閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

2代目ベーカリー

2020-03-30 23:26:19 | 日々

ホームベーカリーを買い替えました。
動かなくなったわけではないけれど、経年劣化で内釜の被膜が剥がれ、焼いたパンを取り出すのが難しくなってきたので。
8年半くらい、ほぼ週2回のペースで使っていたから、無理もないでしょう。
パン焼きはMがやってくれています。夕食後にセットして、タイマーで朝7時に焼き上がります。
だから、なるべく使い勝手が変わらないよう、同じメーカーの同じタイプのにしました。
前になかった「フランスパンコース」があって、よし!と思ったけれど、それで焼いてみると、ハードすぎてちょっと食べにくい。
Mが考案したオリジナルレシピ(ノーマル食パンの焼き方で、バターも砂糖も減らし、薄力粉をすこし入れる)がなかなかよく、ぱりっときれいに焼けるし、薄く切るのも楽になりました。
8年のあいだに、器具本体もいろいろ改良されたのでしょう。
でも、うちのように、毎日パンを食べるけど毎日買いには行けなくて、市販の油脂分の多い食パンは胃にもたれる…という人は、たぶん多くはない。炊飯器のようにどこのお家にもあるというものではなく、どちらかといえばマイナーな家電製品だから、メーカーもあまり力をいれておらず、これ以上飛躍的に性能が良くなったりは、しないんだろうな。

一方、ごはん炊きは、ここ2年くらい、2合炊きのごはん用土鍋で、ガスで炊いています。火にかけて10分くらいは近くにいなければならず、油断すれば焦げるし、長く保温はできないけれど、それはまあ問題なし。
土鍋はちょっとぶつけても割れやすいので、内蓋、外蓋、それぞれ別売りがあるのですが、内蓋+外蓋+送料で、なぜか丸ごと(これは送料無料)買うより高くなるのが謎。


コナラの新芽。これも日に日に緑の量が増えていく。

 

昨日、1階デッキの猫ドア付近で、ヤマガラがせっせと猫毛をあつめているのを目撃。
早くも巣箱に苔のマットを運び終え、おふとんを敷く段階に入ったらしい。
あわてて餌台(餌は冬場のみ)に猫毛のストックをお出しする。
ちょうどいい果物ネットがあったので、今年はこれです。


きたきた、シジュウカラさんだ。
あっちから、こっちから、つついている。

 

このシジュウカラは、ここから一番近い栗の木の巣箱の奥さん(たぶん)で、おうちまで「飛んで5秒」だからか、一度に大量に持って行かず、ちょっちょっとくわえては、何度もこまめに往復している。
もっと遠くの巣箱の場合は、時間をかけて、くわえられるだけいっぱいくわえていく。
巣材あつめは、夢中になっている間に敵に襲われるリスクと、早く確保しないと他の鳥にとられてしまうリスクの、危ういバランスの上にあるらしい。

 

芝生に刺繍したような紫のキランソウ。
芝生というのは便宜上の呼び名で、もはや芝草はあまり見当たらず、苔庭のようになってしまっている。
ゴルフやサッカーをするわけではないから、びしっと平らに刈り込んだ純粋芝生は必要ない。いろいろ生えていたほうがにぎやかで楽しい。

 

本日のコマ吉。

 

 

 

朝の庭で、クレ兄と。

 

 

本日の「なるほど」

じつは複雑なアートオークションの仕組み

オークションにはあまり興味ないですが。
「え、これが100億円? なんで??」と思っただけ。

 

おまけ。


かしこいハチドリさんの巣

屋根つき。かわいい。

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桜のころ

2020-03-28 22:17:39 | 日々

山桜から、すこし遅れて、染井吉野。
咲き始めると、雨や風の中でも、夕方暗くなりかけても、花の数が増えつづけ、みるみるうちに景色が変わっていく。

庭の南側は、すとんと崖になっていて、染井吉野はその下に2本ある。
冬のあいだは、まばらな枝の間からむこうが見渡せるので、そこに桜の木があることをまったく意識しない。
咲き出すと、花が日に日に下からせり上がってきて、やがてふんわり浮いた白い花の雲を斜め上から見おろすようになる。
頭の上には、時期を少しずつずらして咲く3種類の山桜。
何日もかけてぜいたくな花見をする。

 

