閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

2022年のおしごと

2022-12-31 10:50:39 | 日々

〇出版したもの

絵本
「げんきになったよ こりすのリッキ」(偕成社/絵・とりごえまり/2022年12月)
「ぐいーん! こうしょさぎょうしゃ」(偕成社/絵・鈴木まもる/2022年11月)


童話(リライト)
「こわいものなしの六人」(あかね書房/グリム原作/絵・こばようこ/2022年6月)


童話(新装復刊)
<三日月島のテール>シリーズ(偕成社/絵・鈴木まもる/2022年6月~7月)
「ドルフィン・エクスプレス」
「三日月ジョリー」
「流れ星レース」
「波のパラダイス」
「光のカケラ」
5巻セット(ケース入り)


電子書籍化
「風町通信」「木苺通信」(ポプラ社/絵・初見寧)
<黒ねこサンゴロウ>シリーズ全10巻(偕成社/絵・鈴木まもる)


〇これからの予定

2月にグリムの3冊目が出ます。3冊セットのボックスもできます。
絵本は、1冊か、2冊か…3冊?(だったらいいな)。
それと、長らく品切れ状態だった「アイヴォリー」が、近いうちに電子書籍で復活することになりました。
(詳しいことは追ってお知らせいたします)

都営新宿線に掲出中の「なまえのないねこ」広告は1月3日まで。
お正月にキジトラをみつけると、ラッキーが1年つづきます♪

***

1月なかばの「まさかの緊急再手術」に始まり、5回の点滴入院などなど、病院以外、どこにも行かなかった1年。長かったような、短かったような。
そんな中でも、思ったより仕事はできまして、本もたくさんできました。感謝です。
とくに、長年の夢が叶ったドルフィン復刊! ほんとうによかった。
また、電子書籍というあらたなジャンルに参入する、節目の年でもありました。
みなさま、励ましや応援を、ありがとうございました。

猫は3匹から2匹にと、全盛期にくらべればだいぶ寂しくなりましたが、学者クレと甘たれコマ、ときどきインスタグラムのほうにも顔を出しますので、またこれか~と苦笑しつつ見てやってくださいませ。
そして、閑猫堂はつづく、まだつづく。

 

まりんちゃん!
「んん?」

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ロウバイなど

2022-12-30 21:20:00 | 日々

お正月のころに咲くロウバイ。
今年の春先に植えた苗で、まだ膝の高さしかないけれど、つぼみが10個ほどついている。
ラベルには「満月ロウバイ」とある。

 

秋明菊が種になっていた。

 

ほわわ~。
好きなところで増えてもいいよ。

 

まだ残っているブルーベリーの紅葉。

 

と、ナニカ(なんだっけ)の黄葉。

 

コマと影。

 

 

 

 

本日の「いいね!」

Sonoran Desert Nutcracker 2022

アリゾナ州ソノラ砂漠の無人カメラがとらえた動物たち。
ウサギの「垂直ぴょん」に注目!

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2022-12-28 16:18:56 | サンゴロウ&テール

クリスマスにMが額装してくれた未発表の絵。
いつ、何のために描いたものか、本人まったく覚えてないそうですが。

 

イカマルとサンゴロウだけど…『青いジョーカー』に出てくるイカマルの船ではないんですよね。

 

イカマル君のイルカ号は、これ。

コメント (3)
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「なまえのないねこ」ポスタープレゼント

2022-12-26 20:30:47 | お知らせ(いろいろ)

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Merry Christmas

2022-12-24 09:07:37 | 日々

クリスマス寒波!
でも、サンタブラザーズはホットカーペットでぬくぬく。
みなさまも、どうぞ安全に、あたたかくおすごしください。

 


本日の「いいね!」クリスマス版。


Air New Zealand presents “Not quite Silent Night”

にんじんで釣れるのね。覚えておきましょう。(万一のときのために?笑)

Once Upon a Pud | Sainsbury's | Christmas 2022

英国セインズベリーズ、今年はプディングで勝負。

芸術家たちのクリスマスカード16点

7枚目のノーチェ・クリストの絵が可愛いな。

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冬季限定

2022-12-23 16:26:17 | 日々

この冬一番の寒さ。
この冬一番の近さ。

 

うふふ、近い近い。

 

べたあ~。

 

台所で「マグロの解体ショー」が始まるのを待っている。
(メジマグロだから小さいです)

 

湯たんぽを置いてみた。
(気がついたらビックリして逃げました。怖かった?)

