閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

2007年のおしごと

2007-12-31 14:43:49 | 日々

○出版したもの 
読み物 3冊+1冊(復刊)  
絵本 3冊 
紙芝居 1作 

ここ数年、だいたいこんなペースです。 
本当はもっと働けるはずだろうと、たまに思いますが、
あえて「がんばらない」ことにしています。 

○これからの予定 
印刷待ち 1冊(お寿司の絵本。試し刷りがかなり良い感じ!) 
画家さん待ち 4冊 
出版社回答待ち 2冊…かな? 
出版社探し中 1冊 
未定 たくさん(笑) 

おかげさまで無事に過ごせた1年でした。
「にっこり」も「あらまあ」も「どきどき」もありました。
2008年も、閑猫堂、どうぞよろしく。
みなさま、よいお年を。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歳末買出し

2007-12-30 15:07:52 | 日々

スーパーの駐車場がいっぱい。
店内も人でいっぱい。
ホビットの村から年に一度の買出しに来たような
おばあちゃんたちの姿もちらほら。
ひとりひとりの買い物の量が多いので、
レジにはいつになく長い列ができている。

お煮しめの材料を買う。
かまぼこと伊達巻を買う。
伊達巻はどう考えても甘すぎるけれど、
色どりにきれいなのでついつい買ってしまう。

昔は大晦日の除夜の鐘と同時に
商店街が一斉に店を開けて初売りをしたそうです。
いまは商店街は閑散としてシャッターが下りたまま、
スーパーだけが年中無休の24時間営業。
便利になった。けれど、あらたまるひまもない。

昼からMはご近所へ餅つきに出かけました。
田舎でも電動餅つき機を導入した家が多いけれど、
昔ながらの臼と杵でついたのがやっぱり美味しい。

さてさて、わたしはりんごケーキを焼きましょう。
レシピは、50年くらい前の「ケーキ300種」という本で
銀座ケテルスのエリーゼ夫人が紹介していたもの…を
わたしが使いやすいようアレンジしたもの。
バターと砂糖が同量。粉と卵が同量。
本来は生のりんごのスライスを上にぎっしり並べて
丸い型で焼くドイツのお菓子だそうです。
うちではパウンド型で、りんごを中に混ぜ込んで焼きます。

大きい梨の最後の1個が半分だけ残っていたので、
りんごのかわりにざくざく刻んでいれてみる。
これは自宅用にして、もう1本はりんごで、
お正月に母へのおみやげに。
泡立ての手間もコツもいらず、オーブンに入れさえすれば
ちゃんと焼けてくれるおりこうケーキ。

明日はMは年末恒例の「蕎麦打ち」に出かけます。
わたしは台所のお掃除を…たぶん…(自信のない声)。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お正月がやってくる

2007-12-29 11:46:50 | 日々

本日の「ことこと」は黒豆を煮ます。

市販のおせちはいろいろありますが、
たいてい食べられないくらい甘すぎる。
とくに、黒豆ときんとんは、
食べたかったら作るしかありません。

気の張るお客様にお出しするわけではなく、
ただ自分で食べる目的で作るので、
豆は大粒の高級品でなくてもかまいません。
黒々とつやつやとできなくても、
皮が破れても豆が割れてもかまいません。
かまわなければ、煮豆はとても簡単です。
前の晩から水に漬ける、というのを忘れなければいいだけ。

漬けた水を替えて、さっと煮立ててあくをとったら、
圧力鍋で、落としぶたをして、きっちり8分加圧。
すぐ鍋に水をかけ、圧力を下げてふたを開けてしまう。
もう豆は舌の上でつぶれるくらい柔らかい。
そこにお砂糖を、まずは半量入れて、
様子をみながら豆の7割くらいまで足していきます。
頼りないほど柔らかい豆がほどよく煮しまって、
おいしくなるまで2日かかります。
仕上げに醤油を、と本には書いてあるけれど、
ブランデーをたらしてデザート風にするのも好きです。

昨年「凍りこんにゃく」の入手法を教えてもらったので、
どうしようかとずっと迷っていましたが、
結局注文しないで、黒豆だけを煮ました。
久しぶりに食べれば、なんだこんなものだったかと思うでしょう。
思い出の味は、もう思い出だけにしておこう。

