閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

皆既月食

2018-01-31 22:50:43 | 日々

晴れて風もなく絶好の月食日和(っていうかなあ)
しかし寒い!ので、ちょこっとベランダに顔出してすぐ引っ込む横着者。

 

だいぶ欠けたところ。

 

ブラッディオレンジムーン(…あれ?)

 

ボワワ~ン、分身の術!(…あれれ?)

風邪がなおりかけだし、「戻り」まで見てなくても大丈夫だろうと、ここで寝てしまう閑猫。
しかし、余裕でいられるのは「ほっといても必ず元に戻る」ってことを知ってるからであって、古代の人には恐ろしかったよねえ。
大事な大事なたったひとつのお月さまが消えちゃうかもしれない! 二度と出てこなかったらどうしよう!
なすすべもなく、ひたすら空を見詰め続けた数時間は、ほんとに長く心細かっただろうと思います。

 

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駒の湯

2018-01-31 20:09:04 | 日々

お風呂で…

 

おとーさんと遊んであげるのが…

 

マイブーム。

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こおる

2018-01-28 15:35:47 | 日々

池の水が全面凍る。

 

金魚さんたちも冷凍に??
いえ、氷は表面の1センチだけなので、下は大丈夫(だと思う…)

 

天然三角定規。
きれいな直角三角形の穴が大小合わせて3個できた。
どうしてこうなるのか、不思議。

 

こっちもぱりぱりに凍っている。
カメキチ君はどうしておられますやら。

 

カメキチ君ってだあれ?

そうか、コマちゃんは12月に来たから、まだ亀さんには会ってないんだね。

地面は霜柱でいっぱいだ。
足が冷たいので…とりあえずのぼってみた。

 

ストーブのうしろであっためているところ。
足の並び順は、それで正しいの?

ある日。家のすぐ横で、カラスが「ギャー、ギャー」と変なだみ声で鳴いている。
あんまりずーっと鳴いているので、何だろうと窓からのぞいたら、カラスは栗の木の低い枝にいて、その真下の材木やら古竹やら積んであるところの隅に、コマ吉が追い詰められて固まっていた。
カラスは繁殖期を前にテリトリーを主張しているのか、まさかコマ吉を「獲物」と見なして威嚇しているわけではないと思うけど…
とりあえず助けに駆けつけると、カラスはいかにも不本意そうにのったりのったり飛んでいき、コマ吉はちょっとほっとしたようにちょこちょこ寄ってきた。
もうじき3kgに届く成長ぶりとはいえ、まだまだ心もとないコマちゃんです。

そしてまた狸の母と。
ここがコマちゃんの安心ホーム。

 

本日のいただきもの。

旅猫さん布しおり。
ちょっと厚みがあるのでぴたっとは閉じませんが、持ち歩かないで机で続きを読むには、ぱっと開けて便利。

 

本日の「いいね!」

カントリー? ブルーグラス?
カナダ出身の4人組。
バンジョーの音って意外と好きだということに(いまごろ)気づいた。

The Dead South - In Hell I'll Be In Good Company

 

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さむさむ

2018-01-26 17:22:10 | 日々

スペシャル寒波の襲来中。
今朝、ストーブを焚く前に温度計を見たら5℃だった。
昼間は日がさすけれど、10℃よりはなかなか上がらない。

とにかくお外は寒いし風も強いので…

 

おうちで寝てるしかないですね。

 

ひたすらひたすら…

 

寝てます。

 

お、クレコマ、くっついた!
しかし…なんか四角くないですか?(笑)
じつはこのとき、クレは熟睡していて、相手がコマ吉だと知らなかったようで、あとで目が覚めてビックリして椅子から落っこちてました。

このところ、だいたい夜8時から10時くらいの間に、「第3の黒猫」スリちゃんがゴハン食べに来る、というパターンになっている。
若いときのさんちゃんのようにガコガコと威勢よくお皿を鳴らして食べるので、その音を聞けば来たなとわかる。
さんちゃんがストーブ横で寝ているが、横をするりと通って静かに出入りし、特にトラブルは起こらない。
こちらも電気ひざ掛けの上に猫が(1匹もしくは2匹!)乗っていたりするから、立つのがおっくうで、いちいち追い払いに行かなくなった。
昨夜、わたしが2階にいるとき、背後でいつもとちょっと違う猫の声がしたので、「ん? きなちゃんかい?」と何気なく振り向いたら、大きな黒猫が、ととん、と逃げかけて、立ち止まってこっちを見る。距離は約2メートル。
あれえ? うちの子じゃないよ!
大きさはさんちゃんくらいあり、尾も手足も長い。
毛はさんちゃんよりちょっとふんわり、目は真鈴っぽくボタンのように丸い。
似てるけど、うちの子ではありません。
「スリちゃん、来たんだ?」と声をかけたら、そんなにビックリという感じではなく、5秒間くらいこちらを見つめてから、すとんすとんと階段を下りていった。
階下の猫皿がからっぽだったので、催促しに来たかな。
このごろキャットフードの消費量が急に増えたのは、食欲旺盛なコマ吉のせいもあるけれど、スリちゃんもだいぶ食べているような気がする。

さてさて、寒いけれど3か月ぶりに美容院に行き、その勢いで運転免許の更新に行ってきました。
警察署の駐車場は幅がきつきつなので、じつは運転が下手だということがばれそうで怖いからホント行きたくない。
免許証の写真を撮るとき、いつも顔がこわばって変になってしまうので、「笑ってるように見えない程度に口角を上げる」というのを心がけようと思ったのだが、係の人が、「ハイ座ってください。ハイここを見てね」と機械的に言ったあと、いきなり「鬼はー外ッ!」と言うみたいに大声で「トリマースッ!」と言ったので、やっぱりこわばってしまった。
あれはわざとやってるんじゃないかしらね。
新しい免許証には「平成35年まで有効」と書いてあるけれど、平成に35年という年は永遠に来ないんだな…と思うと、なにやら寂しい気持ちになる。


本日の「いいね!」


「街」を記憶するフロッタージュ

大田区には8年くらい住んでいたことがあり、ここに出てくる川の名前は校歌にも入っていた。
通学路にあった町工場の機械のにおいが当時は嫌だったけど、くるくるねじれた金属の削り屑とか、いま思い出すと懐かしい。


おまけ

猫醤油皿

猫好き心につけこまれる。

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みっちり

2018-01-24 20:53:45 | 日々

雪はないけれど、寒い寒い。
立っているのが大変なくらいの風。

 

買物に行くと、緑の野菜の高いこと。
ブロッコリーを半分に切って売っているなんて初めて見た。
キャベツなんか四分の一だ。
なんとなく悔しくて、丸ごとのキャベツを買ってきた。
1個あれば1週間以上もつし、芯の芯まで使えるんだから、東京の某喫茶店のコーヒーに比べりゃ安いものです。


とれそうでとれない七日月。

 

ストーブサイドには籐のかごを置いていたが、さんちゃんの要望で変更。
「ボクはもっと『みっちり』したのがいいなァ」とのことで、ダンボールに。
さっそく真鈴と2匹「みっちり」詰まって幸せにしております。
猫の要望には最大限こたえるのがヒトのつとめ。

(これ書いてる途中で、階下にストーブの薪を足しに行き、戻ってきたら、きなちゃんがキーボードに座っていて、カーソル位置に「。」と「、」と「m」が大量に入力され、そこだけ現代アートみたいになっていた。飼い猫あるある)

本日の「いいね!」

めんどりさんはおかあさん

鶏の体温は40~42℃くらいあるので、あったかいことこの上なし。

 

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尾長猫

2018-01-23 23:23:41 | 日々

シッポ長いコマ吉。

 

自分のシッポで「ほっかむり」して寝る子は初めて見た。

 

 

ふたたび狸の母と。

 

うれしそうだねー。

 

縞柄だけ見れば、ほんとの親子といってもいいような感じ。
でも、これまでのところ、コマ吉が一方的にくっついている状態で、きなちゃんのほうから積極的に寄っていくことはしないので、まだまだですね。

 

コマ基地!

 

本日の「いいね!」

 

Tea Bag Art

ニューヨークで活動するアーティースト Ruby Silvious の作品。
紅茶を飲むとインスピレーションがわいてきて、即興で描くんだそうです。

「リサイクル・アート」のジャンルから、もうひとつ。

Airtight Artwork

こちらもアメリカのアーティスト Matt Wilson の作品。

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冬の実

2018-01-22 22:20:35 | 日々

 

木の実といえば栗やどんぐりのように、おもに秋に落ちるイメージだが、年を越して枝に残る木の実もある。
これはナンキンハゼの実。
長さは1センチ足らずで、豆まきの豆より小さい。

