閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

「せんろはつづく」@お風呂屋さん

2023-05-31 17:22:11 | お知らせ(いろいろ)

神奈川県逗子市にある銭湯「あづま湯」さんで、絵本『せんろはつづく』を展示してくださいました。

え? おふろやさんで絵本を??
とビックリしたのですが、これまでにも他の絵本を使って好評だったとのこと。
見開きコピーをパウチした状態で、1週間に3場面ずつ。
のんびりお湯につかりながら、1冊の絵本を5週間かけてゆ~っくり楽しんでいただくという趣向です。



 

 

 

こちら女湯の展示はすでに終了し、男湯も今週いっぱいということですが、おもしろいなあ、こういう思いつき。
昔ながらの壁画の富士山もよいけれど、掛け替えができて連続物で、肩のこらないのどかな絵本って、なかなか良いのではないかしら。

町のお風呂屋さんって、ほんとに少なくなりました。あづま湯さんも、逗子市で唯一の銭湯だそうです。
わたしが若いころ書いた童話に、窓の外にお風呂屋さんの煙突が見えるというシーンがあるので、その当時はまだふつうにあったと思うんだけど…考えてみたらそれは44年も前のこと。

 

<追記>
このような形で絵本の絵を使いたいという方は、著作権の問題がありますので、必ず事前に出版社にお問合せください。

 

 

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雨になる前に

2023-05-29 15:09:03 | 日々

高級巣材が大量入荷!
W先生んちの白柴ハナちゃん、ご協力ありがとう。


すごい勢いで集めていくシジュウカラ。

 

前、見えてるの? だいじょうぶ?

 

Mが道沿いにあちこち挿し木して増えた紫陽花。
これは何だろう。花の形はヒメアジサイのようだけど、色が紫系。
土の成分で色が変わったのかな。
そういえば、庭のヒメアジサイも、移して最初の年は紫になって、あれれ?と思っていたら、いつのまにか本来のブルーに戻っている。

 

大好きなアナベルも咲き始め。
この環境が合うらしく、ご機嫌でどんどん増えて…嬉しいけれど悩ましい。

 

あじさいガーデン。
右手前は、これから色のつく紅萼。

 

バイカウツギも、次々と開花。
この花はとても良い香りがするけれど、キンモクセイやクチナシのように離れたところまでは届かない。顔を寄せてはじめてわかるくらいの、控えめですっきりした香り。
ちょいちょい切ってきてテーブルに飾っている。

 

ピンクのシモツケとヒメアジサイは玄関に。

 

ワイルドストロベリー。小さいです。
みつけると、ついつい口に入れてしまうから、ジャムにするほどは集まらない。

 

本日のゲスト…?

庭の八重桜の枝。ふと見たら、こんなものが。

 

モリアオガエルの卵!
話には聞いていたけれど、実物を見るのは初めて。
洋梨くらいのかたまりで、泡といってもふわふわのぐじゅぐじゅではなく、表面は乾いていて、メレンゲというかマカロンというか、カルメ焼き? 意外としっかりした感じ。
この中に何百もの卵が入っている。1週間ほどで孵化し、おたまじゃくしは雨を待って下に落ちてくる。それから1か月ほどかけてカエルになるそうです。

ぶらさがっている場所は、地面から2メートルあまり上。
下には亀池(亀は2年前に逃げた)があり、その横には水のたまった大きな古火鉢がある。
でも、その位置どりがちょっと微妙で、垂直に落下するとどっちにも入らないおそれあり。心配になったので、要らぬお節介かもしれないが、念のため、火鉢の隣に水を張ったコンテナを追加で置いた。
亀池も、草に埋もれていたのを大急ぎでお掃除したので、以後は水を絶やさぬよう、毎日見まわることにする。

それにしても、モリーさんは、どこからやってきたのか。そして、どうやってこの場所を選んだのか。
カエルの本能で(見て? 音で? 匂いで?)水場を探し当て、その大きさ、深さ、水質、安全性、餌の有無、などなどをチェックし、最寄りの木をみつけて、ほどよい高さまでのぼり、水面の真上と思われるポイントで産卵する。
そのポイントは「下から見あげて」決めるのか、それとも「上から見おろして」決めるのか。もしも適当な枝がなかったらどうするのか。
今回、狙いは「ほぼ真上」だったようだが、八重桜の枝が想定外にやわだったために、重みでぐんと下がった結果、やや予定とずれた…のかもしれない。
もっと水のそばの低い位置に産めばと思うけれど、地面に近ければ動物(アナグマとか)に食べられるリスクがある。高すぎれば鳥にみつかりやすい。
もちろん産卵のタイミングでオスとメスがそろっていなければ受精しないし、孵化しても、そのあと日照りがつづけば乾いてしまう。もしかしたら、例年より早めの梅雨入りを予知し、そこから逆算してのコール、集合、そして産卵、という一連のプログラムがちゃんとできているのだろうか。
小さなカエルの頭の中に、驚くべき知恵が詰まっているのだねえ。

<追記>
卵を発見したあとも、「ケレレッ」というコールを何度か聞いた。別のカエルらしき「ホワッ」という声も。もしかして、卵、まだふえるのかな?

<また追記>
カエルの本能も完璧ではないので、小さな水たまりの上に産んでしまって、孵化前に水が干上がってアウト、というケースもあるらしいです。失敗も想定した上での卵の数。

 

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「げんきになったよ こりすのリッキ」朗読

2023-05-26 21:02:50 | お知らせ(いろいろ)

絵本『げんきになったよこりすのリッキ』(偕成社)の読み聞かせがラジオで放送されます。

前編 2023年5月29日(月) 14:30~14:40
後編 2023年5月30日(火) 14:30~14:40

TOKYO FM 80.0kHz 「よ・み・き・か・せ」
(生放送「山﨑怜奈の誰かに話したかったこと」の枠内)
読み手:古賀涼子
(「脚色なしで」とお願いしていますが、効果音が入るそうです)

***

絵本をラジオで(=絵が見られない状態で)読み聞かせすることや、短い話なのに2日に分けることなど、「??」と思うこともよくあるのですが…
ラジオって、仕事や運転をしながら聴くことが多いでしょうから、ふと誰かの耳にとまって、興味を持っていただけたら嬉しいです。
ぜひ手にとって、絵を見てくださいね。

 

 

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「つきのこうえん」

2023-05-25 11:52:46 | お知らせ(新刊)

新しい絵本ができました。
『つきのこうえん』(パイ・インターナショナル 2023年5月刊)
絵は島野雫さんです。


るなちゃんには、すきなものが たくさん あります。
おてんきのひが すき。
おやつの さくらんぼ、すき。
ねこの ミモ、だいすき。

 

満月の夜にだけ、パジャマの子どもたちだけが遊びに行ける「月の公園」。
そこではいろんなものが、すこしすきとおって、すこしひんやりして、きらきらして、ふわふわして…

3年あまり前に、「島野さんの絵で絵本を」というご依頼をいただいて書いたおはなしです。
わたしとしては、好きな言葉のイメージをいっぱい詰め込んだ感じ。
透明水彩と日本画の技法を合わせて描かれた絵が、素晴らしいです。ほとんどが夜のシーンなのですが、すいこまれるような闇と静かな明るさに、不思議と心が落ち着くようで、いつまでも見ていたくなります。


カバーは表裏つづきの一枚の絵になっているので、ぜひ一度は開いて見てくださいね。
デザインも素敵。写真やPCでは色がうまく再現できないので、実物を手にとってごらんいただけると嬉しいです。

作者インタビュー(出版社サイトへ)

 

Amazon.jp

 

 

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姫檜扇など

2023-05-23 22:04:53 | 日々

ヒメヒオウギ(アノマテカ)。
名前はまるで平安朝だけど、じつは南アフリカ原産のフリージア属。
2年目も元気に咲きました。

 

ヒメヒオウギとチリアヤメのツーショットに、よくばってツタバウンランも入れて、三大陸そろったところ。ちょっとずつ背の高さが違う。
この区画は、面白いので毎日観察しているけれど、チリアヤメは、どこに出てくるか予想がつかない。なにしろ咲きそうなつぼみというのが全然目立たず、ある朝いきなりパッパッと2つ3つ咲いたかと思うと、夕方にはもうしおれていて、翌朝には何もない…という神出鬼没。

