閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

ぺらぺら

2020-04-28 17:24:50 | 日々

20年ほど前から、道端や石垣の隙間にぱらぱら咲いていて、地面を這うように広がり、園芸植物にしては雑草っぽく、雑草にしてはちょっと上品な、この花。
イングリッシュデイジーというのかと思っていたら、違いました。エリゲロン・カルヴィンスキアヌス。(すぐ忘れそうだから、急いで書いておこう。19世紀ドイツの博物学者ウィルヘルム・フリードリヒ・カルヴィンスキにちなむ命名)
メキシコ原産の帰化植物。和名はペラペラヨメナ。ヒメジョオンなどの親戚だけど、全体に小さくて細くて薄いから、ぺらぺら。
えー、それって通称か俗称でしょう? と言っていたら、正式な和名なんだそうで。誰が命名したんだろう。

 

花屋名はエリゲロン、あるいは「源平小菊」とか。白とピンクの2種類ある、のではなく、咲いたときは白で、しだいにピンクに変わる。ひろがりながら次々咲いて、次々色が変わっていく。真夏は休んで、秋にまた咲いたりする。
すこし手をかけて、周囲の頑固なシダなどを抜いてやったら、喜んで増えました。

 

こちらも増える増えるのイブキジャコウソウ。グラウンドカバーはきみたちにまかせた。

 

本日のにゃんこ。

クレ坊は、どーこだ?

 

みーつけた。
カリンの木の下に、去年の朴の落ち葉などを敷き詰めて、皿型の巣ができている。卵でもあっためてるのかい?

 

うるさいなァ。地磁気の研究をしてるんだよ。

 

きなこちゃんは、どーこだ?

 

みーつけた。
きなこちゃんは川へ洗濯に、じゃなくて、お水を飲みにきたところです。
家の中と外、合計5つも水の器を置いてあるのに、そこでは飲まず、流れる川の水がいいらしい。
(水源はほぼ同じなんだけどね…)
具合が悪くて何も食べられなかったときでも、水だけはわざわざここまで飲みに通っていた。
すわる石も決まっていて、尻尾が濡れそうで濡れない微妙なバランス。

 

本日のおやつ。

多良間島のHさんがときどき送ってくださる「ぱなぱんびん」という素朴な伝統菓子。
小麦粉をこねてこういう形にして揚げた、甘くないかりんとうのようなもので、そのままでもいいけれど、ちょっと物足りない気がするときは、おなじく島の特産の黒砂糖をからめて、勝手に甘くしちゃうのです。
砂糖蜜をからめるのは、ちょっとしたことで成功したり失敗したり…きちっと計量すればいいんだろうけど、毎度目分量で適当にやるものだから、べとべとになったり、飴のように硬くなりすぎたり、うまくからまず鍋のほうに砂糖がくっついてしまったり。
今回も、ネバネバしてかき混ぜにくくなり、わあどうしよう、と思ったとき、昔なにかの本で読んだのを思い出して、レモンの絞り汁をほんのすこし入れてみたら、さらっとしてうまくいった!
こういうのは、たぶん科学的(化学的)に説明がつくことなんだろうけど、魔法です、と言っておこう。


本日の「いいね!」

watage

たんぽぽの綿毛のふわっふわ! くしゃみしたら飛んじゃう。
東京で活動するアーティスト (euglena) のインスタレーション。

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色々々

2020-04-26 15:57:47 | 日々

もうオオルリが来ている。のびやかなさえずりが、遠くで近くで聞こえる。
メジロも巣作りを始めたのか、ピーチルピーチルという声が力強く響いている。

庭先から、下を見たところ。遅咲きの八重桜と交代するように、朴の木の若葉がひらいた。

このずーっと向こうの山のてっぺんにアンテナ塔が立っている。そこから見たらこの家が見えましたよと、巡回に来た駐在さんが言っていた。そこまでが受け持ち区域なので、いちおう見回りに行くことになっているそうだ。
駐在さんは3年くらいで交代する。いまの人は、新聞を作るのが好きらしく、毎月わざわざ持ってきてくれるけれど、静かな山間部の過疎集落とは思えない刺激的な見出しが躍っていて、なかなか楽しい。
昔の駐在さんには、縁側にどかっと座って「ピストルさわってみる? 重いよ」といきなり持たせてくれる人もいたっけ。
(あ、こんなこと書いてはいけないのかな。もう時効ですよね…笑)

