閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

雨の合間

2018-09-30 13:28:37 | 日々

アシタバの花。

 

ネムノキ。
これは切り株から生え出た枝なので、上から見ることができる。

 

ぶどうはぶどうでも食べられないノブドウ。
つると葉だけのときは、ひょっとして食べられるヤマブドウでは?とかすかに期待するけれど、たいていこれですね。 
たまに実がきれいな青紫色になるものがあるので、せめて見た目だけでもと思うけれど、待っていると虫が食って茶色になってしまう。気候が暖かいせいもあるかもしれない。

 

アメリカセンダングサ。
刺さる種子が厄介だし、ほっとくとバクハツ的に増えるので、いちおう駆除対象になっている。
抜いて捨てても、うっかりするとそこでまた根を下ろしてしまう。

 

種子になる前は可愛いけどね。

センダングサの「センダン」って何だろうと、図鑑をめくる。
センダン(木)の葉に似ているから、とあった。
ほう。
ふつう木の葉と草の葉を見比べることはあまりないので、意外だけれど、言われてみれば似てますかね。
じゃあ、センダンの木は、どうしてセンダンというの?
(しつこい閑猫はとことん調べる)
中国名のひとつに「旃檀」(ツェンタン?)があるので、そこからだろうかと思いつつ、さらに調べていたら、こんな説があった。
センダンは、冬に葉が落ちたあとも、たくさんの実が鈴なりになっているのが特徴で、これを「千団子(せんだんご)」あるいは「千珠(せんだま)」と言ったのが「せんだん」になった…と。
なるほどソレダ! と言いそうになったが、こういうもっともらしい説明は、あと付けの場合も多いので、なんともいえない。
千団子なら「センダンゴの木」で、いいじゃない、1字略さなくても、ねえ?
むしろ逆に、センダンの音からの連想で「千団子」や「千珠」のニックネームができたんじゃないか…というのは例によって根拠のない閑猫説。

 

前回の大雨(って、どれが「前回」なんだか、もうよくわかりませんが!)以来、お風呂場のアリがずっと気になっている。
ときどき数匹うろうろしていることがあるので、もしやまたすごい豪雨になるのでは?と、じーっと見つめてしまう。
その後、何百匹も来るということはないけれど、それは安心していいということなのかどうか。
前回の冷たい対応にこりて、避難場所を変えただけなのか。
いや、こっちだって、来られても困りますしね。
タイルの縁をうろうろ行きつ戻りつしている数匹は、下見に来たのではなく、本隊とはぐれてしまったのだろうか。
アリにしてもハチにしても、本人(虫?)はたぶん何も考えていないんだろうけど、行き場なくさまよっていると思うと、どうにも不憫でならない。

 

 

画像処理で遊んでいたら、安物のCGみたいになって元に戻らないわ(笑)

 

さてさて、朝から中休み状態だったけれど、また雨降ってきた。
ここまでは前座で、このあと真打ち台風がやってくる。
夕方には電車も止まるらしい。
お天気アプリ(というものを使うようになった!)は午前3時までずっと傘のマーク。
どこにも被害がありませんように。

 

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2018-09-26 16:06:58 | 日々

大きい栗と、小さい山栗。

 

ほら、こんなに大きさが違う。

 

ああ、秋の雲だねえ。

 

彼岸花が咲き、金木犀が咲き、吊舟草も咲き始める。

 

カラスノゴマ。下から見上げないと、どんな花かよくわからない。

 

キツネノマゴどうし、内緒話していた。

閑猫版「秋の七草」を考えていたが、ヒガンバナは別枠としても、とても7種におさまりそうにない。
3セットくらいできそう。

 

本日のにゃんこ。

貫録のさんちゃん、13歳、6kg。

 

へなちょこのコマ吉、1歳、4kg。

しかし、コマは賢い。人の行動パターンを習得し、先を読む。
車で出かけるときは、ついて行けないことを覚えた。
木戸のところでしょぼんとおすわりして、寂しそうなカオをする。
バックミラーに小さいコマが小さく小さくうつっている。

 

本日の「いいね!」

がんばれ!牧羊犬

すみません、タイトルは勝手につけました。
でも、これはこれで、役に立つんじゃないかなあ。だめ?