若旦那が台所をのぞいて
「なんかお正月っぽい匂いがするわねえ」
と言っていきました。
そう、お正月を特別な日にしておくために、
他の季節は絶対に絶対に黒豆を煮ないのだよ。

きんとんはそれほど好きではないので省略。
かわりに素朴なりんごケーキを焼くのが恒例。
あとは、そうそう、かずのこの塩出しをして、っと。
紅白なますと、お煮しめを作れば、
お正月っぽい匂いは完成です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「はしれ おてつだいねこ」台湾版

2007-12-28 10:21:06 | お知らせ(海外版)

ベランダに出て窓ガラスを拭いていると、
内側で猫が、こちらの手の動きに合わせて
いっしょうけんめい首を振っています。
窓の開け閉めのたびに、猫も出たり入ったり。
挙句、閉めた窓にはさまって「うにゃっ!」と叫んだり。
こら、そんなにひまなら手伝いなさい。


「わたしおてつだいねこ」に続いて、
「はしれおてつだいねこ」の台湾版が出ました。
中国語タイトルはパソにない漢字なので
ちょっとここに再現できませんが、  
「おてつだいねこがハンカチを届ける」
という感じのタイトルになっているようです。

前にも書いたように、中国語版というのは
絵の中の手書き文字まで徹底して訳してくれて楽しいのですが、
今回は「ニコニコパン」や「ジャガイモ」の文字はそのまま。
見過ごされたのか、それとも文字と認識されなかったかな。
「職員室」もそのまま。これはこれで通用するような気も。
(「教室」や「校長」は同じなんですね。
だけど、女の先生は、若くても「女老師」だ~)

「たつろうくん」と「りえちゃん」は、それぞれ
「達郎」「理恵」と漢字の名前をつけてもらっていました。
「ねこさん」は「マオシャオチェ」と読むのかしら。
可愛いなあ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

えりまき

2007-12-27 09:28:07 | 日々

若旦那は姫(「鈴彦姫」ではありませんよ)から
クリスマスプレゼントをもらいました。
素敵な黒のマフラーです。
これが、うちじゅうで大うけでした。
毛皮ではないけれど、さんちゃんそっくりなんだもん。
色も、形も、つやも、手触りも。
当然のごとく、マフラーは「さんちゃん」と呼ばれることに。

そして、さんちゃんは「えりまき!」と呼ばれています。



さちこさん。
すぐお返事を書いたのですが、
手違いが重なり発送が遅れております。
すみません、もうちょっとお待ちを!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

たんすの下の砂浜

2007-12-26 10:34:29 | 日々

いばって言うようなことではありませんが、
わたしはお掃除は苦手。

「人は誇りをなくしては生きていけない。
しかし多少の埃くらいで死ぬことはない」
という名言(誰の?)を信じて生きています。

苦手だ、というのは、つまり、やればできる、ということで、
やってできないわけではない。
しかし、なるべくならやりたくない。
そして、どうしてもせっぱつまってやることになると、
今度はとまらないから困る。

つまり、日頃ちゃんとやっていないため、
やりはじめるとあっちもこっちも目についてキリがなく、
お掃除は永遠に終わらなくなっちゃうのです。
先日も、天井のクモの巣を掃除機でとりはじめたら
腕が筋肉痛になりました。
だからそもそもやりたくないんだ(という悪循環)。

ふだん見えない、手の届かないところの汚れも
キレイになります、という掃除用品のCMを見ながら、
見えないならいいじゃないねえ、とうっかり呟いて、
Mにあきれた顔をされました。

たんすの下に、ものさしがやっと入るほどのすきまがあり、
ものさしを入れてみましたら、砂が出てきました。
埃やごみではありません。砂です。
あとからあとから、ざらざらと、きりもなく出てきます。
うちの猫どもが、その可愛い小さいあんよにくっつけて
持ち込んだ何年分かの砂でしょう。
たんすを動かしたらどうなるか、と思ったけれど、
ちょっと重くて動かないのでやめました。

うちのたんすの下はどこかの砂浜につながっている、
ということにしておいて。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

A Christmas Memory

2007-12-25 10:41:05 | 日々

とっておきの大好きなカポーティ。
ペーパーバックで20ページほどの小品なので、
3日前から読みはじめましたが、
相変わらず2ページ読んで、ぱたっ、で一向に進まず…。
きょうは朝からひまをみつけて少しずつ読むことにしました。

文章の大半が現在形で書かれていることに
あらためて気づいて、はっとする。
その話は「20年以上も前のこと」なのに。
そして、なんて完璧な文章なんだろうと思う。

楽しいカードや贈り物をくださった方、
ありがとうございます。
天にも地にも、人にも猫にも幸せを!