真っ白い木の実というのは珍しい気がする。
離れたところから木を見ると、葉の落ちた枝先にぽつぽつと雛あられのような白い実がついていて、とても不思議な眺め。
これをたくさん集めて煮溶かして固めればロウソクが作れるそうだ。
でも実はすべて手の届かない高い枝にあり、下を探してもひとつも落ちていない。
鳥などが食べているのかもしれないし、下は草むらだから見つかりにくいだけかもしれない。
先日の風で折れた小枝があったので、初めて手に取ってよく見ることができた。

 

 



こちらはカラスザンショウの実。
この状態で、茎ごとひとかたまりに落ちてくる。

 

黒いつやのあるかたい種は、落ちてもしばらく殻にくっついたままだ。

 

枝に残っている実はわずかになった。

 

しかし、さすが山椒の名がつくだけあって、見事にとげだらけです。

カラスザンショウの種は鳥によって拡散するらしい。
以前は種から芽生えた幼木がそこらじゅうにあり、このとげとげが大きくなると厄介なので、片っ端から抜き捨てていた。
しかし最近それをほとんど見かけない。
大量の種が毎年落ちるにもかかわらず、芽生えたものがないということは、やっぱり鹿さんが片っ端から召し上がっているのだろうか。
鹿はミカン科の木が好きで、この地域で最初に深刻な被害が出たのもみかん山だった。
キンカンやレモンは、けっこう痛いとげを持っているけれど、鹿から身を守るには役立っていない。
一方、同じミカン科でもカラスでない本物のサンショウの木は、ごく小さいものでも食べられずに残っている。
とげの鋭さの違いなのか、味の違いなのか、よくわからない。

 

 

 

 

ヤシャブシの実も枝にあるけれど、こまかい薄い種はとっくに風で飛んでいったあとだろう。 
この木は「柴」としても非常に扱いやすくて好きだ。

 

木の実ではないけれど、ジャノヒゲの実も真冬に色づく。
ひっそりと葉陰に隠れた瑠璃の珠は、春先までこのまま。

ジャノヒゲは別名リュウノヒゲともいい、同じ爬虫類(?)でも蛇と竜ではだいぶ違う。
「竹取物語」で大伴大納言が「竜の首に光る五色の珠」を取りに行くくだりを読むと、竜つながりで、まずこの瑠璃色の実が頭に浮かび、あとの四色は何がいいだろうかと、つい植物系でそろえたくなってしまう。

子どものころは、かぐや姫に求婚する五人の公達がみんな馬鹿みたいに見えたが、今あらためてちゃんと読むと、ここまでひどい目にあった上に嘲笑されなくてもいいのではないかと、むしろ気の毒になる。
西洋の物語なら、ここに身分も財産もないが機転の利く若者が参入し、ディエゴ・マラドーナみたいなドリブルでライバルを抜き去ってめでたくゴールインというパターンなのだが、竹取物語ではそうならない。
昔話おきまりの「無理難題」が、相手の勇気や知恵を試すためではなく、ただただ断るための方便に使われるという婉曲さ、勝者が誰もいないラストの理不尽さは、西洋では理解しにくいのではないかと思う。

家来まかせにしておけず、みずから航海に乗り出す大伴大納言は勇ましくてよい。
少なくとも、こそこそ大金を積んで偽物を作らせたり、偽物をつかまされたり、いつまでも未練がましく泣いてたりする他の連中よりはましである。
かぐや姫を迎える気で夫人を離縁し屋敷も改装しちゃったんだから、まあ馬鹿ですけどね。

 

本日のコマちゃん

新聞少年。
誰かが新聞を広げると、真ん中に「ぐわしゃっ!」と飛びこむのが何よりも好き。

夜、コマ吉が何やら得意そうにくわえて階段をトコトコ上がってきた。
口の横にはみ出たものが羽っぽく見えてどきっとする。
よく見たら、階下のテーブルの上にあった折り紙の鶴だった。
鳥!と思ったのか、紙!と思ったのか、それはわからない。
足元にぽとりと置いて待っている。投げてやると大喜びで飛んでいって、またくわえて持ってくる。
噛んでくちゃくちゃになったので、封筒の紙でしっかりした大きいのを折ってやったら、えらくお気に入りだ。
紙だから投げてもあまり飛ばず、6秒から10秒で戻ってきてしまうので、こっちは忙しいったらない。
(トリック・オア・トリートならぬ「早く投げなきゃいたずらするぞ」で、何されるかわからないので…)
ときどき、偶然とは思うけど、鶴の首のつけねを正しくがっぷりくわえ、のしのしとライオンのように歩いてくるのを見ると、先が思いやられる。