ヒヨドリがきて、いっしょうけんめい花の蜜を吸っていた。

 

こちらはもう葉の混じる大島桜。

 

レンギョウも、あっというまに満開に。
この木は、とても丈夫で、てきとうに切っててきとうに挿しても、かなりの確率でつくし、成長も早い。長くのびすぎた枝が地面にふれると、そこからいっぱい根が出てきて、知らないうちに増えてしまう。

 

畑には、そらまめの花。例年にくらべてずいぶん早い。

 

そして、山には、アザミ。
夏の花じゃなかったっけ?
もう咲いちゃったのか、それとも、もしかして秋からずっと咲いてたのか。

 

本日の真鈴さん。

女王様感がハンパない。

 

もうすぐ15歳です。

 

窓ガラスに室内の鉢植えが写りこんで、お鼻がお花になっちゃいました。

 

 

そして、どうしても写りたいコマ吉!

 

本日の「いいね!」

Fiber Art Petri Dishes

シャーレ。ペトリ皿ともいう。ペトリ博士が発明したから。
フェルト上に繁殖するかぎ針編みや刺繍の菌類はなかなか可愛い。
英国のファイバーアーティスト Elin Thomas の作品。


おまけ。

絵本の目的は学びにあらず。

こんなことわざわざ言わなきゃならないくらい、絵本を「教材」みたいに思ってる人が多いんだな。

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コゲちゃん

2020-03-23 22:43:17 | 日々

家の西側の川むこうに、枯れて1年ほどたつカラスザンショウの木がありまして…

 

その左側の、途中で折れた枝に…

 

コゲラのコゲちゃん。
しきりと枝をコンコンつついている。
木の中の虫をさがしているのかな? と、しばらく見ていたけれど、同じところばかり、いつまでもつついている。そのうち、もう1羽コゲラが飛んできて、さっと交代した。そうか、これは巣作りだ!

コゲラは、ヤマガラなどの小鳥とそんなに変わらない大きさだけれど、これでも一人前のキツツキ。ただし、小さいので、くちばしも細いから、ほかのキツツキのようにかたい木の幹に穴をあけることはできない。枯れて内部がもろくなったような枝を選んで巣穴を掘る。
このカラスザンショウも、折れ口から雨水がしみこんで中が腐っているかもしれない。あまり長もちしそうにないけれど、巣穴は1回の繁殖にしか使わないから、ひと月もてばじゅうぶんということになる。
キツツキの足の指は、前に2本、うしろに2本あって(ふつうの鳥は3本と1本)、垂直にとまりやすい。力いっぱい木をつつくときは、尾羽をつっかい棒にして体を安定させる、とのこと。
この子は、垂直に、というか、半分さかさまになったような姿勢でがんばっております。

巣穴の入り口は、雨がはいらないよう、やや下向き。これが標準仕様。
ちょっと枝が細いような気もするけれど、こんなものかしら。


最初に見たときは、まだこれくらいの穴でしたが、

 

30分あまりで、頭がすっぽり入るくらいに。
台所の出窓から、この木は正面に見えるので、とても観察しやすい。巣立ちまで、無事でありますように。

 

ワイルドちゅうりっぷ2号と…

 

3号!
可愛いけど、間をおいて、ぽつり、ぽつりと1こずつ咲くので、地味です。
もっと1か所にかためて植えるべきだったかな。



そして、前の家の庭からやっと引っ越してきた赤いフリージア。
イキシア(槍水仙)とごちゃごちゃに混ざっていて、どれがフリージアかわからず、つぼみが上がるまで待っていたため、移植には時期が悪かったかもしれないけど、なんとかセーフ。
この並びにキバナアマが咲いているので、なんとなくこのへんだけ中華風のめでたい色彩になっている。

 

そして、こちらは、コゲラじゃない焦げ色きなこもち。

お散歩から帰ってきました。

 

えーと、

 

こうやって、

 

しゅるっと。

 

本日の「いいね!」


Cartoon Fossils series

化石になってもわかりやすい。プラハの3Dアーティスト Filip Hodas の作品。 
(スポンジの化石って、これでいいの?)