雑草らしき草の芽も、「いや待て、何か未知の外来植物かも」と思うと抜くことができなくなってしまった。素性がわかるようになるまでじっと見ている。「誰も寝てはならぬ」ならぬ「何も抜いてはならぬ」状態。

 

ヒルザキツキミソウ。この子は北米出身です。

 

 

これからは紫陽花シーズン。
真っ先に色づいてきたのは(フライングの姫ちゃんを除いて)黒姫さん。ちっちゃなポット苗だったのが、びっくりするほど大きな株になった。

 

斑入り山アジサイの「天の川」。花はごく控えめだけど、この子も大きくなりそうな予感。

 

 

花菖蒲。今シーズンは色が濃い。

 

収穫。草苺と桑の実。
こういうものは摘んでもポケットに入れられないので、片手が一杯になったら帰るしかない。

 

本日の猫ども。

閉め出された…わけではありません。

 

すのこシーズンの到来です。

 

でも、すーぐコイツが来るからなあ。

 

おうちに入ろっと。

 

もー、ついてくるなってば!

(コマは、クレ兄ちゃんにかまってほしいんだよね…)

 

本日の「へえ~」

2万年前のペンダントから女性のDNAを発見

シャーロック・ホームズの時代には、足跡と、せいぜい指紋くらいで、血液鑑定もまだなかったと思うけど、今はDNA、それもここまでわかるようになったとは。

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朴の花など

2023-05-21 22:42:50 | 日々

白い花といえば、ホオノキの花。
木も、葉も大きいが、花のサイズも最大級だ。
このように上から見る機会はめったにない。


沢の斜面に生えている木を、数メートル上がったところから見ているのだが、それでも普通なら花はすべて頭の上だ。
這いのぼってきたテイカカズラが、長い枝の先端で行き場をなくして垂れ下がり、そこにあとから来たつるがどんどんからみつき、重みで枝が下向きになった。そのおかげで偶然に花を見ることができた。
成長の早いホオノキの枝は、柔らかくて弾力がある。これが他の木だったら折れてしまうだろう。


そのテイカカズラの花も白。

 

ホオノキの近く、川向こうに咲いている白い花が、このあいだから気になっている。
ガマズミのような、そうでないような。

 

がんばって行ってみたものの、足場が悪いので、手が届く距離には近づけない。「裏」から見上げるのがやっとだ。
葉も花も、ガマズミよりふわっと軽い感じに見えるんだけど…個体差といえばそんな気もする。
まあとにかくガマズミ属の何か。
秋に実がなるころにまた来てみましょう。

これは、たぶんウコギ属の何か。茎にとげがある。花は咲き終わったところらしい。
ウコギがあれば、ハナイカダの花もあるのではないかと思ったけれど、それはみつからず。

 

ついてきたコマ吉。
山道はあまり好きでないらしく、帰ろう帰ろうと言う。

 

つかれた~。

 

ひかげ~。

 

うつぎシスターズの最終ランナー、ウツギ(卯の花)咲き始め。
きょうはホトトギスの初音も聞いた。

 

こちらはバイカウツギの園芸種「ベルエトワール」。
枝の長いふわふわした感じが、うまく伝えられない。

 

アップにするとムクゲみたいになってしまう。

バイカなんとか、ウメなんとかという名の植物はいくつもあるけれど、何をもって梅というのかよくわからない。白い花で、花びら5枚? バイカウツギは花びら4枚だけど。ピンクなら、桜?
同じウツギ属には「ウメウツギ」というのもあり、なんだかまぎらわしい。

 

おまけ。ヘリコプター君。
尻尾のところが見慣れない形だなと思って撮ったんだけど…この距離では全然わからないですね。

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紫蘭

2023-05-18 23:03:21 | 日々

「意外なところに意外なものが!」と、Mが呼びにきたので行ってみたら、貯水タンクの外壁に、こんなのが咲いていた。
一見、何か珍しい着生蘭(セッコクとか?)みたいだけど、これ、シランですね。
シランはごくありふれた蘭で、いつだったか忘れるくらい前に、誰か(それも忘れた)にもらったのを植えて、世話もしないのに勝手にふえてふえて、今では大きな群落になっている。
根だけでなく種子でもふえるというけれど、その群落はここから20歩は離れた場所だし…なにしろ咲いているのは人の目の高さくらいの垂直面。
コンクリートの壁についた苔の中に、種子が(どうやってか)運ばれてきて落ちて、こっそり芽を出し根をおろし、2年か3年かかって花が咲いて、はじめて気づいた。
最初は「なあんだ、シランじゃない」と思ったけど、あとからじわじわと、すごいなあという気持ちがわいてきました。