 

1号の開花から2か月近く遅れて、最後のチューリップがやっと咲きました。
天候不順が続いたせいか…それとも、ワイルドチューリップというのは、毎年こうなのかな?


バビアナ(ホザキアヤメ)、上から見たところ。

 

本日のコマティキ。

コマネギ。

 

猫はネギ嫌いのはずだけど、アサツキ畑にはコマもクレ坊もよく来ている。
食べるわけじゃないから、いいのか。

フォーマルと…

 

プライベート。落差が大きい。

 

もう暑くなってきたよ。ひかげ、ひかげ~。

 

階段の上。ここにいると玄関に来た人が見える。
足しか見えないけど…悪者の足ならわかると思うんだ。
あのさ、爪先が2つに分かれてるんだよね?

(それは悪魔の足だよ、コマちゃん!)

 

本日の「いいね!」

Amazing Crabs Shell Exchange

ヤドカリさんたちのお引越し!

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色々

2020-04-24 23:57:24 | 日々

ひときわ色の濃いハルジオン。
翌日行ったら、もうきれいさっぱり刈られてしまっていた。

 

つぼみは濃い色でも、咲くと白っぽいことが多い。

 

また考えなしに買ってしまったものたち。フランネルフラワー。

 

ローダンセの濃いピンクと、ムギワラギク。

 

どんぐり(コナラ)の芽。
地上部にくらべ、地下の根のほうが3~4倍長いことがわかる。
地面に落ちてから半年でよくここまで育ったねと、ほめてやりたいところだけれど、パンジーの花壇のまんなかにどんぐりの木が生えては困るので、移動させてもらいました。ごめんよー。

 

バビアナ。今年は花も大きく、たくさん咲いた。
でも、この場所はこれからどんどん日陰になっていく。
うしろの黒っぽい葉はユーパトリウム。

 

ヘビイチゴちゃんズ。可愛いけど食べられません。
この非常に強力なグラウンドカバー植物をうまく利用する方法を考えねば。

 

10年に一度の裁縫熱に感染し、マスクの試作。
地味なのに飽きたので、花柄も1枚。これは本棚のカーテンの余り布です。
青いほうは、折り紙みたいな作り方で、一見マスクらしくないけど、つけてみると意外とマスクです。これがいちばん口のまわりの空間にゆとりがあるので、喋る人にはいいかもしれない。
(でも、喋りにくいほうが、マスク本来の機能といえるでしょうね。もごもごと声がこもってうっとうしいので、無駄話をする気が起こらない。必要最低限のことだけ伝えてすぐ解散となる)
いろんなタイプのマスクがあるけれど、最低30分くらいは実際に使ってみないと、良し悪しがわからない。5月になるともうマスクは暑いだろうな。

で、結局、ミシンは買いまして、ただいま練習中。ようやくステッチも安心してかけられるようになり、めでたし。
いまどきの(といっても旧モデルの売れ残りだけど)ミシンというもの、まず軽いことにびっくり。ミシンが片手でひょいと持ち上げられるとは。音も静かでびっくり。
でも、重要な部分がプラスティックでできているのは、なんとなく不安。糸たて棒なんか、たちまちぽきんと折れそうで怖い。
40年たっても、糸かけの手間はほとんど変わらないのも意外だったけれど、そもそも170年も前にこの仕組みを発明した人はすごいなあと思う。
針に糸を通すのは、これまでべつに不自由を感じていなかったので(よく見えないけど、通るのです、どういうわけか)、針の横にくっついている糸通しレバーなるものが邪魔でしょうがない。まあ、いずれはお世話になるかもしれませんが。