 

おまけ。

Coronavirus lockdown

犬の散歩はいいけど、ティラノサウルスの散歩はダメだって。おまわりさんにおこられました。新型コロナで外出禁止のスペイン。

 

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アミガサユリなど

2020-03-19 21:49:55 | 日々

アミガサユリ(貝母)の3人娘に会いに行く。
これは毎年欠かせない季節行事のひとつです。


今年も元気でよかった。

 

ちっちゃなハルリンドウも。

 

アジサイの紅子さんも。

 

春バンザイ!だ。

 

ローダンセ。やっとおぼえた。
名前から、アフリカのローデシア原産かと思ったら、ぜんぜん違いました。
ギリシャ語の rhodon(=rose)+ anthos(=flower)  だそうです。
語源を調べるのは、趣味。こうするとよく覚えられるし。
アフリカのほうは、英国の鉱山王セシル・ローズが、植民地に自分の名前をつけちゃったんだって。このヒトの生涯はなかなか波乱万丈で面白いです。

 

そして越冬インパチエンス。
ぽつりぽつりと咲いていたけど、3つも同時に開いたのは初めて。
このまま「温室育ち」のひ弱な子になってはいけない。さあて、いつお外に出すかな。
(天気予報を見て「明日は雨だし…」なんて思ってるところは、すでにじゅうぶん過保護)


本日のにゃんこ。

きななの指定席。
カメラを向けていると、例によってコマティキが割り込んできて…

 

きなこちゃん、きょうもきれいだね。ちゅ。

 

うふ、仲良しだもん、ね。

…と、誰にでも愛想の良いコマティキは、一緒にお散歩に行くと、こちらの速度にちゃんと合わせて歩いてくれる、じつによくできた猫なのです。犬より賢い。
(犬はほっとくとどっか行ってしまうけど、猫はひとりで帰ってくる)

 

本日の「なるほど」

講談社がこれから“紙”回復に期待する理由

「商品」に「雑誌とコミック」を含むか含まないかで、出版社の事情はだいぶ違うと思いますが。
これからは紙書籍と、電子書籍と、オンラインで読む新聞のようなコンテンツが、お互いに良いかたちで棲み分け・共存する方向で進んでいくのでしょう。

そういえば、最近、何冊か電子書籍を購入して読んだ。
画面で文章を読むということ自体は、縦書きでも横書きでも問題ないし、紙書籍で入手しづらい資料などは、読めるというだけでもありがたい。
しかし、コミックのように、絵と文字の混在したものを見るのは、わたしの場合、けっこうむずかしい、ということがわかった。紙で読むときと目の動きが違うし、目との距離感が微妙に合わない。そのせいで、どうもすんなり頭に入ってこないし、疲れる。これはタブレットでなくパソコンで見ているせいかもしれない。
逆に、デジタルに慣れている人は、紙のページをめくると疲れるのかしら。
(いま読んでるのは、これです)

 

おまけ。

Clever Cat Opens Window

こらこらこらこらっ!(常習犯だね・笑)

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「ハコちゃんのはこ」中国語版

2020-03-17 14:58:11 | お知らせ(海外版)

『ハコちゃんのはこ』(前田マリ・絵 岩崎書店 2007年)の中国(簡体字)版ができました。
原本と並べてみるとよくわかりますが、日本語の書き文字デザインをそのまま生かした表紙が素晴らしい。
中国の書き文字翻訳技術というのは、世界的にもトップレベルにあるんじゃないかと思います。
「盒子」=「箱」ですね。発音は聴いてみたけど難しくてカタカナでは書けない。


「はこが あると はいります」

…と、まあ、ほぼそれだけでできているような「猫飼いあるある」絵本です。
むっちりもこもこした質感と、幸せそうな表情。それだけでじゅうぶん。猫ですから。

 

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愛猫

2020-03-14 11:25:37 | 日々

先月のことですが、S新聞の記者さんが、はるばる(フェリーで!)取材に来てくださって、デッキに本を並べて撮影しようとしたら、タイミングよくひょこっと出てきたコマちゃんが、ばっちり写りこんで…
「愛猫コマ吉」って、名前まで書いていただきました。愛猫だぞ、愛猫。

せっかくだから、もうちょっとサービスしよう。

いちについてー、

 

よーい、

 

どんっ!
(花壇は飛び越えるためにあると思っている)

 

きれいに咲いた。

 

本日の「いいね!」


「疫病退散」の妖怪人気

アマビエ。知らなかったなあ。かわいい。

 

おまけ。

天国が入国禁止措置 新型肺炎で

虚実情報が入り乱れ、何を信じていいかわからなくなってきた。これは本物のフェイクニュースです。ご安心を。

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モクレンなど

2020-03-10 22:00:01 | 日々

昨日、暖かかったので、まだ先だと思っていたモクレンが一斉に咲いてしまった。

 

そんなにあわてなくてもいいのに。

 

真下から見ると、なかなか不思議な眺め。

真っ白い花が咲くのがモクレンで、この紫色のは紫木蓮(シモクレン)と呼ぶのだと、長いこと思っていた。そうではなくて、こちらがモクレン、白はハクモクレンだそうです。


フキノトウの糸子さん(雌花)。
星男くん(雄花)がまず咲き始め、数日おいて、こちらが咲き出す。その時間差が重要なのかもしれない。
毎年いまごろ池にあつまってくるヒキガエルさんたちも、最初は男子しかいないみたいで心配になるけれど、あれもそういうシステムになっているのかな。
女の子を待たせちゃいけないのよ。


水仙は和から洋にバトンタッチ。

 

昨年のが咲くのを待ちきれず、また買ってきてしまった姫小菊。どうもこの色に弱いんだな。

 

この色。
えーと、なんとかマム? 何だっけ。アルギランセマムじゃないほうの。

(追記:ローダンセマムでした。忘れないうちに書いておこう。しかし、このヒト、夏の高温多湿に弱いらしい。むむむ。またしても、衝動買いして、あとで気がつくパターンだ)

 


柳の芽も、ふんわり、ほっこり。

 

山野すみれちゃん、おはよう。

 

んん…??

 

すみれちゃんより、このボクを!

(こういうところで必ず出てくるコマ吉は、やきもち焼きなのかね。ここ、斜面で足場が悪いんだけど、カメラ持ったまま笑ってしまって、滑り落ちそうになりました)

本日の「そうなのか!」

マスクが新型コロナ予防にならない理由

感染は手から。「なんでもない人」はマスクをやめる。
(専門家といっても、人によっていろんな意見があるので、「これが正しい、他は間違い」というわけではありません。こういうふうに説明してもらうとよくわかるなあ、と思ったので)


おまけ。

フェルト・キッチン

ふわふわ感が面白くて何度も見ちゃった。
アメリカのストップモーションアニメーター Andrea Love の作品。
もっと見たい方は Instagram でどうぞ。

 

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「なまえのないねこ」原画展

2020-03-05 17:22:56 | お知らせ(いろいろ)

絵本「なまえのないねこ」原画展 

2020年3月6日(金)~3月22日(日)11~18時 ※月・木は店休 
書肆 吾輩堂 2階 
福岡市中央区六本松1-3-13 
TEL 092-791-1880 
サイン本、ポストカードなどのグッズも販売しています。

吾輩堂さんは日本で初の猫本専門書店だそうで、和洋古書や猫雑貨もいっぱい。近くだったらぜひ行ってみたいところ。

 

よろしくたのむぜ。

 

メロンソーダの絵葉書が可愛いです。

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チューリップ1号

2020-03-04 23:39:07 | 日々

クロッカスにしては変だなと思って、よくよく見たら、これは、あれだ。昨秋に植えた「植えっぱなしOKの原種チューリップ」の第1号!
こんな花が咲くとは想像していなかったので、びっくり。
そして、何かに似てると思ったら、あれです。かたゆで卵の飾り切り(笑)。
残りも葉っぱやつぼみが出ているけれど、その出方もサイズも雰囲気も、あきれるほど全部ばらばらで…こういうのもなかなかたのしみ。
(でも1ダース植えたけど7個しか出てないのよ…)

 

雲南月光花(キバナアマ)。この黄色は、日があたると光って眩しい。
暖地の植物なので、暖冬で機嫌がよく、今年は花がたくさんついた。
しかしこの木は傍若無人というか、たいそうお行儀が悪く、あっちこっち勝手に地下茎をのばして、雑草のように増え広がっていく。
色といい形といい、黄色の大輪咲きのオキザリスとよく似ていて、オキザリスとはまったく関係ない植物だけど、低い位置で咲いているとなんだか非常にまぎらわしい。

中国の「百度百科」には「石海椒」の名で出ている。「迎春柳」とも。
雲南月光花というのは日本の花屋名なのかな。

 

オオイヌノフグリ。ヨーロッパ原産の帰化植物。
英名の birdeye speedwell は、春先に生え広がるスピード、ではなくて、どうやら花がすぐ落ちてしまうことをさしているらしい。


ホームセンターでレジに並んでいた。
わたしの前に3人。先頭の人が買おうとしているのは、ティッシュペーパーの詰め替え用(ボックスティッシュの紙箱のない中身だけが透明パックに入ったもの)らしい。
2番目の人、ひょいと見て、「あ! それ、あるの? やだ、気がつかなかったわあ。あたしも買ってこよう」と列から離脱。
すると3番目の人も「あったんだ…」と呟いて、離脱。
支払いをしかけていた先頭の人は、振り向いて「あたし、もう1個買っとこうかな」と急にそわそわし始めたが、「すみません、お一人様1個限りで…」とレジ係の人に言われていた。
なるほど、人間の心理って、こういうふうになってるんだな、と面白く見ている。
「つられる」という現象は、良くも悪くも、社会性の高さをあらわしている、のかもしれない。

 

本日のきにゃにゃ。

もうウグイスもさえずり始めた。ヤマガラ、シジュウカラは、あらたにつけた巣箱の周囲でそわそわしている。
先日、きななは、メジロを獲ったところをMに発見された。
といっても、獲った瞬間は誰も見ていない。Mによれば、居間のデッキの前をトコトコ歩いて行くのが見え、すぐトコトコ戻ってきて、そのときはもうくわえていたという。叱ったら、すぐ離したそうだが、手遅れだった。
きななは、何年も前に一度ヤマガラを持ってきたことがあるだけで、真鈴のような本格ハンターではない。今回、状況からみて第一容疑者であるのは間違いないにしても、この子に鳥が獲れるとはどうしても信じられない。
メジロはふつう樹上で暮らし、採餌も巣作り子育ても木の上で、地面に降りることは珍しい。シジュウカラなどは餌を拾いに降りることがたまにあるけれど、メジロが降りたところをわたしは見た記憶がない。
猫が鳥を獲るには、草むらなど物陰に身を隠し、鳥をじっくり観察して行動パターンを覚え、「だるまさんがころんだ」方式で徐々に距離を詰め、ジャンプすれば届くところに獲物が来るまで辛抱強く待ち伏せするのだが、コマ吉などは毎日毎日やっていても、1羽も獲れたためしがない。それくらい成功率は低い。
ヤマネコに近いキジトラの毛色は隠蔽色だから、待ち伏せに有利ではある。しかし、そもそも外に出ることの極端に少ないきなちゃんが、たまたまトコトコ行ったら目の前にいてパッと獲れたなんて、そんな都合のいい話があるかしら。
わたしはそのとき2階にいて、Mが「あっ、きなちゃん、きなちゃんっ!」と叫ぶのを聞いた。その直前にドンという音が聞こえたので、一瞬、きななが発作を起こして倒れたのかと思ったのだ。
(以前、てんかん持ちの猫がいたときは、日常的にそういうことがあったので…)
ドンというのは、メジロが窓に衝突した音ではないかと、わたしは疑っている。西側の窓にあたって、下の薪置き場のアクリル波板の屋根にバウンドして落ちた。たまたまそれを見つけて、くわえてきた。それならわかる。いや、きっとそうだと思う。
ねえ、拾ったんだよね? 獲ったんじゃないよね?
(本ニャンは「忘れた」と言っております。しょうがないなあ)


本日の「いいね!」

小学生が持ち寄った「秘伝のスープ」、マラリア治療の効果見つかる

新型コロナの特効薬も見つからないでしょうか。


ついでに。

代替の挨拶は合掌? 各国政府が奨励

えーと、これはフェイクニュースじゃないのよね?