(クリスマスなのに、茶々姫、キャリーケースに
ぎゅうぎゅう押し込まれてお医者行き。
いつもの持病だから、心配ないとは思うけど、
年末年始は病院が休みになってしまうので…)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

胡桃の夢

2007-12-24 09:05:54 | お知らせ(いろいろ)

「青い羊の丘」#7。ニュータイプ・ロマンス冬号。
発売中です。

かぼちゃが出てきますが、ハロウィンではありません。
ちょうど冬至前後に読んでいただけた方はラッキィでした。
こんな冬の市場には、お茶猫亭さんも参加されていそう。
その隣で桜さんがこっそり手作り本を売っていたり(笑)。

今回はデザインも趣味の良いクリスマスカラーで、
(こういう雑誌ってデザイナーさんもじょうずですね)
オレンジっぽいゴールドの光がとても暖かい。

そういえば、この子には名前がついていないんだな。
でも会うたびますますいとおしくなってしまうな。
次は3月19日発売の春号です。
ということは、それまで冬眠…ではないか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本日の「ことこと」

2007-12-23 10:24:40 | 日々

梨を煮ましょう。
アカネちゃんちの果樹園からやってきた大きい梨です。

もちろんそのままでも美味しいのですが、
ふつうの梨の倍くらいの大きさがあるので、
家族が全員そろわないとなかなか切りにくい。
ちょっと手を加えて冷蔵庫にいれておけば、
いつでも好きなときに食べることができます。

白砂糖のシロップにレモン。
梨は風味があっさりしているので、
白ワインはやめて、カルダモンをほんのちょっぴり。

皮と芯をとって、ころころに切り、
火が通る程度に煮たら止めて、例によってほうっておく。
すっかり冷めてから、煮直して、またまたほうっておく。
こうすると煮崩れずに味がよくしみます。
しゃりしゃりでもなく、りんごほど柔らかくもなく、
黙って出したら「洋梨?」って言われそうな、
たいそう上品なコンポートになりました。


冬至のニュースを見ていたら、
どこかの動物園でカバが柚子湯に入っていました。
今年は、ほうとう鍋(作るのも食べるのも初めてだ)を
味噌でなくおしょうゆ味で作って、薬味に柚子を。
そして柚子湯のかわりに、トシエさんからいただいた
「三日月を歌うアヒルさん」をお風呂にいれる! →これです
(ありがとうございます。「ジュエル」に贈ってくださったんですけど
2日繰り上げで)
かぼちゃは一日遅れでかぼちゃコロッケになるべく待機中。
この時期、急にこまめに台所に立つようになるのは、
もしかして、お掃除をしたくないため、だったりして。


tactさん。
「魍魎の匣」わたしも観たいのですが、
映画館の大きいスクリーンで観たら怖いかしら?
原作のラストがすごく好きなので、
雨宮さん役を誰がやるのか気になります。
(京極堂を「SPのオガタさんだ!」と言ってるわたし…)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Absentminded

2007-12-22 09:55:48 | 日々

こういう職業は年中無休ともいえるし
毎日が日曜日ともいえるわけで、
ONとOFFの区別がはっきりしません。
しかも机の前にいるときだけがお仕事とは限らないので、
なにか考えるときは切れ目なく考えている。

ごはんを食べていてもお風呂に入っていても、
眠りながら夢の中でも無意識に考えつづけているらしい。
その一方で、たまたま目についたもの耳にしたものが
ひょいひょいと頭の中にとりこまれていく。
頭の中にはサーカスの道化師のような人がいて、
気まぐれにいろんな言葉をくるくるとお手玉しています。

近ごろ頭の中を交互にくるくる回っているのは
「こぶたの落とし穴」と、さんごさんちから来た「こげちゃぐま」。
そのうち何かになるかも。
ならないかも。
くるくるくるくる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする