閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

待宵草

2017-07-30 17:23:59 | 日々

朝、「あ、まだ咲いてる!」と喜んでカメラを取りに行き、3分ほどして戻ってみたら、すでに日があたってしぼんでいた。

 

この子だけ咲いてるけど、もう眠そう。
「オオマツヨイグサ」か「メマツヨイグサ」か、どっちかよくわからない。
むかし見分け方を習ったと思うけど、忘れました。

 

8年ぶりくらいで眼鏡店に出かける。
耳にかける部分に埋め込まれていた金属が錆びてはがれてきたのと、このごろだいぶ手元が見づらくなってきたので。

8年ぶりではあるけれど、ここは「かかりつけ」の店で、これまでのカルテも保存されているので何かと都合が良い。
仕事のていねいな職人気質のご主人と、てきぱきアシストをする奥さん、それに美術系っぽい息子さん(かな?)もなかなか商売上手で、この店は活気がある。
個人商店が元気にやっていくのは難しい時代で、この町でも時計屋などはどんどんだめになっていくけれど、ひとりひとりに合わせた眼鏡というのは通販では絶対買えないもののひとつだし、高齢化が進めば需要も増えるものだから、やる気さえあれば生き残っていけると思う。

奥でご主人にいろいろ測定してもらっている間、息子さんはやってきた近所のおばあさんにかっこいいサングラスをおすすめしている。
おばあさんは「もう2週間もこよみ見てないよ。きょう何日?」なんて言っている。
視力のほうは、8年前からそれほど大幅に落ちていないことがわかった。
ただ、年齢相応に、近距離のピントが合いにくくなっている。
相談の結果、いまよりちょっぴりだけ「よく見える」眼鏡を新調し、現在かけている眼鏡は、つるとレンズを取り換えて、デスクワーク専用のいわゆるリーディンググラスに作り直す、ということになった。
ついに「2コ持ち」であります。

前回はフレーム選びにやたらと手間どったので、時間に余裕をもって出かけてきたけれど、最初からメーカーをひとつに絞ったので話が早く、迷いやすい色やデザインも「これは全然違うわね」と奥さんが即座に客観的評価を言ってくれるのでさらに早く、とんとんと決まってしまった。
店内涼しいせいか、なんとなくクリスマスの買い物みたいな気分になり、まだ眼鏡はできていないのに、机に置く眼鏡スタンドまで買ってしまいました。

こういう感じで「かかりつけの歯医者」もあるといいんだけどなあ。
行きやすくて、行くと気分が上がるような歯医者さんは、ないかしら。
(じつは2月に欠けた歯をまだ直してないんです…全然痛くないんだけど…直さなきゃだめ?)

 

本日のにゃんズ

いまだに「お子ちゃま寝」ができるクレと、

 

微妙な場所で平然とくつろいでいる真鈴。

 

本日の「いいね!」 動物の動画2つ。


走るヒグマ

速い速い! それに…大きいっ!

 

スカンクの親子

わあ、なに? なになになに?
(しっぽの揺れがめちゃくちゃかわゆい。何度も見てしまいます)

 

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くるくる

2017-07-27 10:41:46 | 日々

 

 

雨がやんだので、畑へ走って行く。
なす、ピーマン、ミニトマト、さやいんげん。
収穫をしながら草取りもするから、1時間くらいはすぐたってしまう。
食用ほおずきが去年のこぼれ種でそこらじゅうにはびこり、文字通り足の踏み場もない。
魔法植物ではないかと思うくらい生命力が強く、にょきにょきとあっというまに大きくなって実をつけている。
今年は出遅れたゴーヤも、わさわさと勢いよく茂って花を咲かせ始めた。
元気な植物たちからエネルギーをわけてもらう。
「食べる」ということはつまりそういうことだと思う。
池の亀に餌をやり、食べ終わったタイミングで池の水を替え、最近植えたもの(千島桜、ムクロジ、ユーパトリウム、白花かもしれないオシロイバナ、などなど)をざっと一通り見て回り、10粒ばかりのブルーベリーを摘んで、急いで帰る。
家の外にも中にも(机の上にも!)次から次へとすることがあり、いくらやっても追いつかない。
それでも人が見れば、きっとのんびりゆったり暮らしているように見えるでしょう。
閑猫の頭の中だけがくるくるせわしなく回転しています。

