蛙の王様」には「鉄のハインリヒ」という妙な副題がついている。
副題がついているのは、200余篇中これだけだ。ということも、
ハインリヒって何?ということも、ここではまったく関係ないけれど、
KHM1、つまり全集では必ず最初にのっているため、とても探しやすい。
まずは、完訳版をみてみましょう。

<暑くってしようのない日には、おひめさまは森のなかにはいって、
このすずしい泉のへりにすわることにしていました。
それから、退屈すると、黄金(きん)のまりをだして、
それをまっすぐにほうりあげては、落ちてくるのを
下でうけとるのがおきまりで、これが、おひめさまの
なによりすきな遊戯でありました。>
(金田鬼一訳 岩波文庫)

さあ、この中に、すでに手がかりがいくつもある。
まず、放り上げては受けとめて遊んでいた、という点。
「まり」といえば当然「まりつき」と思いやすいが、
お姫様はぽんぽんついて遊んでいたわけではなかった。

次に「まりをだして」という点。
どこから、ということは書かれていないが、
ポケットにでも入れてあったような印象を受ける。
少なくとも、ずっと両手に抱えていた感じではない。

それから、「黄金のまり」だ。
これは「見た目が金色をしたまり」とも読めるし、
「黄金で作られたまり」とも読める。

「まり」という訳語が気になってきたので、
例によって近代デジタルライブラリーをのぞいてみる。
本邦初訳のグリムは明治20年の「西洋古事神仙叢話」だそうで、
これには残念ながら「蛙の王様」は収録されていない。
(タイトルを見ても、それが何の話だか見当がつきかねる。
シンデレラは入っている様子)
「蛙王子」というのが明治43年の「家庭十二ヶ月」という本にあり、
これには「金の手毬」となっている。
「まり」「てまり」以外の和訳は、わたしは見た記憶がない。
女の子のお気に入りの玩具ということで、自然にそうなったのだろう。

まり。まりつき。ゴムまり。
「水に浮く」と思うのは、おもにそこからの連想だ。
しかし、中に空気の入ったゴムまりができたのは近代になってから。
なにしろ、コロンブス隊が南米から持ち帰るまで、
ヨーロッパ人はゴムというものを知らなかった。
だから昔話にゴムまりが出て来るはずがない。
もちろん、糸でかがった「和てまり」や「蹴鞠」はうんと古い。
西欧にも革や布製のボールを使うゲームは昔からあった。
が、それらが金色をしていたとしても、水には浮く。
いや、お手玉のように、小石でも詰めてあったら、どうだろう。
沈む・・かな?
(物理が得意な人は考えてください)

ここで、グリムの原典をあたってみる。
初版も、最終版も「goldene Kugel」と書かれている。 
独和辞典が手元にないため、グーグル翻訳にかけると、
まぜか「金のまり」ではなく「ゴールデンボール」と訳されるのだが、
「まり」と「ボール」ではずいぶん違うじゃないの。
「玉」とか「球」とか訳せば、また違う。
お姫様が持っていたのは、いったい「何」だったのでしょうか。

次なる手がかりは、蛙。

<蛙は、この約束を聞くと、頭を水の中へくぐらせてもぐって行って、
しばらくしてからまた浮かび上がって来た。
口に毬をくわえて来て、草むらにほうり投げた。>
(関敬吾・川端豊彦訳 角川文庫)

わたしは、なんとなく、ヒキガエル的なものを想像していたけれど、
原典では「Frosch」だ。フロッシュというのは、一般的な蛙のこと。
絵本などでは、たいてい緑色に描かれているやつ。
日本語ではアマガエルもトノサマガエルもヒキガエルも蛙と呼ぶが、
ドイツ語では、陸棲のヒキガエルは「Kröte」で、
水棲の「Frosch」とははっきり区別される(らしい)。
いくら「おはなし」でも、雨蛙がバスケットボールのようなものを
くわえてきたら違和感がありすぎる。
とすると、この「まり」は、意外と小さいのかもしれない。
(ドイツにものすごく大きいフロッシュがいるのかどうか、
わたしは知らないので、この点はこれ以上追及しないでおきます)

で、結論は、といいますと、ぐたぐた長く書いてきたわりに
「これが真実」というものはないのですが(期待した方はすみません)