どのニュースも「新型コロナ」から始まる。あらたな枕詞ができたようだ。
買い物は3日に一度くらいにして、人との接触を避けるように、とのこと。
うちはもともと3日に一度なので、どうしようかなあと思っているところ。
いつ行ってもスーパーは混んでいる。農産物売店も混んでいる。べつに気晴らしで行ってるわけではないと思う。休業や休校で、外食も自粛して、三度三度家で食べれば、それだけ買い物にも行かねばならない。
大家族で食べ盛りの子が3人もいたら、3日分の買い物は相当な量になり、ひとりでは持ち帰るのも大変だ。レジを通るにも時間がかかる。少量ずつささっと買ってくるのと、どっさりまとめて買うのとでは、どちらが感染リスクが高いんだろう。なんとなく「走るのと歩くのではどちらが雨に濡れないか」というのに似ている気がする。


本日の真鈴さん。

キャットニップの女王。


朝日を浴びてご機嫌です。

 

本日の「いいね!」

ポカリNEO合唱 ドキュメンタリー完全版

若いって、いいわねえ。(←せりふ)

 

おまけ

ラジオ体操第1 アラビア語バージョン

在宅ワークで運動不足の方、ご一緒にどうぞ~。

 

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「まだかな まだかな」原画展

2020-04-23 22:58:49 | お知らせ(いろいろ)

絵本『まだかな まだかな』(えがしらみちこ絵・ポプラ社・2016年)の原画展です。

会場:ギャラリー&スペース Cotori~ことり~ 
   静岡県伊豆市柏久保1340 ツインズビル1F(修善寺駅から徒歩4分)
日時:2020年4月23日(木)~5月10日(日) 水木土日のみ営業
(水)11:00~13:00
(木)16:00~18:00 
(土)15:00~18:00
(日)12:00~15:00
☆完全予約制  1枠30分 各回定員3名程度(応相談) 
TEL 070-2219-1232 
izucotori@gmail.com 

「子ども読書の日」から始まって「母の日」まで…という、この絵本にぴったりの日程なのですが、残念なことに、いまこういう状況ですから、「みんな来てね」というわけにはいかなくなりました。当初予定されていたえがしらさんのトークイベントやサイン会も中止となってしまいました。
それでもなんとか開催したいというオーナーさんの意向で、少人数の完全予約制という、たいへん珍しい原画展になっております。

ダブルサイン本50冊販売中。わたしのは、親子猫サインにしてみた♪ 
通販もできますので、ギャラリーにお問合せください。

この絵本をつくっているときは、原画を拝見する機会がなかったので、今回オープン前日に初めて見せていただけて、よかった~。
えがしらさんの描かれる子どもや動物は、ほんとに可愛らしいんですけど、それだけでなく、柔らかい中にしっかりと筋のとおったものが感じられて、とても気持ちがいいのです。壁面全体にさらさらときれいな空気が流れています。

これは本が出たときに撮ったから、今は亡きすももさんの足が写っている。

 

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読み聞かせ動画について

2020-04-20 11:23:36 | お知らせ(いろいろ)

女優の松岡茉優さんが『なまえのないねこ』の読み聞かせ動画をインスタグラムにUPされました。やさしい声でゆっくり読んでくださっていて、うれしいです。

いまの時期、おうちにいる子どもたちのために、こうした読み聞かせがあちこちで行われていますが、絵本の場合、文と絵それぞれに著作権がありますので、無断で使うことはできません。必ず事前に出版社に連絡をしていただくというルールになっています。わたしのところにも、このところ複数の出版社から、「このような申請が来ていますがどうしますか」という連絡が相次いでいます。
今回の動画は、前もって松岡さんの所属事務所を通じて申請があり、休校期間限定という条件で、正規の手続きを経てUPされたものです。