咲き終わったあじさいを大量に切る。
7月末までに剪定しないと来年咲かないというから、ぎりぎりセーフかな。
切った枝は柵の外に積んでおいたら、夜の間に鹿が葉っぱだけきれいに食べていった。
その能力、もっと人のために生かす方法があるんじゃないかと思うけれど、なかなかそうはいかない。


本日のにゃんズ。

真鈴(左)とさんちゃん。

 

動作がシンクロ。
 

ほんとに仲良しだねえ。

朝、ふと気がついたら、家の中に猫が1匹も見あたらない。
縁側にさんちゃんがいるだけだ。
真鈴はいつものプチ家出だろうか。
クレはどっかでモグラ釣ってるかもしれない。
きにゃにゃは??
あれえ、きにゃにゃがいないよ。

他の子は1日くらい見なくても心配しないが、きなこは基本「おうちっ子」で、用が済んだら大急ぎで帰ってくる猫なので、1時間もいないと気になってしょうがない。
いそうな場所を探してもみつからず、最後に、もしやと思ってアトリエの外の物置をのぞいて呼んだら、棚の上のごちゃごちゃした中からちょこっと顔をのぞかせて、眠そうに「にゃー」と返事をした。
あ、そこだったのか。
2年前にクレが来たとき、元気すぎる子猫に困惑したきななは、数日間ここに避難していたことがある。
きなちゃんの別荘だ。
今回は何か理由があったのか、ただの気まぐれかわからないけれど、こういうときは放っておくに限る。
午後になったら気が済んだのか、自分でひょっこり帰ってきた。
あとはいつもと変わらず室内にいる。
というか、ずーーっと膝の上にいるんですが。
電話などで立つたびに、ひっかかっている爪を「いててて」とはがして降ろさねばならない。
戻って座ると、すかさずまた膝に乗る。
重たくて毛だらけで暑苦しいこの抜群の安心感。

そして、プチ家出の真鈴は、翌日の夜になって帰ってきましたが、

ジャッキーもついてきた!(連れてきたのか??)
見たところ栄養状態は良さそうで、このぽってり背中、野良ではないよね。
目がロボット猫みたいなのはライトのせいです。

 

本日の「いいね!」

波紋集

涼を呼ぶ日本の伝統デザイン。

いっぱい着込めば冬の寒さはしのげるが、暑さは人の力では解決できない、というところから「せめて見た目に涼しく」という日本の夏の文化が生まれた。
エアコンというものができて物理的に温度を下げられるようになったのは革命的だったけれど、そこから一気に「すべて電力でなんとかする」文化に移行してしまった気がする。
そういえば「節電」という言葉もあんまり聞かなくなったみたいだし、このままで大丈夫なのかなあ。

 

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「まいごのアローおうちにかえる」

2017-07-24 17:57:13 | お知らせ(いろいろ)

「夏休みの本(緑陰図書)」低学年の部に選んでいただきました。

わたしは本好きな子だったので、「本を読みなさい」なんて一度も言われたことがありません。
逆に「本ばっかり読んでないで…」はよく言われました。
電気消されても布団かぶって懐中電灯をつけてこっそり読んでいたからね。

好きでもないのに読めと言われてしぶしぶ読むなんて楽しいわけがない。
それは読書に限らず、スポーツでも音楽でもアートでも同じ。
だけど、子どもの場合「食わず嫌い」というのが実はけっこう多いので(食べ慣れたものは安全だから、これは身を守る本能といえる)差し出されてしぶしぶ食べてみたら意外と美味しい!ということもある。
それに、小学生くらいだと、自分ひとりで出かけていって選んでくるということはまだあまりできないので、「おすすめ」をどんと目の前に積んであげることも、ときには必要だと思います。
ただ、本を読むことと、読書感想文を書くことは、本来まったく別のもののはずなのに、いまの学校教育ではごっちゃになってしまっている。
感想文が悪いとは言わないけれど、最初から「感想文を書くことを前提にした読み方」を求められ、感動すべきポイントはどこだろ、なんて考えていたら、絶対楽しいわけがない。
一気に読んで、「おもしろかった!」って言えたら。
それだけでいいです。
ほんとに。

 