 

ねむい。でも、おなかすいた。でも、ねむい。
(机の上に催促に来たんだけど、待ちくたびれて寝そうになっている)

 

これも冬季限定。

 

 

本日の「いいね!」

“I am not sure that I exist, actually.
I am all the writers that I have read,
all the people that I have met,
all the women that I have loved;
all the cities I have visited.”
Jorge Luis Borges ホルヘ・ルイス・ボルヘス(1899-1986)

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千両、十両

2022-12-21 15:50:28 | 日々

赤い実の千両と、

 

十両(ヤブコウジ)。
今年は百両(カラタチバナ)の実はみつからず。両替すると細かくなる。(単なるイメージ・笑)


ムラサキシキブは、なぜかこの1本だけいつまでも実が残っている。

風が吹いて、雨が降って、また風が吹いて、気温はぐっと下がった。
散歩に出ると、あちこちに落ちている枯れ枝をつい拾ってしまい、手がいっぱいになるとすぐ帰ってきてしまうので、ちっとも運動にならない。
何度かそんなことをしているうちに、カメラのレンズキャップをどこかで落としたらしい。記憶をたどって同じコースを歩いてみるが、みつからないまま、ふたたび雨になる。
コマちゃんのように、呼べばひょこっと出てくるといいのにな。
本体でなくキャップのほうでまだよかったけれど。

 

姫あじさいの枯れ花。

 

でも、まだ咲いている子も。

 

エリカは、咲いているような、咲いていないような…。


クリスマスバージョン。
飾りを今年こそは新調しようと思いつつ、結局時間切れで、いつもの。

あれやこれやの都合で、コロナワクチンの予約が24日になってしまったので(さすがに24・25日だけは空きがあった!)、サンタさんには解熱剤をおねがいしなきゃですね。


本日のクレボーイ。

ころがる地質学者。

 

あらたなインスピレーションが得られたらしい。

 

本日の「いいね!」

はるばる訪れる価値がある、世界の象徴的な木 19選

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風の日

2022-12-14 17:19:52 | 日々

風がごうごうと吹き荒れている。
外に出ても、ゆっくり何かするという気になれず、必要最低限の用事だけ済ませて急いで戻ってきてしまう。
アウトドア派の猫たちも、こんな日はさすがに家で寝ています。


クレちゃん、だいぶ落ち着きが出てきたね。

 

それとも眠いだけ?

 


強風で、庭の一番高いどんぐり(コナラ)のてっぺんの枝が1本折れた。
健康な枝であれば、めったに折れることはない。このあたり一帯、ナラ枯れ病が蔓延し、この木も上のほうから徐々に枯れ始めている。枯れて時間がたち、もろくなった部分から少しずつ折れて、少しずつ落ちる。
枝の一部は、庭のあじさいの中で拾った。残りの大半は、横向きに他の枝にひっかかっている。長さは2メートル以上ありそうだ。気になるけれど、2階の屋根より高いところなので、手の出しようがない。
長いこと空にあったのだから、さぞよく乾いて、いい薪になるでしょう。早く落ちてきなさい。わたしの頭にじゃなく、ね。

<追記>
翌朝、よく見たら、2メートルどころじゃなく4メートルくらいありそうな気がしてきた。しかも完全にぽっきりいかず、めりっと折れて幹につながったままのようだ。厄介だなあ。



あとから来たコマ吉、あまり歓迎されてない感じ。

 

階下の猫ベッドは、さんちゃんがいたころ真鈴と2匹で入れるよう大きめサイズを買ったので、いまはあまり人気がない。この日は珍しくクレがちんまり寝ていた。

 

洗濯物を干すにも、大根を干すにも、強すぎる風。
デッキでごろんも、毛がケバケバして落ち着かない。大好きなサンダルもどこかにふっとんでしまったよ。

 

