閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

2018年のおしごと

2018-12-31 11:48:23 | 日々

○出版したもの

紙芝居『どろねこちゃんになっちゃった』(おくはらゆめ絵 教育画劇)

文庫『木苺通信』 (初見寧絵 ポプラ文庫ピュアフル)

これだけ。
えー、これだけ?

そうなんです。今年はけっこう働いた気がするし、本も数冊は出るんじゃないか、と思っていたのですが、さまざまな理由ですべて先送りになってしまい…文庫は書き下ろしではないから、仕事としては紙芝居1本だけということに。
でも、これ、すごくかわいい紙芝居だし…
何よりも『木苺通信』の復活という長年の夢がかなったので、満足、満足。

○これからの予定

というわけで、その先送りになったあれやこれやが、来年は順番に出る…はず…だといいなあ…(自信なくなってきた)

プライベートでは、32年住んだ家から引っ越したというのが最大のイベントでした。
これを超える出来事はそうそうないかもしれない。
今年一年、お世話になった方、閑猫堂をみてくださった方、ありがとうございました。

 

さて、たまには、さんちゃんの渋い背中で締めてみましょう。
オトコは黙って…

 

よいお年を!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飾り窓

2018-12-30 11:46:49 | 日々

クリスマスも終わったので、お正月モードに衣替えです。

この窓は、べつにショーウィンドウでも何でもなく、玄関の明り取りにすぎない。
しかし、玄関ドアは横向いているので、わが家に用のある人はまっすぐこの窓めざしてやってくることになり、非常に目につきやすい。
カーテンのサイズの合うものがなく、中途半端なので、何か置いたりぶらさげたりしないとバランスがとれない。
むかし読んだ安房直子さんの童話に、男の子がお父さんからスポーツ用品店のショーウィンドウの飾りつけを任される話があって、それがすごくうらやましかったのを思い出した。
そうだ、わたし、何十年も前から、あれをやってみたかったんだ。

 

中から見たところ。
小学生の娘に任せたらこうなるかという感じですね。
百円ショップで買ってきた千代紙柄の折り紙。パッケージには「日本の伝統」とあるが、裏返すとMade in Thailand で、英語ポルトガル語も書いてある。和風といえば和風だけど、全体に色が薄ぼんやりしてめりはりがない。次回はちゃんとした紙で作りたい。

 

 

昨日届いた掲載紙です。

わたしは写真を撮るのが好きだけれど、撮られるのは嫌いなので、プロフィール写真はたいていお断りしている。
そもそも自分が出て行きたくないから物書きをしているわけで、書いたものはいわば分身…というより、むしろそっちが本体で、残りは抜殻といってもいい。だから、本体を読んでいただければ十分で、抜殻がいつどこで生まれたとか、どんな姿形をしているかとか、そんなことはどうでもいいじゃないですか。
ということを折にふれて訴えているのだけれど、いまだに理解されたためしがない。
いつだったか、「猫の写真じゃダメですか」と聞いたら「作者は猫ではないからダメ」という回答がきた。まあ、それはたしかにそうね。
「お面かぶっててもいいから!」と言われたこともある。なんじゃそりゃ。
新聞は特に、ちゃんと取材したことの証明のためなのか、写真が不可欠らしい。
今回もまた「顔写真を」と言われたので、メモ用紙の端にちょこちょこと落書きをして、朴の葉にのせて写真に撮り、「これでもよければ」とメールに添付してみた。まさか通ると思っていなかったら、「いいです」というので、ビックリした。
掲載されたのを見たら、この超テキトーな「顔写真」(ヒトかどうか怪しいが、いちおう「顔」であり「写真」でもある)が、どーんと大きく載っていたので、またビックリした。
でもまあ、これで「前例」ができましたからね。今後はこの手でいきましょう。


風の強かった翌朝。郵便受けに葉っぱが一枚入っていた。

 

おや? 裏に何か書いてありますよ。

 

「ことしもありがとう」
は、はい~、こちらこそ~。(…って、えーと、どなたですか?)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うみねこ島の古本市(予告篇)

2018-12-29 14:15:18 | お知らせ(いろいろ)

先日、Mの仕事場の書庫(という名の洞穴!)の大掃除をしたところ、棚の奥から、黒ねこサンゴロウの本の在庫が思ったよりたくさん出てきました。
すべて未使用新品ではあるけれど、年数が経過しているため、状態は古本に近く…
中はキレイで、破れも汚れもないんですが、小口・表紙とカバーの縁・カバー裏などに、黄ばみや細かいしみがあり、販売できなくなっています。


引越しをして身にしみて感じたのは、本は「重い!」ということ。それと、こういう山や川に囲まれた環境で空調設備のない建物では「保管が難しい!」ということ。
この先ずっと棚に置きっぱなしではしかたがないし、ちゃんと管理していける自信もありませんので、この際、古本でもいいから欲しいという方があれば、お譲りしてしまおうと思います。

サンゴロウシリーズは発刊から来年で25年、版元品切れの巻もちらほら出始めているのですが、だからといって古本に不当な高値がついたりするのは、作者として非常に不本意で、嬉しくないことです。
定価1000円のところ、1冊1000円(税込み・送料込み・サイン入り)で引き取ってくださる方いらっしゃいますでしょうか?