ちなみに、正しい牧羊犬は→こちら

 

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お彼岸

2018-09-23 15:53:12 | 日々

川をはさんで、向う岸とこちら岸がある…という考え方は、なかなか悪くないと思う。
霧がかかって多少ボンヤリしていたとしても、ミシシッピ川のように向う岸が見えないほどの大河ではない気がする。
ちょっと手を振ってみたりね。

 

 

 

 

アシタバの花。

 

ミズヒキ。

 

ヤブラン。

 

本日のにゃんこ。

本日スペシャル甘たれモードのクレ。

 

 

 

 

 

のぼってきた!

 

本日の「いいね!」

Fire Painter

カナダの画家 Steven Spazuk の作品

 

おまけ

ハーゲンダッツのアイス月餅

中国では、十五夜は「みんなで月餅を食べる日」なんだそうです。
日本でも「アイスおはぎ」や「アイス月見団子」を売り出せばいいんじゃないかなあ。
(言ってるだけです。アイスクリームなんてもう1年以上食べてない…)

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金木犀

2018-09-21 11:38:20 | 日々

かすかな香りに気づいたのは18日の夕刻で、そのときはまだ白っぽいつぼみの状態に見えた。
きょうはもうすっかり開いている。ここ数年でいちばん早いのではないかと思う。

 



しかし、あいにくの雨。
傘をさして写真を撮ってきた。

 

雨だろうと何だろうと、ついてくるコマ吉。
ほらほら、足が濡れるよ~。

 

雨やどりして待ってる。

コマちゃんの「ついてくる能力」は歴代一位。
家の中では特に近くにいるわけではなく、お膝べったりという猫ではないのに、人が外に出ると、確実についてくる。
寝ているのを確認し、玄関ドアをコマが出ないようにさっと閉めても、あっというまに猫ドアに回り、歩き出せばもう足の先にいる!という具合で、鬼神のように素早い。
おでこの「ロレックス印」は特殊なセンサーだったりするのだろうか。

感度良好!

(そして、ふだんはほとんど声を出さないのに、おもてで人とはぐれると「ピー! ピー!」と鳥のヒナのように鳴くんです。鳴けるんだ…)

 

本日の「いいね!」

書皮図鑑

本屋さんで本を買ったときにかけてくれる紙カバーのコレクション。
そういえば最近は出先で本を買わなくなったな…と思いながら、「あ」の項から眺めていたら、いきなり懐かしいのが出てきた。学生時代の行きつけの店! 
今はなくなっちゃったらしいけど、買った本は今でも持っています。

 

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雁首

2018-09-19 23:46:58 | 日々

川岸に見慣れぬ草が生えている。
つぼみのようだが、これ以上開く気のなさそうな、この黄色い花はキク科の…えーと、ノボロギクかな? と見当をつけて帰り、いそいそと新しい植物図鑑を開く。
あ、違った。ノボロギクは葉っぱがこんなじゃなかった。
でもキク科はキク科だよね…と、そこはけっこう確信があるので、1ページずつめくって丹念に見ていく。
ああ、これこれ。ヤブタバコ属のガンクビソウ。
なるほど、煙草といえばキセルだった時代についた名なんだな、と思う。