善意でやっているのだから…一日でも早く子どもたちに届けたいから…手続きが面倒だから…とみなさん思われるでしょうが、ちょっとの手間なので、申請のしかたがわからなければ、絵本の最後のページに出版社の住所と電話番号がありますから、とりあえずお問合せください。
いまほとんどの企業が在宅ワークになっているため、電話がつながらない場合があります。出版社の公式サイトに「お問合せ」フォームがあれば、そちらへ。わたしの絵本なら、閑猫堂にメッセージかメールをいただければ、担当の人に転送することもできます。

申請の必要があるかどうかわからない…という方は、このあたりもご参考に。

日本書籍出版協会 読み聞かせ著作権ガイドライン

絵本が「本」というかたちを離れ、「動画コンテンツ」として無断で、無料で、無制限に広まってしまうことを黙認すると、「本なんて買わなくてもいいや、スマホで見せれば」ということになりかねない。
本が売れなくなれば、もちろん著者も出版社も困ります。が、それ以前に、「誰か知らない人が絵本を読んでいるのを動画で見る」という形が「読み聞かせ」としてふつうになってしまうことを、わたしは良いと思っていません。
おひざの上で、おふとんの中で、大好きな人とくっついて読んでもらいたい年頃の幼い子が、スマホやタブレットを持たされてひとりでほうっておかれる。そんなのは読み聞かせじゃない。でしょう?
申請申請とうるさくいうのは、そういう流れに歯止めをかける意味もあることを、ご理解いただければと思います。

読み聞かせ動画について、わたしが必ずお願いしていることがあるので、ここに書いておきます。
(これは、文章を書いているわたし個人の意見です。他の作家さん・画家さんには、またそれぞれ違うこだわりがあると思います)

・表紙から、必ず裏表紙まで見せてください。本文は一字一句抜かさずに読んでください。(カバーの折り返し部分に入っているあらすじや内容紹介は、読まなくていいです)
・絵本は、内容だけでなく、「本という形」と「ページをめくる動き」も重要な要素ですから、スキャン画像を順番にパッ、パッと映すのではなく、できるだけ人が手でページをめくって見せてください。
<追記:動画編集で、ページをめくるような効果を入れることができるそうです。それでもいいと思います>
・画面内に見開き全体が入るように、絵本のふちが切れないようにしてください。(全体を見せた上での多少のズームは可)
・非営利(それによって利益を得ていない、視聴料や広告収入などがない)の方に限って無料で許可します。それ以外は著作権使用料をいただきます。

早くこの不安な日々が終わって、いつもの暮らしが戻ってきますように。

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古道具

2020-04-18 22:58:33 | 日々

イブキジャコウソウが元気に咲き出した。今年もこっそりゲリラ的に増やそう。

前回の記事の写真で、糸切ばさみの握りに色糸が巻いてあるのが懐かしいとおっしゃる方があり、現在売られているのは違うということがわかった。
たしか小学校の家庭科でそろえたセットに入っていたものだ。裁ちばさみは買い直したけれど、糸切はそのままだから、かれこれ50年以上は使っていることになる。こういう単純なしくみの道具はめったに壊れないから、失くしさえしなければ、とても長もちする。

調子にのって、もっと古いものはないかしらと、裁縫箱の中を探した結果が、上の写真。
ひょっとしたらわたしが生まれる前からあるかもしれないものたち。
今はめったに見ることのなくなった木の糸巻き。スナップをとめてある台紙も相当に古い。
チョーク(人物印)や縫い糸(駒印)のブランドは、意外と現在も変わらず続いていたりする。

 

メジャーの目盛りは、表がセンチで、裏がインチ。
へらは、何かの骨で出来ているようだ。
この2つは、たぶん母のお下がりでしょう。

そして、ミシンでカタカタ(というほど軽やかではない)こしらえたマスクというのは、

これです。(雑なので、拡大して見ちゃだめよ)
最初に作ったプリーツマスク(上)は、ワイヤーの取り出し口や、フィルターを入れるポケットまでついていて手間がかかり、そのわりにたいしたことがなかったので、2枚目は簡略バージョン(下)に。フィット感はこちらでも十分な気がする。