もしも「金のてまり」ではなく「黄金の球」と書かれていたなら、
取り落とせばころがっていって泉の水底深く沈んでも不思議はない。
そして、お姫様が投げ上げて遊ぶことを考えれば、
(「空高く」投げたとは書かれてませんが)
砲丸投げの玉よりは小さいほうがよい。
イメージ的には、フランスの球技「ペタンク」に使う玉と、
ハリー・ポッターに出てくる「クィディッチのスニッチ」の間くらい?
金の比重は19で、胡桃大でもけっこうずっしり重そうだなあ。
まあ、いつもそういうもので遊んでいたおかげで、
蛙を壁に投げつける腕力がついた、と、
そういうことでしょうか。


以下おまけ。

よくよく考えてみたら、水に沈む「金のまり」というものが
実在する必要はぜんぜんないのだった。
ドイツでもどこでも、ボールという玩具は古代からある。
それは革か布か、ひょっとしたら木製だったかもしれない。
糸を巻いた玉かもしれない。鉄の球もありうる。
投げて受けとめたり、棒で打ったり、ころがしたりして遊ぶ。
お姫様も、ボールで遊ぶ。
ただし、お姫様だから、庶民と同じではいけない。
ボールだって、お姫様のは、うんと上等なのに違いない。
たとえば、そう、金でできているとか。

日本の戦前・戦時中の小学生(男子)のあいだに、
「天皇陛下のおトイレは金でできてるんだぜ~」的な
「誰でも知ってる禁断のジョーク」がひそかに存在した、
という話をどこかで読んだことがある。
(久保田二郎の本だったのかな。うろ覚えですが)
「上つ方」の生活の実態など、庶民は知らない。
「金でできている」というのは、つまり「象徴」なのだ。
金のまりなんて、重くて大変じゃないの、ということは
いちいち考慮されない。
投げれば落ちる。落ちればころがる。水には沈む。
金属は比重が重いから沈むんじゃなくて、
語り手が「沈んだ」と言ったから沈んだのである。
すべては言葉のワンダーランドで起こるできごと。

 

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イアン結び

2014-03-15 17:00:08 | 日々


ヤマガラより用心深いシジュウカラ。
たまにピントが合っても後ろ向きではなあ。

 

それが何か?

 

 

「靴紐がほどけにくい結び方」を習ったので、やってみる。
イアンノットというそうだ。
手順は蝶結びと同じくらいか、むしろ簡単なくらいなのだけど、
最初はなかなか理解できない。
3日くらい、結んだりほどいたりしていたら、だいぶ早く結べるようになった。
でもまだちょっと考えてしまう。
頭でなく、手が覚えないと。

下駄箱の中にある紐つきの靴を、全部出して、
片っ端からイアンノットで結んだ。
よーし、と思ったが、考えてみたら、どれも毎日はく靴ではない。
年に数回しかはかない靴もある。
「ほどけない」というくらいだから、結び直す機会も
なかなかめぐってはこないだろう。
そのうち、結び方、忘れちゃいますね、きっと。

 

上がふつうの蝶結び。
下がイアンノット(たぶん)。
違い、わかります?

子どもが小さかった頃、知人にサッカーシューズをもらった。
当時はやっていたJリーグモデルのスニーカーだ。
はじめての紐靴。
かっこいいので、本人ははきたがるけれど、紐が結べない。
結べないのに、結べると言い張り、やっぱり結べないので、
毎朝のように玄関で一騒ぎある。
どうやって教えたのか、よく覚えていないけれど、
いつのまにかひとりでちゃんと結べるようになっていた。
(・・なったよね?)

わたしは、蝶結びの覚え始めに、母にくっついて回って、
エプロンのうしろの紐を結んだりほどいたりしているうちに、
変な固結びになってほどけなくなり、おこられた記憶がある。
「もーっ、なんで子どもってこうよけいなことばっかりするんだろ」
と大人はきっと思うだろうけど、そういう「よけいなこと」こそが
じつは重要な技術の習得過程だったりするかもしれない。
大人になってしまってから覚えようとするとけっこう難しい。
頭と手の距離がどんどん離れていく気がする。

(そうは言っても、忍耐には限りがあるので、
何にでもマジックテープをつけとくほうが楽なのは確か。
だけど、あれは本来は手先が不自由な人のための補助グッズだ。
幼児の頭と手は、「できること」はとばして「できないこと」を貪欲に求める。
できないことが、できるようになる喜びは、本能的なものだ。
「やってみる」ことを封じられれば、別のことを「やってみる」。
封じられれば封じられるほど、本来の必然性から遠ざかっていく。
だから、最初に自発的にやりたがることを思う存分やらせておくのが
結局は一番楽なんではないか、と思うわけです。
「なんでこういうことするの」という幼児の行動を見たら、
いったい何の「練習」なのか、という意識で見るのがよいと思う。
現代の文明社会ではすでに不要かもしれないが、
縄文か弥生時代なら必須であった、ということを、たぶんやってるはず)