紙巻(シガレット)が主流になったのは意外と遅くて、日本では第一次大戦後のことなんだとか。
最近なぜかエラリー・クイーンのミステリーを続けて読んでいるけれど、1930~50年代に書かれた作品には、煙草(葉巻、パイプ、シガレット)を吸うシーンがやたらと出てきて、読んでいるだけで肺の中がもやもやと煙っぽくなってくる。
とにかく男性も女性も、老いも若きも、何かといえば煙草。取り出す、すすめる、火をつける、煙を吐く、吸殻を捨てる、といった描写にかなりの行数が費やされている。
禁煙が進んだ現代だったら、長い会話が続く場面の「箸休め」に煙草が使えないとなると、クイーン氏も間がもたなくてちょっと途方に暮れてしまいそうだ。
コーヒーもお酒も、そんなに何杯も飲めないしね。

えーと、こっち向けたほうがキセルっぽいかな?

もう30年以上ここに住んでいて、季節の植物はかなりよく見ているはずなのに、まだこんな「初めまして」の出会いがある。
ずっとあったのに気づかなかったのか、種子が飛ぶなどして最近やってきたのか。
雁首草の種子は、さわると変にぺたぺたしているから、動物にくっついて運ばれるのかもしれない。
鹿の置き土産だろうか。

 

ツルボ。そうそう、きみもいたね。
これもヒガンバナと同じく、花の時期には葉がない。

 

ヒヨドリバナ。山の斜面にも次々と復活中で、大いに喜ばしい。

 

クサマオ(別名からむし)も、花咲く。
ばさばさと大きくなるだけでなく、切っても切っても、抜いても抜いても、すぐあとから生えてくるという…雑草としてはじつに困ったモノだが、花をアップで見たら意外にきれいで、驚いた。

 

 

茎は丈夫な繊維なので、糸に紡いで布を織ったり、よりあわせてロープ代わりにしたりしたそうだ。
古代から、せいぜい明治くらいまでだろうか。
特別に伝承しているところを除けば、どこでも途絶えてしまっている。

 

本日のにゃんこ。

コマ吉や、そこはマドリのお墓だよ。
この写真を撮った日が、偶然マドちゃんの命日でした。
ここに植えたクチナシの木もずいぶん大きくなった。
コマは元気で長生きするんだよ。

 

本日の「いいね!」

Underfoot Menagerie

アメリカ、ミシガン州で活動する David Zinn のチョークアート。

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彼岸花

2018-09-18 16:10:12 | 日々

お彼岸には咲きそろうようにと咲き始める。
フェンスのおかげで鹿が来なくなったので、川向こうにも咲いている。
しばらくは「マツカゼソウ、および棘のある植物」しか生えなかった川岸一帯が、多種多様な植物に深く埋もれ、その中からヒガンバナがすいすいと長い茎を立て、無音の花火のように花をひらいている。

 

彼岸花のことは昨年いろいろ調べ、ここにも長々と書いたけれど(→「彼岸花の謎」)、やっぱり今年も「あれ? どうしてここに?」という場所にぽつぽつ増えていて、謎はいまだ解けない。

 

切らずに残したアジサイは、いい感じの色になってきた。



咲き残っているメドーセージ(サルビア・ガラチニカ)。

 

本日のにゃんこ。

さんちゃん。テリトリー警備中。

おもてで猫のうなり声がする。
まだ真っ暗な午前4時半。
玄関ドアを開け、見当をつけてライトで照らしたら、白っぽい猫がぱっと逃げた。
どうやら猫ブリッジからベランダに上がりかけていたらしい。
前にも見たことのある、大柄なぶち猫だ。背中に丸い玉模様があり、シッポが鍋の柄みたいなので、とりあえずナベゾーと呼ぶことにする。
長く通ってきていたジャッキーが、ふっつり姿を見せなくなり、スリちゃんの訪問も8月半ばに途切れたままだが、「空席」があるという情報が何かで伝わるのだろうか。
見ると、対応しているのは、クレではなくて、さんちゃんだ。
怪我したあと、どうも自信をなくしてしまったようなクレと、まだまだてんでへなちょこの(皮の薄い!)コマ吉ではどうにもならず、引退した隊長がふたたび前線復帰したらしい。