外科医っぽい立体マスクと、遠目には市販マスクに見える(かもしれない?)白の4本プリーツ。
花柄とか猫柄とか、カワイイのだったら写真うつりも良いし、縫うのも楽しいだろうけど、あいにく需要がありませんので(笑)

わたしはもともとが「在宅ワーク」だし、昔から「そーしゃるディスタンシング」も徹底しているから、マスクは買い物用として2枚もあれば足りる。もうどこへ行ってもマスクをしていない人はほとんどいない。
スーパーのレジにもシールドが設置され、見るからに異常事態だ。必要なものは手に入るけれど、お菓子などぜいたく品は買ってはいけないような雰囲気なので、早々に帰ってきてしまう。「欲しがりません勝つまでは」というスローガンが頭の斜め上のほうにちらちらする。

古いミシンは、古い説明書を見ながら、あちこち開けて油をさしたりしてみたけれど、いっこうにご機嫌は良くならず、ガーゼとゴム紐も在庫が尽きたので、ひとまずここでおしまいです。

 

本日のにゃんズ。

雨の日スペシャル盛り合わせ。
お外遊びの大好きなコマは雨だとしょんぼり。

 

反対側から見たところ。
黒猫2匹は見分けがつきにくいけれど、片手を前にのばして寝るのはさんちゃんだから、そうじゃないほうが真鈴さん。

 

本日の「いいね!」


Yellow Submarine (Buddhist monk cover)

これほど木魚に合う曲はないね。仏様はキョトンとしておられることでしょう。

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ころころ

2020-04-15 23:13:30 | 日々

トウカイタンポポ。数がふえた。この一帯は遠目にもぱっと明るく見える。

 

もう綿毛になったものも。

 

お天気のいい日は、

ころころコマ吉。

 

 

 

 

…と、

ねむねむクレ坊。

 

 

 

 

なにみてるの?

 

ミツバアケビの花。これも毎年会えると嬉しい。

 

頭の上は、こんなです。
シジュウカラは、もう抱卵に入ったらしく、猫毛をとりにこない。ヤマガラはまだ来ている。キセキレイ、メジロ、カワラヒワ、ウグイス、よく鳴いている。
池は小さい黒いオタマジャクシでいっぱいになった。ときどきアオサギがやってくる。ほうっておくとランチバイキングになってしまうから、網で囲ったりワイヤーを張ったりしているけれど、毎年じつにしつこく狙いにくる。

 



押入れを探したら端布があったので、YouTubeで作り方動画を見ながら、マスクを縫ってみる。
プリーツの入れ方がなかなか理解できなかったけれど、実際にやってみると「なぁんだ、そうか」で、昔ながらの二次元的ガーゼマスクよりは使い心地のいいものができた…ような気がする。
うちのミシンは、もう40年近く前のもので、当時としては最新型(そのちょっと前までは「足踏み式」の時代だったのです)とはいえ、音はうるさいし、ものすごく重いし、ここ20年くらいずっと下糸の調子がよくないため、表側からしかかけられないのも不便だ。
新しいの欲しいな、と考えたことも何度かあったけれど、もう最近はパンツの裾上げくらいしか使っていないので、いまさら高価なミシン買っても無駄になるのでは…いや、買えば何かつくりたくなるのでは…とぐずぐず迷っているうちに、コロナ到来。
調子のわるいミシンを、だましだまし、カタカタやっていると、なんとなく「戦時」とか「勤労奉仕」とかいう言葉が頭の上のほうにちらちらする。
ほら、『若草物語』で、マーチ家の娘たちも、戦地に送る兵隊さんの靴下を編んだり、してなかったっけ?
マスクなんて、この先そう何度も縫うことはないだろうけど。
ないことを祈ります。

 

本日の「いいね!」

ねことドミノ

NG集が見たくてたまりません。

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花々

2020-04-13 10:36:03 | 日々

4月の最初のラベンダー。

 

わっと出てきた小さいものたち。紅いのはイヌタデの芽。

 

ブルーベリー「サンシャインブルー」(だったっけ?)