カラスやヒヨドリが食べにくる山桜の実。2階のベランダから。

 

拾った羽。長さ約25ミリ。
同じワイヤーメッシュにからんでいたので、たぶん同じ鳥のもの。
右のほうに特徴がある。光沢のある白で、根元と先端が黒っぽいグレイ。
「コジュケイ」とMは言っている。そうかなあ。コジュケイにしては小さくないですか?
トラツグミとか、カケスの頭んとこも斑点あるけど…。

本日の鳥さん。

キセキレイ。上向いて鳴いてる。

 

シジュウカラ。こんな細い枝にも器用にとまれる。

 

木の中で「チーチーチー」と声がするので、目をこらしたら、いたいた。ヤマガラの巣立ちっ子。
まだ色が薄く、ぼんやりしている。
近くに親鳥が2羽いて、餌を運んできている様子。

 

ピント合ってないし、ブレてますが。
左下に子ども、上に親鳥、右下からもう1羽親鳥が来たところ。
子どもは羽をふるふるして「ちょうだいちょうだい」のポーズ。
子どもたちが、あっちこっちの枝に散らばっているので、お父さんもお母さんも大忙し。

 

こっちでもゴハン待ち中。

 

しきりと翼をひろげたり閉じたり、羽づくろいしたり。

 

これは、コマちゃんの毛ではありません。
Tさんちのラブラドルレトリバー、ハートちゃんの。
猫毛不足のため、寄付していただいた。
ゴールディほど長くはないけれど、さすが大型犬、量はたっぷり。日頃のお手入れも良いので、ふわっふわです。
ハーちゃん、ご協力ありがとう。
(来シーズンもぜひおねがいシマス)

 

本日のコマや。

しゃっきりモードと、

 

ぐんにゃりモード。切り替え自在。

 

このヘンな乗り物、誰のだ?

 

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本日のクレコマ

2023-05-15 23:08:56 | 日々

猫写真がたまってしまったので、まとめて。


ある日。

 

また、ある日。

 

んっ?

 

クレちゃんが移動したのは、

 

コレが来たから。

 

「なんだよー」「かかってこいよー」

 

見てる。

 

こっちも見てる。

 

Kから届いたガーデンカーネーション。よい香り!

 



切り花のイメージが強いけれど、植物としては多年草。
高温多湿に弱いらしいので、地植えしないで、植木鉢に移してみた。
ひどい雨のときは屋根の下に入れる予定で、持てるサイズに。
うまく夏越しできるといいな。

雨の夜のお客さま。

コマが窓の外をじーーっと見ているので、アナグマか!?と思ったら、小さいお方でした。
えーと、アナタ、誰?

 


カエルって、のびちぢみするから大きさがはっきりしないし、色や模様もけっこう個体差があるみたいで、調べてもなかなかコレダというのが出てこない。
指に吸盤ついてるので、トノサマガエルではない、らしい。

<追記>
W先生におたずねしたら、モリアオガエルだそうです。
アマガエルにしては大きいような、と思ったら、モリーさんだったのか。
このあたり、沢はあっても水量が不安定だったり、流れが速すぎたりする。産卵に適した手ごろな「池」はめったにない。
うちの亀池(もうカメはいない)なんか、木陰だし、よさそうだと思うけど、どうでしょうか。たまにコマちゃんが水飲んでるけど。

そういえば昨年の6月のブログに、カエルかもしれない謎の鳴き声が聞こえると書いていた。
あれは結局正体わからずじまいだったなあ。

 

Mの置いてったメモ。モニャリザ?
シリーズ化してる(笑

 

本日の「いいね」…ではない。

騙されてはいけない──画像生成AI展に見る「不気味の谷」と、本物をめぐる問い

本物だニセモノだと騒いでいるのは今だけで、そのうち誰も何も信じなくなるのでは?