本日の「いいね!」…というか…じつは何だかよくわかんないのですが。現代版降霊術?(笑)

Nike FC Presents the Footballverse

Mに「ロナウジーニョって人、出てた?」と聞いたら、「貴賓席にいたよ」って。

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2022-12-11 23:21:04 | 日々

久しぶりに拾った羽。
長さ45ミリ、最大幅25ミリ。
煙のようなグレイ。

 

かなり風があったのに、これ1枚だけが、足元の枯れ葉の上にふわりとのっていた。
おそらくヒヨドリより大きめの鳥で、胸から腹部にかけてグレイまたは灰褐色の部分があるだろう…ということしかわからない。それも単なる想像。
ときどきアオバトの羽が落ちている場所だが、ハトにしては軸が柔らかすぎる気がする。

 

サルトリイバラのリース。
今年はずいぶんつるが伸びて、実もたくさんついたので、剪定を兼ねてばっさり切ってきた。これ以上高く伸びると来年は手が届かくなってしまう。
鋭い棘があるが、数は多くないので、気がついたらはさみでちょんちょんと落とす。それだけでずいぶん扱いやすくなる。
リースといっても、紐で2か所くくり、あとは適当に丸めただけ。

本日の収穫。

小かぶ。これくらいのが柔らかくて美味しい。
葉っぱは、にんじん、油揚げと煮つけて。

 

こちらは、夏の終わりに拾って(?)きた野良かぼちゃのうち、ハロウィンのランタンにならなかったほう。
冬至を待たずに切ってみたら、これが完熟の、甘くて美味しいかぼちゃでした。
本気で食べられると思っていなかったから、いくつかは捨ててしまった。惜しいことした。

 

本日のにゃんこ。

クレ坊、おやつ中。

 

よく背中の毛がひとつまみ分だけぴょんと立っている。
寝ぐせ?

 

近ごろ東向きの出窓がお気にいり。
朝から午後までずーっと寝ていることもある。

 

 

 

 

日あたりがいいので、冬でも晴れていれば昼間はほとんど暖房がいらない。

 

本日の「いいね!」

Todo tipo de animales metiendose al campo de futbol

サッカー場に飛び入りした動物いろいろ。
大はしゃぎしてるわんこが可愛い。
しかし、3:30前後の、コレはいったい何でしょう??

 

サッカーついでに、もうひとつ・・

"猫の呪い"でブラジル敗退

これ動画見たけど、そんなに言われるほどひどいかな。まあかなり雑ではあるけれど(笑)

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「げんきになったよ こりすのリッキ」

2022-12-07 11:56:44 | お知らせ(新刊)

新しい絵本ができました。
『げんきになったよ こりすのリッキ』
絵は、とりごえまりさんです。
12月7日発売。偕成社から。

リッキは、かけっこやおにごっこの大好きなりすの男の子。
そんなリッキが、あるとき、病気になってしまいます。
となり町の大きな病院に入院することになりました。


いたいちゅうしゃも、いやなけんさもがまんして。
たくさんのおくすりも、がんばってのんで。
秋がすぎ、冬がすぎ、春になるころ、やっと退院できたリッキ。
ひさしぶりの学校は、ちょっとどきどきします。
「おかえり、リッキ!」「よかったね、たいいんできて」
まだまだ、からだはよわっているし、できないこともたくさんあるけれど…
すこしずつ、すこしずつ、リッキは元気になっていきます。

***

病気で長期入院した子どもの社会復帰のおはなし、です。
原稿は、4年か5年くらい前に書いて、しばらくそのままになっていました。
とりごえまりさんに絵を描いていただけることになったのが、昨年の秋。
とりごえさん、絵本まるごと1冊を描かれるのは10年以上ぶりとのことですが、子りすのふわふわした毛並みの可愛らしいこと。そして、しんとすいこまれるような奥行きのある背景。
ひっそり咲く野の花のひとつひとつを眺めていたら、知らないうちにわたしも子りすのサイズになって絵の中で遊んでいました。