 

と、「オーシャンブライト」(だよね?)

<追記>
違った。「ブライトウェル」でした。似たような名が多くて覚えられないっ。

 

このへんだけ非常にカラフルになっておりますが、

 

こぼれ落ちたものがまた可愛かったり。

 

ルピナスという花は、大柄であまり好きでなかったけれど、植栽スペースが広くなったため、これくらいのものを植えないと、すかすかして寂しいとMが言う。マメ科なので水玉率はわりと高い。
「昇り藤」という和名は、なるほどです。

 

葉の形状から「葉うちわ豆」の別名もあるとか。
暖地なので夏越しは無理かな。

 

ずっと名前がわからなかったこの子は、アメリカテマリシモツケ、というのかもしれない。
細い枝が長く垂れて、あっちこっちふわふわしてまとまらない。
コデマリの花は、ばーっと一斉に純白に咲き、なにもそんなにぎゅうぎゅう詰めに咲かなくてもいいのではないかと思ったりするけれど、シモツケ属はぽつりぽつりと少しずつ、そして長く咲いてるので、閑猫好み。葉の色の微妙な変化も面白い。

 

本日のにゃんこ

おうちで遊びましょう。

 

 

 

女王様に、ちゅっ。

 

本日の「いいね!」(と言っていいかどうか…笑)

Wild goats take over deserted Welsh town during coronavirus lockdown

コロナでロックダウン中の町で、食べ放題の山羊さんたち。スランディドノ、北ウェールズ。
人間が活動をひかえると、たちまち動物が元気になる。

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春々

2020-04-11 14:56:06 | 日々

この季節のお山はふわふわして色とりどりできれいです。
花から葉に変わる山桜。白っぽいグリーンはコナラの新芽。

 

山椒の芽も出た。

 

ウェブアーティストもお目覚め。きらきらの水平網は直径7センチほど。
コシロカネグモ、かな?

 

ヤマツツジ。このピンクがかったやわらかいオレンジ色は心が安らぐ。
崖に咲いていて、これまでは下からちらちら見上げるだけだった。崖に階段をつくってもらったので、今年はすぐ近くまで行って見ることができる。
ツツジ科の植物は有毒なので鹿が食べない、というけれど、鹿を閉め出したらヤマツツジは明らかに増えたので、やっぱり食べてたんじゃないかと思う。食べないのはアセビくらいではないかと。
(アセビは毒の有無以前に、硬いから食べないのかもしれない)

 

スミレ(Viola mandshurica)。
このあたりで見かけるスミレのほとんどは、薄紫で葉の丸いタチツボスミレ(Viola grypoceras)で、「本スミレ」と呼ばれる mandshurica が生えている場所は一か所しか知らない。
一昨年の工事で地形がすこし変わってしまったため、スミレのことが気がかりで、ときどき探しに行っていたが、小さな草だから、ちょうど咲いたタイミングでしか見つけられない。昨春はついに花を見ることができなかった。
絶滅しちゃったかなあ…と残念に思っていたところ、今年は5株ほど咲いているのを発見して、ほっとしている。
乾いた砂っぽいところで、あまり条件が良いとは思えないけれど、何年もずっといるということは、このスミレにとって暮らしやすいということ。住めば都。下手に移植したりしてはかえって駄目だろう。周囲の他の草もあえて取らずにおく。

そして、ヒメハギ。
うっかりするとスミレやカラスノエンドウなどと見間違えやすいけれど、ヒメハギさんです。

 

桜が散る頃は、ハルジオンの旬。
こういう花、ではなくて、その下の…

 