 

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リベンジ

2020-03-02 11:03:56 | 日々

新型コロナ関連のニュースばかり続くので少々疲れてきた。
わが家は人口密度のかなり低い地域にあり、通勤や通学をする家族もおらず、さいわい花粉症でもないので、マスクは今のところ必要ない。いちおう念のためにと探したら、昔なつかしいガーゼマスクが数枚、白亜紀あたりの地層から見つかったので、洗濯していつでも使えるようにしておいた。
マスク着用が義務化されるような事態になったら、これ使いましょう。

田舎では移動手段のほとんどが「自分の車」だから、満員電車に見知らぬ人と乗り合わせるリスク(があるのではないかと考えるストレス)がなくてすむのは大変ありがたい。
しかし、情報(デマを含む)が伝わる速度は都会と変わらず、ペーパー類はたちまち売り切れたそうだ。うちではMが仕事用にもトレペを使うし、猫も使うけれど、まだしばらくは買い置きで間に合うので、のんびり構えている。あちこちで貰って大量にたまっているポケットティッシュなんかも、この機に使ってしまいたい。
敵が目に見えないウイルスなので、とにかくみんな不安だから、シンプルで具体的な行動(何かを買い込むとか)をすることで安心したいのだと思う。1ダース入りのトレペを2袋も買えば、かなり達成感もあり、積んでおくと見ごたえもあり、そのわりにはお安いし、賞味期限も気にしなくていいし…ね。

「テレワークに最適」といってパソコンの広告メールが来た。学習塾はここぞとばかりオンライン教材の宣伝をしている。ピンチをなんとかチャンスに!と誰もが知恵を絞っているのを、すごいなあと感心して見ている。
13~14世紀に欧州で黒死病(ペスト)が大流行した。そのときに魔除けとしてイエス様やマリア様の絵や像を飾る家が増え、それをきっかけに絵画というものが一般民衆にも広まった…という話を読んだ。なるほど。
学校が休みになって、子どもが遊びに行く先もないから、おうちでできるゲーム類が爆発的に広まるんだろうな。
閑猫は「自宅でおとなしくしている」だけです。つまり…ふだんどおり。




動物園が臨時休園になったのを知らずにパンダを見に来た人が、TVの取材に答えて「またリベンジします」と言っていた。
リベンジって、こういうときに使う言葉だったっけ?
スポーツ選手が、試合で負けた相手に次は勝つ、雪辱を果たす、という意味で口にするようになったのは、わたしの記憶では20年くらい前だけど、今は一般的な「出直し」「やり直し」の意味でも使うようになったのだろうか。
パンダにリベンジ。言葉の取り合わせとしては、どうしても違和感がある。

同じように違和感をおぼえる言葉は他にもある。
「そこまで」
「なにげに」
「なんなら」
「ふつうに」
それぞれ耳にしたり目にしたりするたび「え? そう使うの?」と、小さくひっかかる。
「そこまで」は従来の「それほど」と入れ替わって定着してしまったようだ。
「なんなら」の用法はいまだによくわからない。
「ふつうにおいしい」って、ほめ言葉なのか、そうじゃないのかも、よくわからない。
子どもや若い人が「違って」を「ちがくて」と言うのも、もう普通なのかな。
「する」を「やる」と言い、「やる」の敬語が「やられる」だと思っている人は、中高年にも少なくない。
ちゃんとスーツを着た人が「お仕事は何をやられているんですか」などと喋るのを聞くと、背中がぞわぞわする。

間違ってるよと文句を言いたいわけではありません。
人の話す言葉はナマモノだから、時代につれて変化していくのは当然のこと。正しいも間違いもない。誰もが明治時代みたいに喋らなければいけなかったら、わたしだって困る。
ただ…違和感。ごく些細な、塵のような違和感が、日々たまっていく。
スマートフォンに表示される「アプリのアップデートのお知らせ」を、うっとうしいのでほとんど無視しつづけているけれど、頭ん中も、そうなっているのかしら。

 

本日の「いいね!」
時節柄(?)シェアしておきましょう。

20分で完成!立体マスクの作り方

布地屋さんのサイト。下のほうに型紙不要プリーツマスクの作り方もあります。手芸の好きな人向き。

ハンカチマスクの作り方

こちらはハンカチ屋さんのサイト。切らない。縫わない。たたむだけ。

代用とはいえ、あまりヘンなものはつけたくないし、せっかくならお洒落にかっこよくと思う気持ちは大事。
目的をもって手を動かすことは、不安を軽減する効果もあり。
「布はあるけどゴムがない!」という方には、「ナイロントリコット(切りっぱなしでほつれない)」から「ストッキングを輪切りにする」まで、いろんな情報が上がってますので、お試しを。

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