少なくとも「アート」の分野では、AIに何ができるか、ではなくて、AIに何をさせるか(させないか)という、使う側の技量とセンスが評価される。とすれば、AIは「使い勝手の良い道具」であるのが望ましく、無限に賢くなる必要はない、と思うけど。
いや、使う側も評価する側もみーんなAIになってしまったら、それはもう閑猫の想像の域を超えてますが。

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毛糸

2023-05-13 23:16:35 | 日々

ヤマガラ、シジュウカラは、どうやら2回目の巣作り。
しかし、今シーズンは猫毛が品薄で…ほんのひとつまみずつでも、出せばたちまち持って行く。
「もうないの?」と、ヤマガラが催促するようにこっちを見るけれど、すみませんねえ、ないんですよ。
そこまでヒトが世話を焼く必要はないかもしれないが、大家としては店子の面倒をみる責任を感じるわけで、思いついたのが、毛糸。

母が編み物講師をしていた関係で、実家の押入れには毛糸がいっぱいあり、うちにもある。半端な使い残りだけど、すべて純毛だし、染料の質も悪くない。原毛には及ばないが、これならまあ使えるかも。
ということで、なるべく地味めな色を選び、猫毛くらいの長さ(3~4センチ)にちょきちょきとはさみで切る。長すぎるとヒナの首や脚にからんだりして危険なため、これは必須。
試しに出してみたところ、

おっ、来てる来てる!

 

気に入った?

 

どうやらこれも「動物の毛」として認めてくれたらしい。
毛糸をそのままくわえていくのではなく、足で押さえ、くちばしでむしって、ふわふわにする。それをいったん木の上に持っていき、そこでさらに整えてから、巣箱に運んでいく。
猫毛と違って、毛糸は縒りがかかっているため、ほぐすのにちょっと手間どっている様子。
シーズンが終わったら巣箱をはずしてお掃除するので、どの巣箱にどんな色の毛糸が入ってるか、おたのしみ。

毛糸は、もしあればアランセーターを編むような太い糸で…アンゴラやアルパカが入ってたりすればもっといいのではないかしら。お高いけど!(笑)
ちなみに、アクリルやポリエステルなどは、自然界にはありえないほど繊維が強いので、提供しないほうが良いと思います。

 

こちらはカラス。
先日、自分の倍くらいあるアオサギを追い払っていたが、どうもこのごろ行動が怪しい。
東側の沢の奥に、だまってこそこそ出入りしている。いつも同じルート。それもかなりひんぱんに。
沢の奥に人家はなく、昭和の時代に杉ヒノキが植林されたまま放置されている山だ。下草はすべて鹿が食ってしまっているから、そっちにカラスの食べものがあるとは思えない。
ということは、奥に巣があり、沢を下って県道と集落のあるほうへ餌さがしに通っている、ということだろうか。
じつは、カラスが巣を作るならあのへんだろう、というのを2か所予想していて、今年はわりと自信があったんですけど、裏をかかれたかな。
グリム童話に出てくる小鬼は、人間に名前を言いあてられて消えてしまうけど、カラスだってねえ、巣の場所を簡単にあてられちゃ困るのだよ。

ヒノキ林の入口あたりで、オオルリがさえずっている。まだ姿は確認できないが、そっちへ歩いて行くと鳴きやむから、むこうからはこちらがよく見えるのだろう。
サンコウチョウもやってきて「ふいふいふいっ」と軽やかに二声三声鳴いていった。

山椒の青い実。

 

アイリス。

 

ピンクのノイバラ。可憐という言葉が似合う。お隣のです。

 

そうそう、白といえば、これを忘れちゃいけない。うつむいて咲くエゴノキの花。

 

雪のようなピラカンサス。
鋭いトゲがいっぱいある上に、まったく手の届かない高さになってしまい、どうしようもない。

 

よーく見れば可愛い花なんですけどね。

 

白い斑入りのヤナギ「白露錦」。新芽の先がほんのりピンク。
(この名前をすぐ忘れてしまうので、書いておこう)
名前から、なんとなく中国産かなと思っていたら、北米原産でした。


アオダモの新芽。きれい。

 

あらあら~? アナタ、誰?