これ、これ!
下向いているつぼみのたっぷりついた先端部分を、この曲がったあたりから摘みとる。親指と人差し指でつまんでひっぱって切れるところなら柔らかい。熱湯でさっと茹でて、水にとり、きゅっと絞って、長さ2センチくらい(ほうれん草より短めがおすすめ)に刻む。
ふつうの胡麻和えでもよいけれど、ピーナツバター(甘くないもの)を小さじ1杯くらい、だし醤油でゆるめて使うとコクがあって美味しい。
わが家では、数年前からすっかり「山菜」として定着した。山菜というのは、シーズンに一度食べれば満足するものが多いが、ハルジオンは二度、三度と食べたくなる。花が咲いてしまってはだめだから、つぼみ、つぼみ…と下を向いてうろうろ歩き回る。ちょうど畑のほうれん草がなくなる時期なので重宝している。

アシタバも、このごろ供給が安定してきたので、「野草」から「野菜」に昇格した。
アシタバはセリと同じでちょっと癖があるから、子ども向きではないな、と思っていたけれど、胡麻和えで出したら6歳の子があっというまに食べたので、ほう、と驚いた。
出はじめの柔らかいところを摘む。摘んだらすぐ茹でる。それは野草でも野菜でも同じ。

 

本日のコマティキ。

おうちで柔軟体操。

 

本日の「いいね!」


Do Re Mi - Covid 19 version

誰が作ったのか、よく出来ているなあ。
シェアしておいてあれですけども、わたしは「サウンド・オブ・ミュージック」という映画を見たことがありません。どういう設定なのかも知らない。歌だけはもちろん(日本語の歌詞で)知ってたけれど。こういうのだったのか~、といま驚いているところ。

こちらもね。

My Favourite Things - Covid 19 version

休校でヒマでしょうがない中学生は、歌詞の和訳してごらんなさい。

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本日のコマティキ特集

2020-04-10 23:40:27 | 日々

しょうもない写真がたまってしまったので、すみません。

 

春のお庭で・・

 

なにやら真剣に狙っている。

 

あ…逃げられた。(ハエのような小さいものです)

 

下からじーっと見ているコマ。

 

上からじーっと見ている鳥さん。

 

もしかしたら、上から見ると、コマちゃんは「上等の巣材」に見えるんじゃないかな。

 

道をはずれる猫。

 

広大な猫トイレだなあ。

6トンの建設残土を、ちゃんとした花壇に変えるべく、毎日すこしずつ耕したり、石や木の根を拾ったりしている。もしかしたら、それを見て、コマも協力しているつもりなのかもしれない。
土の中からは、ときどき割れたガラスびんや陶器の破片が出てくる。べつに考古学的価値のあるものではなく、ごく最近割れたもののようだ。
砂浜で拾う角の丸くなったシーグラスは好きだけれど、尖ったのは苦手。もうずいぶん慣れたけれど、それでもみつけるたびにどきっとする。デッキの下にガラス用の容器を置いてあるので、そーっとつまんで持っていく。

Mがタイルで管理通路を作ってくれたので、まだすこし早いかなと思いつつ、ブルーベリーを2本植えてみた。
ブルーベリーは、下の畑のそばにもあるのだが、実のほとんどはヒヨドリかハクビシンか何かに食われてしまう。ここに植えても、ヒヨさんに餌をやるようなものかもしれないが、家からすぐ見えるところだし…コマちゃんが見張りをしてくれることを期待しましょう。

にぎやかになってきた姫小菊。
そして、お花の写真など撮っていると、

 

足にツメかけてアピールする奴が。

 

花よりボクを。

 

ボクをよろしく!

 

本日の「いいね!」

Mandarin ducklings take the big jump out of their tree nest

水鳥なのに、高い木の洞で産卵・子育てをするオシドリ。
卵がかえると、ヒナは1日で巣を離れ、おかあさんについて水辺へ向かいます。

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