じつは7、8年前にも「サマーセール」と称して、押入れの整理を皆さまに手伝っていただいたことがありました。あのときは突発的に思いついて実行したため、「ブログ見てなくて知らなかった~」とか「こんなお盆の忙しいときに~」とか叱られましたので(笑)、今回は予告することにしました。

<サンゴロウ25周年記念 うみねこ島の古本市>
2019年1月6日(日)午前9時オープン

ありますものは、サンゴロウ(1~10巻)+ドルフィン・エクスプレス(1巻のみ)。
ご注文は開店日の記事のコメント欄(非公開にします)にて、おひとり1冊限り、第3希望までお申込み承ります。
ご希望の多い場合は、申し訳ありませんが、先着順に対応させていただきます。ご了承ください。
(本にはすべてサインと日付が入りますので、転売目的の方はご遠慮ください)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Merry Christmas

2018-12-25 22:41:13 | 日々

今年は「クリスマス・カウントダウン紅茶」をいただきまして、こっそりと初参加!
クリスマスまでの10日分のカレンダーに、10種類の茶葉がセットになっているのです。
1袋2~3人前なので、ひとりのときは淹れなかったり、牛乳を買ってないためチャイが後回しにされたりと、多少ずれましたが、本日めでたく最終日の「ダージリン ファーストフラッシュ タルザム茶園」を、同じくいただき物のシュトーレンと共に。
え~、ダージリンって、アッサムって、こういうお茶だったの? じゃあこれまで飲んでいたのはいったい何だったの?? と目からウロコの贅沢な10日間でした。

 

そして、サンタさんからは…

 

え~~~、にゃんこの足跡?の化石??

 

ボクのじゃないよ。

 

(こーら、怪しいぞ、おててを見せてごらんッ)

 

おまけ。

「キリン村共和国 クリスマス記念切手シート」。
息子Kが12歳くらいのとき。
このころ一時的に切手蒐集に熱中しており、集めるだけでは飽き足らず、独立国家を作って架空切手を次々と発行したのでした。
(その元は「ドリトル先生の郵便局」だったか、「ドナルド・エヴァンスの世界」だったか…)
上の6枚組は、その中のひとつ。
切手の縁の「目打」の感じを出すのに苦心した様子がうかがえますね。
この共和国は、建国後わりと短期間で消滅してしまい、何十枚かの切手と数号の新聞が残るのみです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本日のコマ吉

2018-12-23 23:39:25 | 日々

昨年は1500gの「へなへな」だった子が、いまや4500gの「ずっしり」に。
出なかった声もだいぶ出るようになった。
でも相変わらず「にゃー」と言えず「ピー、ピー」と鳥のように鳴いている。
明け方、冷えてくると、耳元で「くふくふくふ」といって、爪を出さない前足でちょんちょんと顔をさわり、するりと布団に入ってくる。
コマちゃんは甘えっ子。甘え上手。

 

ゆきじゃないよ。

 

こんくりーとだよ。

 

 

 

 

 

 

 

枯れ枝をかじって遊んでいる。

 

せーの…だだだだだっ!

(きょうはこれだけでスミマセン)


本日の「いいね!」

Anyway the wind blows..フレディ・マーキュリー

W先生@ロンドンからシェアのシェア。
この回もすごい詳しいんだけど、他にも興味深い記事がたくさんあって、気をつけないとずーーっと読んでしまいます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

好評発売中 ♪

2018-12-22 13:17:06 | お知らせ(いろいろ)

 


(閑猫は「ついったー」をしていなくて「りついーと」ができないため、丸ごと貼り付けてみました。この方法でいいのかしら?)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

柚子

2018-12-21 11:55:40 | 日々

おうちで採れたという柚子をたくさんいただいたので、マーマレードを作りましょう。
柚子は夏みかんや金柑より扱いやすいし、捨てるところが少ない。
種も一緒に煮ると短時間でとろみがつく。
うちじゅう柚子の香りでいっぱいになる。

MNちゃんが地物の夏みかんで作っていたマーマレードは、本当にびっくりするくらい香りがよくて美味しかった。
それはフランスの古いレシピで、途中に「寝かせる」という工程が入り、3日だか4日だかかかると言っていた。
そのうち一度ちゃんと教えてもらおうと思っているうちに会えなくなってしまったのが残念だ。
彼女は日本語がじょうずだけれど、文字の読み書きにはとても時間がかかる。わたしはフランス語は喋れないし、お互いメールや電話ではなかなか要領を得ない。
これだけ通信手段が発達しても、じかに会って話さないとできないコミュニケーションって、やっぱりあるんだなあと思う。
MNちゃん元気にしていますか。冬のノルマンディーは寒いですか。