まいごのアローおうちにかえる
(おはなしみーつけた! シリーズ)
竹下 文子・作
藤原 ヒロコ・絵
佼成出版社 2016年

 

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LED

2017-07-23 19:33:00 | 日々

おもてに出ると、どこからともなくユリの香りが流れてくる。
茎や葉にくらべて、ちょっとありえないほど花が大きい。
ゆーらゆーらしている。
ユリの語源は、揺り、かしらね。

 

こちらはグラジオラス、ですが、咲いたとたんにぽきりと折れてしまったので、グラスの中に。
丈夫な球根植物ではあるけれど、自立できない花というのは困ったもの。
(グラジオラスを分解すると「グラス」と「ラジオ」になる、ということに突然気づいた。
一輪挿しではなくグラスを持ってきた理由はそれだったのか)


この家に引っ越してきて以来、もう30年以上使っていた照明器具を、蛍光灯からLEDに変えた。
そもそも、昨年、2階の窓に猫ドアをとりつけたのが原因だ。
猫ドアとサッシのあいだにどうしてもちょっとだけ隙間ができる。
夜になると、そこから虫が入ってきて、天井の蛍光灯のまわりをぶんぶん飛び回ってうっとうしい。
蛍光灯のカバーにもちょっとだけ隙間があるらしく、カバーの中に入ってしまったのが出て行かず、だんだんたまっていく。
この器具のカバーは非常に外しにくく、いったん外すと非常に取り付けにくいので、掃除のたびにこちらのストレスもたまる。
ちょうど「LEDに変えたら虫が来なくなった」という話を聞いたので、それならと、電器店に出かけた。

照明器具の売り場はまぶしいので、わたしはふだんは近寄らないように、そっちを見ないようにしている。
30年ぶりくらいでまともに見たら、なんと、うちみたいな蛍光灯の器具はひとつもなくて、もうすべてLED照明なのだった。
LEDの青白いきつい光は苦手なので、柔らかい色のがあるかなあ…と心配していたら、何のことはない、ほとんどの器具に色の切り替えと明るさ調節機能がついていた。
それも、リモコンで!
紐ひっぱるんじゃないんだ!

「へえ~」「ほお~」と、Mとふたりで感心していたら、「こうなってるんですよ」と店員さんがカバーをぱかっと開けた。
そこには見慣れたリング状の蛍光灯のかわりに、小さい丸いLED電球がびっしり(百個くらい??)放射状に埋め込まれていて、またびっくり。
LEDは従来の電球より寿命が長いというけれど、この器具のものは切れても交換できず、そのときは丸ごと取り替えるんだそうで。
30年でこんなに様変わりするとはね。
まるで浦島太郎です。

で、買ってきたのが、これ。

いや、猫型ライトではありませんよ。
箱のなかみが…

これ。
好みの色と明るさに設定しておけば、ボタン一押しで点灯する。
なぁんて便利なんでしょう。

(しかし、虫がまったく来なくなった、というわけではない。
それに、やっぱりほんのわずかな隙間はあるらしく、こまかい羽虫のようなのは少し入ってしまう。
でもまあ、かなりましになりました。やれやれ)


本日の収穫



酔猫さんちの「黒トマト」。
黒というか、チョコレート色というか、ダークチェリーというか、なかなか表現の難しい色。
(右端の3つが通常のミニトマト)
お味のほうは特に変わったところはありません。ふつうにおいしい。
食べごろの色がちょっとわかりにくいかな。


本日のゲスト。

よそ猫ジャッキー・タン。

いつも外が真っ暗になってからやって来るので、なかなか姿をはっきり見ることができない。
ベランダに気配がしたとき、窓の隙間からライトとカメラを同時に出して撮ったら写っていた。

そうか、キミはこういう顔だったのか~。
(ライトまぶしいね。ごめんね)

 

本日の「いいね!」

「ねこふんじゃった」クロネコバージョン

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すずしい

2017-07-16 10:18:37 | 日々

いや、ほんとは暑いんですが!
見た目だけでも涼しそうなものを。

咲き残っているアナベル。
他のあじさいはそろそろ切らねば。

 



この時刻、この角度がきれいだということを発見した。
一日のうちで数分しかない。

 

おしろい花、咲き始め。

 