サンゴロウの話を書いているとき、ロープワークの本をみて
「もやい結び」その他を覚えた。
しかし、船を持っているわけではないので、使うチャンスが全然ない。
ときどき犬をつなぐなど、意識して使うようにしていたけれど、
犬を飼わなくなったら、もうきれいさっぱり忘れてしまった。
技術は使わないと忘れる。
というより、使わない人は覚えている必要ないんですが。

上の画像で、練習台に使っているのは、バスリコーダー
・・とかではなくて、ストーブ用の自家製「火吹き竹」です(笑)
あらためて見たら、いい色になっていました。

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こんこん

2014-03-13 09:31:54 | 日々


こんこん! ここここん! という音がする。
ヤマガラが木の枝で、ひまわりの種を割っているのです。

音の特に響きやすい枝というのが、たまにあるようで、
窓を閉めた室内にいても聞こえることがある。
使う場所は行き当たりばったりで、決まってはいない。
電線やTVアンテナだと、軒に直結しているので
「ごんごん」と大きく響き、ナニゴトカと思う。

写真を拡大して見ると、くちばしは工具のようにとがっていて、
雀や文鳥とはまったく違うことがわかる。
キツツキほどではないが、つつく力はかなり強そうだ。
鳥自体はてのひらに入るほどで、その半分以上は羽毛なのに、
いったいどこからこういう力が出るのか、不思議。

 

えーとね、こうやって両足でしっかり押さえてね。

 

 

こんこん! つついて、割れ目から殻をはがしてー、

 

 

中のおいしいとこを、もぐもぐもぐ。

 

 

こここん!と、すみずみまでキレイに食べる。

 

 

もぐもぐ。けっこう疲れるわよ、これ。

 

さ、もういっこ取ってこよっと。

 

ひまわりシードは、わたしも好きで、かぼちゃの種と混ぜて
ときどきサラダのトッピングに使ったりします。
(小鳥用じゃなく、ヒト用の、炒って殻を取ってあるものですよ)
リノール酸、ビタミンE、それからトリプトファンというアミノ酸が
多く含まれているそうです。

 


本日の「いいね!」

Hilary Hahn - Sarabande (動画)

このヴァイオリニストのことも、ヴァイオリンのことも、
よく知らないのですが、とても素敵だったので、シェア。
何が、どこが気に入ったのだろう。バッハ? 倍音?

 

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あんず

2014-03-12 11:26:07 | 日々


お隣のアンズの花。
今年はたくさん咲いてます。

果樹の花の中で、特に好きなのが、アンズ、梨、アーモンド。
梨とアーモンドはずっと前に枯れてしまいました。
このアンズも、花から実になるのは難しい。
いまはまだ日があたっているけれど、そのうち周囲の葉がしげって
日陰になってしまう。

 

サンシュユもひらいた。

 

 

ふきのとう。
こういう白っぽいのが♀花で・・

 

 

黄色っぽいのが♂花だそうです。
(これまで逆に覚えていた!)

 

裏山のてっぺんから。ライオン雲を発見。

 

 

ついてきたさんちゃんは、ここで待機中。

 

 

このあたり、鹿の痕跡がいっぱいある。
毎晩ダンスパーティーでもやってるのではないかしら。
食べられる若木はすべて地上20cmくらいで刈り込まれた形。

 


本日の鳥さん。

ヒヨドリを見かけない・・と書いたら、来たのでした。
やっぱりこちらが見ていなかっただけかな?

窓のガラスごしに撮っているので、反射の具合によって、
むこうからこちらが見えにくい時間帯があるらしい。
いつもはもっと敏感に気づいて逃げてしまうのですが。

 

ふーん、きょうもポンカンですか。

 

 

どれどれ、お味見を。

 

 

ふむ、わるくないですね。

 

本日の「いいね!」

子どもたちの眠る場所

写真家James Mollison のプロジェクト。
アメリカでは写真集出てるんですけど、邦訳はまだかな。

Where Children Sleep
James Mollison
Chris Boot



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