風が吹いて3日めになる。
朝も昼も夜もごうごうびゅうびゅうと音が止まない。
きれいな木の葉もどんどん飛ばされてしまい、
あらゆるものが揺れるので写真も撮りに行けない。
(お外は寒いし、ね・・)
5時をまわり、暗くなったので、雨戸を閉めてまわる。
シャッター式のが2枚。ふつうのが11枚。
閉めると月が見えないのでつまらないし、朝はまた全部開けねばならない。
だけど、閉めないと、暖房の効率が著しく低下するのだ。
この家、ひとりのときは、いまの半分以下の広さでもいいと思う。
しかし収納はいまの倍あってもいい。
ダンボールに入った本がそこらに置いてある状態は
いいかげんになんとかしたいものです。
ひょんなことから古典がちょっとした「マイブーム」になっている。
ついでのことに古語辞典を買おうかと思う。
高校に入ったときに買わされたものしか持っておらず、
経年劣化で表紙がばりばりはがれてきている。
古語なんて、流行があるわけではないから、
いま新しいのを買っておけば、一生使えるだろう。
問題は、辞書の類はネット書店で買えない、ということだ。
こればかりは、他人のレビューはまったく参考にならず、
実物を手にしてみないと使いやすいかどうか判断できない。
試しに買ってみるには高価だし、買っちゃってハズレると返本は難しく、
古本屋にも売りにくい。
どこかに買いに行かねば。
・・と、考えているうちに、ふと気がついた。
そういえば、呼夜は日文科卒ではなかったか。
古語辞典、持ってるよね。
「もういらなかったら、ください」
とメールをしたら、返信があった。
「残念ながら、持ってないのよ」
へ? だってゼミは古文だったじゃない?
「図書館やゼミ室にたくさんあったからね」
なぁんと。いまどきの学生は、自宅で辞書を引かんのか。
そういうわたくしも、これまでのところ、わからない語は
ネット検索でなんとかしちゃってるような状況で・・
うーん、やっぱり、いらないのか、古語辞典。
と、また迷っているところへ、先日買った「97円」の古書が届いた。
さてどんなものだろうかと、適当にぱっと開いて眺めると、
いきなり、わけのわからぬ文章が並んでいるではありませんか。
くんけんくるめいたかりんかんきう
さいもうすがすんへいするともこんたかりんとんな
ひええ、何ですか、これ。
意味不明すぎる。
どこで区切ればいいのか、お目々ぱちくり、ぱちくり。
ええ、たまたま開いたところが「国性爺合戦」て浄瑠璃だったのですね。
註によると、これ、外国語の「つもり」のデタラメのせりふらしく。
はーびっくりしたー。
(しかし、こういうのは辞書があってもわかりませんよね・・)
<追記>
「自宅で辞書を引かんのか」と書いたらメール来ました。
自宅では電子辞書を使ってたんだって。
なぁんと。いまどきの学生の電子辞書は古語も入ってるのか!
(というより、電子辞書そのものがすでに「古い」のか。
もうみんなスマホやタブレットで辞書アプリ、ですか?)
本日のにゃんこ。
おとうさんにひたすらしがみつくきなこちゃんです。
本日の「いいね!」
L'Invitation au Voyage (動画)
華麗なるマスカレード(ロングバージョン)。
さすがLouis Vuitton。いろんな意味で。