キバは1本欠けてしまったし、動きにも昔のようなキレはなくなったものの、相変わらずさんちゃんはでかくて体重もあり、うなり声も低音ですごみがある。
ただし、バトルになると、猫のケンカは相撲と同じで重量だけで勝負は決まらない。若い(若いんじゃないかなあ)現役♂のナベゾーのほうが、チャレンジャー精神とモチベーションの高さで有利かもしれない。
チャレンジャーは、勝てば自信を得て、ますますやってくるから、それを阻止して平和を守るためには、さんちゃんを負けさせないように…つまり、ヒトが助太刀を買って出るしかない。
しかし、眠いのよ、4時半は。
おまけに、暗くてほとんど何も見えない。
たまたま猫がこっちを向けば目がぴかりと光るけれど、次の瞬間には消え失せ、特に黒猫なんてどこにいるかサッパリわからない。
外をうろうろしていると、そのうち真鈴さんが「どしたのォ? なんか手伝う?」と出てくるし、コマちゃんはわけもわからずハシャギ回るし、ややこしくて助太刀どころでない。
そのうちナベゾーは川向こうに退却したらしく、さんちゃんも深追いして行かなかったので、わたしはコマをとっつかまえて引き上げる。
こっちには味方が大勢いるんだゾ、という示威行動にはなったと思うから、まあいいでしょう。

2日後。
朝早く、お隣の階段下に白いものが散っていて、鳥の羽かと思ったら、猫の毛である。
取っ組み合って転がり落ちた、という感じかなあ。
白の毛の割合が多く、少しだけチャコールグレイが混じっていて、ぱっと見にはさんちゃんの圧勝のように見えるが、さんちゃんもおなかのところだけは白いので、あまり安心はできない。
すっかりご隠居っぽくなって、夏じゅうぐたぐたしていたさんちゃんだが、ここ数日、とても「きりっ」とした顔をして、なんだか若返ったようだ。
何事もないに越したことはない。とはいえ、たまには「ほんの若干」のトラブルがあったほうが、生き物は生き物らしくなるのかもしれない。
頼むぞ、さんちゃん。
(怪我しない程度にね~)

東の境界で見張りをしていると、コマちゃんが来て「ボクもお手伝いする!」と。

 

「おまえが来ると、雰囲気がだらけるんだよなあ」

 

「あっち行ってろ」「ハイ」

 

本日の「いいね!」

レトロクラシックキーボード

日本人の大半は丸いキーに郷愁を感じないだろうけど、わたしは高校生くらいのとき(まだパソコンもワープロもなかった時代ですよ)タイプライターにすごくあこがれていたので、一瞬「おっ」と思いました。
しか~し、キーボードだけで2万円。
こういうものが、昔の「モンブランの万年筆」みたいな「ステイタス」に、これからなるのかどうか。

 

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石と遊ぶ

2018-09-15 18:03:24 | 日々

あれほど猛暑だった夏が、もう遠い昔のようだ。
しかし、雨が止まない。
変なきのこの名所(?)も工事現場になっているので、今年は秋らしい素材が品薄です。
このあいだ拾った石で遊ぼう。

水で濡らすと、見違えるように色が鮮やかになる。

 

ほら、黒胡麻団子。おいしそう。(また言ってるよ~)
こんな石、磨いたらキレイになると思うけど…うっかりはまると、ますます仕事できなくなっちゃいますからね。老後の楽しみにとっておこう。

外回りの柵が完成して、鹿が立ち入らなくなって数か月。ものすごい勢いで草が茂りはじめた。
やってくる鹿は多くても3頭くらいだったが、その数でどれだけの量の植物を消費していたか、ということがわかり、あぜんとする。
コントロールする方法さえあれば、これほどハイパワーで高性能な草刈り機はないと思う。電気もガソリンもいらないし、垂直に近い崖だって上れるんだから。
しばらく押さえこまれていたクズのつるが、ターミネーターのごとくめきめきと復活し、そこらじゅうわがもの顔にはびこっている。
イヌホオズキがやたらと目につくようになったのも、これまでは鹿が食べていたということか。有毒植物なのに。

 

本日のにゃんこ。

ちょっと涼しくなったら、すぐこれだー。
薄皮コマ吉、冬の毛皮をなんとかせねば。

 

本日の「いいね!」


乙幡啓子 第1回妄想美術展

有名な「ハトヒール」(有名?)をはじめ、リュウグウノツカイマフラーとか、サーモグラフィーセーターとか、鮭コナーズとか…妙に説得力のあるヘンな工作が一堂に。

もっと知りたい方はこちらをどうぞ。

妄想工作所

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水暴走

2018-09-12 15:57:24 | 日々

このところ、からりと晴れるということがなく、降ったりやんだりの日が続く。
とにかく降り方がおかしい。にわか雨、夕立ちというレベルではなく、ありえないほど大量の雨が、ピンポイントでどーっと降る。
車のワイパーが追いつかないどころか、屋根がボコボコにへこむんじゃないかと思うくらい。
空の上のいったいどこにこんな大量の水があるのか、ぜんぜん想像がつかない。
特に一昨日の雨はすさまじくて、気象ニュースでよく耳にする「これまで経験したことのないような…」というのはこれか!と実感した。

どしゃ降りの雨が、夕方になってさらに激しくなり、舗装した道路はみるみるうちに川になった。
家の脇を流れる川は、ふだんは浅くて透明で、長靴で渡れるくらいだが、一変して茶色く濁った濁流となり、山の斜面のあちこちから滝のように落ちる水をとりこみ、ドロドロと不気味な低音を響かせながらうねり下っていく。
雷かジェット機のように聞こえる音は、流れに巻きこまれた石や岩が、岩盤の川床を跳ねるようにころがっていく音だ。
わが家は谷川を見下ろす位置に建っているので、浸水の心配はないけれど、暴走する水の威力を目のあたりにして、さすがに危機感をおぼえた。

翌朝みたら、川幅が急に狭くなる場所では、岸の草がべったりなぎ倒されていて、一時的に水位が1メートル半は上がったことがわかった。
上流にあるわが家の水源地は、泥に深く埋もれて何が何やらわからなくなっており、塩ビ管が1本消え失せていた。
下のほうまで探したが、どこにもひっかかっていなかったから、勢いに乗って海まで行っちゃったのかもしれない。

じつは、その大雨の2日前、お風呂場に大量の蟻がいたのです。
立てかけてあったマットを動かしたら、タイル壁がまっ黒に汚れているように見え、あれ? どうしてこんなところに泥が? と思ったら泥ではなく、体長5ミリにも満たない小さな蟻が何百匹も、びっしりと壁面をおおっていた。
どこからどうやって入ってきたのかわからない。
これまでも、猫の餌などをうっかり放置すると蟻の行列ができることがあって、夏は気をつけていたけれど、これだけ大量に、それも壁面に集結しているのを見たのは、ここに住んで初めてのことで、とても異様な感じがした。
あとから考えれば、大雨で巣が水没することを察知して、一族で緊急避難してきたのだろう。
そのときはそこまで想像できなかったし、こちらも避難民を無条件に受け入れられるほど心優しいヒトではないし、シャワーも使いたかったため、やむなく全員退去処分にさせていただいた。
避難先にヒトんちを選択した、その判断がそもそも誤りで、あまりにも文化の違いすぎる者同士が一つ屋根の下で暮らしてもお互い幸せにはなれない。恨まないでください。

 



 

本日の拾いもの。

カシューナッツのビスコッティ(左)と、黒胡麻フロランタン(右)。
なんだか無理やり美味しそうにしている感が…(笑)

 

石英は多めが好ましい。

 

黒胡麻入れすぎ。

 

これも一面だけ研磨してある。
黒とオレンジの取り合わせが、写真で見るより派手な感じだから、床なんかに使ってあると悪趣味だなあ。

 

本日のにゃんこ。

きなこ。だいぶカメラ平気になりました。じゅうぶんイヤそうだけど(笑)

 

ひげが立派。

 

安定の箱入り娘。

 

本日の「いいね!」

ニューヨークのスシドーナツ

「いいね」と「ふーん」の中間くらい。
食べにくいよね?

 

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シャケ石

2018-09-08 15:55:07 | 日々

本日の拾い物。

焼いてほぐした甘塩鮭と胡麻塩を混ぜたおにぎり
…を連想したので、勝手に「シャケ石」と名付けてみた。
閑猫的には、美味しそうに見える石ほど良い石であります。
ダイヤモンドがいくら高価だろうと、味がないという点でシャケ石に負ける。

長さは2センチ5ミリくらい。
御影石(花崗岩)ですね。黒胡麻っぽいのは、黒雲母か。
ひとつの面だけが平らでつるつるしている。機械で研磨したもののようだ。

大雨のあと、斜面を流れ落ちてきた砂利の中でみつけた。
河原や海岸の小石は丸みをおびているが、ここの砂利は建設資材としてトラックで運ばれてきて、まだ日が浅いので、どれも角ばってガリガリしている。
ひとつひとつ色も質もばらばらで、いろんなところの石がごちゃ混ぜになっているらしい。
山の採石場から来たものもあれば、建造物の廃材も、石材店から出た高級な墓石の削り屑もあるだろう。
アンデルセンだったら、ポケットから取り出したこのカケラひとつで、子どもたちに何か即席の物語を聞かせてやれるかもしれない。

 

くさの・つゆ子ちゃん。
雨あがりの朝の光。

 

本日のいただきもの。

酔猫さんのおみやげ。
これ、うちのにゃんズは大好きみたいで、特に真鈴とクレは、おめめがキラッキラ☆になっちゃいます。
しかし、5匹のうち、コマだけがまったく反応しない! なんでなの?
だいたい猫は、育ち盛りのときは何でもパクパク食べ、年をとるにつれて好みがうるさくなるものですが、コマは小さいうちから好き嫌いが多く…というより、食べ物と認識しないものが多く、ヒトの食卓のものに興味を示さないのはいいとしても、一斉にゴハン皿を配るとき、コマだけ別メニューで手間がかかる。
うちに来る前は、いったい何を食べてたのかね。

 

本日のにゃんこ。または、3匹の黒猫の謎
(本日雨のため撮り置きです)

涼しくなった夕方、クレがくつろいでいると、真鈴が来て…

 

さんちゃんも来て、見事に一列に並びました。

 

この微妙な位置取りと間隔は、何だろう。
3点をつないだ線の延長上に、何かあるのか。
(北極星、とか…?)

 

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蔀戸

2018-09-06 18:11:32 | 日々

9月に入って勢いを増すアサガオ。
ちょっと目を離すと、あらゆるものによじのぼっている。

台風が接近中のときにニュースを見ていた。
予想される雨風に備える各地の様子が、次々に映し出されている。
船をしっかりつないだり、土嚢を積んだり。
どこかの大きな神社では、拝殿の鈴のひもを、風で傷まないように柱にくくりつけている。
「あそこは開けっ放しなのかなァ」とMがつぶやいたとき、カメラが切り替わり、宮司さんが二人がかりで、大きな木の格子をよっこらしょと下ろすところが映った。
蔀、半蔀、格子。古典では見慣れた単語だけれど、実際に上げ下げするところを見たのは初めてで、「そうか、閉めるんだ!」と、あらためて感心する。
初詣やお祭りのときでもなければ、日没後の神社に行く機会はないし、「丑の刻参り」などもしたことがないので知らないけど、台風でなくても、ふだんから夜は閉めるのだろうか。
軒が深く、日中でもうす暗い建物の中は、蔀戸をおろすとほとんど真っ暗になるだろう。
そうか、平安時代って、そうだったんだ。
紫式部日記に、まだ夜も明けぬうちから「御格子を上げて」とばたばた立ち動く描写があるけれど、あの戸は寝るときだけやむをえず閉めるもので、目が覚めたらできるだけ早く開けたいのだろうな、と…
ほんの3秒か4秒のニュース映像から、そんなことを考える。

紫式部といえば、この人を評して「めんどくさい性格」とか言う人が多く、そうなの?と、ピンとこなかったのですが(だって、誰も本人に会ったことないんでしょ?)、つい先日、タエコさんのブログを読んでいて、わかりましたよ。
つまり、他人のことを「めんどくさい人だなあ」と思ったことのない人は、自分自身が「めんどくさい人」で、しかもその自覚がない、ということなんだって。
なあるほどねえ。そうだったのねえ。
タエコさんは、知り合いの知り合いの知り合い(というのは、つまり見ず知らずの方!)で、わたしよりだいぶお若いはずですが、この一件で「お師匠」に昇格しました。
閑猫の頭ん中の「お師匠名簿」は年々更新中。

 

秋の気配。ヒヨドリバナ。
相変わらず地味な人だ。

 

今年は、念願のフジバカマ(本物!)も育っているので、たのしみ。
こちらはまだつぼみは見えない。
アサギマダラ(蝶)の食草を植える活動をしている人から、春に苗を分けていただいた。
猛暑に負けず、しっかり根付いた様子。
図鑑には、「ヒヨドリバナは香気が少ない」とあるけれど、試してみたところでは遜色ないように思う。
フジバカマの葉も、花が咲く頃にはもっと香りが高くなるかしら。

 

げんの・しょう子ちゃん。
小さいのに、いつもくっきり写るお嬢ちゃん。

涼しくなって、さすがにセミも盛りを過ぎ、夜に鳴く虫がふえた。
今年はどういうわけか、家の中にコオロギがたくさんいる。
ぴょんぴょん跳ねる小さい黒いコオロギで、「リ・リ・リ・リ・リ…」と数をかぞえるように鳴いている。
これがお風呂場に4匹くらいいて、お湯がかかると可哀想だから、いちいちつかまえて出してやるけれど、すぐまた戻ってきてしまい、きりがない。
戻ってくるのではなくて、別のが入ってくるのかな?
網戸は閉まっているし、猫もこんな小さいのは持ってこないし、どこから入るのかまったくわからない。
昨夜は2階の天井にアオマツムシ(かな?)が2匹いて、いきなり「リィーーーッ!」と大音量で鳴き出したので、「うわあ」と思わず耳をふさいだ。
これもどこから入るのかわからない。
外の遠くの草むらで鳴いているぶんにはきれいで風流だけど、室内で聴くものじゃないですよ。


本日のコマちゃん。

箱の上に、2匹寝ている。と思うでしょ?

 

じつはコマだけなの! 長~いの!

 

指を出すと、すぐ噛む!

寝ているとき、薄い上掛けの上から、足の先を「がぶ!」と噛まれることがある。
「いててっ!」と足をひっこめると、遊んでくれてると思うらしく、大喜びで飛びかかり、前足で抱え込むようにして噛みつき、同時に後足で蹴るから、スゴク痛いのよ。
恐怖のカム猫コマちゃん。

 

本日の「いいね!」

How trees secretly talk to each other

樹は独自の地下ネットワークを持っていて、情報を共有したり、養分を送ったり、しているそうです。
1本切ったりすると、瞬時にネットで広まり、森じゅうの木から一斉に敵視されるわけだから、相当の覚悟が必要。(←ということは書いてません。これは閑猫の独断)

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