長年植えっぱなしのせいか、こういう絞り系が多くなった。
まいた種のほうも、いっぱい芽が出たけれど、まだまだ小さいので色はわかりません。



オレガノの花。
ローズマリーもオレガノも、料理用にはめったに使わないけれど、こういうものは通り道に茂っているだけで気分が良いので。
右下の黒い影は…

これ、ですね。
猫もそのへんにいるだけで良い。

 

えーと、こちらは「涼しい」とはいえませんが…
玄関ドアにひっついていたみのむしさん。
葉っぱを重ね着したちょっと珍しいファッション。

なかなか渋い趣味だ。

 

本日の収穫

今年のミニトマトは、実が全部葉っぱの下に隠れていて、宝探しのようだ。
手探りで採ったら1個まちがえました。

さて、諸々押し詰まってきましたので、閑猫堂は21日まで臨時休業いたします。
みなさま暑さに負けずお過ごしください。


本日の「涼しいね!」

Base Jumping

きゃ~~~っ!
(ど、どうやって止まるのよ? 木の幹に「ぺたっ!」とはりつくの??)

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「つきがいちばんちかづくよる」中国版

2017-07-15 21:33:06 | お知らせ(海外版)

 

中国語(簡体)版ができました。
『最接近月亮的夜晚』。
最接近…って、言葉としてはそうなんだろうけど、あらためて文字で見ると「おおっ」て感じですね。

カバーはないものの、上製本だし、帯もついてるし、奥付にデザイナーさん(だと思う)の名前も入ってるし。
中国の出版物はこのごろずいぶん質が良くなっていると思います。

 

つきが いちばん ちかづく よる 
竹下文子・文 植田真・絵
岩崎書店 2014年




おまけ。
上の絵本とは関係ないですが、

これは37年くらい前の中国の「外国童話集」みたいな本というか小冊子にのっている「タンポポ書店のお客さま」。
お客の「獅子」と書店主の雰囲気が妙にシリアス(笑)
他には「三匹の子豚」とか「長靴をはいた猫」とか、ハウフ、キプリングなどが入っており、どうしてここにわたくしが、それもひとりだけ日本代表でまぎれこんでいるのか、まったく謎であります。

 

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梅雨きのこ

2017-07-13 17:25:33 | 日々

梅雨どきに限らず、きのこ族は足が速い。
出たなと思っているともう消え失せている。

この「目玉おやじ」は去年も見たような。

 

 

これはきのこか、きのこじゃないか、芽か根か不明なもの。



大きいけど、あんまりやる気のない奴。

 

ニョロニョロの赤ちゃん?

 

文字通り「乱れ咲く」桔梗。
去年までは、まとまるように紐でくくっていたけれど、今年はほったらかし。

 

真っ白だったあじさいは薄いブルーになった。

 

あじさいの他に、かやつり草とパピルスも所有する「大株主」の亀。

 

ある日のおでかけ。

このバッグ持って行くなら、いましかないので。

 

信号待ち中。
日が暮れちゃった。急いで帰りましょう。

 

本日のにゃんズ。

きななと、

 

クレちん!
同じ猫でも、顔だちってずいぶん違うよね。


こちらは堂々の貫録、真鈴おばちゃま。

 

下からのアングルはブスに写るからやだ。

 

本日の「いいね!」

J.S.バッハ リュート組曲ホ短調 BWV996より<ジーグ>

ルクセンブルグ出身のマリンバ奏者Christoph Sietzenの演奏。


おまけ

京都で撮った珍風景12連発!

いろいろと不思議すぎる京都。

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クレの日

2017-07-09 15:08:12 | 日々

7月9日はクレちゃんの日…というわけではありませんが(笑)
写真がたまっちゃったので、とりあえずクレ特集。
飽きた方は寝ててください。

 

 

 

 

 

推定2歳3か月。
いちおうオトナの猫ではあるけれど、小顔なので小さく見える。

 

相変わらずそのポーズ。

 

アゴが黒いので、この角度だと笑ってるように見える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子猫のときはよくセミなど捕ってきて「虫捕り小僧」と言われていた。
叱られるのがわかったようで、このごろは家に持ち帰らないから、外で何を捕っているかよくわからない。
草むらでじーっと一点を見つめているときは、トカゲやモグラを待ち伏せしているのかもしれない。
うちでは「クレのモグラ釣り」と呼んでいる。
地面と水面の違いだけで、ヒトが釣りをするのと同じだ。
何よりも根気が大事。