これは偶然なのですが、わたし、とりごえさん、編集の千葉さんの3人とも、大きな病気で入院手術を経験しており(わたしはいまも治療継続中…)、そのおかげで話が通じやすく、体験としてリアルに「これ、わかるわかる」という部分もあれば、逆に「ここはリアルな表現はやめておきましょう」というようなポイントもぴたりぴたりと一致して、とても嬉しいおしごとでした。
りすの病院は内装も木材で、居心地よさそうでうらやましいです。
この絵本ができてよかった。ほんとうによかったな。

*来年1月には、東京のピンポイントギャラリーで原画展もあります。詳しいことはまたあらためてお知らせします。
とりごえまり個展 森へ


*この絵本について書かれたとりごえさんのブログ→こちらです。

りすじゃないけど、木のぼりもすこしはできるコマ吉。うちに来て5年になりました。
昨年は尿毒症で10日間の入院という騒ぎもありましたが、いまはすっかり元気です。

***

例によって、ここからは(長いけれどあまり重要でない)蛇足。

あとがきに、静岡こども病院の図書室で長く司書をつとめられた塚田薫代さんが書いてくださっていますが、もともとは「小児がんを克服して学校に戻ってきた子どもを理解するための絵本が欲しい」という要望から生まれた企画でした。
いただいた原案では、主人公はサッカーの好きなふつうの小学生の男の子。退院したからといって、100パーセント元どおりになったわけではなく、治療の副作用や後遺症、まだ続く通院、学習の遅れ、ひさしぶりに会う友だちとの関係…たくさんの悩みや不安を抱えての登校なのです。
一方、迎える側のクラスメートたちも、どう対応すればいいかわからず、とまどっている…。

いま国内で年間およそ2500人の子どもが小児がんを発症しているそうです。治癒率は70~80%と比較的高いものの、そのあとのサポートが不可欠で、退院後の学校生活になじめず不登校になってしまうケースもあるとか。
その子がどんな状態なのか。どうしてあげたらいいのか。「同情」だけでなく「理解」して支えていくには何が必要なのか。
そのための絵本があれば…という現場の声は、とてもよくわかります。それは、あったらいいと、わたしも思う。
ですが、それはわたしの仕事ではないな、と直感したので、その場でいったんお断りしました。

この「まず断る」というのが、昔っからの良くない癖なんですけどね。
そもそもわたしは、「現実は現実だけでじゅうぶんだ」と思っているのです。それはもう物心ついて以来、と言っていいくらい、ずっと一貫してそう思っている。
辛い治療を終えてやっと退院してきた子どもが、さらなる厳しい現実に直面し、からかわれたり、不当にねたまれたり、いじめられたりという目にあいながら「がんばって乗り越え」なきゃならないという、そういう現実があったとしても、それをわたしが、人一倍「現実」が不得手なわたしが書いたって、誰も嬉しくないし、誰も救われないではないか。
絵本の力って、そういうもんじゃないでしょう。
(わたしは絵本というもの自体に特別な力があるとは信じていません。力を持っているのは「もの」ではなく「人」のほうですから)

「何々のために役立つ」というだけが目的なら、それはつまり教材。無料で配るイラスト入りパンフレットでもいいかもしれない。むしろそのほうが、個々のニーズにきめこまかく合わせることもできますし、いまだったら、ダウンロードして印刷して小冊子を作るということも簡単にできます。
せっかくちゃんとしたハードカバーの絵本を作って、書店で一般に販売するからには、もっと違うことをしよう。絵本だからできることを。
小さい子から、おとなまで、病気のひとにも、そうじゃないひとにも。何度でも繰り返し読みたくなる「お気に入りの1冊」になるように。
現実は現実で、目をつぶっても消えてなくならないけど、まあそれはちょっと置いといて。
こっちでは、できるだけ楽しいことを考えて遊びましょう。

…と、まあ、そんなふうにしてできた絵本です。


りすの学校で習う大事なことのひとつ。どんぐりの種類と見分け方。
これは何だろう。いつも秋の最後に落ちる、ぴかぴかの大粒のどんぐり。
美味しそう…と思うのは、ご先祖がりすだったから(笑)

 

 

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