先日みつけた白のタツナミソウと、ツタバウンラン。そのすぐ隣に、突然咲いたのでビックリ。
このあたりは、昨年ヒメヒオウギが出てきた場所だから、ヒメヒオウギの葉っぱふえたなーと思っていたら、全然違う子でした。
光が反射して色がちゃんと写らない。実際はもう少し濃い紫に見える。
なんだろうこれ。花びら、3枚?? アヤメ科であることは間違いなさそう。とはいえ、アヤメ科と申しましても広うござんすからねえ。外来の園芸種、とくにアフリカ系のはあまり図鑑にも載っていないし。うーん、AI君に聞いてみよっと(笑)

<追記>
で、聞いてみたら、今回は一発でわかった。
チリアヤメ(ハーベルティア)というんだそうです。南米原産。大正時代には渡来していて、こぼれ種で野生化しているところもあるんだって。え~、初めて見たよ~。
とにかくこの花壇、狭いのに外来種の宝庫。まるで見本帖。ハゼランの芽も出てきました。

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5月の白・その3

2023-05-11 11:33:37 | 日々

しつこく「白」シリーズ。
ホオズキの花も白。

お盆の頃に買ってきたホオズキの実から、昨年は知らないうちに数本のホオズキが生えて、小さめながらちゃんと赤い実がなった。
地下茎でふえる多年草なので、今年はどうかなと見ていたら、にょきにょきと20本ちかく生えてきた。昨年より元気がよく、範囲もずいぶん広がっている。たのしみ。

種をまく。苗を植える。これからの季節の衣類を買う。好きな作家の新刊を予約する。
先のたのしみがあるのは良いことだ。
何十年も先のことは考えない。ほんのちょっと先の、手の届く未来を、確実に自分のものにする。一日一日歩いていく。

 

ほおずきの実はランタンだけど、花もレトロなランプの傘のよう。

 

クレマチス。白から咲き始めた。

 

紅子さんも、最初は白。

 

夏みかんの花が良い香り。
このあいだ実がなっているなあと思ったら、もう来年用の花が咲いている。

 

朝、すこし寒かったので、デッキの日のあたるところに立って温まっていたら(変温動物?笑)、西からプテラノドンが飛んできて、悠然と頭の真上を横切り、東の川向こうの杉の木のてっぺんに着陸した。
プテラノドンというのはアオサギの別名です。わが家限定。
あーまた池の魚を狙ってきたな、と出て行こうとしたら、それより早くカラスがカアカアとやってきて、すごい剣幕でプテラに突っかかり、追い立てて行ってしまった。
カラスがトビを追いかける光景はよく見るけれど、対サギというのは初めて。サギは敵ではないし、餌をめぐって争う関係でもないと思う。カラスは近くに巣があるので、でかいプテラがただ目ざわりだったのかもしれない。
カラスは、山桜の木にたびたびやってくる。黒く熟した実が好きらしい。成鳥が少なくとも3羽いて、どれとどれがペアなのか(仲が良いのか悪いのか)よくわからない。

 

本日の収穫。

そら豆は、さやの先が下を向いたら収穫どき。
しかし、先日の風で茎がみんな傾いてしまったため、どれが「下向き」なのかはっきりしない。
試しに少し採ってきたところ。
皮の横のところが黒くなるのを「お歯黒がつく」というそうだ。昔話では、笑いすぎてはじけてしまったそら豆が、黒糸で縫い合わせてもらったという、その縫い目にあたるところ。
黒いしるしがつくまで畑におくと、中の豆はぽくぽくして粉っぽくなる。それがそら豆らしいところでもあるけれど、うちでは早採りして柔らかい皮ごと食べるほうが多い。作った人の特権ですね。

 

おまけ。

Mが置いてったメモ。
日傘がモネ風。
でも、足元にはヘビいるし、飛んでるのは翼竜だし(笑)

 

本日の「いいね!」

Echidna Train

エキドナ(ハリモグラ)は、オーストラリア、タスマニア、ニューギニアに生息する卵生の哺乳類。子どもは卵で生まれ、おかあさんのおなかの袋で育つ。
繁殖期、1匹のメスのあとをオスたちがついて歩く様子が「ハリモグラ列車」と呼ばれているそうです。

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