 

真鈴ちゃんに近づき…

 

ちょっかいして…

 

場所とっちゃった。生意気小僧。

 

本日の「いいね!」


国道苔アート

苔アートって、思ったように苔を生やすの難しいよね?と思っていました。
そうか、削るのか!
作り方は→こちら

近所にいい苔壁あるから、ちょっと試してみたい気もする。
でも公道で無許可でやると「落書き」と同じになるのかな。

 

もうひとつ。

“BUILD” 中垣拓磨個展

どこか心ひかれる建造物。
閑猫は道に迷ってたどりつけない可能性高し。

 

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七夕

2017-07-07 23:26:41 | 日々

まるくボール状にかたまって咲くシオデの花。

 

つる草。葉はちょっと山芋(自然薯)のようだけど、葉のつけねから巻きひげを出してからみついてのびる。
この様子、何かに似てると思ったら、サルトリイバラと同じだ。

 

こちらがサルトリイバラの花。
サルトリイバラはその名のとおり茎にトゲがあってかたい。
シオデはトゲなしでもっと柔らかい。

 

 

春に地面からにょきにょきと立ち上がってくる新芽は、山菜として食べられる。
お味はグリーンアスパラ風だけど、細いからよほどたくさん採らないとおかずにはならないし、芽を摘んでしまうとそれっきりだし。
なにしろつる草だから、これを保護して増やすというのは非常に難しく、それだったらアスパラを栽培したほうがずっと早い。
この場所は、たまたま何年か放置していたところ、柵のてっぺんに思う存分からみつき、いつのまにか花がつくまで育っていた。
以前はこの柵ぎりぎりまで鹿が来ていたので、シオデなどはのびるひまもなく食べられてしまい、ぜんぜん大きくなれなかった。
今は外側にもうひとつ柵ができたから、古い柵は撤去してもいいのだけれど、シオデの他、クマヤナギ、ノブドウ、アケビなど、つる草たちの良い遊び場になっている。
これも放置したままだとぐっちゃぐちゃになってしまうので、ときどき交通整理をしてやる。
閑猫にも良い遊び場。

ナワシロイチゴ。
地面を這うように広がり、高くはならない。
草の茂る季節なので埋もれてしまい、実がなっても気づかないことのほうが多い。

 

日本のラズベリー。
こういうベリーは、歯で噛むと種があたるので、舌と上あごの間で食べるのがコツ。
噛まずにごっくんして!と言うと、みなさん「え~?」とおっしゃるけど、一度やってみてください。
ジャムなどに加工するほどの量は採れたことがない。
ほんの味見程度。まあ見るだけでも良し。



 

梅雨時には珍しく晴れた七夕の夜。
星を見るにはちょっと月が眩しすぎる。
天の川に行ったら「本日貸し切り」の札が出ていたので、しばらく月見をして帰りましょう。

 

本日の「いいね!」

都市生活者のためのオリガミ農園

 

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あじさい・その4

2017-07-05 20:55:31 | 日々

いつもクローズアップばかり撮っているので、たまには全体像を。
と思ったけれど、あんまり写したくないもの(ワイヤーメッシュとか)があっちこっちにあるので、なかなかうまくいかないのでした。

 

なんだか「あじさい寺」のようになっているよね。

 

これはカメキチ邸のあじさい。
たかが亀といっても、もう20歳くらいになるので、あじさいの1本や2本所有してもよい身分なのです。

 

こちらは金魚さんちの。むこうの木はソメイヨシノ。

 

 

2階の東の窓から真下を見たところ。
あじさいのむこうは、晩夏に咲く野生の玉あじさい。

 

ちょっと見えないんですけど、間に川が流れていて、

 

その上は、こんな感じ。
栗、朴の木、山桜、くぬぎ、などなど雑木の盛り合わせ。

本日のゲスト

かっこいいのが来ました。

 

ちょっと小さいけどね(笑)

 

本日の「?」

冰箱里的企鹅

(動画の最初30秒くらいは広告です)

わたくしの名前が出ていますが、まったく関与しておりませんので、念のため。
自主製作アニメかなあ。
求ム日本語字幕版。

 

ペンギンじるしれいぞうこ
竹下文子・作
鈴木まもる・絵
金の星社 1997年

 

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