 

本日の「いいね!」


Marbles, Magnets, and Music

チャイコフスキー「花のワルツ」
最後に思わず拍手しちゃいましたよ。

同じ人の、もうひとつ。

Line Rider

グリーグ「山の魔王の宮殿にて」

 

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クレコマ・その3

2018-01-20 16:12:05 | 日々

え~

 

どうだ。

 

え~~

 

どうだどうだ。

と、あっちの木こっちの木、つぎつぎのぼっては見せびらかすクレ兄ィ。
コマちゃんにつられて子猫気分に戻ったのか、久々に出ました木登り小僧。

 

え~~~

 

どうよ。

 

…って、そんな高い木というわけではないんですけどね。

 

よーし、ボクもボクも!
負けずにのぼるコマティキ。
やっぱり男の子ってのは、「ちょっと年上の子」の真似をしたがるもので。

 

のぼった!  ねえ、見て、見て!

 

…見てない(笑)
ちびすけの相手はもうおしまいだよ。

クレとコマ、年齢が近いせいか、あるいは双方の性格によるものか、クレとさんちゃんの「親方と小僧」の関係とはまたちょっと違う雰囲気になっているのが面白い。
クレちゃんも、よかったね、「弟分」ができて。

しかし、ときどき遠出するクレに、コマ吉がついてって迷子にならないかと、心配でもある。
小さいときのクレと同じく、コマ吉もぜんぜん鳴かないのです。
(うちに来た最初のときは「ケエ、ケエ」と変なカスレ声で鳴いていたけど、それっきり)
ゴハンが欲しいときも、にゃーにゃーいわず、人の顔を正面からじっと見て(にゃ)と口だけ開けている。
ピンチのときちゃんと大声で鳴いて知らせることができるのかなあ。

本日の「いいね!」

パーキッツ 空耳とハリネズミ

ハリネズミのおなかって一度でいいからさわってみたいと思ったこのアニメーション。

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「しっぽ!」中国版

2018-01-19 15:56:02 | お知らせ(海外版)

中国語(簡体)版できました。
うすいペーパーバックで、全体に一回り小さいサイズ。
なぜか表紙デザインががらっと変わっております。
(写真で色が出てないけどサーモンピンクみたいな色)

そして珍しく(?)縦組みだ。
韓国版が横だったし、サンゴロウの中国版も横だったくらいだから、こんども当然横だろうと思っていました。
縦か横かは何を基準に決めるんだろう。
中国の子どもはどっちが読みやすいのかな。

ゆうと=悠斗、あすか=明日香、こうへい=康平と、ひらがなで書いた子どもの名前がみんな漢字になっており、悠斗はそのまんま「ユウト」、康平は「コンペン」みたいな発音らしく、音の似ている字を当ててあるのでしょう。
グーグル翻訳だからあんまりあてにはならないけど…「明日香」は「ミンリーシャン」のように聞こえます。
上の赤い服の女の子がミンリーちゃんね。好奇心旺盛で世話焼きでミステリーマニア。
この絵のふたりのランドセルについてるマスコットに注目していただけると嬉しい。

しっぽ! (新しい日本の幼年童話)
竹下文子・作
長野ともこ・絵
学習研究社 2007年

初版から10年たちましたが、地味に少しずつでも版を重ねているのはありがたいことです。

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クレコマ・その2

2018-01-19 14:12:32 | 日々

じつはクレとコマ、数日前から「遊べる」ようになったのです。

最初のうちは、「子猫特権」で遠慮しないコマに対し、困惑して距離を置いていたクレでしたが、ようやく慣れてきて、コマが「わっ!」とくれば「なんだよう」と応じたり、「ちゃいちゃい!」と軽くジャブを出し合うなど、猫らしい遊びができるようになってきたところ。
ちょうどいいタイミングでのお庭デビュー。

尾っぽふって、狙って…

 

よし、来い!

 

わ、来たっ!

 

しかし、動きが速すぎて、駆けまわってるシーンはぜーんぜん撮れないんだな…(笑)

 

非常に複雑な結界で小休止。
クレ兄ィは、どこいった?

 

あ!

 

いつのまにかあんな木の上に…

 

うわー、うわー(あこがれのまなざし)

 

ココマデオイデ。

(つづく)

 

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