はい、きれいにできました。
きれいなものを作るのは嬉しい。気持ちが明るくなる。

 

そろそろ庭もなんとかせねばと思うのですが。
日あたりは良いのだけれど、風あたりも強い。部分的に水はけのよくない場所もある。
とにかくスペースが漠然としすぎていて、どこからどう手をつければいいのかわからない。
土のままにしていたら「畑ですか?」と聞かれたので、花壇だとわかるように、とりあえずビオラを植えてみたところ。
でも、これだけでは花壇に見えない。
宮沢賢治の描いた「tearfull eye 」という花壇の設計図がしきりと思い出される。
閑猫に欠けているのは、企画力、構成力ですね。

本日の「いいね!」

You Gotta Believe - Nina Paley

おふざけのように見えるけど、意外と本質を突いているのでは。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Cheek to Cheek

2018-12-20 11:05:28 | お知らせ(いろいろ)

手嶌葵さんのニューアルバム「Cheek to Cheek ~ I Love Cinemas」がリリースされました。

タイトルのとおり、映画音楽をあつめたカバーアルバム。
どれも耳になじみのある曲ばかり…ですが、子どものころから聴いていた C'est si Bon も Tea for Two も、映画の中の歌だということを、わたしは全然知らなかった!
前のアルバムに入っている Moon River や Over the Rainbow も大好き。 
葵さんの優しい声が、ティータイムに似合います。

上の画像は「初回限定プレミアム盤」で、LPサイズのジャケットにCD2枚つき(2枚目はインストゥルメンタル)のレトロ仕様。
中のイラストは初見寧さん。
通常盤もあります。

Cheek to Cheek~I Love Cinemas~
手嶌葵
ビクターエンタテインメント

音楽は「CD」(←「レコード」ね)で、「アルバム」単位で買うもの聴くもの…という習慣が抜けない閑猫は、1曲ずつばらでダウンロードするという発想にいまだ馴染めないんですが…
だって、1曲好きだと、全部欲しくなりません?




「風町通信」「木苺通信」文庫版の帯の葵さんのコメントは、ほんとはもっと長く書いてくださった文章のごく一部なのです。いずれポプラ社さんのサイトかどこかで、全文掲載してもらえるといいなーと思っています。
(12月以前に出庫された「風町通信」は帯が違うかもしれないので、揃えたい方は店頭でご確認くださいね)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジュエル

2018-12-16 21:37:32 | サンゴロウ&テール

12月22日は冬至。
翌23日が満月。
というわけで、今年のジュエルの祭は12月23日です。

 

<ぐうぜんか。ぐうぜんでなければ、なんなんだ。>

ちょっと久しぶりに開いてみたこの本の、ここのところでくすりと笑う。

 

光のカケラ―ドルフィン・エクスプレス
竹下文子・作
鈴木まもる・絵
岩崎書店 2007年

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

sunset

2018-12-15 23:12:13 | 日々

山火事ではありません。夕焼け。

本当はこんな色ではなかったと思うけど、じゃあどんな色だったかと聞かれても思い出せない。

英語の辞書で「夕焼け」をひくと「sunset」と出る。
ふつうの日没も夕暮れも同じ sunset だ。
美しいサンセット、荘厳なサンセット、という言い方はあっても、「夕焼け」に相当する単語はないらしい。
サンセットは文字どおり沈む太陽だけれど、日本語の「夕焼け」の正体は赤く染まった空や雲で、太陽そのものは含まれていない…ような気がするのですが、どうでしょうか。

昔のアメリカ映画のタイトルに「サンセット大通り」というのがある。(見てません。生まれてない!)
ふと気になってあらすじを見てみたら、タイトルから想像するのとはまるっきり違ったのでびっくりした。
(なんとなく「On the Sunny Side of the Street 」ってジャズの曲と混同していたふしもある)
映像を見ていないから現場の様子がわからないけれど、「大通り」というと札幌の雪まつりをするところとか、仙台のイルミネーションで有名な定禅寺通などを思い浮かべてしまい、高級住宅地の感じがしない。
あれは「夕映え通り」なのかな、それとも「たそがれ並木道」みたいな感じ?
などと、どうでもいいようなことを考える。
本物の夕焼けはみるみる薄れて消えてしまうが、写真の中の夕焼けはいつまでも消えないので、閑猫のどうでもいい考えも、ぐるぐる堂々巡りをしてなかなか終わらない。


本日のにゃんズ。

コマとクレ。
早くストーブつけろと言っております。

 

コンパクト便を開封するとあらわれる黒猫さんが楽しい。
「黒猫=縁起が悪い」というイメージを払拭することに成功したヤマト運輸はほんとに偉い。

 

何が届いたかは…秘密です。怪しいお取り寄せ。

 

本日の「いいね!」


美しき青きドナウ(チキンバージョン)

これからこの曲を聴くたびに思い出してしまいそう。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする